2321 J-ソフトフロントH 2021-05-14 17:00:00
中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)策定に関するお知らせ [pdf]

                                              2021年5月14日
各位
                       会社名  株式会社ソフトフロントホールディングス
                       代表者名 代表取締役社長 野田 亨
                       (JASDAQ・コード 2321)
                       問合せ先 グループ業務推進室 室長 鈴木 雅博
                       電話   03-6550-9270

        中期経営計画(2022年3月期~2024年3月期)策定に関するお知らせ

 当社は、本日(2021年5月14日)開催の取締役会において、下記のとおり中期経営計画(2022年3月
期~2024年3月期)を策定しましたのでお知らせいたします。

                          記

1.中期経営計画策定の背景
(1)前事業年度(2021 年3月期)の総括
   当社グループは創業以来の当社固有のコミュニケーション関連の技術・事業の伸展・深耕による
  事業に集中し、ボイスコンピューティングを中心としたコミュニケーション・プラットフォーム事
  業の拡大に向け、事業基盤確立と営業利益拡大を進めてきました。前事業年度(2021 年3月期)に
  おいては、コミュニケーションソフトウェア関連事業の中の柱である連結子会社株式会社ソフトフ
  ロントジャパンが大幅に増収増益となりました。特に、2018 年 10 月にリリースしたボイスコンピ
  ューティング分野にて展開する自然会話 AI プラットフォーム「commubo(コミュボ)
                                             」が一つの柱に
  なり、複数の企業から、コールセンター業務、電話による営業アポイントメントの獲得、企業の代
  表電話の受付、テレビショッピングの注文受付などにご利用頂くこととなりました。
   これらに加え、当社グループは不採算事業の見直し、徹底した経費削減等への取組みなど、一連
  の経営再建活動を行い、業績の回復を進めた結果、全社経費を最適化しました。

   これらの状況により、当社グループの前事業年度の業績は、売上高 310 百万円、営業利益 29 百万
  円、経常利益 37 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 54 百万円となりました。売上高につき
  ましては、前期(2020 年3月期)を 6.5%上回りました。

(2)中長期経営計画策定の背景
    上記のとおり、当社は、2019 年5月及び 2020 年5月に公表した中期経営計画でコミットした
  2021 年3月期の営業黒字化を達成し、2021 年4月からは事業成長のステージに入ります。2021 年
  度から 2023 年度を「ビジネス拡大期」とし、企業価値の向上及び株主価値の向上を目指してまいり
  ます。

  対象期間(2021 年度~2023 年度)
                      :2021 年4月から 2024 年3月までの3年間
   当社のコア技術であるボイスコンピューティングを中心とした事業やコミュニケーション・プラ
  ットフォーム事業、その周辺領域の事業による収益を柱として、事業規模及び収益の拡大を図りま
  す。
   さらに、グループ企業経営の下、新たなビジネスモデルへの構築を模索します。財務基盤を充実
  し、資本・業務提携やM&A、新規事業の立ち上げ、戦略的な投資を行うとともに、株主の皆様へ
  の還元策の充実、従業員満足度の向上を図ってまいります。

2.中期経営計画の概要
  当社は、積極的に企業価値の向上及び株主価値の向上を目指し、事業領域の拡大を推進するととも
 に、中長期で成長し続けるために必要な事業基盤を整備します。また、お客様のビジネス成長に貢献



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 するために必要な特定分野における高い専門性を有する人材の充実を図るために、人材の確保・育成
 に重点を置きます。
(1)基本方針
   中長期経営計画(2021 年4月から 2024 年3月まで)の基本方針は以下のとおりであります。
  ①既存事業の再構築と事業基盤の強化
  ②財務基盤の充実と戦略的な投資計画の実行
  ③資本・業務提携、M&Aによる業容の拡大
  ④株主還元策の充実
(2)基本方針を実現していくための経営戦略
   基本方針を実現していくための経営戦略は以下のとおりであります。
  ①既存事業の再構築と事業基盤の強化
   既存事業のうち、当社のコア事業であるボイスコンピューティング事業とコミュニケーション・
   プラットフォーム事業に経営資源を投下し、事業を拡大してまいります。
  ②財務基盤の充実と戦略的な投資計画の実行
   戦略的な投資を実行するための資金を適時調達するとともに、財務体質の充実及び健全化を図り
   ます。
  ③資本・業務提携、M&Aによる業容の拡大
   調達した資金を用いて人材の確保、事業の拡大のための投資を進めます。事業拡大のために積極
   的にM&Aによる業容の拡大を進めます。
  ④株主還元策の充実
   株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、株主の皆様との対話方法や関係性構築の
   ありかたを含めて総合的な検討を行ったうえ、剰余金の配当や株主優待等の早期実現を含めた株
   主還元策の拡充を図ります。

(3)連結業績目標
   今後3年間で、上記の方針と戦略に基づいてグループ企業体制を形成していくことにより、安定
  した経営基盤を確立し、収益の拡大を目指します。
   今回の中期経営計画を基盤に、さらにその先を見据えて、将来的には売上高 35 億円程度の企業規
  模を目指してまいります。

3.事業進捗と今後の見通し
  過去2年間で、commubo と telmee による既存のコミュニケーション・プラットフォーム事業の事業
 基盤をしっかりと構築することができました。今後はコミュニケーション・プラットフォーム事業を
 拡大して参ります。お客様のニーズに合ったソフトウェア開発を進め、より効率的で費用対効果の高
 いサービスを確立し、主にコールセンター事業での大量利用の実績を蓄積しました。また、他の利用
 方法についてもその実用性を検証することができました。
  さらに、コミュニケーション・プラットフォーム事業に加え、第 2 の事業の柱を構築するべく活動
 を開始しております。このためには、他社との合弁、M&A などの方法の活用も検討してまいります。

                                                   以 上




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