2342 M-トランスG 2020-04-03 16:00:00
特別損失等の計上による通期業績予想の修正並びに役員報酬の減額に関するお知らせ [pdf]

                                                      2020 年 4 月 3 日
      各   位
                                    会 社 名 株式会社トランスジェニック
                                    代表者名 代 表 取 締 役 社 長 福 永 健 司
                                          (コード番号 2342 東証マザーズ)
                                    問合せ先 取締役 経理財務部長 渡 部 一 夫
                                          ( 電 話 番 号 092-288-8470)



      特別損失等の計上による通期業績予想の修正並びに役員報酬の減額に関するお知らせ



 当社は、2020 年 3 月期(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)において、特別損失等を計上するとと
もに、2020 年 2 月 7 日付で公表いたしました 2020 年 3 月期の業績予想について、下記のとおり修正い
たしましたのでお知らせいたします。
 また、役員報酬の減額を実施することといたしましたので併せてお知らせいたします。


                               記


1.出資金評価損及び貸倒引当金繰入額(特別損失)の計上について
 CRO事業において当社グループと提携関係にある取引先について、短期的に業績の回復が見込まれ
ないことから、同社に対する出資金評価損 15 百万円及び同社への貸付金に対する貸倒引当金繰入額 110
百万円を連結・個別決算において特別損失として計上いたします。


2.固定資産の減損損失の計上について
 当社及びグループ会社の保有するCRO事業の一部の設備及びのれんにつき、当初想定していた収益
が見込めなくなったことから、
             「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき固定資産の減損処理を行い、
個別決算における減損損失 8 百万円とグループ会社の減損損失 197 百万円とを合わせた 205 百万円の
減損損失を、連結決算において特別損失として計上いたします。


3.繰延税金資産の取崩しについて
 当社グループの直近の業績動向等を踏まえ繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、2020 年
3 月期決算において繰延税金資産を取崩し、法人税等調整額として 130 百万円計上する見込みとなりま
した。




                                1
4.業績予想の修正について
 2020 年 3 月期通期連結業績予想数値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
                                           親会社株主に帰属 1 株 当 た り
               売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益
                                           する当期純利益 当 期 純 利 益
                  百万円   百万円         百万円          百万円      円 銭
前回発表予想(A)
                 10,500   200          140           80    4.61
今回修正予想(B)           10,800       140        70        △450   △25.91
増 減 額(B-A)            300       △60        △70        △530
増 減 率(   %   )         2.9     △30.0     △50.0          -
(参考)前期実績
                     8,674       270       256         202    11.95
(2019 年 3 月期)

修正の理由
(売上高)
 CRO※1 事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020 年 3 月に予定していた
非臨床試験受託用の動物輸入が来期以降に延期となり非臨床試験が計画通り進まなかったこと、中国の
提携ラボで実施している受託試験が 2 月以降計画通り実施できず当初完了予定の 3 月から大幅に遅延す
ることとなったこと、また、国内で実施している一部の当期完了予定であった臨床試験が 3 月以降延期
となり当期に完了できなくなったことにより、第 4 四半期連結会計期間の売上高は、2020 年 2 月 7 日付
の公表(以下、
      「前回公表」といいます)予想における計画値を約 100 百万円下回り約 600 百万円となり、
通期の売上高も同額下回り約 1,900 百万円となる見通しとなりました。
 一方、TGBS事業のうちEコマース事業におきましては、年末商戦以降の好調を維持した他、
TGBS事業のうち「その他」事業においても、㈱TGMをはじめとした各社で売上高が堅調に推移し
たことにより、第 4 四半期連結会計期間の売上高は、前回公表予想における計画値を約 400 百万円上回
り約 2,100 百万円となり、通期の売上高も同額上回り約 8,100 百万円となる見通しとなりました。
 その結果、第 4 四半期連結会計期間の連結売上高は、前回公表予想における計画値を約 300 百万円上
回り約 2,900 百万円となり、通期の連結売上高も同額上回り約 10,800 百万円となる見通しとなりました。

   ※1   Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関)


(営業利益及び経常利益)
 CRO事業におきましては、㈱安評センターで受注獲得体制を早期に強化するため、より一層前倒し
で進めてきた設備及び人材に対する投資に係る固定費の発生額は、前回公表時の想定通りの見通しであ
りますが、上記の通り売上高が前回公表予想を下回った結果、その固定費の回収が想定通り進まず、
営業利益につきましても前回公表時の見通しと比較して約 80 百万円下回ることとなりました。
 一方、TGBS事業におきましては、上記のとおり前回公表予想を約 400 百万円上回る売上見通しと
なったことから、営業利益につきましても前回公表時の見通しと比較して約 20 百万円程度の増益となり
ましたが、CRO事業の落ち込みをカバーするには至りませんでした。
 そのため、連結営業利益は前回公表予想を約 60 百万円下回り 140 百万円となる見通しとなりました。
 また、経常利益につきましても、主として上記による影響から、前回公表予想を約 70 百万円下回り
70 百万円となる見通しとなりました。




                                   2
(親会社株主に帰属する当期純利益)
 経常利益に対する上記影響に加え、上記1.から3.に記載の特別損失計上及び繰延税金資産の取崩
しによる影響のため、前回公表予想を約 530 百万円下回り 450 百万円の損失となる見通しとなりました。


5.役員報酬の減額について
 今般の特別損失の計上等及びこれに伴う通期連結業績予想の修正の内容を真摯に受け止め、経営責任
を明確にするため、役員報酬を以下のとおり減額することといたします。


 ①役員報酬減額の内容
   代表取締役社長                                月額報酬の 50%を減額
   CRO事業担当取締役                             月額報酬の 20%を減額
   ジェノミクス事業担当取締役                          月額報酬の 20%を減額
   上記以外の取締役 2 名(社外取締役を除く) 月額報酬の 10%を減額


 ②報酬減額の期間
   2020 年 4 月から 2020 年 6 月までの 3 ヵ月間


                                                         以上




                                      3