2342 M-トランスG 2020-05-12 15:15:00
2020年3月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月12日
上場会社名 株式会社トランスジェニック 上場取引所 東
コード番号 2342 URL http://www.transgenic.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 福永 健司
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 経理財務部長 (氏名) 渡部 一夫 TEL 092-288-8470
定時株主総会開催予定日 2020年6月17日 有価証券報告書提出予定日 2020年6月18日
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 機関投資家・アナリスト向け
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 11,046 27.3 173 △35.7 94 △63.0 △440 ―
2019年3月期 8,674 140.9 270 346.0 256 ― 202 867.6
(注)包括利益 2020年3月期 △471百万円 (―%) 2019年3月期 70百万円 (△43.6%)
潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
り当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 △25.38 ― ― 1.4 1.6
2019年3月期 11.95 11.91 4.4 4.1 3.1
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 △15百万円 2019年3月期 △13百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 7,571 4,416 58.3 254.29
2019年3月期 6,475 4,886 75.4 281.32
(参考) 自己資本 2020年3月期 4,416百万円 2019年3月期 4,882百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フ 投資活動によるキャッシュ・フ 財務活動によるキャッシュ・フ
現金及び現金同等物期末残高
ロー ロー ロー
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 △20 △318 666 1,603
2019年3月期 147 △834 193 1,277
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2021年3月期(予想) ― 0.00 ― 0.00 0.00 ―
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが不透明な状況や、政府による緊急事態宣言の発出の状況において、当社グループの営業状況等を踏まえ、
現時点では業績に影響を与える不確定要素が多く、業績予想の算出が非常に困難な状況にあります。
このような状況から、2021年3月期の連結業績予想につきましては、「未定」とさせていただきます。
2021年3月期の連結業績予想につきましては、合理的な算出が可能となった段階ですみやかに公表いたします。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 17,369,141 株 2019年3月期 17,358,141 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 1,421 株 2019年3月期 1,421 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 17,367,717 株 2019年3月期 16,924,646 株
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 437 △4.1 △65 ― △62 ― △297 ―
2019年3月期 455 9.3 △42 ― △31 ― 38 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 △17.14 ―
2019年3月期 2.27 2.27
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 4,502 4,207 93.4 242.23
2019年3月期 4,854 4,540 93.5 261.36
(参考) 自己資本 2020年3月期 4,207百万円 2019年3月期 4,536百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいてお
り、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績見通しのご利用に当たっての注意事項につい
ては、添付資料6ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」に記載しておりますので、ご覧ください。
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 9
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 19
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 19
(1)役員の異動 ………………………………………………………………………………………………………… 19
(2)その他 ……………………………………………………………………………………………………………… 19
