2345 クシム 2020-06-10 15:30:00
2020年10月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年10月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年 6月 10日
上 場 会 社 名 株式会社クシム 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2345 URL https://www.kushim.co.jp
代 表 者 (役職名)代表取締役社長 (氏名)中川 博貴
問合せ先責任者 (役職名)取締役CFO (氏名)伊藤 大介 (TEL)03(6427)7380
四半期報告書提出予定日 2020年 6月 12日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有(機関投資家向け、個人投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年 10月期第2四半期の連結業績( 2019年 11月 1日~ 2020年 4月 30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益 する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年10月期第2四半期 881 ― 84 ― 42 ― 44 ― 19 ―
2019年10月期第2四半期 ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(注) 包括利益 2020年10月期第2四半期 △48 百万円 ( ―%) 2019年10月期第2四半期 ― 百万円 ( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年10月期第2四半期 4.90 4.87
2019年10月期第2四半期 ― ―
(注)1.2019年10月期末より連結財務諸表を作成しているため、2019年10月期第2四半期の数値及び対前年同四半期
増減率については記載しておりません。
2.EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年10月期第2四半期 1,845 1,291 69.6
2019年10月期 1,858 1,350 72.5
(参考) 自己資本 2020年10月期第2四半期 1,284 百万円 2019年10月期 1,347 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年10月期 ― 0.00 ― 3.50 3.50
2020年10月期 ― 0.00
2020年10月期(予想) ― 7.00 7.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年10月期の連結業績予想(2019年11月1日~2020年10月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 EBITDA 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,880 ― 230 ― 145 ― 147 ― 209 ― 52.76
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
2.2019年10月期は決算期変更に伴い2019年1月1日から2019年10月31日の10ヶ月間となっております。
このため、通期の対前期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 1社 (社名)株式会社クシムインサイト 除外 ― 社
(注)詳細は、添付資料P.10「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)」をご覧ください。
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年10月期2Q 4,004,600株 2019年10月期 4,004,600株
② 期末自己株式数 2020年10月期2Q 28,306株 2019年10月期 28,306株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年10月期2Q 3,976,294株 2019年10月期2Q 3,976,294株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の情報に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能があります。業績予想の前
提となる条件及び業績予想にあたっての注意事項などについては、添付資料P.5「1.当四半期決算に関する定性
的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社クシム(2345) 2020年10月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………6
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………9
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………10
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) …………………………………………10
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………11
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株式会社クシム(2345) 2020年10月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済は、前半こそ緩やかな回復基調も期待されましたが、新型コロナウ
イルス感染症の世界的な拡大により、わが国経済もインバウンド需要の大幅減に加え、3月に入ってからは外出自粛に
