2321 J-ソフトフロントH 2019-02-13 15:00:00
平成31年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                   平成31年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                  算
                                                                                              平成31年2月13日

上場会社名 株式会社ソフトフロントホールディングス                                                           上場取引所                       東
コード番号 2321    URL http://www.softfront.co.jp
代表者      (役職名) 代表取締役社長                               (氏名) 平野井 順一
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員コーポレート部門統括担当                       (氏名) 五十嵐 達哉                        TEL 03-6550-9270
四半期報告書提出予定日      平成31年2月13日
配当支払開始予定日        ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :            無
四半期決算説明会開催の有無            :    無

                                                                                                (百万円未満切捨て)

1. 平成31年3月期第3四半期の連結業績(平成30年4月1日~平成30年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計)                                                                  (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                         親会社株主に帰属する
                          売上高                 営業利益                  経常利益
                                                                                           四半期純利益
                          百万円        %         百万円         %        百万円             %          百万円               %
31年3月期第3四半期                 361   △66.8       △254     ―            △275    ―                  △279        ―
30年3月期第3四半期               1,088     0.4       △662     ―            △606    ―                  △843        ―
(注)包括利益 31年3月期第3四半期  △292百万円 (―%) 30年3月期第3四半期  △844百万円 (―%)
                                                   潜在株式調整後1株当たり四半期
                       1株当たり四半期純利益
                                                         純利益
                                            円銭                             円銭
31年3月期第3四半期                               △11.54               ―
30年3月期第3四半期                               △37.86               ―

(2) 連結財政状態
                          総資産                  純資産                 自己資本比率                 1株当たり純資産
                                   百万円                  百万円                     %                           円銭
31年3月期第3四半期                379                         47                   10.4                            1.61
30年3月期                     433                        △89                  △22.2                           △4.31
(参考)自己資本    31年3月期第3四半期 39百万円                  30年3月期 △96百万円


2. 配当の状況
                                                     年間配当金
                  第1四半期末           第2四半期末            第3四半期末                期末                     合計
                            円銭                円銭               円銭                   円銭                      円銭
30年3月期                ―                       0.00         ―                        0.00                       0.00
31年3月期                ―                       0.00         ―
31年3月期(予想)                                                                          0.00                       0.00

(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無



3. 平成31年 3月期の連結業績予想(平成30年 4月 1日~平成31年 3月31日)
当社は現在、中期経営計画に基づき、いずれも新しい施策である資本業務提携内容の具現化及び新製品・サービスの提供に取り組んでおり、当社の業績
はそれらの実現時期・状況によって大きく変動いたします。このため、現時点では業績に与える未確定な要素があるため、業績予想を数値で示すことが困
難な状況です。連結業績予想については、合理的に予測可能となった時点で公表いたします。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
                                               株式会社ソフトフロント
     新規 ― 社 (社名)              、   除外 1  社 (社名)
                                               Development Service
  (注)詳細は、添付資料P9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(当四半期連結累計期間における重要
  な子会社の異動)」をご覧ください。

(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(4) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)   31年3月期3Q      25,291,790 株 30年3月期     22,284,520 株
     ② 期末自己株式数             31年3月期3Q              97 株 30年3月期             97 株
     ③ 期中平均株式数(四半期累計)      31年3月期3Q      24,250,522 株 30年3月期3Q   22,284,423 株

※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に掲載されている今後の見通し等の将来に関わる記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており
ます。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性がありますので、本資料に全面的に依存した投資等の判断は差し控え願います。
                                 ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………            P.2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………            P.2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………            P.3
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………            P.3
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………            P.4
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………            P.4
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………            P.5
        四半期連結損益計算書                                                   
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………            P.5
        四半期連結包括利益計算書                                                 
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………            P.6
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………            P.7
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………            P.7
       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………            P.8
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………            P.9
       (当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ………………………………………………………            P.9
       (セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… P.10
    3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… P.13
     継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… P.13
 




