2340 J-極楽湯HD 2020-05-27 20:30:00
2020年3月期 決算説明 [pdf]

    2020年5⽉27⽇
(東証JASDAQ   コード:2340)


株式会社極楽湯ホールディングス
                  免責事項                      2




本資料は、株式会社極楽湯ホールディングスの事業および業界動向に加えて、
株式会社極楽湯ホールディングスによる現在の予定、推定、⾒込みまたは予想に基づいた
将来の展望についても⾔及しています。
これらの将来の展望に関する表明は、様々なリスクや不確実性がつきまとっています。
すでに知られたもしくは知られていないリスク、不確実性、その他の要因が、
将来の展望に対する表明に含まれる事柄と異なる結果を引き起こさないとも限りません。
株式会社極楽湯ホールディングスは、将来の展望に対する表明、予想が正しいと約束する
ことはできず、結果は将来の展望と著しく異なることもありえます。
本資料における将来の展望に関する表明は、2020年5⽉27⽇現在において、
利⽤可能な情報に基づいて、株式会社極楽湯ホールディングスによりなされたものであり、
将来の出来事や状況を反映して、将来の展望に関するいかなる表明の記載をも更新し、
変更するものではございません。


         お問い合わせ先: ir@gokurakuyu.ne.jp
1.2020年3⽉期 決算概要
2020年3⽉期 決算ハイライト                                         4

 ①売上⾼は、前期⽐8.7%減の14,597百万円(1,392百万円の減少)
 ②営業利益は、前期に⽐べ619百万円減少し348百万円の営業損失
 ③経常利益は、前期に⽐べ879百万円減少し707百万円の経常損失
 ④親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に⽐べ3,266百万円減少し
  3,264百万円の親会社株主に帰属する当期純損失
                                              (単位:百万円)


                                             親会社株主帰属
             売上⾼       営業利益       経常利益
                                              当期純利益

  20年3⽉期
    実績
              14,597     ▲348       ▲707       ▲3,264


  19年3⽉期
    実績
              15,990      270        172            2

       増減率    ▲8.7%           -          -          -
 前期⽐
       増減額    ▲1,392     ▲619       ▲879       ▲3,266
2020年3⽉期 決算ハイライト                5



1、⽇本は2⽉中旬以降、新型コロナの影響を受けたが
  5店舗の温浴事業を譲受けたこと等により通期増収増益
2、中国は2020年1⽉下旬より全店臨時休業に、また
  前期期ズレ調整で15か⽉を連結しているため減収減益

3、為替差損213百万円、持分法による投資損失77百万円、
  減損損失33億円、貸倒引当⾦繰⼊額362百万円を計上

4、純資産の⼤幅な減少に伴い財務制限条項に抵触したが
  主要取引銀⾏と建設的な協議を継続し、緊密な関係を維持

5、株主優待券の有効期限を延⻑
【⽇本・中国】セグメント売上⾼と利益⼜は損失                                                           6


①⽇本は、売上⾼が前期⽐9.1%増の12,603百万円(1,049百万円の増加)
 セグメント利益が前期⽐15.6%増の313百万円(42百万円の増加)
②中国は、売上⾼が前期⽐54.8%減の2,025百万円(2,456百万円の減少)
 セグメント利益が前期に⽐べ649百万円減少し、485百万円のセグメント損失

                                                                     (単位:百万円)

                        売上⾼                            セグメント利益

            ⽇本        中国      調整     計       ⽇本        中国       調整       計

20年3⽉期
           12,603     2,025   ▲30   14,597    313      ▲485     ▲176     ▲348
  実績

19年3⽉期
           11,553     4,481   ▲45   15,990    271       163     ▲164      270
  実績

     増減額     1,049   ▲2,456    14   ▲1,392        42   ▲649      ▲12     ▲619
前期
 ⽐
     増減率     9.1%    ▲54.8%         ▲8.7%    15.6%          -        -       -
【⽇本・中国】セグメント資産、その他項⽬                                        7


①⽇本セグメントは、セグメント資産が18,067百万円、減価償却費が862百万円、
 減損損失が1,250百万円、有形・無形固定資産の増加が731百万円

②中国セグメントは、セグメント資産が5,641百万円、減価償却費が461百万円、
 減損損失が2,103百万円、有形・無形固定資産の増加が628百万円

 <20年3⽉期   実績>                                   (単位:百万円)

