2315 Ｊ－ＣＡＩＣＡ Ｄ 2020-02-28 15:30:00
当社連結子会社である株式会社ＣＣＣＴ株式の一部譲渡に関するお知らせ [pdf]
2020 年２月 28 日
各 位
東京都目黒区大橋一丁目５番１号
株 式 会 社 カ イ カ
代表取締役社長 鈴木 伸
（ＪＡＳＤＡＱ：２３１５）
問合せ先：
代表取締役副社長 山口 健治
℡ 0 3 - 5 6 5 7 - 3 0 0 0（代表）
当社連結子会社である株式会社ＣＣＣＴ株式の一部譲渡に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において当社の連結子会社である株式会社ＣＣＣＴ（以下、「ＣＣＣＴ」
といいます。）の株式の一部を、同じく当社の連結子会社であるアイスタディ株式会社（以下、「アイス
タディ」といいます。）に譲渡することを決議いたしましたので下記のとおりお知らせいたします。
なお、これによりＣＣＣＴはアイスタディの連結子会社となりますが、譲渡先であるアイスタディは当
社の連結子会社であり、ＣＣＣＴは譲渡後も引き続き当社の連結子会社であることに変更はありません。
記
１．株式の一部譲渡の理由
ＣＣＣＴは、暗号資産（以下、「仮想通貨」といいます。）関連の分野において、より機動的な事業運
営体制を有する専門企業として 2017 年 11 月に当社の全額出資により設立されました。これまで仮想通貨
交換所のシステムの開発、保守及び運用の実績を積み重ね、現在、仮想通貨交換所システムの外部向け販
売に注力しております。当該仮想通貨交換所システムは、マネーロンダリング対策として疑わしい取引な
どを検知すること等が可能であり、仮想通貨の安全な管理のため、マルチシグネチャの仕組みを導入した
安全で安心な交換所システムであります。ＣＣＣＴはこうした仮想通貨交換所システムの開発等を通じて
特にセキュリティ面での知見を積み上げてまいりました。
当社グループは現在、当社における従前からのシステム開発業に加え、仮想通貨の基幹技術であるブロ
ックチェーンを活用したフィンテック分野のビジネスと、高度 IT 技術者の確保に繋がる事業をコア事業
とし、経営資源の集中を図る事業再編に取り組んでおります。また、これと同時に経営管理機能と事業執
行機能を分離しそれぞれの機能に特化した体制を構築し、権限と責任を明確化することで経営のスピード
を更に引き上げ、グループ経営体制を強化すべく持株会社体制への移行を進めております。（詳細につき
ましては、2019 年 12 月 25 日付で開示いたしました「持株会社体制への移行に伴う吸収分割契約締結及び
定款の一部変更（商号変更、事業目的の変更）に関するお知らせ」をご参照ください。）
持株体制への移行後は、持株会社による迅速な意思決定により、当社をとりまく環境の変化への対応が
可能となります。これを受け、当社及びＣＣＣＴにおける重複部門を集約し、最適な資産配分を図ること
が重要であると判断し、ＣＣＣＴが保有するソフトウェア及び投資有価証券等の資産の一部を、同じく当
社の連結子会社であるカイカ分割準備会社に譲渡したのち、ＣＣＣＴの増資を行い、債務超過解消を図っ
た上で、 ＣＣＣＴの株式の 90％を同じく当社の連結子会社であるアイスタディに譲渡することを決議いた
しました。なお、ＣＣＣＴにおける仮想通貨交換所システムの開発は主に当社に発注されており、当社の
エンジニアが当該システムを開発しております。そのため、資産譲渡後のＣＣＣＴの主な事業は、システ
ムの UI/UX 部門及び一部のブロックチェーン開発事業、仮想通貨運用事業となります。ＣＣＣＴの UI/UX
部門のデザイナーは仮想通貨交換所「Zaif」の UI/UX デ ザ イ ン を手掛けたメンバーであり、仮想通貨交
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換所のブ ラ ン ド 戦 略 の 知 見 に 加 え 、UI/UX デ ザ イ ン 、グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン 等 の 高 い 技 術 を 有 し
ております。
一方、アイスタディは、同社の安定成長事業である e ラーニング事業において、これまで数多くのラー
ニングコンテンツを提供してまいりました。現在は、AI 及びブロックチェーンカテゴリを主力として、DX
人材育成を支援する e ラーニングの販売に注力しております。アイスタディから、コンテンツ制作能力を
質・量ともに向上させる上で、ブロックチェーン等の知識とデザイン面での高い技術を有するデザイナー
が必要不可欠であること、また、高度 IT エンジニアの創出・紹介事業であるアカデミー事業において、
UI/UX のコンサルティングから UI/UX 制作といった新規案件を獲得する経営能力を向上させ、かつ、高度