伴い多くの業態で休業や時短営業を実施しており、景気は急激な落ち込みを見せています。個人消費と輸出が減少し、
1~3月の実質GDPは、前期比▲0.9%(年率▲3.4%)と、2期連続のマイナス成長となっております。
このような状況の中、当社グループにおいても、新型コロナウイルス対策として、3月にはいりまして3名以上の会
議の抑制、一部テレワーク体制を導入してまいりましたが、2020年4月7日の非常事態宣言以降は全社テレワーク体制
を通達し実施しております。
経済環境の悪化から、4~6月期の実質GDPは年率2桁のマイナスになる公算が高い状況でありますが、一方で働
き方改革の促進、企業のテレワークへの移行や教育機関でのオンライン教育の導入など当社の事業領域での社会的ニー
ズは増していくと認識しており、当社グループは中期経営計画(2019年10月期〜2022年10月期)における「収益力の大
幅向上」に向けて引き続き業態のトランスフォームを推進しております。
こうしたマクロ経済動向のなか、当社は2020年3月1日に株式会社クシムインサイト(旧商号「株式会社CCC
T」。以下、「クシムインサイト」といいます。)を連結子会社化いたしました。クシムインサイトが有するUI/UX設
計、グラフィックデザインへの知見を利用し、当社の安定成長事業である「eラーニング事業」のコンテンツ制作能力の
向上、並びに高度ITエンジニアの創出・紹介事業である「アカデミー事業」において、UI/UXのコンサルティング及び
UI/UX設計を要するシステムエンジニアリング案件の獲得をすすめてまいります。また、2020年5月1日に当社の連結子
会社である株式会社エイム・ソフト(以下、「エイム・ソフト」といいます。)が株式会社ケア・ダイナミクス(以下、
「ケア・ダイナミクス」といいます。)を完全子会社化いたしました。エイム・ソフトはケア・ダイナミクスのもつ介
護事業者向けASPシステムの開発・保守を行いながら未進出であった介護事業領域に進出してまいります。さらに、
2020年5月15日に当社は株式会社イーフロンティア(以下、「イーフロンティア」といいます。)の株式を取得し、連
結子会社化いたしました。イーフロンティアのもつ、3Dグラフィック、AI×ゲームソフト開発、AI×画像処理、等の
専門性の高いナレッジとのシナジーを用い、当社のLMSを初めとしたEラーニング事業のプロダクトの発展と拡張を推
進し、新しいマーケット創造に挑戦するとともに、急速に社会需要が高まっているテレワークやオンライン学習の領域
で社会的ニーズに応えるべく付加価値の高いサービスを提供してまいります。
このように、当社グループは産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を使命とする一企業集団として、
あらゆるサービスのデジタル化が進む時代に備え、新たな連結対象子会社とシナジー効果の追求をしている中、売上高
は、Eラーニング事業が企業のテレワークへの移行や教育機関でのオンライン教育の導入ニーズの高まりから、対計画比
増で推移しました。アカデミー事業も堅調であり、インキュベーション事業も新規事業でありながら通期計画に比べ順
調に伸張しております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は881百万円、EBITDA84百万円、営業利益42百万円、経常利
益44百万円、親会社株主に帰属する当期純利益19百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりであります。
当社のセグメント別の製品・サービス分類は次のとおりです。
セグメント 製品・サービス
・法人向け学習管理システム 「iStudy LMS」
・法人向けビジネスビデオ 「Qumu(クム)」
・各種研修講座・サービス
Eラーニング事業
・研修・eラーニングコンテンツ
・ビデオ収録・映像配信
・有料職業紹介サービス 「iStudy ACADEMY」
・IT技術者の紹介および派遣事業(エイム・ソフト、ク
アカデミー事業
シムテクノロジーズ)
・フリーランスマッチング事業(エイム・ソフト)
・システムの受託開発
インキュベーション事業 ・経営および各種コンサルティング事業
・投融資業
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株式会社クシム(2345) 2020年10月期 第2四半期決算短信
[Eラーニング事業]
法人向け学習管理システムである「iStudy LMS」および「SLAP」の引き合いは堅調であり、新型コロナウイルスの影
響により働き方が大きく変化する中、この機会に研修の在り方や社員の能力育成を検討する会社も多く、企業における
自学習(eラーニング)のニーズは拡大しております。昨年末にリリースした「SLAP」は、大型受注が入り中堅企業から
の引き合いも多く業績への貢献が出来つつあります。また既存製品である「iStudy LMS」のカストマイズ案件も引き続
き多数受注し第2四半期計画を達成致しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当社の社会貢献事業として実
施した『学校教育機関向け「SLAP」無償提供キャンペーン』の反響は大きく、早くも数校で導入が始まり、学生・生徒
のオンデマンド授業の一翼を担うことが出来ました。インフラ環境の刷新については、パブリック・クラウド環境の積
極的な利用など安定基盤構築に向け計画が予定通り進んでおります。「SLAP」開発については、お客様により使い易い
環境の提供を行うことを主眼としたアップデート開発を進めており、月度1回のペースで機能拡充を図って参りまし
た。
各種研修講座・サービス・eラーニングコンテンツにおいては、引き続き先端技術分野のコンテンツの拡充を図ってお
ります。昨今の新型コロナウイルスの影響から、企業のオンデマンドコンテンツ制作ニーズが高まり、スタジオ利用が
急激に増加しております。
AIスキル分野では、数学講座から実装エンジニア技能まで体系的に学べるコースをリリースしており、AI資格(E資
格、G検定)対策コースを中心に開始以来1,000名近くの方々にご受講いただいております。ブロックチェーンについて
はグローバル評価を得ているスタートアップ企業と協業し開発スキルを体系的に学べるコースをリリースしておりま
す。また、先端IT以外にも、食育領域でのコンテンツ開発を受託しており、制作に着手したところであります。
