2315 J-CAICA D 2020-04-22 15:30:00
連結子会社の異動を伴う株式の一部売却に関するお知らせ [pdf]
2020 年4月 22 日
各 位
東京都目黒区大橋一丁目5番1号
株 式 会 社 C A I C A
代表取締役社長 鈴木 伸
(JASDAQ:2315)
問合せ先:
代表取締役副社長 山口 健治
℡ 0 3 - 5 6 5 7 - 3 0 0 0(代表)
連結子会社の異動を伴う株式の一部売却に関するお知らせ
当社および連結子会社である株式会社CAICAテクノロジーズ (以下、
「CAICAテクノロジーズ」
といいます。)は、本日開催の取締役会において、当社の連結子会社であるアイスタディ株式会社(東証2
「アイスタディ」といいます。
部、証券コード:2345、以下、 )の株式の一部を売却する(以下、「本株式売
却」といいます。)ことを決議いたしました。これに伴いアイスタディは当社の連結子会社から持分法適用
関連会社となり、アイスタディの連結子会社である株式会社エイム・ソフト(以下、 「エイム・ソフト」と
いいます。、株式会社東京テック(以下、
) 「東京テック」といいます。、株式会社CCCT(以下、
) 「CC
CT」といいます。)の3社は当社連結子会社から除外される予定ですので、下記のとおりお知らせいた
)
します。
記
1.本株式売却の理由
当社※1とアイスタディは2017年12月29日付で資本・業務提携契約を締結し、その後、両社事業の発展の
ため更なるシナジー効果を発揮することを目的として、2019年3月12日付でアイスタディ株式に対する公
開買付けを決議し、同年4月に同社を連結子会社といたしました。
連結子会社化以降、事業シナジーとして、当社グループが持つブロックチェーン技術コンサルティング
に関するノウハウをアイスタディへ提供し、アイスタディはeラーニングの教育コンテンツの一つとして
活用することや、アイスタディが有する社員のスキル・資格取得状況の管理を行うシステムを活用し当社
の取引先の需要にマッチしたスキルを持つ技術者を効率的に提案する事が可能となったこと、当社とアイ
スタディのそれぞれの取引先紹介による、双方の販売チャネルの拡大などを行ってまいりました。更に、
情報サービス業界全体においてブロックチェーン等の先端技術者が不足する中、かかる技術者の育成及び
獲得が当社グループにとっても重要な課題となっており、アイスタディに対し、当社グループが有するブ
ロックチェーンに関するシステム開発等の機密性の高いノウハウを提供することでアイスタディが、これ
らのノウハウに基づいた当社グループの社内向け教育コンテンツを作成・提供し、当社グループの技術者
育成を加速させることなどに取り組んでまいりました。
また、当社はアイスタディの育成型人材紹介事業において当社の求めるスキルにあわせて、募集した人
材に教育研修を行い、研修を修了した人材を評価したうえで、紹介を受けることで、当社においてブロッ
クチェーン技術者を効率よく獲得し、アイスタディの育成型人材紹介事業を軌道にのせるべく事業に取り
組んでおり、今年度中には一定の成果が出るものと見込んでおります。連結子会社化した当初に想定して
1
おりました、(i)技術者の育成と「LMS(ラーニングマネジメントシステム)事業」の拡大、(ⅱ)先端技術
者の獲得と育成型人材紹介事業の拡大(ⅲ)HRMS(人材の採用、並びに採用した人材の 配置、育成、評価、
報酬といった人事制度全般を管理できるシステム)の開発というシナジーは、(i) および(ⅱ)については
実現出来ておりますが、(ⅲ)については計画段階であります。
当社としましては、中長期的な視点でこれらのシナジー効果の発揮を考えておりましたが、今般の新型
コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱およびその後の経済への影響に備え、本株式売却によっ
て生じるアイスタディの連結除外に伴う当社連結業績に与える影響よりも、柔軟に手元資金を確保出来る
ようにすることが当社にとって最優先事項であると判断し、アイスタディを対象としたM&Aローンの組み
換えを実施し、本株式売却が可能である状態とすることにいたしました。
本株式売却により当社は手元資金が確保できること、アイスタディは親子上場解消により、迅速な意思
決定等が可能となることとから、アイスタディの将来にわたる一層の業容拡大を実現するために本株式売
却が有効であると判断しております。
なお、本株式売却によりアイスタディは当社の連結子会社から持分法適用関連会社となるため、今後、
アイスタディの損益は、当社の持分法投資損益として取り込むことになります。
上述の連結子会社化以降に行った取り組みや、当社とアイスタディとの間で当社からの取締役派遣や社
員の人材交流などにより強固な協力関係を構築しており、当社とアイスタディ間の出資比率は変わるもの
