2309 シミックHD 2020-05-01 15:30:00
2020年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月1日
上場会社名 シミックホールディングス株式会社 上場取引所 東
コード番号 2309 URL https://www.cmicgroup.com
代表者 (役職名) 代表取締役CEO (氏名) 中村 和男
問合せ先責任者 (役職名) 取締役専務執行役員CFO (氏名) 望月 渉 TEL 03-6779-8000
四半期報告書提出予定日 2020年5月12日 配当支払開始予定日 2020年6月15日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (電話会議、機関投資家・証券アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年9月期第2四半期の連結業績(2019年10月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期第2四半期 38,958 6.3 1,970 △31.6 2,368 △11.0 1,479 △3.7
2019年9月期第2四半期 36,633 8.9 2,879 16.5 2,661 19.6 1,536 214.1
(注)包括利益 2020年9月期第2四半期 1,351百万円 (72.6%) 2019年9月期第2四半期 783百万円 (△38.6%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年9月期第2四半期 81.86 ―
2019年9月期第2四半期 82.72 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年9月期第2四半期 85,618 33,889 26.9 1,273.17
2019年9月期 80,179 32,994 27.8 1,231.65
(参考)自己資本 2020年9月期第2四半期 23,026百万円 2019年9月期 22,258百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年9月期 ― 5.00 ― 27.00 32.00
2020年9月期 ― 5.00
2020年9月期(予想) ― ― ―
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
2020年9月期の期末配当予想については、2019年11月7日に公表した配当予想を一旦取り下げ、「未定」とさせていただきます。
3. 2020年9月期の連結業績予想(2019年10月 1日∼2020年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 ― ― ― ― ― ― ― ― ―
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
新型コロナウイルス感染症の収束時期の見通しは立っておらず、今後の業績に与える影響について、現時点では適正かつ合理的な算定が困難なため、2019年
11月7日に公表した連結業績予想を一旦取り下げ、「未定」とさせていただきます。今後、新型コロナウイルス感染症の動向を見極めながら、合理的な算定が可
能となり次第速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料11ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期2Q 18,923,569 株 2019年9月期 18,923,569 株
② 期末自己株式数 2020年9月期2Q 837,911 株 2019年9月期 851,347 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年9月期2Q 18,078,929 株 2019年9月期2Q 18,572,370 株
(注) 期末自己株式数には、株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式(2020年9月期2Q 171,000株、2019年9月期 171,000株)が含まれております。
また、株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております(2020年9月期2Q 171,000
株、2019年9月期2Q 171,667株)。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達
成を当社として約束する趣旨のものではありません。
業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業
績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧下さい。
(四半期決算補足説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法について)
当社は、2020年5月13日(水)に機関投資家・証券アナリスト向けに、電話会議を開催する予定です。説明内容(音声)については、当日使用する四半期決算説
明資料とともに、開催後速やかに当社ウェブサイトに掲載する予定です。
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 11
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 11
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 11
(会計上の見積りの変更) ………………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 12
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 13
- 1 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
[当連結会計年度の概況]
当社グループは、製薬企業の付加価値向上に貢献する独自の事業モデルであるPVC(Pharmaceutical Value
Creator)を展開しております。CRO(医薬品開発支援)事業、CDMO(医薬品製剤開発・製造支援)事業、CSO