以上の結果、売上高392百万円、EBITDA125百万円、セグメント利益114百万円となりました。
[アカデミー事業]
有料職業紹介サービス「ACADEMY事業」では、企業の高度IT技術者採用支援、研修業務の受託代行を行っており、継続
してサービスの拡充を図っております。また、グループ会社である株式会社CAICAテクノロジーズ(以下、「CAICAテク
ノロジーズ」といいます。)が擁するIT技術者約400名に加え、子会社の株式会社エイム・ソフトに対しても、ブロック
チェーンを中心とした先端IT講座による育成を進めております。これにより、エンジニアの技能が向上し、ブロックチ
ェーン等の新たな技術を用いた付加価値の高いシステム開発の基盤拡充に貢献しております。
エイム・ソフトでは、引き続きニーズの高いオープン系を中心としたIT技術者育成と技術力の向上により、顧客シス
テム開発の支援、エンジニア派遣事業の拡充を図っております。グループシナジーを活かした高度IT人材の育成につい
ても積極強化しており、徐々に高度ITの領域における新規顧客や新規案件を獲得しつつあります。
一方で、2020年4月13日付のネクスグループとの業務提携とその後のエイム・ソフトの高度IT人材の活用についての
協議を重ねた結果、2020年5月1日にケア・ダイナミクスを完全子会社化いたしました。ケア・ダイナミクスの持つ400
以上の施設に導入実績のある介護事業者向けASPシステムを自社開発プロダクトとして保守運営することによって、高度
IT人材の活用と共に非稼働エンジニアの活用も重ねることにより収益性を高め、また、未進出であった介護事業領域に
進出してまいります。
なお、エイム・ソフトの完全子会社である株式会社ネクストエッジは、エイム・ソフトとの重複する販管費を圧縮す
ることで収益力向上を図るため、2020年3月31日にエイム・ソフトへの経営機能の一体化を完了させました。
株式会社クシムテクノロジーズ(旧商号「株式会社東京テック」。以下「クシムテック」といいます。)では、引き
続きWEB系システムの開発実績を積み重ねとコスト面での最適化が持続的に行われており単体での黒字化を図ることと、
グループシナジーを活かし、エイム・ソフトと連携したクライアント先への出向プロジェクトや、当社iStudy ACADEMY
での再育成により受注マージンの高い案件へのアサインを実現することで、営業利益の拡大が図れております。今後、
さらにグループ連携をさらに高め、高度IT人材スキルが必要とされるシステム開発事業へと販路を拡大してまいりま
す。
以上の結果、売上高399百万円、EBITDA17百万円、セグメント利益△12百万円となりました。
なお、エイム・ソフト及びクシムテックの株式取得に伴うのれん償却額27百万円は当セグメント利益に含めておりま
す。
[インキュベーション事業]
東京大学松尾研究室およびそのパートナー企業、社会福祉法人善光会とのAIを活用した共同研究事業が予定通り進捗
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しております。本研究成果としては、2020年秋ごろにAIを活用したシステムプロダクトのローンチを予定しておりま
す。また、前四半期に引き続きブロックチェーン技術に係るシステムの請負開発と保守運用事業、組織経営コンサルテ
ィングに係る新たな収益獲得にも至りました。
クシムインサイトは、M&Aの狙い通り、連結対象各社とのシナジーを創出しています。 UI/UXデザイナーを組織のケイ
パビリティとして獲得した結果、各ソリューションの提案力が向上し、かつ、グループブランディングをいっそう強化
しております。クシムインサイト単体の業績も黒字転換し、財務体質も改善に至りました。引き続き、当社グループの
UI/UXコンサルティングとして販路を拡大してまいります。
また、投融資事業については、先端IT領域のラーニングコンテンツ制作や講師となる人材を要する有望なスタートア
ップのStake Technologies株式会社との業務提携、同領域にてユニークな事業モデルの構築にチャレンジしているチュ
ーリンガム株式会社との資本業務提携を活かし、各社の先進性やノウハウと当社グループのエンジニアにて先端技術を
応用するシステム開発請負の獲得、確かな実績につなげていく所存です。
以上の結果、売上高96百万円、EBITDA22百万円、セグメント利益21百万円となりました。
なお、クシムインサイトの株式取得に伴うのれん償却額1百万円は当セグメント利益に含めております。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて13百万円減少し1,845百万円となりま
した。
流動資産の残高は前連結会計年度末に比べて447百万円減少し937百万円となりました。これは主に、現金及び預
金が442百万円減少したことによるものであります。
固定資産の残高は前連結会計年度末に比べて434百万円増加し908百万円となりました。これは主に投資有価証券
が324百万円、ソフトウエアが66百万円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて44百万円増加し、553百万円となりまし
た。
流動負債の残高は前連結会計年度末に比べて66百万円増加し421百万円となりました。これは主に未払法人税等が
33百万円、短期借入金が30百万増加したことによるものであります。
固定負債の残高は前連結会計年度末に比べて21百万円減少し131百万円となりました。これは主に長期借入金が21
百万円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末に比べて58百万円減少し1,291百万円となりまし
た。これは主に利益剰余金が5百万円、新株予約権が4百万円増加する一方で、その他有価証券評価差額金が68百
万円減少したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
て442百万円減少し628百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは130百万円のプラスとなりました。これは主に、税金等調整前四半期利益
30百万円、のれん償却額28百万円、売上債権の減少額23百万円、減損損失12百万円、前受収益の増加額25万円に