の業務提携内容自体に変更は無く、当社とアイスタディは互いに協力関係を維持しながら企業価値向上を
目指してまいります。
連結子会社から除外されるCCCTについては、2020年2月28日付け「当社連結子会社である株式会
社CCCT株式の一部譲渡に関するお知らせ」にて開示しましたとおり、CCCTにおける仮想通貨交
換所システム部門は主にCAICAテクノロジーズに移管されており、CAICAテクノロジーズのエ
ンジニアが当該システムを開発しております。また、CCCTが保有していた仮想通貨取引所運営シス
テムのソフトウェアはCAICAテクノロジーズに譲渡済みであります。
※1 2020 年3月1日付で当社は持 株 会 社 体 制 に 移 行 し 、 当 社 の シ ス テ ム 開 発 事 業 は 会 社 分 割 ( 吸 収 分 割 ) に て
当社からCAICAテクノロジーズへ承継されております。
2.異動する子会社の概要
(1)アイスタディ
①名称 アイスタディ株式会社
②所在地 東京都港区南青山六丁目7番2号
③代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中川 博貴
④事業内容 法人向け学習管理システムの販売、eラーニング学習コンテンツの
開発製造販売、有料職業紹介サービス等
⑤資本金 705 百万円
⑥設立年月日 1997 年6月 12 日
⑦大株主および持株比率 当社 49.2%※2
(2019 年 10 月 31 日現在) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 11.0%
CCCT 7.8%※3
⑧上場会社と当該会社との間の関係
アイスタディ株式を当社と連結子会社CAICAテクノロジーズと
で40.0%を共同保有しており、そのうちCAICAテクノロジーズ
資 本 関 係
は1.0%保有しております。
アイスタディは当社の連結子会社であります。
2
当社の代表取締役および取締役がアイスタディの取締役および取締
人 的 関 係
役(監査等委員)を兼務しております。
CAICAテクノロジーズとアイスタディの間で業務委託契約等が
取 引 関 係
あります。
⑨最近3年間の経営成績および財政状態 (単位:百万円)
2019 年 10 月期
決算期 2017 年 12 月期 2018 年 12 月期
(連結)※4
純資産 1,459 1,380 1,350
総資産 1,694 1,731 1,858
1株当たり純資産(円) 366.99 347.10 338.83
売上高 755 1,101 754
営業利益 47 121 △4
経常利益 38 120 △5
当期純利益 △42 △69 △18
1株当たり当期純利益(円) 13.59 △17.37 △4.77
1株当たり配当金(円) 9 13.9 13.9
※2 当社とCAICAテクノロジーズは本日現在、共同でアイスタディ株式を 40.0%保有しています。
※3 CCCTは 2020 年2月 18 日付で保有株式のすべてをCAICAテクノロジーズに譲渡いたしました。なお、C
AICAテクノロジーズは本日現在、アイスタディ株式を 1.0%保有しております。
※4 アイスタディは 2019 年 10 月期より連結財務諸表を作成しているため、2017 年 12 月期および 2018 年 12 月期は
単体の経営成績および財政状態を記載しております。
(2)エイム・ソフト
①名称 株式会社エイム・ソフト
②所在地 東京都新宿区新宿二丁目19番1号
③代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中川 博貴
④事業内容 ・コンピュータシステムの企画、開発、販売並びに運用管理および
保守に関する業務
・労働者派遣に関する事業並びにそれらに関する仲介事業
・ITフリーランスに特化したエージェント事業
・投融資事業
⑤資本金 50百万円
⑥設立年月日 2005年4月13日
⑦大株主および持株比率 アイスタディ 100%
⑧上場会社と当該会社との間の関係
当社の子会社であるアイスタディがエイム・ソフトの株式を 100%
資 本 関 係
保有しております。
当社の代表取締役社長がエイム・ソフトの取締役を兼務しておりま
人 的 関 係
す。
取 引 関 係 特筆すべき該当事項はありません。
⑨最近3年間の経営成績および財政状態 (単位:百万円)
決算期 2018 年3月期 2019 年3月期 2019 年9月期※5
純資産 88 119 88
3
総資産 297 293 286
1株当たり純資産(円) 222,171 299,647 442,078.55
売上高 681 800 320
営業利益 38 44 △61
経常利益 42 45 △48
当期純利益 31 30 △31
1株当たり当期純利益(円) 78,528円 77,475 △157,215.61
1株当たり配当金(円) 0.00 0.00 0.00