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                                 ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第3四半期連結累計期間(平成30年4月1日~平成30年12月31日)の当社グループ事業に関係するICT関連分
  野を取りまく環境につきましては、前期に引き続き、IoTやAI市場が世界各国において活性化する中、国内におい
  ても技術革新や市場拡大、国による様々な政策が実施されるなど堅調に推移いたしました。
   このような環境の下、当社グループは平成30年5月18日に発表した中期経営計画に従い、創業以来の当社固有の
  コミュニケーション関連の技術・事業の伸展、深耕による事業拡大へと原点回帰し、株式会社大洋システムテクノ
  ロジー(以下「大洋システムテクノロジー社」といいます。)との資本業務提携により、開発リソース、事業展開
  力の支援を受け、当社が培ってきた技術を他社へのM&A等の投資も含め発展させ、ボイスコンピューティングを
  中心としたコミュニケーション領域での事業拡大に向け、事業基盤確立と営業損失縮小を進めております。
   当第3四半期連結累計期間においては、コミュニケーションソフトウェア関連事業及びコミュニケーションイン
  フラ関連事業の売上が拡大し、また、平成30年10月より、急成長分野として期待するボイスコンピューティング分
  野にて展開する自然会話AI技術「commubo(コミュボ)」の提供を開始しており、コールセンター業務を営む大手
  企業を中心に引き合いも多く寄せられており、電話による営業アポイントメントの獲得、企業の代表電話の受付、
  テレビショッピングの注文受付など様々な利用シーンへの展開が期待されております。更に「事業基盤確立と営業
  損失縮小」をより一層盤石なものとするため、子会社株式の譲渡を進め、第2四半期連結会計期間よりソフトフロ
  ントDS社及びその子会社であるソフトフロントベトナム社を、また、当第3四半期連結会計期間よりエコノミカ
  ル社を、それぞれ当社グループから外しております。更に、持株会社である当社において、希望退職者の募集を行
  い、組織のスリム化を図っております。これに加えて、平成31年2月26日開催予定の臨時株主総会に資本金及び資
  本準備金の額の減少並びに剰余金の処分の件を諮ることにより、課税額の変更等によるコスト削減を進める予定で
  あり、引き続き、構造改革を推進し、グループ全体の効率化や合理化を図ってまいります。
   当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高361,478千円(前年同四半期比66.8%減)、営
    業損失254,822千円(前年同四半期は営業損失662,283千円)、経常損失275,172千円(前年同四半期は経常損失
    606,163千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失279,956千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純
    損失843,767千円)となりました。
     セグメントの業績は、次のとおりであります。
     なお、第1四半期連結会計期間及び当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以
    下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較してお
    ります。
    (コミュニケーションソフトウェア関連事業)
      売上高188,249千円(前年同四半期比3.4%減)、セグメント損失44,627千円(前年同四半期はセグメント損失
    182,976千円)となりました。売上高は、前年同四半期に比べて若干下回ったものの、様々なシステム環境に電話
    の機能を安価にかつスピーディに組み込んでサービス提供することを可能とするクラウドサービス「telmee」の需
    要が自治体や各種事業者で増加する等、創業以来のコミュニケーションソフトウエア関連事業は回復基調となり、
    セグメント損失幅も大きく減少しております。
    (コミュニケーションインフラ関連事業)
      売上高157,373千円(前年同四半期比164.8%増)、セグメント損失8,397千円(前年同四半期はセグメント損失
    31,244千円)となりました。昨年9月に株式会社光通信との合弁会社として設立した株式会社ソフトフロントマー
    ケティングにおける販売が順調に推移していることなどから、売上高が大幅に増加し、セグメント損失も減少して
    おります。
    (AWESOME JAPAN関連事業)
      売上高18,358千円(前年同四半期比55.1%増)、セグメント損失12,879千円(前年同四半期はセグメント損失
    37,827千円)となりました。翻訳関連事業が順調に推移していることなどから、売上高が増加し、セグメント損失
    も減少しております。
 




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                                ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