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは294百万円のマイナスとなりました。これは主に投資有価証券の取得によ
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る支出214百万円、その他の支出83百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは279百万円のマイナスとなりました。これは主に、長期借入金の返済によ
る支出295百万円によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループにおける新型コロナウィルス感染拡大による業績への影響は、各セグメントによりプラスとマイナスの
影響が混在しております。具体的には、アカデミー事業におけるSESビジネスは商談の延期や受注の遅延、需要の消
失によるマイナス影響が見込まれる一方、eラーニング事業における当社主力プロダクトであるLMSおよびeラーニ
ングコンテンツは新規と追加受注による需要拡大、学校教育機関への提供といった新しい需要獲得によるプラス影響が
ございます。また、2020年5月に株式取得をした株式会社ケア・ダイナミクスおよび株式会社イーフロンティアは連結
対象となり、通期業績に寄与して参ります。
さらに、当社グループではコロナウイルス禍を働き方改革の好機と捉え、グループ全体でテレワーク化を推進してお
ります。その一環として、子会社エイム・ソフトの本社をクシム本社に移転する意思決定を致しました。これに伴い、
来期からはオフィス賃料(約23百万円)が固定費削減となり、さらなる収益力の向上を図ります。こうした狙いから、
当第2四半期は、オフィス移転に伴う減損損失12百万円を特別損失に計上しております。
一方、2020年5月15日付で当社は株式会社イーフロンティアの株式を取得し子会社化いたしましたが、この取得にお
いて負ののれんが発生し、第3四半期に特別利益を135百万円計上する予定であります。
以上の結果、2020年10月期の連結業績予想につきましては、売上高を前回予想の1,871百万円から1,880百万円に、
EBITDAを前回予想の229百万円から230百万円に、営業利益を前回予想の144百万円から145百万円に、親会社株主に帰属
する当期純利益を、前回予想の86百万円から123百万円増加し209百万円とする、通期業績予想の修正を本日付けで公表
しております。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年10月31日) (2020年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,071,421 628,687
売掛金 201,147 192,601
その他 112,381 115,862
流動資産合計 1,384,949 937,151
固定資産
有形固定資産 40,963 32,570
無形固定資産
ソフトウエア 23,254 89,512
のれん 273,721 279,203
その他 46,595 1,268
無形固定資産合計 343,570 369,985
投資その他の資産
敷金及び保証金 63,644 60,302
投資有価証券 0 324,370
その他 25,166 120,806
投資その他の資産合計 88,811 505,479
固定資産合計 473,345 908,035
資産合計 1,858,294 1,845,187
負債の部
流動負債
買掛金 73,735 83,535
短期借入金 - 30,000
1年内返済予定の長期借入金 48,798 45,112
未払法人税等 232 33,550
賞与引当金 - 10,938
前受収益 117,397 143,229
その他 114,890 75,199
流動負債合計 355,052 421,565
固定負債
長期借入金 151,133 129,571
その他 2,108 2,109
固定負債合計 153,241 131,680
負債合計 508,293 553,245
純資産の部
株主資本
資本金 705,940 705,940
資本剰余金 667,838 667,838
利益剰余金 △13,818 △8,265
自己株式 △12,656 △12,656
株主資本合計 1,347,304 1,352,857
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 - △68,033
その他の包括利益累計額合計 - △68,033
新株予約権 2,696 7,118
純資産合計 1,350,000 1,291,942
負債純資産合計 1,858,294 1,845,187
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年11月1日
至 2020年4月30日)
売上高 881,610
売上原価 614,403
売上総利益 267,207
販売費及び一般管理費
役員報酬 21,684
給料手当及び賞与 56,773
法定福利費 13,781
賞与引当金繰入額 2,271
販売促進費 1,673
広告宣伝費 4,256
賃借料 16,220
支払報酬 17,503
減価償却費 2,817
のれん償却額 28,572
その他 59,439
販売費及び一般管理費合計 224,994
営業利益 42,213
営業外収益
無効ユニット収入 866
助成金収入 1,944
その他 634
営業外収益合計 3,444
営業外費用
支払利息 776
その他 102
営業外費用合計 878
経常利益 44,779
特別損失
固定資産売却損 2,415
減損損失 12,089
特別損失合計 14,504
税金等調整前四半期純利益 30,274
法人税、住民税及び事業税 24,398
法人税等調整額 △13,594
法人税等合計 10,803
四半期純利益 19,470
親会社株主に帰属する四半期純利益 19,470
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四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年11月1日
至 2020年4月30日)
四半期純利益 19,470