(医薬品営業支援)事業、ヘルスケア事業において、製薬企業の開発、製造、営業・マーケティングのバリュー
チェーンを広範に支援しております。また、IPM(Innovative Pharma Model)事業では、当社グループが保有す
る製造販売業等の許認可(知的財産)とバリューチェーンを組み合わせた新たなビジネスソリューションを製薬
企業等に提供しております。
医薬品業界においては、“患者により適した医療”の提供に向けて、革新的医薬品の創出が期待される一方
で、保険医療財政への影響から、費用対効果評価や保険外併用療養活用の検討など薬価制度の見直しが進んでお
り、医薬品産業は技術力や生産性の向上を通じて国際競争力のある産業構造へ転換することが求められていま
す。第四次産業革命と称される人工知能(AI)やIoTなどの新たなテクノロジーが社会全体に大きな変革をもた
らし、ヘルスケア分野においても医療のあり方や健康に対する個人の価値観が変化する中で、産官学民が連携し
て少子高齢化社会に対するイノベーションに取り組んでいます。
2020年初頭から始まった新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は、社会経済に多大なる影響を及ぼし
ており、先行きの不透明感が高まっております。改めて患者の生命維持に直結する医薬品開発の重要性が認識さ
れるとともに、海外依存度が高い医薬品原薬等の国内製造の促進が図られるなど医薬品の安定供給体制の確保が
求められております。
当社グループは、この急速に変化する外部環境に迅速かつ柔軟に対応し、持続的な成長を実現するための取組
み「Project Phoenix」を推進しております。「Project Phoenix 3.0」では、製薬企業を全面的に支援する独自
の事業モデルPVCの展開をヘルスケア分野に拡大し、新たなビジネスの創出と生産性の向上に取り組んでおりま
す。また、2019年9月期を初年度とした中期計画(FY2019-2021)では、中長期的な企業価値向上の実現に向け
て、PVCモデルの加速、グローバル化の促進、ヘルスケアビジネスの創出を重点取組事項に掲げており、中期計
画の達成に向けて、グループ一丸となって諸施策を推進しております。
当社グループはヘルスケア関連企業として、新型コロナウイルス感染症に対する有効な治療や予防手段の開発
支援に尽力することで、患者の早期回復に効果的な治療と医療システムの維持に貢献し、その使命を果たしてま
いります。
[売上高及び営業利益]
当第2四半期連結累計期間においては、新規ヘルスケアビジネスの創出など、中期計画の重要課題に取り組ん
でおります。一方、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、医療機関への訪問自粛やこれに伴う安全性情
報の回収遅延、学会及びセミナー中止等、営業活動の縮小を余儀なくされました。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、CDMO事業及びCSO事業が伸長したことにより38,958百万円(前年同期比
6.3%増)となりました。営業利益につきましては、CDMO事業及びCSO事業が改善したものの、CRO事業が減益と
なったこと等により1,970百万円(前年同期比31.6%減)と前年同期を下回りました。
セグメント別の業績は以下のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間の業績
及び前年同期比較につきましては、変更後の報告セグメントの区分のものに組み替えて表示しております。
- 2 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
<CRO事業>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額(増減率%)
連結累計期間 連結累計期間
売上高 18,797 17,898 △898( △4.8)
営業利益又は営業損失(△) 4,143 2,930 △1,212(△29.3)
当事業においては、主に製薬企業の医薬品開発支援に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、海外企業の日本市場参入や異業種のヘルスケア市場参入支援、バイオ
医薬品や再生医療等製品など高度化する開発ニーズへの対応を促進するとともに、アジアにおける拠点拡大に取
り組んでおります。
臨床業務においては、同一案件にグループの複数の事業が関与するPVC案件やデジタルを活用した最先端手法
を用いた臨床試験の受注強化、人材の専門性及び技術力向上に努めております。
非臨床業務においては、国内及び米国ラボの連携を強化し、核酸医薬や再生医療など先端領域の創薬支援に積
極的に取り組んでおります。
売上高につきましては、臨床業務において、開発案件の小型化、開発難易度の上昇等の影響を受け、受注獲得
の遅れや受託案件の中止・延期が発生したこと等により前年同期を下回りました。これに伴い臨床業務における
稼働率の低下、不採算プロジェクトの発生等により、営業利益につきましても前年同期を下回りました。
<CDMO事業>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額(増減率%)
連結累計期間 連結累計期間
売上高 7,724 10,325 +2,601(+33.7)
営業利益又は営業損失(△) △147 147 +294( - )
当事業においては、主に製薬企業の医薬品製剤開発・製造支援に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、製剤化検討から治験薬製造、商用生産まで、グローバルに展開する医
薬品製造のプラットフォームとして、技術力の更なる向上とローコスト生産体制の進展、戦略的な設備投資を通
じた競争力強化を図っております。
売上高及び営業利益につきましては、米国において顧客の在庫調整による受託生産量の減少があったものの、
国内における受託生産量の増加と、2019年6月に事業を開始したシミックCMO西根株式会社の寄与等により、前年
同期を上回りました。
<CSO事業>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額(増減率%)
連結累計期間 連結累計期間
売上高 3,701 4,313 +611(+16.5)
営業利益又は営業損失(△) △33 437 +471( - )