(2)財政状態に関する説明
 (資産)
  当第3四半期連結会計期間末における流動資産は261,846千円となり、前連結会計年度末に比べ8,722千円増加い
 たしました。これは主に、現金及び預金が8,499千円、未収消費税等が23,579千円減少した一方で、売掛金が
 16,386千円、未収入金が38,014千円増加したことによるものであります。固定資産は117,877千円となり、前連結
 会計年度末に比べ62,808千円減少いたしました。これは主に、無形固定資産ののれんが21,651千円、長期未収入金
 が57,710千円減少したことによるものであります。
 (負債)
  当第3四半期連結会計期間末における流動負債は104,206千円となり、前連結会計年度末に比べ255,455千円減少
 いたしました。これは主に、短期借入金が200,000千円減少したことによるものであります。固定負債は228,241千
 円となり、前連結会計年度末に比べ64,956千円増加いたしました。これは主に、転換社債型新株予約権付社債が
 70,000千円増加したことによるものであります。
 (純資産)
  当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は47,275千円となり、前連結会計年度末に比べ136,402千円増
 加し、債務超過を解消しております。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失279,956千円を計上したも
 のの、第三者割当増資による払込み及び新株予約権の行使により資本金が210,589千円、資本剰余金が210,589千円
 増加したことによるものであります。
     この結果、自己資本比率は10.4%(前連結会計年度末は△22.2%)となりました。
  
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   当社は現在、中期経営計画に基づき、いずれも新しい施策である資本業務提携内容の具現化及び新製品・サービ
 スの提供に取り組んでおり、当社の業績はそれらの実現時期・状況によって大きく変動いたします。このため、現
 時点では業績に与える未確定な要素があるため、業績予想を数値で示すことが困難な状況です。連結業績予想につ
 いては、合理的に予測可能となった時点で公表いたします。




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                          ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                    (単位:千円)
                           前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                         (平成30年3月31日)          (平成30年12月31日)
    資産の部                                                        
     流動資産                                                       
       現金及び預金                       101,968               93,469
       売掛金                           79,256               95,643
       未収入金                              22               38,036
       その他                           73,539               34,697
       貸倒引当金                        △1,663                    -
       流動資産合計                       253,123              261,846
     固定資産                                                       
       有形固定資産                             0                5,743
       無形固定資産                        34,216               10,892
       投資その他の資産                                                 
         投資有価証券                      66,549               42,789
         その他                        149,920               78,251
         貸倒引当金                     △70,000              △19,800
         投資その他の資産合計                 146,469              101,241
       固定資産合計                       180,685              117,877
     資産合計                           433,809              379,723
    負債の部                                                        
     流動負債                                                       
       営業未払金                         19,966               28,022
       短期借入金                        200,000                   -
       1年内返済予定の長期借入金                 10,286                4,735
       未払法人税等                        21,700               14,227
       その他の引当金                        1,116                   59
       その他                          106,582               57,161
       流動負債合計                       359,651              104,206
     固定負債                                                       
       転換社債型新株予約権付社債                     -                70,000
       長期借入金                          4,000                2,000
       債務保証損失引当金                    156,241              156,241
       その他                            3,043                   -
       固定負債合計                       163,284              228,241
     負債合計                           522,936              332,447
    純資産の部                                                       
     株主資本                                                       
       資本金                        3,989,376            4,199,966
       資本剰余金                      3,849,355            4,059,945
       利益剰余金                     △7,940,523           △8,220,480
       自己株式                            △64                  △64
       株主資本合計                     △101,855                39,367
     その他の包括利益累計額                                                
       その他有価証券評価差額金                   6,893                   -
       為替換算調整勘定                     △1,187                    -
       その他の包括利益累計額合計                  5,705                   -
     新株予約権                               -                 7,908
     非支配株主持分                          7,022                   -
     純資産合計                         △89,126                47,275
    負債純資産合計                         433,809              379,723
 




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                               ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                          (単位:千円)
                            前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 平成29年4月1日           (自 平成30年4月1日
                              至 平成29年12月31日)         至 平成30年12月31日)
    売上高                                1,088,818              361,478
    売上原価                                 763,445              243,595
    売上総利益                                325,372              117,882
    販売費及び一般管理費                           987,656              372,705
    営業損失(△)                            △662,283              △254,822
    営業外収益                                                            
     受取利息                                    190                  578
     受取配当金                                   683                  880
     受取手数料                                61,694                  870
     助成金収入                                    -                   855
     雑収入                                   8,143                  340
     営業外収益合計                              70,710                3,524
    営業外費用                                                            
     支払利息                                 11,205                2,022
     株式交付費                                    -                 3,239
     新株予約権発行費                                 -                17,916
     貸倒引当金繰入額                              2,606                   -
     その他                                     778                  694
     営業外費用合計                              14,590               23,874
    経常損失(△)                            △606,163              △275,172
    特別利益                                                             
     固定資産売却益                                  -                 2,933
     関係会社株式売却益                            61,877               29,928
     投資有価証券売却益                             4,944                8,672
     特別利益合計                               66,821               41,535
    特別損失                                                             
     減損損失                                128,519                   -
     投資有価証券評価損                           166,912                   -
     関係会社整理損                                  -                37,688
     構造改革費用                                   -                13,979
     特別損失合計                              295,431               51,668
    税金等調整前四半期純損失(△)                    △834,772              △285,305
    法人税、住民税及び事業税                           3,604                1,673
    法人税等調整額                               14,225                   -
    法人税等合計                                17,829                1,673
    四半期純損失(△)                          △852,601              △286,979
    非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                  △8,834               △7,022
    親会社株主に帰属する四半期純損失(△)                △843,767              △279,956
 