                   セグメント報告
                                       調整         計
                 ⽇本         中国

  セグメント資産        18,067      5,641     ▲2,198     21,510

   減価償却費              862        461        29     1,353

    減損損失          1,250      2,103          -      3,354

  固定資産の増加額            731        628        14     1,374
【⽇本】セグメント 四半期毎の状況                                                            8


                     ①1-3Qは既存店もプラスで推移                 ④4Q、2⽉中旬以降、新型コロ
前期に新店開業コス            ②7⽉温浴事業譲受に伴う5店舗増                 ナウイルス感染拡⼤に伴う外出
ト約100百万円計上           ③前期開業の2店舗業績が通期貢献                 ⾃粛により来店客数に影響

                                                                 (単位:百万円)



                      1Q 4-6⽉   2Q 7-9⽉   3Q 10-12⽉    4Q 1-3⽉     累計


            売上          2,813     3,400      3,245       3,145     12,603
 20年3⽉期
   実績     セグメント利益
           ⼜は損失
                          ▲17       212          78         40       313

            売上          2,517     3,010      2,832       3,194     11,553
 19年3⽉期
   実績     セグメント利益
           ⼜は損失
                        ▲159        131           0        299       271

            売上            296       390        413        ▲49       1,050
  増減
          セグメント利益
           ⼜は損失
                          142        80          78      ▲259           42
【中国】セグメント 四半期毎の状況                                                                     9


                         前期開業の業績通期貢献があるも                   当期4Q1⽉下旬より新型コロナ
前期は期ズレ調整のため              気温が⾼く推移したことや競合店                   ウイルスの影響により直営FC
繁忙期の1-3⽉(3か⽉)多い          の影響を受け落ち込み                        全店臨時休業に

                                                                           (単位:百万円)

                              1Q
                                           2Q 7-9⽉   3Q 10-12⽉   4Q 1-3⽉     累計
                     1-3⽉          4-6⽉

            売上           -           496       418        752        360     2,025
 20年3⽉期
   実績     セグメント利益
           ⼜は損失
                         -          ▲203     ▲195         ▲37       ▲50      ▲485

            売上        1,431          411       455        937      1,247     4,481
 19年3⽉期
   実績
          セグメント利益
           ⼜は損失
                        337         ▲293     ▲231         165        185       163

            売上       ▲1,431           85      ▲37       ▲185       ▲887     ▲2,456
  増減
          セグメント利益
           ⼜は損失
                      ▲337            90        36      ▲202       ▲235      ▲649


                                                                 為替の平均レートが売上⾼
                                                                 や利益など業績に影響する
為替変動について                                                      10


               前期に⽐べ、当期は   円⾼元安   で推移




                                            2020年3⽉31⽇
                                                  1元=15.26円

        2019年3⽉31⽇
             1元=16.43円




  平均レート (円/元)
                  1Q       2Q      3Q      4Q


  2020年3⽉期       16.15   15.74    15.65   15.65


  2019年3⽉期       17.08   16.85    16.71   16.63
営業外費⽤と特別損失について                                           11


 営業外費⽤                                        (単位:百万円)

 主なもの            ⾦額                   説明
 1. 為替差損           213     前期末と当期末の為替レートの差異

 2. 持分法による投資損失        77   台湾出資企業の持分評価損

 3. デリバティブ評価損         43   原油スワップ契約


 特別損失                                         (単位:百万円)

 主なもの            ⾦額                   説明
 1.   減損損失       3,354

      ①⽇本         1,250    RSG名古屋1,216百万円等

      ②中国         2,103    武漢1,082百万円、⻑春697百万円等

 2. 貸倒引当⾦繰⼊額       362
      ①中国          334     FC嘉定への貸付⾦及び未収利息

      ②中国             28   蘇州の保証⾦
連結財政状態                                                 12


①総資産は、前期⽐8.5%減の21,510百万円(2,000百万円の減少)
②純資産は、前期⽐55.3%減の3,966百万円(4,912百万円の減少)
③⾃⼰資本⽐率は、前期が29.7%に対し、当期が16.5%
④1株あたり純資産は、前期⽐49.7%減の212円62銭(210円3銭の減少)