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1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、年度前半は世界経済の減速により輸出が低迷し景気の下振れが懸念され
たものの、堅調な内需に支えられ総じて底堅く推移しましたが、年度後半は消費税率引き上げで内需が落ち込む
中、2020年に入り新型コロナウイルス問題が顕在化し、年度末にかけて景気は急速に悪化しました。このような環
境の中で、当社グループは次のような活動を行いました。
CRO※1事業においては、中核子会社である株式会社新薬リサーチセンターと株式会社安評センターとの顧客
網の共有化と一体的な営業を進め、既存顧客との取引の強化と新規顧客の開拓に注力いたしました。また、設備面
では、株式会社安評センターの大型動物飼育管理施設の修繕・整備を推進し、従来の中・小型動物に加え大型動物
の非臨床試験の新規受注獲得体制を整備いたしました。さらに、株式会社ボナックとは、非臨床試験の受託拡大を
目的として、同社が研究開発している核酸医薬品パイプラインの拡充及び実用化のために、当社グループの研究施
設・実験機器、研究員の活用を提供する包括的な業務提携を行いました。しかしながら、新型コロナウイルス感染
症拡大の影響で、非臨床試験受託用の動物輸入が来期以降に延期となり非臨床試験が計画通り進まなかったこと、
中国の提携ラボで実施している受託試験が2020年2月以降計画通り実施できず当初完了予定の3月から大幅に遅延
することとなったこと、また、国内で実施している一部の当期完了予定であった臨床試験が3月以降延期となり期
末までに完了できなくなったことなどから、新型コロナウイルス問題の顕在化以降に売上及び受注が伸び悩みまし
た。その結果、当連結会計年度のCRO事業の売上高は1,941,916千円(前年同期比13.2%減)に留まり、当連結会
計年度におけるCRO事業の受注高も1,927,231千円(前期比4.6%減)に留まりました。
診断解析事業においては、一層の品質向上及び事業効率化に取り組むとともに、コンパニオン診断※2システム
を用いた検査サービス体制を整えるなど、遺伝子解析技術及び豊富な病理診断技術を活かしたサービスの拡充に取
り組みました。また、子宮頸がんの早期発見に貢献すべく、子宮頸がんリスク検査である自己採取HPV※3検査
の有用性の啓蒙活動及び営業活動に注力するとともに子宮頸がん検診の普及に取り組む地方自治体との検査委受託
契約締結を推進いたしました。さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社会的要請に応えるべく株式会
社ジェネティックラボにおいて必要な体制を整え、2020年3月に新型コロナウイルス検査(PCR検査)の受託を
開始いたしました。
TGBS事業においては、Eコマース事業において売れ筋商品の仕入れに努めるとともに、消費税率引上げ後に
予想された売上減少の影響を抑えるべく、プラットフォーム(大手通販サイト)経由の販路拡大に注力し、粗利の
確保に努めました。また、2020年3月に、洋食器の輸入と通販サイトでの小売販売や卸売を行うギャラックス貿易
株式会社を連結子会社化し、収益基盤の底上げを図りました。TGBS事業のうち「その他」事業では、事業承継
コンサルティング業務の取り組みを強化いたしました。また、2019年4月に、複層ガラス用副資材やガラス加工設
備等の輸入販売を展開する株式会社TGMを連結子会社化いたしました。そして、株式会社TGMにおいては、設
備投資需要の取り込みを強化し、主力商品であるガラス加工設備の受注獲得に注力いたしました。
※1 CRO :Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)
※2 コンパニオン診断 :分子標的薬が、投薬対象者に有効かどうかを投与前に予測するために、標
的分子の発現量や関連遺伝子変異、遺伝子多型などのバイオマーカーを検
査し診断すること
※3 HPV :Human papillomavirus(ヒトパピローマウイルス)
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は、CRO事業の売上がコロナウイルス問題の顕
在化で失速したものの、当連結会計年度より連結グループに加入した株式会社TGMの売上が寄与し、11,046,678
千円(前期比27.3%増)と前年同期比で大幅な増収となりました。しかし、営業利益につきましては、株式会社
TGMをはじめTGBS事業の利益が大きく寄与した一方で、上記のとおりコロナウイルス問題でCRO事業の売
上が失速し、株式会社安評センターで受注獲得体制を早期に強化するため、より一層前倒しで進めてきた設備及び
人材に対する投資に係る固定費の回収が進まず、173,771千円の黒字(前期比35.7%減)に留まり、経常利益につ
きましても同様に、94,948千円の黒字(前期比63.0%減)に留まりました。なお、当社及びグループ会社の保有す
るCRO事業の一部の設備及びのれんの減損損失209,761千円を計上したほか、提携関係にある取引先への貸付金
等に対する貸倒引当金繰入額111,072千円などの特別損失344,607千円を計上いたしました。また、「法人税、住民
税及び事業税」も78,383千円となり、さらに、直近の業績動向等を踏まえ繰延税金資産の回収可能性を慎重に考慮
した結果、繰延税金資産112,663千円を取崩しました。以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は440,715千
円(前期は202,219千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。各セグメントの業績数値につきましては、セグメント間の内部取
引高を含めて表示しております。
売上高 営業損益
セグメント 金額 前期比 金額 前期比
(千円) 増減額 増減率 (千円) 増減額 増減率
(千円) (%) (千円) (%)
C R O 事 業 1,941,916 △295,581 △13.2 △36,170 △351,181 -
診 断 解 析 事 業 866,751 49,894 6.1 26,277 △16,774 △39.0