IT 関連の分野において、より機動的な事業運営体制を有する専門企業としてＣＣＣＴを位置づけ、魅力的
なパートナー企業との連携を図るべく、ＣＣＣＴが持つシステムの UI/UX 部門等を取得したい旨の申し出
がありました。当社としましても、ＣＣＣＴの UI/UX 部門等とアイスタディのコンテンツ作成事業は高い
親和性を発揮できると判断し、ＣＣＣＴに対する当社の継続的な関与も考慮し、ＣＣＣＴの株式の 90％を
譲渡することを決議いたしました。なお、ＣＣＣＴが保有するアイスタディ株式等について、既にカイカ
分割準備会社へ譲渡済みであります。
２．譲渡する子会社の概要
（１）名称 株式会社ＣＣＣＴ
（２）所在地 東京都目黒区大橋一丁目５番１号
（３）代表者の役職・氏名 代表取締役社長 鈴木 伸
（４）事業内容 仮想通貨に関するシステムの研究、開発、販売及びコンサルティング、
仮想通貨の投融資、運用事業
（５）資本金 945 百万円※１
（６）設立年月日 2017 年 11 月 20 日
（７）大株主及び持株比率 当社 100％
（８）上場会社と当該会社との間の関係
資 本 関 係 当社はＣＣＣＴの株式を 100％所有しております。
当社の代表取締役及び取締役がＣＣＣＴの代表取締役及び取締役
人 的 関 係
を兼務しております。
取 引 関 係 システム開発の受注及び資金の貸付等があります。
関 連 当 事 者 へ
関連当事者に該当いたします。
の 該 当 状 況
（９）最近３年間の経営成績及び財政状態※２ （単位：百万円）
決算期 2018 年 10 月期 2019 年 10 月期
純資産 △697 △1,533
総資産 1,162 1,070
１株当たり純資産(円) △3,485,932.36 △7,668,216.84
売上高 △51 12
営業利益 △642 △310
経常利益 △700 △348
当期純利益 △696 △852
１株当たり当期純利益（円) △3,482,532.36 △4,262,352.42
１株当たり配当金(円) 0 0
※１ 増資後の資本金は 945 百万円です。ＣＣＣＴは当社を相手先に増資を行った結果、債務超過を解消
しております。
※２ ＣＣＣＴは2017年11月20日の設立であるため2018年10月期及び2019年10月期の２期分を記載して
おります。
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３．譲渡先の概要
（１）名称 アイスタディ株式会社
（２）所在地 東京都港区南青山六丁目７番２号
（３）代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中川 博貴
（４）事業内容 人材育成・採用支援を事業の柱とした、集合研修、eラーニングシステム
開発販売、ラーニングコンテンツ、イベントサービス（映像配信）、ビジ
ネスビデオソリューション、人材紹介サービスの提供
（５）資本金 705 百万円
（６）設立年月日 1997 年６月 12 日
（７）連結純資産 1,350 百万円
（８）連結総資産 1,858 百万円
（９）大株主及び持株比率 株式会社カイカ 49.2％
（2019 年 10 月 31 日現在） 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口） 11.0％
株式会社ＣＣＣＴ 7.8％※３
（10）上場会社と当該会社との間の関係
アイスタディ株式を当社が 49.2％、連結子会社ＣＣＣＴが 7.8％※３それ
資本関係
ぞれ所有しており、アイスタディは当社の連結子会社であります。
当社の代表取締役及び取締役がアイスタディの取締役及び取締役（監査
人的関係
等委員）を兼務しております。
取引関係 当社からアイスタディへの業務委託契約等があります。
関連当事者へ
アイスタディは当社の連結子会社であり、関連当事者に該当いたします。
の該当状況
※３ ＣＣＣＴは、2020年２月18日付で株式会社カイカ分割準備会社（株式会社ＣＡＩＣＡテクノロジー
ズに商号変更予定）にアイスタディ株式を譲渡しており、現在の保有比率は0％です。
４．譲渡株式数、価額及び譲渡前後の保有株式数の状況
（１）譲渡前の保有株式数 37,600株※４
議決権割合 100％
（２）譲渡株式数 33,840株
（３）譲渡価額 ４百万円
（４）譲渡後の保有株式数 3,760株
議決権割合 10％
※４ 増資後の株式数です。
５．日程
（１）取締役会決議日 2020 年２月 28 日（金）
（２）契約締結日 2020 年２月 28 日（金）
（３）株式譲渡実行日 2020 年３月１日（日）（予定）
６．今後の見通し
譲渡後もＣＣＣＴは引き続き当社の連結子会社であることから、本件が業績に与える影響は軽微であり
ます。
以 上
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