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △68,033
その他の包括利益合計 △68,033
四半期包括利益 △48,562
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △48,562
非支配株主に係る四半期包括利益 -
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
当第2四半期連結累計期間
(自 2019年11月1日
至 2020年4月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 30,274
減価償却費 13,755
減損損失 12,089
固定資産売却損 2,415
のれん償却額 28,572
売上債権の増減額(△は増加) 23,182
仕入債務の増減額(△は減少) 8,470
前受収益の増減額(△は減少) 25,832
その他 △56,027
小計 88,564
利息及び配当金の受取額 107
利息の支払額 △830
法人税等の支払額 △2,338
法人税等の還付額 44,952
営業活動によるキャッシュ・フロー 130,455
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △27,159
貸付金の回収による収入 59,463
貸付けによる支出 △50,000
投資有価証券の取得による支出 △214,053
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△7,061
る支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
28,070
る収入
その他 △83,330
投資活動によるキャッシュ・フロー △294,071
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 30,000
長期借入金の返済による支出 △295,248
配当金の支払額 △13,869
財務活動によるキャッシュ・フロー △279,117
現金及び現金同等物に係る換算差額 ―
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △442,733
現金及び現金同等物の期首残高 1,071,421
現金及び現金同等物の四半期末残高 628,687
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株式会社クシム(2345) 2020年10月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計機関における重要な子会社の異動)
当第2四半期連結会計期間において、2020年3月1日付で株式会社クシムインサイト(旧商号株式会社CCCT)の
株式を取得したことにより、同社を連結の範囲に含めております。なお、株式会社クシムインサイトは当社の特定子会
社に該当しております。
また、特定子会社の異動には該当しておりませんが、第1四半期連結会計期間において、2019年11月1日付で株式会
社クシムテクノロジーズ(旧商号株式会社東京テック)の株式を取得したことにより、同社を連結の範囲に含めており
ます。
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株式会社クシム(2345) 2020年10月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当第2四半期連結累計期間(自 2019年11月1日 至 2020年4月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結損益
Eラーニング アカデミー インキュベー 調整額
計 計算書計上額
事業 事業 ション事業
売上高
外部顧客への売上高 392,319 395,427 93,863 881,610 ― 881,610
セグメント間の内部
― 3,585 2,610 6,195 △6,195 ―
売上高又は振替高
計 392,319 399,012 96,473 887,805 △6,195 881,610
セグメント利益又は損
114,842 △12,243 21,278 123,877 △81,664 42,213
失(△)
(注)1.セグメント利益又はセグメント損失の調整額△81,664千円は、各報告セグメントに配分していない全社費
用であります。
2.報告セグメントごとの資産に関する情報
(子会社の取得による資産の著しい増加)
株式会社東京テックの株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、第1四半期連結会計期間末の「アカデミ
ー事業」のセグメント資産が、前連結会計年度末に比べ、76,496千円増加しております。
また、株式会社クシムインサイトの株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより、当第2四半期連結会計期間
末の「インキュベーション事業」のセグメント資産が、前連結会計年度末に比べ、201,763千円増加しております。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
「アカデミー事業」セグメントにおいて、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の計上
額は当第2四半期連結累計期間において12,089千円であります。
「インキュベーション事業」セグメントにおいて、株式会社クシムインサイトの株式を取得したことに伴い、同
社を連結の範囲に含めております。なお、当該事象によるのれんの増加額は、当第2四半期連結累計期間において
33,077千円であります。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の「ソフトウェア事
業」「研修サービス事業」「システムエンジニアリング事業」から、「Eラーニング事業」「アカデミー事業」「イ
ンキュベーション事業」に変更しております。
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