                                            (単位:百万円)

                                            1株あたり
             総資産       純資産       ⾃⼰資本⽐率
                                             純資産

  20年3⽉期
              21,510     3,966      16.5%   212円62銭
    実績

  19年3⽉期
              23,510     8,878      29.7%    422円65銭
    実績

       増減率    ▲8.5%     ▲55.3%         -      ▲49.7%
 前期⽐
       増減額     2,000    ▲4,912     ▲13.2%   ▲210円03銭
 キャッシュ・フロー計算書                                               13

                                       前期
                  ・有形固定資産の取得による⽀出      ・固定資産取得に係る
                   前期=▲4,961百万円         消費税等
当期                 (RSG名古屋の開業店舗など)      (RSG名古屋など
短期借⼊⾦の増加=691百万円    当期=▲910百万円             前期開業店舗)
前期                 (中国各店ほか⽇本既存店更新)
⾃⼰株式の取得=▲598百万円
                                                (単位:百万円)

                         19年3⽉期      20年3⽉期
                                                 増減
                           実績          実績

  営業活動CF                     1,625      1,885      +260

  投資活動CF                    ▲5,301     ▲1,884     +3,416

  財務活動CF                       489      2,260     +1,771

  現⾦及び現⾦同等物に係る換算差額            ▲82        ▲64          ▲18

  現⾦及び現⾦同等物の増減額(▲は減少)       ▲3,269      2,197     +5,466

  現⾦及び現⾦同等物の期⾸残⾼             6,061      2,792     ▲3,269

  現⾦及び現⾦同等物の期末残⾼             2,792      4,989     +2,197
重要事象等                                                   14


(継続企業の前提に関する重要事象等)

 当社グループは、当連結会計年度において新型コロナウイルスの影響による中国連結⼦会社における臨時休業や
⽇本での外出⾃粛要請等によって売上⾼が減少し、減損損失等の特別損失の計上をしたことにより、3,264百万円
の親会社株主に帰属する当期純損失を計上いたしました。この業績の悪化に伴い、取引⾦融機関とのシンジケート
ローンの借⼊契約に付されている財務制限条項に抵触することとなりました。また、2020年4⽉以降、⽇本の店舗
でも臨時休業を余儀なくされるなど⼿元流動性の確保に⽀障が⽣じる可能性があることから、継続企業の前提に重
要な疑義を⽣じさせるような事象⼜は状況が存在しております。
 これらの状況を解消するため、当社グループでは、営業再開及び収益向上策の実施、コスト削減、緊急経済対策
に基づく税⾦や社会保険料の納税猶予制度及び助成制度の活⽤、取引⾦融機関へ財務制限条項の適⽤の猶予及び当
⾯の借⼊条件の変更等の⽀援の要請、財務体質改善のための資本政策の検討を進めております。
 具体的には、⽇本においては緊急事態宣⾔の解除等の状況を踏まえ、お客様及び従業員並びに関係者の安全性に
問題ないと判断した温浴施設から順次営業を再開しています。アフターコロナ・ウィズコロナと呼ばれる環境下へ
の対応や⼈気コンテンツとのコラボイベントを実施することで収益向上を図ってまいります。中国においては、安
全性に問題ないと判断できた店舗については収益性が⾒込めると判断した時期から営業を再開してまいります。
 コスト削減においては、役員報酬や給与等の減額、従業員の適正配置や雇⽤調整助成⾦の活⽤、⽀払賃料等の減
額の要請、予算管理の厳格化による諸経費の削減などを推進してまいります。
 資⾦⾯については、期末⽇後においても当座貸越契約の利⽤による⼿元流動性の確保に努めております。また、
取引⾦融機関へ財務制限条項の適⽤の猶予及び返済期限が到来する借⼊契約は、今後の店舗の再開状況や集客、収
益性に合わせて返済条件の⾒直しを⾏うことに関して、主要取引⾦融機関と建設的な協議を継続しており、今後も
主要取引⾦融機関と緊密な関係を維持し、継続的な⽀援が得られるものと考えております。なお、⼀部の⾦融機関
からは、返済期⽇を延⻑することについて⼀定の理解を頂いております。
 さらに、財務体質改善のために複数の資本政策の検討及び交渉を進めております。以上の諸施策を遂⾏すること
で、当該状況を早期に解消し、当社グループの経営基盤の強化・安定に努めてまいります。
 したがって、当社グループには、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
今後の⾒通し                                              15