T G B S 事 業 8,258,815 2,618,119 46.4 369,657 282,431 323.8
(Eコマース事業) (5,333,954) (139,124) 2.7 (81,660) (43,061) 111.6
(その他) (2,924,860) (2,478,995) 556.0 (287,997) (239,370) 492.3
(注)括弧内の金額は、TGBS事業の内訳金額であります。
ⅰ CRO事業
当事業では、医薬品・食品の臨床試験受託及び薬効薬理試験、安全性薬理試験、薬物動態試験、農薬・食品
関連物質などの安全性試験などの非臨床試験受託を行っております。また、遺伝子改変マウスの作製受託、モ
デルマウスの販売や作製モデルマウスを用いた非臨床試験の受託、抗体作製受託、及び新規バイオマーカーの
開発などを行っております。当連結会計年度の業績につきましては、コロナウイルス問題が顕在化した以降に
売上が失速し、売上高については前期比295,581千円減(前期比13.2%減)の減収となりました。そのため、
株式会社安評センターにおいて受注体制を強化するため設備及び人材に対する先行投資を進めていたことで増
加した固定費の回収が進まず、営業損益につきましても36,170千円の損失(前期は315,010千円の利益)とな
りました。
ⅱ 診断解析事業
当事業では、病理専門医による豊富な診断実績及び最新のバイオマーカー解析技術を生かした高品質な病理
診断サービス、遺伝子解析受託サービス及び個別化医療に向けた創薬支援サービスを行っております。
当連結会計年度の業績につきましては、病理診断の検体数は増加するとともに、遺伝子解析受託サービスも
伸長し、売上高は前期比で49,894千円増(前期比6.1%増)の増収となりましたが、診断・解析に必要な試薬
代等が増加し、営業損益につきましては26,277千円の利益に留まり、前期比16,774千円減(前期比39.0%減)
の減益となりました。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
ⅲ TGBS事業
当事業は、株式会社TGビジネスサービスによる事業であり、M&Aによる新規事業の推進と幅広い分野に
おける事業承継及び事業再生分野に係る助言・支援サービスを行っております。なお、内訳としてEコマース
事業と「その他」事業とに区分しております。
Eコマース事業につきましては、消費税率の引き上げ直後の売上の一時的な落ち込みはあったものの、年末
商戦以降の好調を維持したほか、2020年3月に連結子会社化したギャラックス貿易株式会社の売上も寄与し、
売上高は前期比139,124千円増(前期比2.7%増)の増収となりました。また、営業損益につきましても81,660
千円の利益となり、前期比43,061千円増(前期比111.6%増)の大幅な増益となりました。
また、「その他」事業につきましても、2019年4月より連結グループに加入した株式会社TGMの売上が大
きく寄与し、売上高は前期比2,478,995千円増(前期比556.0%増)の大幅増収となりました。また、営業損益
につきましても287,997千円の利益となり、前期比239,370千円増(前期比492.3%増)と大幅な増益となりま
した。
この結果、当連結会計年度のTGBS事業の経営成績は、「その他」事業の増収増益が大きく寄与し、売上
高は前期比2,618,119千円増(前期比46.4%増)の大幅増収となりました。また、営業損益につきましても
369,657千円の利益となり、前期比282,431千円増(前期比323.8%増)と大幅な増益となりました。
当社グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかし、配当可能利益を計
上するまでには至らず、設立以来、無配であります。今後も引き続き業績改善を図り財務体質の健全化及び有配体
制の整備に取り組んでいく方針であります。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における流動資産は4,333,813千円となり、前連結会計年度末に比べ1,430,856千円増加いたし
ました。これは主に、仕掛品が70,613千円、その他流動資産が58,748千円、期末から償還期日が1年以内の保有社
債を固定資産からの振替えたことより有価証券が200,000千円それぞれ増加したほか、主として株式会社TGMの
連結子会社化により現金及び預金が325,808千円、受取手形及び売掛金が327,072千円、商品及び製品が464,515千
円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は3,237,870千円となり、前連結会計年度末に比べ
334,449千円減少いたしました。固定資産の各区分の主な増減内容は次のとおりであります。有形固定資産は、前
連結会計年度末に比べ91,772千円減少いたしました。これは主に、CRO事業の設備増強等で202,277千円増加し
た一方で、償却費を143,453千円、減損損失を150,957千円それぞれ計上したことによるものであります。無形固定
資産は、前連結会計年度末に比べ42,948千円増加いたしました。これは主に、株式会社TGM等の連結子会社化に
よりのれんが43,649千円増加したことによるものであります。投資その他の資産は、前連結会計年度末に比べ
285,626千円減少いたしました。これは主に、短期貸付金からの振替により長期貸付金が98,640千円増加した一方
で、貸倒引当金を繰入れたことで貸倒引当金が115,085千円増加したほか、有価証券への振替等により投資有価証
券が252,501千円、取崩しにより繰延税金資産が71,670千円それぞれ減少したことによるものであります。
当連結会計年度末における流動負債は2,004,715千円となり、前連結会計年度末に比べ872,777千円増加いたしま
した。これは主に、買掛金が252,321千円、その他流動負債が164,010千円それぞれ増加したほか、株式会社TGM
の連結子会社化及び子会社の資金調達により短期借入金が370,000千円、1年内返済予定の長期借入金が69,148千