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                          ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                     (単位:千円)
                       前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                        (自 平成29年4月1日           (自 平成30年4月1日
                         至 平成29年12月31日)         至 平成30年12月31日)
    四半期純損失(△)                     △852,601              △286,979
    その他の包括利益                                                    
     その他有価証券評価差額金                    7,625               △6,893
     為替換算調整勘定                          787                 1,187
     その他の包括利益合計                      8,413               △5,705
    四半期包括利益                       △844,188              △292,685
    (内訳)                                                        
     親会社株主に係る四半期包括利益              △835,354              △285,662
     非支配株主に係る四半期包括利益               △8,834                △7,022
 




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
  当社グループは、前連結会計年度において、営業損失851,034千円、経常損失797,731千円、親会社株主に帰属す
 る当期純損失1,589,559千円を計上した結果、89,126千円の債務超過となっております。また、7期連続の営業損
 失を計上しております。当第3四半期連結累計期間においても、債務超過は解消したものの、営業損失254,822千
 円、経常損失275,172千円、親会社株主に帰属する四半期純損失279,956千円を計上しており、このような損失計上
 が継続すれば今後の手元流動性の確保に支障が生じる可能性もあることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じ
 させるような事象又は状況が存在しております。
  当社グループは、当該状況を解消して早期黒字化及び資金繰りの安定化を図ることが優先課題であり、中期経営
 計画に基づき、以下に示す4つのテーマに係る施策を積極的に推進し、当社グループにおける業績回復を進めてま
 いります。

  ①資本業務提携内容の具現化
   平成30年4月6日付「株式会社大洋システムテクノロジーとの資本業務提携、同社に対する第三者割当による
  新株式及び第10回新株予約権の発行、並びにマイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社に対する第三
  者割当による第1回無担保転換社債型新株予約権付社債及び第11回新株予約権の発行に関するお知らせ」で開示
  したとおり、手元資金の確保のため資金調達を行っておりますが、引き続き、さらなる資金調達を行ってまいり
  ます。また、当社は大洋システムテクノロジー社と資本業務提携を行い、当社のコア技術を創出する強みと大洋
  システムテクノロジー社及びその属するグループ全体の潤沢な資金力と人的リソースの強みを組み合わせて協同
  でボイスコンピューティング事業を進めていくことを目的としておりますので、それを具現化することに注力し
  てまいります。
  ②新製品・サービスの提供
   当社グループは、収益の縮小と損失の拡大が続く中、M&Aによる異業種の会社の統合を試みたものの、大き
  な成果は得られておりません。しかしながら、競争を勝ち抜いていくためには新しい収益源が必要であると考
  え、当社固有のコミュニケーション技術と「音声認識」、「言語解析」及び「会話AI技術等」を組み合わせて新
  たなボイスコンピューティング技術を創出し、平成30年10月1日に新製品・サービスの提供を開始いたしまし
  た。引き続き、新製品・サービスの拡販に注力してまいります。
  ③グループシナジーの追求
   現時点においてはグループ各社の連携によるメリットが十分に得られていない状況にあり、グループ各社の顧
  客層へのクロスセルを強化して販路の拡大を図り、収益の拡大を目指してまいります。
  ④構造改革の推進
   平成30年9月13日に当社の完全子会社であったソフトフロントDS社の全ての株式をFPTジャパンホールデ
  ィングス社に譲渡し、また、平成30年11月21日に当社の子会社であったエコノミカル社の当社保有の全ての株式
  を株式会社フォーカスに譲渡しております。また、持株会社である当社(当社に限り、子会社は除く。)におい
  て、希望退職者の募集を行い、組織のスリム化を図っております。更に、平成31年2月26日開催予定の臨時株主
  総会に資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分の件を諮ることにより、課税額の変更等によるコス
  ト削減を進める予定であります。引き続き、構造改革を推進し、グループ全体の効率化や合理化を図ってまいり
  ます。