 ①今後も、厳しい経済環境が続くと予想
 ②新型コロナウイルス感染症の第2波、クラスター等もありうる、
  対処すべき課題に取り組むことで経営基盤の安定、業績の回復等に努める
 ③連結業績⾒通しは、未定とする
 ④2020年3⽉期、2021年3⽉期の配当は、無配とする

                                         (単位:百万円)


                                        親会社株主帰属
           売上⾼        営業利益     経常利益
                                         当期純利益

  21年3⽉期
                 未定      未定       未定          未定
    予想

  20年3⽉期
             14,597     ▲348     ▲707      ▲3,264
    実績
株主優待券の有効期限の延⻑                       16


  <5⽉27⽇ お知らせ>
  新型コロナウイルスの感染拡⼤防⽌の観点から、
  ⼀部店舗において臨時休業及び営業時間の短縮といった対策を⾏って
  まいりました。

  このような状況を鑑み、株主様のご利⽤機会確保を⽬的として、現在
  有効である株主優待券の期限を、1年間延⻑

  2020年11⽉30⽇期限 ⇒ 2021年11⽉30⽇期限
2.国内の取り組み
【国内】①温浴事業(5店舗)の譲受け            18



2019年7⽉に   5店舗を譲受け、極楽湯として開業

合同会社極楽湯東⽇本を設⽴

   ■新潟県新潟市
    ・極楽湯 槇尾店
    ・極楽湯 ⼥池店
    ・極楽湯 松崎店
   ■宮城県富⾕市
    ・極楽湯 富⾕店
   ■埼⽟県⽻⽣市
    ・極楽湯 ⽻⽣温泉
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                                  19


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

①花王「ヘルシア」2019年4⽉22⽇〜5⽉1⽇ 直営25店舗




②「Water Park          」2019年7⽉20⽇〜9⽉1⽇ RAKU SPA 鶴⾒
               ウォーターパーク
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                  20


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

③サンリオ「ぐでたま」2019年7⽉1⽇〜9⽉30⽇ 直営30店舗




④映画「ヘルボーイ」 2019年9⽉18⽇〜9⽉27⽇ 直営28店舗
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど          21


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

⑤YAMAHA「サウナとバイクでととのった!」
 2019年10⽉10⽇〜単⾏本配布 直営29店舗




⑥ヘルスビューティー「⽇本列島しあわせピンクバス」
 2019年10⽉1⽇〜10⽉31⽇ 直営30店舗
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                        22


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

⑦サンリオ「けろけろけろっぴ」2019年10⽉15⽇〜11⽉30⽇ 直営30店舗




⑧グリコ「パピコ」2019年11⽉18⽇〜12⽉1⽇ 直営30店舗・FC10店舗
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                          23


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

⑨養命酒酒造「養命酒」2019年12⽉6⽇〜12⽉15⽇ 直営30店舗・FC7店舗




⑩サンリオ「ぐでたま」第2弾     2019年12⽉3⽇〜1⽉31⽇ 直営30店舗
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                                 24


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

⑪ゆず湯   2019年12⽉20⽇〜12⽉22⽇ 直営30店舗・FC6店舗




⑫DVD「ワイルド・スピード    スーパーコンボ」2019年12⽉16⽇〜29⽇ 直営4店舗
【国内】②店舗の他社商品とのコラボなど                       25


さまざまな他社商品とのコラボ・期間限定イベントを実施

⑬サンリオ「けろけろけろっぴ」 2020年2⽉13⽇〜3⽉31⽇ 直営30店舗




⑭「フロリダグレープフルーツ湯」 2020年2⽉20⽇〜2⽉29⽇ 直営10店舗
【国内】③「極楽湯」直営店会員制度終了   26
【国内】④(後発事象)エオネックスグループ                              29