円それぞれ増加した一方で、未払金が75,477千円減少したことによるものであります。固定負債は1,150,261千円
となり、前連結会計年度に比べ693,666千円増加いたしました。これは主に、株式会社TGMの連結子会社化及び
子会社の資金調達により社債が467,000千円、長期借入金が267,282千円それぞれ増加した一方で、未払金への振替
により長期未払金が57,805千円減少したことによるものであります。
当連結会計年度末における純資産は4,416,707千円となり、前連結会計年度末に比べ470,037千円減少いたしまし
た。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失を440,715千円計上したほか、その他有価証券評価差額金が
31,646千円減少したことによるものであります。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ325,808千円増加し、1,603,330千円
となりました。
当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは20,988千円の支出(前年同期は147,691千円の収入)となりました。これ
は、税金等調整前当期純損失249,659千円(前年同期は202,875千円の税金等調整前当期純利益)に必要な調整項目
を加減して算定しておりますが、その主な加算要因は、非資金費用である減価償却費の計上額148,708千円、のれ
ん償却費の計上額81,276千円、減損損失209,761千円、貸倒引当金の増加額113,915千円であります。一方、主な減
算要因は、売上債権の増加額121,857千円、たな卸資産の増加額120,852千円、前受金の減少額127,813千円、法人
税等の支払額120,579千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは318,602千円の支出(前年同期は834,880千円の支出)となりました。これ
は主に、株式会社TGMの株式取得に要した支出に対して当該会社が新規連結時に保有していた現金及び現金同等
物が上回ったことによる純増75,425千円、保険積立金の解約による収入57,371千円により資金が増加した一方、有
形固定資産の取得による支出256,706千円、ギャラックス貿易株式会社の連結子会社化に伴う支出161,376千円によ
り資金が減少したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは666,729千円の収入(前年同期は193,519千円の収入)となりました。これ
は主に、社債の発行による収入492,554千円、短期借入れによる収入115,000千円、長期借入れによる収入314,990
千円により資金が増加した一方、長期借入金の返済による支出172,364千円、長期未払金の返済による支出57,805
千円により資金が減少したためであります。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 78.2 81.0 73.0 75.4 58.3
時価ベースの自己資本比率(%) 292.5 229.5 141.5 132.1 66.5
キャッシュ・フロー対有利子負債
1.9 1.3 4.6 5.0 -
比率(年)
インタレスト・カバレッジ・レシ
82.1 198.7 59.1 20.1 -
オ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象として
おります。
(注5)2020年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについて
は、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため、記載しておりません。
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(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済活動の急激な減退により景気は
急速に悪化し、先行きの予測は大変難しい状況にあります。
このような環境のもと、当社グループは、顧客や従業員等の健康・安全確保や事業への影響を最小限に抑える必
要な対応を最優先としつつ、テレワーク体制の順次導入などにより新型コロナウイルス感染防止に配慮しながら事
業活動の維持に努めており、現時点では概ね全事業所において通常稼働しております。
しかしながら、CRO事業において、非臨床試験受託用の動物の輸入見通しが現時点ではたっておらず、また、
臨床試験のための被験者を募集できない状況が生じており、一部の種類の試験の受注活動が低下する懸念が生じて
おります。また、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化した場合、企業活動そのものの極度の停滞や企業倒産
数の増加や消費の極端な低迷などが当社業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
新型コロナウイルス感染症の終息の見通しが不透明な現時点においては業績に影響を与える不確定要素が多く、
業績予想の算出が非常に困難な状況にあり、2021年3月期の連結業績予想につきましては、「未定」とさせていた
だきます。なお、2021年3月期の連結業績予想につきましては、合理的な算出が可能となった段階ですみやかに公
表いたします。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
現在、当社グループの業務に関する主要顧客は日本国内であり、海外での活動が少ないことから、当面は日本基準
を適用することとしておりますが、今後の外国人株主比率の推移及び国内他社のIFRS(国際財務報告基準)適用動向を
踏まえつつ、IFRS適用の検討を進めていく方針であります。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,277,521 1,603,330
受取手形及び売掛金 694,171 1,021,243