  上記の施策を実施することにより、収益基盤を確保し経営の安定化を図り、当該状況が解消されると判断してお
 りますが、業績回復は経済環境等の影響を受け、計画通りに進捗しない可能性があること、また、予定している資
 金調達においては新株予約権の行使も含まれ、新株予約権の行使の有無は新株予約権者の判断に依存し、当社グル
 ープが予定している資金調達ができない可能性があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実
 性が認められます。
  なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
 響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。
  




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                              ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

(追加情報)
 (「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
  「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号       平成30年2月16日)等を第1四半期連結
 会計期間の期首から適用しております。
  
 (従業員等に対して権利確定条件付き有償新株予約権を付与する取引に関する取扱い等の適用)
   「従業員等に対して権利確定条件付き有償新株予約権を付与する取引に関する取扱い」(実務対応報告第36号
 平成30年1月12日)等を第1四半期連結会計期間から適用しております。
  
 (資本金及び資本準備金の減少並びに剰余金の処分)
   当社は、平成30年12月21日開催の取締役会において、臨時株主総会に「資本金及び資本準備金の額の減少並びに
 剰余金の処分」を付議することを決議いたしました。その後、平成31年1月18日開催の取締役会において、詳細な
 内容を決定しております。
  
 1.資本金及び資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分を行う主な目的
   繰越利益剰余金の欠損を補填し、今後の効率な経営の推進及び財務体質の健全化を図ることを目的として、会
  社法447条第1項及び会社法448条第1項の規定に基づく資本金及び資本準備金の額の減少並びに会社法第452条
  の規定に基づく剰余金の処分を行うことといたしました。
  
 2.資本金及び資本準備金の額の減少の方法
   発行済株式総数の変更は行わず、減少する資本金及び資本準備金の額の全額をその他資本剰余金に振り替える
   方法によります。
  
 3.減少する資本金及び資本準備金の額
  (1)減少する資本金の額
     5,056,605千円
     ただし、第10回新株予約権507個、第11回新株予約権572個、第12回新株予約権9,340個及び第1回転換社
    債型新株予約権付社債70,000千円(以下、総称して「本件新株予約権」といいます。)の全部又は一部が平
    成31年1月1日から平成31年3月28日までの期間(以下、「本件期間」といいます。)に行使されなかった
    場合は、当該行使されなかった新株予約権が行使されたならば増加すべき資本金の額を控除した額といたし
    ます。
  (2)減少する資本準備金の額
     4,926,584千円
     ただし、本件新株予約権の全部又は一部が本件期間に行使されなかった場合は、当該行使されなかった新
    株予約権が行使されたならば増加すべき資本準備金の額を控除した額といたします。
  
 4.剰余金の処分
   会社法第452条の規定に基づき、資本金及び資本準備金の額の減少の効力発生を条件に、欠損の補填を目的と
  して、その他資本剰余金7,932,728千円を繰越利益剰余金に振り替えます。
  
 5.日程
   (1)取締役会決議       平成30年12月21日及び平成31年1月18日
  (2)株主総会決議        平成31年2月26日(予定)
  (3)債権者異議申述最終期日   平成31年3月27日(予定)
  (4)効力発生日         平成31年3月29日(予定)




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                                ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
 当社は、平成30年4月23日付で、株式会社大洋システムテクノロジーから第三者割当増資の払込みを受けました。
また、当第3四半期連結累計期間において、第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の新株予約権及び第10回新株
予約権の行使を受けました。この結果、当第3四半期連結累計期間において資本金が210,589千円、資本剰余金が
210,589千円増加し、当第3四半期連結会計期間末において資本金が4,199,966千円、資本剰余金が4,059,945千円と
なっております。
 