2020年4⽉ 全株式取得、資本関係構築
 ただし、株式の⼀部を当初より前倒しで現経営陣等に譲渡
 ⽬的:当社グループ店舗の保守メンテナンス対策

          ■株式会社エオネックス
          ・温泉事業
            温泉掘削、メンテナンス、省エネサービス、地熱開発
          ・環境事業
            ⼟壌汚染、地盤調査、地下⽔調査、⼤気調査、建物環境調査

          ■株式会社利⽔社
          ・⼟地と空間の測量、空中写真撮影・図化


          ■株式会社湯ネックス
          ・温浴施設「祥楽の湯」2店舗の運営

            ※2020年5⽉27⽇現在、株式会社利⽔社と株式会社湯ネックスの全株式は
             株式会社エオネックスが保有しております。
【国内】⑤新コンセプトのお店                                   28



         RAKU Cafe 門前仲町




2020年5⽉、東京都江東区に新業態の店舗をプレオープンしました
「お⾵呂のない RAKU SPA」をコンセプトに、今までとは違う切り⼝の新業態店舗となります

         ■施設紹介動画!!
 クリック→   https://youtu.be/SAfvwK0wX4o
3.中国の取り組み
【中国】②イベント・取り組み               30


 ①「千と千尋の神隠し」店舗装飾などのコラボイベント




 ② サービス研修・設備研修など
【中国】③全店臨時休業後、現在の状況                               31


 <1⽉27⽇のお知らせ>
 1 臨時休業について
  (1)1⽉23⽇から休業 武漢・直営1店
  (2)1⽉25⽇から休業 上海・直営2店/FC3店、無錫・FC1店(江蘇省)
  (3)1⽉26⽇から休業 ⻑春・直営1店(吉林省)
    ※現在、⻑春・直営、FC無錫、FC宝⼭は営業中
 2臨時休業に⾄った経緯
  中国では1⽉24⽇から春節(旧正⽉)の⼤型連休に⼊っておりますが、この度の新型コロナ
 ウイルスによる肺炎により、武漢市を発端に上海市や中国各地で多くの娯楽施設や観光施設が
 政府関連当局の要請もあり臨時休業しており、ほとんどの国⺠が外出を控える厳戒態勢が敷か
 れている状況です。
  このような中、極楽湯もお客様の来店があまり⾒込める状況になく、また、従業員の安全も
 考慮した結果、武漢市以外の他のお店についても臨時休業することといたしました。
  今後につきましては、さまざまな地域で起きている感染症の不安が落ち着くなど政府関連当
 局の⾒解と状況を鑑みて順次営業を再開する予定であります。

 <5⽉27⽇現在の状況>
 直営4店舗のうち、4⽉1⽇より吉林省⻑春市にある欧亜温泉館のみ、営業を再開しました。
 再開から緩やかに客数が増えていく傾向でしたが、隣接地域でクラスターが発⽣したことで、
 影響が出ております。FC4店舗のうち2店舗が営業を再開しておりますが客数が少ない状況です。
 ほかの直営店舗でも安全性を確認し、収益性など総合的に判断して営業を再開してまいります。
4、(参考)会社概要・国内の温浴業界
企業スローガン:「ゆ」から世界を新しく。                 33


      (株)極楽湯ホールディングス
        2017年1⽉1⽇ 誕⽣

  ロゴマーク      ―   ロゴマークに込めた思い   ―
              極楽湯グループは「ゆ」から始まる
              快適癒し空間を創って来ました。
                 今後も、新たな空間創りのため、
                  「ゆ」のように温かくも、
                  型にはまらず成⻑し続ける
                 私達でありたいと思っています。
                 ⼈への温かさ、優しさ。
            即ち「癒し」を通じて社会貢献を果たします。
                  ⽇本から世界へ。
                ⼈や⾃然との調和を⼤切に。
           その先の成⻑へと向かい、発信し続けていきます。
極楽湯グループ とは                                              34



 国内NO.1温浴チェーン(店舗数⽇本⼀)
「極楽湯」「RAKU SPA」ブランドで 国内45店舗(直営30・FC13・グループ2)の温浴施設運営
《近年の出店状況》
2019年7⽉ 株式会社タカチホより温浴事業(5店舗)譲受け、直営店としてオープン
2020年4⽉ エオネックスグループへ資本を⼊れ、メンテナンスの効率化を⽬指す
          “祥楽の湯“2店舗がグループに加わる


