2315 J-CAICA D 2020-04-27 15:30:00
当社連結子会社による株式会社イーフロンティアの株式の一部取得に関するお知らせ [pdf]
2020 年4月 27 日
各 位
東京都目黒区大橋一丁目5番1号
株 式 会 社 C A I C A
代表取締役社長 鈴木 伸
(JASDAQ:2315)
問合せ先:
代表取締役副社長 山口 健治
℡ 0 3 - 5 6 5 7 - 3 0 0 0(代表)
当社連結子会社による株式会社イーフロンティアの株式の一部取得に関するお知らせ
本日、当社の連結子会社であるアイスタディ株式会社が、取締役会において株式会社イーフロンティ
アの株式の一部取得について決議し、別紙のとおり「株式会社イーフロンティアの株式の一部取得に関
するお知らせ」を公表しましたので、同社の開示資料を添付の上、下記のとおりお知らせいたします。
以 上
(添付)
別紙「株式会社イーフロンティアの株式の一部取得に関するお知らせ」
(2020年4月27日付のアイスタディ株式会社の開示資料)
2020 年4月 27 日
各 位
アイスタディ株式会社
代表取締役社長 中川 博貴
(証券コード:2345)東証第二部
(お問い合わせ先)取締役CFO 伊藤 大介
電話 03-6427-7380
株式会社イーフロンティアの株式の一部取得に関するお知らせ
当社は、2020年4月27日開催の取締役会において、株式会社イーフロンティア(以下、「イーフロン
ティア」といいます。)の株式の一部を株式会社ネクスグループ(以下、「ネクスグループ」といいま
す。)から取得し、連結子会社化すること(以下、「本件株式取得」といいます。)を決議いたしまし
たので下記のとおりお知らせいたします。
記
1.株式の一部取得に至る経緯
当社とイーフロンティアは 2017 年8月より業務提携をしており、互いの客層に親和性があるという
ことから、プロダクトやコンテンツのクロスセルを行うなどして密に連携を深めておりました。
イーフロンティアは、3Dグラフィック、AI×ゲームソフト開発、AI×画像処理、等において専門性
を有するソフトウェア開発企業です。特に、3Dグラフィックデザイン、3DCG景観作成ソリューショ
ン、3DCGキャラクターなど高品質かつプロフェッショナルな制作用ソフトウェアに加え、AR(拡
張現実)やVR(仮想現実)関連の製品を中心としたクリエイター向けのソフトウェアを各種販売して
おります。また、クリエイター向けに多くの周辺機器を開発する OWC 社(Other World Computing, Inc.)
と日本国内総代理店契約を締結しており、日本国内向けに Thunderbolt 3(※1)製品や eGPU(※2)な
どのコンピュータ周辺機器の販売及び付帯サービスを行っております。2019 年夏に取扱いを始めた新ブ
ランドの「Akitio」を含め、Amazon.com や Yahoo ショップにおいて、商品数 630 点のラインナップを取
り揃え、2020 年 1 月からは販売店経由で楽天市場でも販売を開始致しました。
ゲームソフト分野においては、AI エンジンを活用した自社開発ゲームの AI 麻雀、AI 将棋、AI 囲碁を
販売しており、2018 年末に株式会社スクウェア・エニックスの運営する大手オンラインゲーム「ファイ
ナルファンタジーXIV」の「ドマ式麻雀」ゲームの基幹エンジンとして 「AI 麻雀」プログラムの提供を
行うなどの実績があります。
(※1)
「Thunderbolt 3」とは、インテルとアップルが共同開発した高速汎用データ伝送技術で、
1
USB Type-C を使用するもの。
(※2)
「eGPU」とは、ノートパソコンなどでも利用できる、外付けの GPU ユニットのこと。
(イーフロンティアの取扱商品)
当社とネクスグループは、2020 年4月 13 日付で業務提携を行い、様々なサービスのオンライン化を
検討する企業や、授業オンライン化を検討する学校教育機関等に対するソリューションの開発、教育 ICT
市場のマーケティングの面で議論を重ねておりました。
当社グループは、あらゆる産業の DX 推進を使命とする一企業集団として、アフター・コロナにおけ
る消費者・企業の「学び」に対するニーズや行動が様変わりすると想定し(「在宅ワーク」
「在宅学習(企
業内研修含む)「巣ごもり消費」等における自宅インターネット環境下での購買や評価の意思決定が日
」
常のように行われ、急速にデジタル化が進むことを想定)、当社の e ラーニングサービスのいっそうの
デジタル化を進め、次なる時代に最適化されたソリューションに設計したい、グラフィックデザインの
専門能力を強化したいという経営意思がありました。つまり、あらゆるサービスのデジタル化が進み、
サービスのユーザビリティやグラフィックデザインなどの UI/UX 設計がビジネスに与える影響力が高ま
る現代において、魅力あるコンテンツ、プログラム及びインターフェースが重要な要素と言われており、
そのような事業環境の到来に対する備えとして意義づけております。その点から、提携関係のあるイー
フロンティアの 3Dグラフィック技術を獲得し、当社の主力事業である LMS 及び e ラーニングコンテン
ツ事業と掛け合わせることで、次世代 e ラーニングのプロダクト開発が可能になるという考えに至りま
した。当社においては、デジタル時代の到来を見据えた戦略的な意思決定としており、今後より踏み込
んだ共同開発が必要になることを想定し、ネクスグループに対してイーフロンティアの株式取得の申し
出を行い、本件株式取得の合意に至りました。
2.株式の一部取得する理由
当社は、イーフロンティアが有する 3Dグラフィックや、AI×画像処理技術は、当社主力製品である
LMS のユーザーインターフェースの 3Dグラフィック開発、AI×LMS への機能開発などに応用可能であり、