※5 2019 年9月期は 2019 年4月~2019 年9月の6ヵ月分の変則決算であります。
(3)東京テック
①名称 株式会社東京テック
②所在地 東京都目黒区大橋一丁目5番1号
③代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中川 博貴
④事業内容 ・ソフトウェアの企画、開発、販売並びに運用管理および保守に
関する業務
・労働者派遣に関する業務
⑤資本金 19百万円
⑥設立年月日 2014年11月5日
⑦大株主および持株比率 アイスタディ 100.0%
⑧上場会社と当該会社との間の関係
当社子会社のアイスタディが東京テックの株式を 100%保有してお
資 本 関 係
ります。
人 的 関 係 当社の代表取締役社長が東京テックの取締役を兼務しております。
東京テックとCAICAテクノロジーズの間で業務委託契約等があ
取 引 関 係
ります。
⑨最近3年間の経営成績および財政状態 (単位:百万円)
決算期 2017 年 10 月期※6 2018 年 10 月期 2019 年 10 月期
純資産 30 48 59
総資産 64 91 73
1株当たり純資産(円) 80,718.10 84,337.75 103,314.62
売上高 145 268 151
営業利益 12 28 14
経常利益 12 29 14
当期純利益 9 18 11
1株当たり当期純利益(円) 25,403.78 31,453.47 18,976.88
1株当たり配当金(円) 0.00 0.00 0.00
※6 2017 年 10 月期は、2017 年4月1日~2017 年 10 月 31 日の7ヵ月分の変則決算であります。
(4)CCCT
①名称 株式会社CCCT
②所在地 東京都目黒区大橋一丁目5番1号
③代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中川 博貴
4
④事業内容 UI/UX設計、デザイン、グラフィックデザインおよびブロックチェ
ーンに係るシステムエンジニアリング
⑤資本金 945 百万円
⑥設立年月日 2017年11月20日
⑦大株主および持株比率 アイスタディ 90.0%
当社 10.0%
⑧上場会社と当該会社との間の関係
当社子会社のアイスタディが当該会社の株式を 90%保有し、当社
資 本 関 係
が 10%保有しております。
当社の代表取締役社長がCCCTの代表取締役を、当社の代表取締
人 的 関 係
役および取締役がCCCTの取締役を兼務しております。
CCCTとCAICAテクノロジーズの間で業務委託契約がありま
取 引 関 係
す。
⑨最近3年間の経営成績および財政状態※7 (単位:百万円)
決算期 2018 年 10 月期 2019 年 10 月期
純資産 △697 △1,533
総資産 1,162 1,070
1株当たり純資産(円) △3,485,932.36 △7,668,216.84
売上高 △51 12
営業利益 △642 △310
経常利益 △700 △348
当期純利益 △696 △852
1株当たり当期純利益(円) △3,482,532.36 △4,262,352.42
1株当たり配当金(円) 0 0
※7 CCCTは2017年11月20日の設立であるため2018年10月期及び2019年10月期の2期分を記載しております。
3.本株式売却の相手先の概要
売却相手先は、未定であり相対取引による売却、市場での売却など、あらゆる手段での売却を検討して
おります。
4.本株式売却予定株式数、売却予定価額および売却前後の所有株式の状況
(1)売却前の所有株式数 1,590,300 株
(議決権の数:15,903個)
(議決権所有割合:40.0%(うち間接所有分 0.9%))
(2)売却予定株式数 持分法適用関連会社を維持する範囲での売却を予定し
ております。
(3)売却予定価額 未定
(4)売却後の所有株式数(予定) 持分法適用関連会社を維持する範囲での所有を予定し
ております。
596,400 株
(議決権の数:5,964 個)
(議決権所有割合:15.00%)
5
5.日程
(1)取締役会決議日 2020年4月22日
(2)株式売却期間(予定) 未定
6.今後の見通し
アイスタディは当社の連結子会社から持分法適用関連会社となり、アイスタディの連結子会社であるエ
イム・ソフト、東京テック、CCCTの3社は当社連結子会社から除外される予定です。本株式売却後、
連結業績に与える影響を精査し、開示すべき業績への影響が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。
なお、当社とアイスタディはこれまで同様、協業関係を維持し、当社グループが目指す、IT金融企業へ
の変革の実現に向けた新たなサービスへの取り組みを継続しておこなってまいります。
以 上
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