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
  第2四半期連結会計期間において、当社の完全子会社であるソフトフロントDS社の全ての株式を譲渡したこと
 により、当社の特定子会社であったソフトフロントDS社は当社の特定子会社に該当しないこととなり、第2四半
 期連結会計期間より、連結の範囲から除外しております。
  なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、当第3四半期連結会計期間において、当社の子会社であっ
 たエコノミカル社の全ての株式を譲渡したことにより、エコノミカル社は当社の子会社に該当しないこととなり、
 当第3四半期連結会計期間より、連結の範囲から除外しております。
   




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                                                        ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

     (セグメント情報等)
          【セグメント情報】
           Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自                平成29年4月1日            至     平成29年12月31日)
               1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                  (単位:千円)
                                                             報告セグメント
                       コミュニケーシ コミュニケーシ               グッドスタイル
                                       AWESOME JAPAN
                       ョンソフトウェ ョンインフラ関               カンパニー関連 筆まめ関連事業                                計
                                          関連事業
                        ア関連事業    連事業                   事業
    売上高                                                                                                    

    外部顧客への売上高              194,382         59,342            11,721       799,864       14,799     1,080,111
    セグメント間の内部
                               517             88               112            -            -           718
    売上高又は振替高
          計                194,900         59,431            11,834       799,864       14,799     1,080,830
    セグメント損失
                         △182,976        △31,244         △37,827        △144,851       △30,556     △427,457
    (△)
 
                                                                                    
                                                                      四半期連結
                         その他                           調整額            損益計算書
                                        合計
                        (注)1                          (注)1              計上額
                                                                       (注)3
    売上高                                                                         

    外部顧客への売上高                8,707      1,088,818               -       1,088,818
    セグメント間の内部
                               -              718             △718             -
    売上高又は振替高
          計                  8,707      1,089,537             △718      1,088,818
    セグメント損失
                           △3,542       △430,999        △231,283        △662,283
    (△)
               (注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、マーケティング関連事
                     業などを含んでおります。
                  2.セグメント損失(△)の調整額△231,283千円には、セグメント間取引消去△456千円、各報告セ
                     グメントに配分していない全社費用△230,827千円が含まれております。全社費用は、主に報告
                     セグメントに帰属しない一般管理費であります。
                  3.セグメント損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
                   
               2.報告セグメントごとの資産に関する情報
                 (子会社の売却による資産の著しい減少)
                    第1四半期連結会計期間において、株式会社筆まめの株式を売却し、連結の範囲から除外したこと
                  により、前連結会計年度の末日に比べ、「筆まめ関連事業」のセグメント資産が1,599,741千円減少
                  しております。
                    当第3四半期連結会計期間において、株式会社グッドスタイルカンパニーの株式の一部を売却し、
                  連結の範囲から除外したことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「グッドスタイルカンパニー関
                  連事業」のセグメント資産が2,227,947千円減少しております。
                   
                 (報告セグメントに帰属しない共通資産の区分方法の変更に伴う資産の著しい減少)
                    第1四半期連結会計期間より報告セグメントに帰属しない共通資産を全社資産として区分する方法
                  に変更しております。これは持株会社の組織規模拡大に伴い各セグメントの業績を明確にすることを
                  目的としたものであります。
                    このため、前連結会計年度の末日に比べ、「コミュニケーションソフトウェア関連事業」のセグメ
                  ント資産が423,705千円減少しております。
                




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    3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
      (固定資産に係る重要な減損損失)
          「グッドスタイルカンパニー関連事業」セグメントにおいて閉鎖が予定されている店舗が存在した
        ため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しました。なお、当該減
        損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間において10,511千円であります。
          各報告セグメントに帰属しない全社資産において、帳簿価額を回収可能価額まで減額しておりま
        す。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間において118,007千円です。
        
    4.報告セグメントの変更等に関する事項
        従来、持株会社である当社の費用を一定の基準に基づき各セグメントへ配賦しておりましたが、第1
      四半期連結会計期間より報告セグメントに帰属しない共通費用を全社費用として「調整額」に区分する
      方法に変更しております。これは持株会社の組織規模拡大に伴い各セグメントの業績を明確にすること
      を目的としたものであります。
        なお、前第3四半期連結累計期間においては、持株会社体制への移行前について全社費用の発生額を
      算定できないため、影響額を算定することは困難であります。
         当第3四半期連結累計期間においては、従来の算定方法を適用した場合に比べ、セグメント損失が
      「コミュニケーションソフトウェア関連事業」で169,593千円減少しております。
 




