2370 M-MDNT 2019-10-15 15:00:00
国立研究開発法人国立がん研究センターと共同研究契約を締結 [pdf]

                                                                       令和元年 10 月 15 日

各 位
                                           会 社 名           株 式 会 社 メ デ ィ ネ ッ ト
                                           代 表 者 名         代 表 取 締 役 社 長   木 村    佳 司
                                                                 (コード番号 2370 東証マザーズ)
                                           問 合 せ 先         取締役経営管理部長       落 合    雅 三
                                                                       (電話:03-6631-1201)



            国立研究開発法人国立がん研究センターと共同研究契約を締結


 株式会社メディネット(以下「当社」)は、国立研究開発法人国立がん研究センター(「以下 国立がん
研究センター」)との間で、がん抗原タンパク質の1つであるHeat Shock Protein105 (HSP105)に関連した
新たながん免疫療法の実用化に向けた共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

 HSP105 は、国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野長中面哲也先生らが、
膵がんの患者のがん細胞と血液を使ってがん抗原を同定する SEREX 法を実施して同定されたがん抗
原です。HSP105 は、精巣以外の正常組織ではほとんど発現はないか弱く発現していますが、大腸がん、
肺がん、膵がん、乳がん、胆道がん、食道がん、咽頭がん、神経膠芽腫、メラノーマなど、胃がんや肝
細胞がんを除いたほとんどのがんの細胞で過剰発現している腫瘍特異性が高い抗原です。

 中面先生らは、HSP105 をがん免疫療法の理想的な標的と考え、HLA-A*24 及び HLA-A*2 に結合
する HSP105 由来ペプチドを同定し、それらのペプチドのうちそれぞれ 2 種ずつを進行食道・大腸がん
を対象に投与する第Ⅰ相臨床試験を医師主導治験で実施されました。当社は、この HSP105 由来ペプ
チドの特許を保有しておりますⅰ。

 当社は、本共同研究において、中面哲也先生らがこれまで実施されてきました HSP105 に関する研
究・ペプチドの第Ⅰ相臨床試験の結果をもとに、より有効性の高いがん免疫療法の実用化を目指し、
本共同研究を進めてまいります。本共同研究の詳細および進捗状況につきましては、今後適時適切に
開示してまいります。

    なお、本件による 2020 年9月期業績に与える影響は軽微であります。

                                                                                     以上




ⅰ
「HSP105 抗原ペプチドに係る特許が日本で成立」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2370/tdnet/1016077/00.pdf




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