有価証券 - 200,000
商品及び製品 247,121 711,637
仕掛品 343,799 414,413
原材料及び貯蔵品 70,358 54,662
その他 270,743 329,491
貸倒引当金 △759 △965
流動資産合計 2,902,957 4,333,813
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 1,547,090 1,562,815
減価償却累計額 △448,779 △502,840
建物及び構築物(純額) 1,098,311 1,059,974
機械装置及び運搬具 108,509 110,683
減価償却累計額 △108,250 △107,376
機械装置及び運搬具(純額) 259 3,306
工具、器具及び備品 635,547 661,157
減価償却累計額 △398,313 △473,667
工具、器具及び備品(純額) 237,234 187,489
土地 812,230 812,230
リース資産 40,038 40,051
減価償却累計額 △26,365 △33,116
リース資産(純額) 13,673 6,935
有形固定資産合計 2,161,707 2,069,935
無形固定資産
のれん 484,776 528,425
ソフトウエア 12,532 9,451
その他 286 2,667
無形固定資産合計 497,595 540,544
投資その他の資産
投資有価証券 565,446 312,944
長期貸付金 3,690 102,331
繰延税金資産 229,439 157,769
その他 116,941 171,931
貸倒引当金 △2,500 △117,585
投資その他の資産合計 913,017 627,390
固定資産合計 3,572,320 3,237,870
資産合計 6,475,278 7,571,684
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 53,045 305,367
未払金 408,252 332,775
短期借入金 130,000 500,000
1年内償還予定の社債 12,000 26,000
1年内返済予定の長期借入金 101,919 171,067
リース債務 4,495 10,193
未払法人税等 82,318 75,074
前受金 247,605 321,968
賞与引当金 8,031 13,988
その他 84,270 248,281
流動負債合計 1,131,938 2,004,715
固定負債
社債 12,000 479,000
長期借入金 289,523 556,805
リース債務 10,110 26,451
長期未払金 115,610 57,805
退職給付に係る負債 24,463 25,312
その他 4,887 4,887
固定負債合計 456,594 1,150,261
負債合計 1,588,532 3,154,976
純資産の部
株主資本
資本金 3,481,772 3,484,241
資本剰余金 1,229,718 1,232,307
利益剰余金 235,608 △205,106
自己株式 △1,725 △1,725
株主資本合計 4,945,373 4,509,717
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △59,697 △91,344
為替換算調整勘定 △2,844 △1,954
その他の包括利益累計額合計 △62,542 △93,299
新株予約権 3,914 200
非支配株主持分 - 89
純資産合計 4,886,745 4,416,707
負債純資産合計 6,475,278 7,571,684
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 8,674,502 11,046,678
売上原価 7,176,053 9,266,954
売上総利益 1,498,449 1,779,724
販売費及び一般管理費 1,228,384 1,605,952
営業利益 270,064 173,771
営業外収益
受取利息 4,781 4,499
受取配当金 15 48
補助金収入 12,800 3,600
受取補償金 7,616 -
保険解約返戻金 - 42,297
その他 3,702 4,782
営業外収益合計 28,916 55,228
営業外費用
支払利息 6,633 22,094
持分法による投資損失 13,024 15,426
社債発行費等 - 10,123
株式交付費 2,331 123
債権整理損 7,599 8,347
買収関連費用 - 58,763
その他 12,959 19,172
営業外費用合計 42,548 134,052
経常利益 256,432 94,948
特別損失
減損損失 29,777 209,761
固定資産除却損 - 8,272
出資金評価損 - 15,500
貸倒引当金繰入額 111,072
退職給付費用 23,779 -
特別損失合計 53,556 344,607
税金等調整前当期純利益 202,875 △249,659
法人税、住民税及び事業税 77,060 78,383
法人税等調整額 △76,404 112,663
法人税等合計 656 191,046
当期純利益 202,219 △440,706
非支配株主に帰属する当期純利益 - 8
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
202,219 △440,715
帰属する当期純損失(△)
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 202,219 △440,706
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △127,208 △31,646
為替換算調整勘定 △4,801 889
その他の包括利益合計 △132,009 △30,756
包括利益 70,209 △471,462
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 70,209 △471,471