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          Ⅱ    当第3四半期連結累計期間(自        平成30年4月1日             至    平成30年12月31日)
              1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:千円)
                                 報告セグメント                                                四半期連結
                   コミュニケーシ コミュニケーシ                                           調整額        損益計算書
                                   AWESOME JAPAN                  合計
                   ョンソフトウェ ョンインフラ関                                           (注)1         計上額
                                      関連事業                                               (注)2
                    ア関連事業    連事業
    売上高                                                                                          

    外部顧客への売上高          188,249      157,370            15,858      361,478          -     361,478
    セグメント間の内部
                            -             2            2,500         2,502     △2,502           -
    売上高又は振替高
          計            188,249      157,373            18,358      363,980     △2,502     361,478
    セグメント損失
                      △44,627       △8,397        △12,879         △65,904    △188,918    △254,822
    (△)
              (注)1.セグメント損失(△)の調整額△188,918千円には、セグメント間取引消去14,066千円、各報告
                   セグメントに配分していない全社費用△202,985千円が含まれております。全社費用は、主に報
                   告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
                 2.セグメント損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
                   
              2.報告セグメントごとの資産に関する情報
                (子会社の売却による資産の著しい減少)
                    当第3四半期連結会計期間において、株式会社エコノミカルの株式を売却し、連結の範囲から除外
                  したことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「コミュニケーションインフラ関連事業」のセグメ
                  ント資産が49,450千円減少しております。
                  
              3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
                (のれんの金額の重要な変動)
                    当第3四半期連結会計期間において、株式会社エコノミカルの株式を売却し、連結の範囲から除外
                  したことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「コミュニケーションインフラ関連事業」セグメン
                  トにおいて、のれんの金額が21,651千円減少しております。
                  
              4.報告セグメントの変更等に関する事項
                  平成29年5月11日付で「筆まめ関連事業」を構成しておりました株式会社筆まめの株式を売却し、連
                結の範囲から除外したことにより、第1四半期連結会計期間より、「筆まめ関連事業」セグメントを廃
                止しております。
                  また、平成29年12月28日付で「グッドスタイルカンパニー関連事業」を構成しておりました株式会社
                グッドスタイルカンパニーの株式を売却し、連結の範囲から除外したことにより、第1四半期連結会計
                期間より、「グッドスタイルカンパニー関連事業」セグメントを廃止しております。
                  上記に伴い、当社グループ内の経営管理区分を見直した結果、第1四半期連結会計期間より、従来
                「その他」に含まれていた事業セグメントの一部を集約して「コミュニケーションインフラ関連事業」
                とし、報告セグメントとしております。
                  さらに、当第3四半期連結会計期間より、従来「その他」に含まれていた「AWESOME JAPAN関連事
                業」について、量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
                  なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成
                したものを開示しております。
 




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                                   ㈱ソフトフロントホールディングス(2321) 平成31年3月期 第3四半期決算短信

3.その他
    継続企業の前提に関する重要事象等
     当社グループは、前連結会計年度において、営業損失851,034千円、経常損失797,731千円、親会社株主に帰属する当
    期純損失1,589,559千円を計上した結果、89,126千円の債務超過となっております。また、7期連続の営業損失を計上
    しております。当第3四半期連結累計期間においても、債務超過は解消したものの、営業損失254,822千円、経常損失
    275,172千円、親会社株主に帰属する四半期純損失279,956千円を計上しており、このような損失計上が継続すれば今後
    の手元流動性の確保に支障が生じる可能性もあることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は
    状況が存在しております。
     当社グループは、当該状況を解消し、早期黒字化を図ることが優先課題であると認識しております。そのための施策
    として①資本業務提携内容の具現化、②新製品・サービスの提供、③グループシナジーの追求、④構造改革の推進を積
    極的に推進し、当社グループにおける業績回復を進めてまいります。
     なお、当社グループの施策の詳細は、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注
    記事項(継続企業の前提に関する注記)」に記載しております。
 




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