中国で温浴事業(直営とフランチャイズ展開)
⼈⼝世界No.1であり、⾼度経済成⻑国の中国に2011年に進出
2013年、上海に海外1号店をオープン。現在直営4店舗運営
《近年の出店状況》
2017年12⽉ 「極楽湯 川沙温泉館」(上海市)(FC店)がオープン
2018年 2⽉ 「極楽湯 嘉定温泉館」(上海市)(直営店)がオープン
2018年10⽉ 「極楽湯 博⼤温泉館」(無錫市)(FC店)がオープン
2018年10⽉ 「極楽湯 嘉定温泉館」をFC化
2019年 1⽉ 「極楽湯 欧亜温泉館」(⻑春市)(直営店)がオープン
2019年10⽉ 「極楽湯 宝⼭温泉館」(上海市)(FC店)がオープン
                                       (2020年5⽉27⽇現在)
国内事業(⽇本)                                             35




「⽇常⽣活の延⻑線上に癒しを提供する」
をコンセプトに展開する⽇帰り温浴施設
直営のほか、フランチャイズ形式で出店




                 特に若い世代を中⼼にお⾵呂と合わせて広々とした
                 館内で多くの遊べるコンテンツを盛り込み、癒しと
                 遊び⼼が詰まった、楽しめる温浴施設
                 “RAKU SPA Cafe “ や “RAKU SPA GARDEN “、
                 ”RAKU SPA 1010(セントウ) “といった特⾊ある
                 シリーズで出店
海外事業(中国)                     36




      国内の平均店舗の約6倍の広さをもつ館内に
       ⽇本の「和」を感じる空間をデザイン、
       国内店舗と同等の衛⽣管理、癒しなど
      「おもてなし」サービスの提供を⽬指す。
      直営店のほか、フランチャイズ形式で出店。
当社の基本戦略                                   37


         温浴事業の再強化・拡⼤
        (温浴施設を起点に娯楽ニーズを取り込む)

国内:直営出店+既存店の補修・改装(進化)
  「RAKU SPA」: 滞在型娯楽施設として進化・発展
  「極楽湯」: 補修・改装による安⼼安全・顧客満⾜度の向上


中国:FC・直営出店+⼤規模改装
      ⽇本式温浴へのニーズは落ちていないが
      さらなる収益拡⼤に向けた直営店の改装と施策の実施
      現地事業会社とのFC展開・直営出店の推進



+ 新業態開発による既存事業への波及効果
       外⾷事業(第2弾:RAKU Cafe(新しいコンセプトのお店))
セグメント別展開イメージ                      38



国内外で市場規模とニーズに合わせ
 事業を拡⼤・推進させていく
    温浴施設と付帯施設の展開を軸に売上⾼増加・収益性の追求



 新形態・新業態開発
   国内:             中国:
   RAKU SPA        極楽湯直営・FC
   RAKU SPA Cafe
   など
    国内:
    極楽湯直営・FC 【ベース】
【国内】温浴業界について①                             39


⼊館料⾦+α の アイデアで収益機会の可能性⼤
                公衆浴場法

  ⼀般公衆浴場業           その他公衆浴場業
      銭湯                  温浴業界
                        ⽇帰り温浴施設、
   地域住⺠の⽇常⽣活の           スーパー銭湯、健康ランド
   健康衛⽣上必要なもの           サウナ、スパ、クアハウス
                        など銭湯以外すべて


  料⾦は都道府県が規定            料⾦は施設が⾃由に設定
  (物価統制令で⼊浴料⾦を統制)       (物価統制令の適⽤外)
  ⼤⼈:350円〜450円          ⼤⼈:400円〜900円が中⼼
【国内】温浴業界について②                                        40



 若い世代など多様なニーズを取り込む動き
           ⽣活関連サービス業、娯楽業(⽇本標準作業分類)

  洗濯・理容・美容・温浴業                          娯楽業
                                        映画館業
 洗濯業     理容業      美容業
                                   競争場・競技場業
                                     Ex)競輪場・競⾺場