多様化するユーザーニーズに適応した LMS へのバージョンアップデートに資するものと考えております。
加えて、3DCGや 3Dキャラクターを用いることで、ヴィジュアル性とゲーミフィケーションを取り
入れ、3D×e ラーニングの新たなプロダクト開発とマーケット開拓の計画をしております。具体的には、
これまでの「ユーザーが、インターネット環境下で学習する」という受動的な e ラーニングは、3DC
GやVR技術を用いることで「ユーザーが、インターネット環境下で学習し、かつ実践研修する」とい
う新しいステージに移行していくというものです(※3)
。対象となるマーケットは、専門的な操作・動
2
作・所作を伴う技術習得やトレーニングが必要となるビジネスシーン(※4)は全て対象となり、専門
学校・職業訓練等の教育現場でも広くニーズがあると言われております。
(※3)3D技術や VR を用いることで、リアリティ・没入感が飛躍的に向上するため学習効果は高くなるという研究
結果も出ており、このような学習法には一定のメリットがあると言われております。
(※4)代表例、精密機械や産業機械等の操作技術、医療・救命現場における専門技術、建築設計施工技術、等
(3DCG画像イメージ)
当社は、イーフロンティアの株式取得をすることで、上述の当社プロダクトの発展と拡張、新しいマ
ーケットの創造に挑戦、急速に社会需要が高まっているテレワークやオンライン学習への環境提供、な
どの理由から本件株式取得の意思決定を行いました。
3.異動の方法
当社は、イーフロンティアの株主であるネクスグループと締結する株式譲渡契約に基づき、イーフロ
ンティアの発行済株式総数 99.9%にあたる 20,002,670 株を譲り受け、イーフロンティアを当社の連結
子会社といたします。
4.異動する子会社の概要
(1)名称 株式会社イーフロンティア
(2)所在地 東京都港区南青山五丁目4番30号
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 阿部 利哉
(4)事業内容 3DCGソフトウェア、動画制作、ゲームソフトの企画開発販売
(5)資本金 100 百万円
(6)設立年月日 1999 年7月 13 日
(7)大株主及び持株比率 株式会社ネクスグループ 99.9%
(8)上場会社と当該会社との間の関係
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
取 引 関 係 当社と業務提携をしております。
関 連 当 事 者 へ
該当事項はありません。
の 該 当 状 況
(9)最近3年間の経営成績及び財政状態 (単位:百万円)
決算期 2017 年 10 月期 2018 年 10 月期 2019 年 10 月期
3
純資産 △114 983 511
総資産 517 1,118 633
1株当たり純資産(円) △5.70 49.10 25.53
売上高(※1) 75 1,360 143
営業利益 22 1,292 21
経常利益 △2 1,308 44
当期純利益 △18 1,137 △471
1株当たり当期純利益(円) △0.90 56.84 △23.57
1株当たり配当金(円) 0 0 0
※1 2018 年 10 月期の売上高には、仮想通貨市場における仮想通貨売買による売上高が 1,278 百万円含
まれております。なお、2019 年以降は仮想通貨売買による売上はございません。
5.株式取得の相手先の概要
(1) 名 称 株式会社ネクスグループ
(2) 所 在 地 岩手県花巻市椚ノ目第2地割 32 番地 1
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 秋山 司
グループ企業の経営戦略策定及び経営管理
介護、リハビリロボット等の企画、開発、販売
(4) 事 業 内 容
農業 ICT の企画、開発、販売
上記に附帯または関連する事業
(5) 資 本 金 10 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1984 年4月 21 日
(7) 連 結 純 資 産 2,234 百万円
(8) 連 結 総 資 産 6,685 百万円
大株主及び持株比率 株式会社フィスコ 19.96%
(9) (2019 年 11 月 30 日 投資事業有限責任組合デジタルアセットファンド 17.13%
現在) 株式会社實業之日本社 11.42%
資 本 関 係 該当事項はありません。
ネクスグループの代表取締役が当社執行役員に就任
人 的 関 係
上 場 会 社 と する予定です。
(10)
当該会社の関係 取 引 関 係 当社と業務委託契約等があります。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
6.取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況
0株
(1)異動前の所有株式数
(議決権の所有割合:0.0%)
(2)取得株式数 20,002,670 株(99.9%)
4
普通株式 80 百万円
(3)取得価額 アドバイザリー費用等 1 百万円
合計 81 百万円
20,002,670 株(99.9%)
(4)異動後の所有株式数
(議決権の所有割合:99.9%)
7.日程
(1)取 締 役 会 決 議 日 2020 年4月 27 日
(2)株 式 譲 渡 契 約 締 結 日 2020 年4月 28 日
(3)株 式 譲 渡 実 行 日 2020 年5月 15 日(予定)
8.今後の見通し
本株式取得により、イーフロンティアは当社の連結子会社となりますが、2020 年 10 月期の当社業績
に与える影響につきましては、精査中であり、今後開示すべき事項が生じた際には速やかに開示いたし
ます。
以上
5