2370 M-MDNT 2019-11-18 15:00:00
国立大学法人九州大学と共同研究契約を締結 [pdf]

                                            令和元年 11 月 18 日

各 位
                      会 社 名     株 式 会 社 メ デ ィ ネ ッ ト
                      代 表 者 名   代 表 取 締 役 社 長   木 村    佳 司
                                      (コード番号 2370 東証マザーズ)
                      問 合 せ 先   取締役経営管理部長       落 合    雅 三
                                            (電話:03-6631-1201)



            国立大学法人九州大学と共同研究契約を締結


 株式会社メディネット(以下「当社」)は、国立大学法人九州大学(以下「九州大学」)との間で、慢性心
不全治療に用いる再生医療等製品の実用化に向けた共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせ
いたします。

 慢性心不全は、慢性の心筋障害により心臓のポンプ機能が低下し、末梢臓器の酸素需要量に見合
うだけの血液量を拍出できない状態であり、労作時呼吸困難、息切れ、四肢の浮腫、食欲低下等の症
状の出現により、日常生活に著しい障害を来した病態です。
 現在、国内における心不全の患者数は、約100万人とされておりますが、人口の高齢化、生活習慣病
の増加、及び急性心筋梗塞に対する急性期治療の効果向上等により、将来的に心不全の患者数が増
加すると見込まれています。しかしながら、心不全に対する薬物療法又は非薬物療法(手術等)が進歩し
ているにも関わらず、心不全の症状は、時間の経過とともに徐々に悪化いたします。その結果、致死的な
不整脈等による突然死のリスク増加やその生命予後は極めて不良であることから、新たな心不全治療製
品の開発が望まれています。

 当社は、本共同研究において、九州大学 循環器内科 筒井裕之教授と、慢性心不全の治療を目
的に新たな再生医療等製品の実用化を目指し、共同研究を進めてまいります。本共同研究の詳細お
よび進捗状況につきましては、今後適時適切に開示してまいります。
 当社はがんを対象疾患とした免疫細胞加工技術で培った実績およびノウハウを生かし、既存の治療
法では治療効果が限定的な様々な疾患の患者様に対して、新たな治療選択肢を提供すべく、今後も
再生医療等製品の開発に取り組んでまいります。

 なお、本件による 2020 年9月期業績に与える影響は軽微であります。

                                                          以上




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