非支配株主に係る包括利益 - 8
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,240,750 988,696 33,388 △1,725 4,261,110
当期変動額
新株の発行(新株予約権の
行使)
241,021 241,021 482,043
親会社株主に帰属する当期
純利益
202,219 202,219
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 241,021 241,021 202,219 - 684,262
当期末残高 3,481,772 1,229,718 235,608 △1,725 4,945,373
その他の包括利益累計額
新株予約権 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 67,510 1,957 69,467 11,247 4,341,825
当期変動額
新株の発行(新株予約権の
行使)
482,043
親会社株主に帰属する当期
純利益
202,219
株主資本以外の項目の当期
△127,208 △4,801 △132,009 △7,332 △139,342
変動額(純額)
当期変動額合計 △127,208 △4,801 △132,009 △7,332 544,920
当期末残高 △59,697 △2,844 △62,542 3,914 4,886,745
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当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,481,772 1,229,718 235,608 △1,725 4,945,373
当期変動額
新株の発行(新株予約権の
行使)
2,469 2,469 4,939
親会社株主に帰属する当期
純損失
△440,715 △440,715
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
119 119
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 2,469 2,589 △440,715 - △435,655
当期末残高 3,484,241 1,232,307 △205,106 △1,725 4,509,717
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利益
評価差額金
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 △59,697 △2,844 △62,542 3,914 - 4,886,745
当期変動額
新株の発行(新株予約権の
行使)
4,939
親会社株主に帰属する当期
純損失
△440,715
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
119
株主資本以外の項目の当期
△31,646 889 △30,756 △3,714 89 △34,382
変動額(純額)
当期変動額合計 △31,646 889 △30,756 △3,714 89 △470,037
当期末残高 △91,344 △1,954 △93,299 200 89 4,416,707
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 202,875 △249,659
減価償却費 124,039 148,708
減損損失 29,777 209,761
のれん償却額 66,407 81,276
貸倒引当金の増減額(△は減少) 125 113,915
受取利息及び受取配当金 △4,797 △4,547
出資金評価損 - 15,500
保険解約返戻金 - △42,297
社債発行費 - 7,445
支払利息 6,633 22,094
持分法による投資損益(△は益) 13,024 15,426
債権整理損 7,599 8,347
退職給付費用 23,779 2,921
売上債権の増減額(△は増加) △27,106 △121,857
たな卸資産の増減額(△は増加) 6,669 △120,852
仕入債務の増減額(△は減少) 8,134 96,339
未払金の増減額(△は減少) 35,668 △22,724
前受金の増減額(△は減少) △276,564 △127,813
その他 △69,536 88,461
小計 146,728 120,446
利息及び配当金の受取額 2,610 2,313
利息の支払額 △7,344 △23,323
法人税等の支払額 △20,735 △120,579
法人税等の還付額 26,433 154
営業活動によるキャッシュ・フロー 147,691 △20,988
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △320,488 △256,706
関係会社株式の取得による支出 △80,000 -
貸付けによる支出 △20,200 -
貸付金の回収による収入 21,301 6,739
保険積立金の解約による収入 87 57,371
事業譲受による支出 △429,083 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △161,376
支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- 75,425
収入
その他 △6,498 △40,055
投資活動によるキャッシュ・フロー △834,880 △318,602
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債の発行による収入 - 492,554
社債の償還による支出 △12,000 △19,000
短期借入れによる収入 130,000 115,000
長期借入れによる収入 124,602 314,990
長期借入金の返済による支出 △460,712 △172,364
リース債務の返済による支出 △5,275 △8,070