        温浴業界                      スポーツ施設運営業
                                  Ex)フィットネス・ボーリング場

       ⼀般公衆浴場業          多様なニーズ      公園、遊園地業
                         を取り込む     Ex)テーマパーク、遊園地

       その他公衆浴場業                         遊技場業
                                  Ex)ゲームセンター、パチンコ


         その他                     その他の⽣活関連サービス業
 (マッサージ・エステ・ネイルなど)               冠婚葬祭     家事サービス
【国内】温浴業界について③                                  41



 公衆浴場営業許可施設:    24,785施設(2018年度)
           うち、⼀般公衆浴場:3,535施設
      1970年占有率:87% ⇒ 2018年占有率: 14.3%
                              (出所:厚⽣労働省「衛⽣⾏政報告例」)

 ⼤型レジャー浴場や⾷事、休憩、娯楽施設も併せ持つスーパー銭湯の増加
 ターゲットを明確にして特⾊ある施設へと差別化、⼯夫を⼀層進める

 背景                     当社の展開

 ⾼齢化社会の到来               テーブル席の増加
 健康志向の⾼まり               炭酸泉、岩盤浴の導⼊
                        明るい照明、床材へ
 余暇の過ごし⽅が多様化
                        キッズコーナーの充実
 業態のボーダレス化              ⼤型温浴施設の出店
 緩やかな所得改善               飲⾷充実、専⾨店の出店
(補⾜)既存店の収益向上への考え⽅                         42


集客・収⼊・利益の創出               利益の補完
  温浴施設(⼊館料⾦)        +     附帯施設の利⽤
  事業の特性                  事業の特性
 ・装置産業                  ・アイディア・サービス
 ・固定費負担重く、償却費も多い
 ・固定費を下げることが利益増に        ・変動費⽐率が⾼いので、
  つながる                   増収→増益に直結しやすい
 ・損益分岐点からのかい離率が⼤        ・初期投資費⽤が少なく
  きいと利益が累積的に増加する         採算性の⾒極めがしやすい
 ・原油等の市況価額の変動の影響で       ・継続的な採算性チェックが必要
  コストの変動リスクがある



  収益向上への考え⽅              収益向上への考え⽅
  ①固定費の引き下げ              ①⽣産性の⾒直し
  ②集客増による増収効果            ②稼働率の向上
店舗展開の動向                                                              43


  国内直営              国内FC                               (2020年5⽉27⽇現在)
  国内グループ          海外(中国)直営
                                            2019.10【FC】宝⼭温泉館オープン
  海外(中国)FC                                  ※【FC】⻘島紅樹林館契約解除


                                      53    2020.4【グループ店】祥楽の湯2店舗
                             51
                    48                4     2020.1【FC】南草津店 閉店
             44               4
                                      4
  41                 4        4       2
                                            2020.3【FC】福島店 閉店
             2
                     4                      2018.10【FC】嘉定温泉館 FC化
   3         4
                             13       13    2018.10【FC】博⼤温泉館オープン
                    15                      2019.1【直営】欧亜温泉館オープン
  15         15
                                            2019.7
                                            【直営】新潟3店含む5店舗譲受オープン

                             30       30    2018.6【直営】ラクスパガーデン名古屋
  23         23     25
                                            2019.3【直営】ラクスパ1010神⽥

                                             【飲⾷直営】除く
 2017/3   2018/3   2019/3   2020/3
                                             ・RAKU Cafe ⾨前仲町
                                     (現在)
                                             ・麹町ばらく 四ツ⾕店
                                             ・麹町ばらく 晴海トリトンスクエア店
⽇本と中国での店舗展開                       44



              直営34
               国内 30 海外 4

        42    FC17
               国内 13 海外 4
   44




              グループ2
               国内 2




              計 53
                 (2020年5⽉27⽇現在)

                注:2020年4⽉1⽇にグループ化した
                  「祥楽の湯」2店舗を含む
                注:温浴施設以外の店舗を含まない
温浴業界のランキング                                 45




                          極楽湯グループ
                          売上No.1
                          ※「⽇経MJ」調べ
                          ※当社グループの海外売上含む




(「⽇経MJ」2019年11⽉13⽇より転載)