長期未払金の返済による支出 △57,805 △57,805
新株予約権の行使による株式の発行による収入 474,710 4,885
自己新株予約権の取得による支出 - △3,859
その他 - 400
財務活動によるキャッシュ・フロー 193,519 666,729
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,308 △1,330
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △494,978 325,808
現金及び現金同等物の期首残高 1,772,500 1,277,521
現金及び現金同等物の期末残高 1,277,521 1,603,330
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能で
あり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっ
ているものであります。
「CRO事業」は、医薬品・食品の臨床試験受託及び薬効薬理試験、安全性薬理試験、薬物動態試
験、農薬・食品関連物質などの安全性試験などの非臨床試験受託、遺伝子改変マウスの作製受託、モデ
ルマウスの販売や作製モデルマウスを用いた非臨床試験の受託、抗体作製受託、及び新規バイオマーカ
ーの開発などを行っております。
「診断解析事業」は、病理専門医による豊富な診断実績及び最新のバイオマーカー解析技術を生かし
た高品質な病理診断サービス、遺伝子解析受託サービス及び個別化医療に向けた創薬支援サービスを行
っております。
「TGBS事業」は、事業承継案件を中心とした幅広い分野の新規事業をM&Aにより獲得し、その
更なる発展のための助言・支援を行っております。なお、主に電機製品の小売・卸売を展開する株式会
社アウトレットプラザにつきましては、売上規模が大きいため、「Eコマース」(BtoC及びBtoB電子商
取引)事業として「TGBS事業」の中で内訳を記載しており、当期に連結子会社化したギャラックス
貿易株式会社につきましても、洋食器を輸入販売し通販サイトによる販売を行っているため当該内訳に
加えております。また、「その他」事業の主なものは、株式会社ルーペックスジャパンによる情報通信
機器関連の開発・販売及び当期に連結子会社化した株式会社TGMによる複層ガラス用副資材やガラス
加工設備の輸入販売であります。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務
調整額 諸表計上
TGBS事業 合計
診断解析 (注)1 額
CRO事業
事業 (注)2
Eコマース その他 小計
売上高
外部顧客への
2,230,805 805,221 5,192,610 445,865 5,638,475 8,674,502 - 8,674,502
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 6,693 11,634 2,220 - 2,220 20,548 △20,548 -
振替高
計 2,237,498 816,856 5,194,830 445,865 5,640,696 8,695,051 △20,548 8,674,502
セグメント利益 315,010 43,052 38,598 48,627 87,225 445,288 △175,224 270,064
セグメント資産 2,762,249 431,614 601,780 283,034 884,814 4,078,678 2,396,599 6,475,278
その他の項目
減価償却費 73,373 36,832 6,877 3,936 10,814 121,019 3,019 124,039
のれんの償却額 5,894 15,301 28,229 16,982 45,211 66,407 - 66,407
持分法適用会社へ
- - - - - - 80,000 80,000
の投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の 767,880 63,575 164 8,988 9,152 840,608 199 840,808
増加額
(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△175,224千円であります。
全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額は、主に当社グループにおける運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投
資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)その他の項目の調整額は、主に各報告セグメントに属していない持分法適用会社への投資額及び管理部
門に係るものであります。
2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務
調整額 諸表計上
TGBS事業 合計
診断解析 (注)1 額
CRO事業
事業 (注)2
Eコマース その他 小計
売上高
外部顧客への
1,932,544 863,033 5,326,240 2,924,860 8,251,101 11,046,678 11,046,678
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 9,372 3,718 7,714 - 7,714 20,804 △20,804
振替高
計 1,941,916 866,751 5,333,954 2,924,860 8,258,815 11,067,483 △20,804 11,046,678
セグメント利益又は
△36,170 26,277 81,660 287,997 369,657 359,764 △185,992 173,771
損失(△)
セグメント資産 2,723,346 420,971 943,301 1,005,211 1,948,513 5,092,830 2,478,854 7,571,684
その他の項目
減価償却費 92,788 42,367 5,064 7,691 12,755 147,911 796 148,708
のれんの償却額 7,257 15,301 28,455 30,262 58,717 81,276 - 81,276
有形固定資産及び
無形固定資産の 196,456 28,024 921 18,904 19,825 244,307 757 245,064
増加額
(注)1.調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△185,992千
円であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額は、主に当社グループにおける運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投
資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)その他の項目の調整額は、主に管理部門に係るものであります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 281.32円 254.29円
1株当たり当期純利益又は
11.95円 △25.38円
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 11.91円 -円
(注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当
たり当期純損失金額であるため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失の算定上の基礎並びに潜在株式調整後1株当たり当期純利
益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失
親会社株主に帰属する当期純利益又は
202,219 △440,715
親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利
益又は普通株式に係る親会社株主に帰属する当 202,219 △440,715
期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 16,924,646 17,367,717
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) 57,971 -
(うち新株予約権(株)) (57,971) (-)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式 - -
の概要
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 4,886,745 4,416,707
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 3,914 289
(うち新株予約権(千円)) (3,914) (200)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 4,882,830 4,416,418
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普
17,356,720 17,367,720
通株式の数(株)
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㈱トランスジェニック(2342) 2020年3月期決算短信
(重要な後発事象)
資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分
当社は、2020年5月12日開催の取締役会において、2020年6月17日開催予定の第22期定時株主総会に、資本金及
び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分について付議することを決議いたしました。
(1)資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分の目的
現在生じている繰越利益剰余金の欠損額を填補し財務体質の健全化を図るとともに、外形標準課税負担軽減な
ど税制上のメリットを享受しつつ、今後の機動的かつ柔軟な資本政策及び株主還元策の実施に備えることを目的
としております。
(2)資本金及び資本準備金の額の減少の内容
減少する資本金及び資本準備金の額
資本金 3,484,241千円のうち、3,434,241千円(減少後の額 50,000千円)
資本準備金 1,316,795千円のうち、1,316,795千円(減少後の額 0千円)
(3)資本金及び資本準備金の額の減少の方法
払い戻しを行わない無償減資とし、発行済株式総数の変更は行わず、資本金及び資本準備金の額のみを減少さ
せてその他資本剰余金に振り替えます。
(4)剰余金の処分の内容
資本金及び資本準備金の額の減少の効力発生により生じるその他資本剰余金4,751,037千円のうち、501,821千
円を繰越利益剰余金に振り替え、欠損填補に充当します。
(5)資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分の日程
①取締役会決議日 2020年5月12日
②定時株主総会決議日 2020年6月17日
③債権者異議申述公告日 2020年7月中旬(予定)
④債権者異議申述最終期日 2020年8月中旬(予定)
⑤効力発生日 2020年8月28日(予定)
4.その他
(1)役員の異動
① 代表取締役の異動
該当事項はありません。
② その他の役員の異動
・新任監査役候補
監査役 友永良二(現 友永公認会計士事務所代表)
監査役 本坊正文(現 株式会社MCAホールディングス代表取締役社長)
・退任予定監査役
監査役 鳥巣宣明
監査役 光安直樹
③就任及び退任予定日
2020年6月17日
(2)その他
該当事項はありません。
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