当事業においては、主に製薬企業の営業・マーケティング支援に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、MR(医薬情報担当者)派遣業務や関連する新たなサービスに加え、メ
ディカルアフェアーズ関連業務の営業活動を強化し、複数のコミュニケーションチャネルと多様なサービスを組
み合わせた総合的なソリューションの提供を進めております。MR派遣業務における堅調な引き合いに応じて、引
き続き人材の確保に注力していきます。
売上高及び営業利益につきましては、前期に獲得したMR派遣業務の案件が堅調に進捗し、稼働率が高い水準で
推移したこと等により、前年同期を上回りました。
- 3 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
<ヘルスケア事業>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額(増減率%)
連結累計期間 連結累計期間
売上高 4,903 4,892 △11( △0.2)
営業利益又は営業損失(△) 579 262 △316(△54.6)
当事業においては、SMO(治験施設支援機関)業務に加え、ヘルスケアサービスとして、主に医療機関や患
者、一般消費者の医療や健康維持・増進に係る業務を行っております。
当第2四半期連結累計期間においては、SMO業務におけるがん領域の対応強化とともに新サービスの拡充を進め
ております。また、電子お薬手帳「harmo」事業、自己検査サービス「SelCheck」の展開をはじめ、疾患の早期
発見や重症化予防に貢献するビジネスの創出に取り組んでおります。引き続き、SMO業務の新規受注確保と、新
規ヘルスケアビジネスの早期収益化を目指します。
売上高につきましては、SMO業務及びヘルスケアサービスともに伸長したものの、BPO・人材サービスの一部案
件において業務量の減少があったことことから、前年同期並みとなりました。営業利益につきましてはBPO・人
材サービスの売上の減少と、新たなヘルスケアビジネス創出のための先行投資を行っていることにより、前年同
期を下回りました。
<IPM事業>
(単位:百万円)
前第2四半期 当第2四半期
増減額(増減率%)
連結累計期間 連結累計期間
売上高 1,881 1,912 +30(+1.6)
営業利益又は営業損失(△) △108 67 +175( - )
当事業は、当社グループが保有する製造販売業等の許認可(知的財産)とバリューチェーンを組み合わせた新
たなビジネスソリューションを製薬企業等へ提供する事業であり、主にオーファンドラッグ(希少疾病用医薬
品)や診断薬等の開発及び販売に係る業務を行っております。
自社開発品を含むオーファンドラッグ等の販売のほか、IPMプラットフォーム提供を通じた海外製薬企業の日
本市場進出支援や、製薬企業のビジネスモデル変化に応じた戦略オプションの提供等によるIPM事業の基盤強化
を進めております。特に昨今、海外製薬企業からのIPMプラットフォームの活用ニーズが高まっており、複数案
件が進捗しております。引き続き新しいビジネスソリューションの提供により、事業規模拡大と利益確保に取り
組んでいきます。
売上高につきましては、前年同期並みとなりましたが、原価低減及び手数料収入の増加等の効果により、営業
黒字を計上いたしました。
- 4 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
[経常利益]
当第2四半期連結累計期間の経常利益は2,368百万円(前年同期比11.0%減)となりました。
なお、営業外収益として持分法による投資利益等492百万円、営業外費用として支払利息等94百万円を計上し
ております。
[親会社株主に帰属する四半期純利益]
当第2四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益は1,479百万円(前年同期比3.7%減)となり
ました。
なお、特別利益として固定資産売却益5百万円、特別損失として投資有価証券評価損及び固定資産除却損114百
万円、法人税等合計として674百万円及び非支配株主に帰属する四半期純利益として105百万円を計上しておりま
す。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末比で5,438百万円増加し、85,618百万円
となりました。これは主に、現金及び預金、受取手形及び売掛金並びにCDMO事業等における有形固定資産等の
増加と投資有価証券等の減少によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末比で4,543百万円増加し、51,729百万円となりました。これは主に、新型コ
ロナウイルス感染症の影響を見据えた資金確保のための金融機関からの借入金等の増加と未払法人税等と賞与
引当金等の減少によるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末比で895百万円増加し、33,889百万円となりました。これは主に、利益剰
余金等の増加とその他有価証券評価差額金等の減少によるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループの事業は、医薬品の開発から製造・販売等を通して、製薬企業、医療機関等を支援するものであ
り、医薬品候補物質の有効性・安全性を確認するための臨床試験や、市販後における安全性情報の収集等の主要
な業務を実施するには、医療機関の協力が欠かせません。しかしながら、新型コロナウイルス感染症が世界的に
感染拡大したことにより、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発が急がれる一方で、医療崩壊を防ぐために医
療機関での実施が予定されていた多数の医薬品開発案件が国内外を問わず延期、中止となり、現時点で再開時期
の見通しがたっておりません。当社グループにおきましても医療機関への訪問自粛をはじめ、事業活動が大幅に
制限される事態となっていることから、業績の動向は新型コロナウイルス感染症の収束時期に大きく影響を受け
ることになります。
したがって、今後の業績に与える影響について、現時点では適正かつ合理的な算定が困難なため、2019年11月
7日に公表した2020年9月期の連結業績予想につきましては一旦取り下げ、「未定」とさせていただきます。今
後、新型コロナウイルス感染症の動向を見極めながら、合理的な算定が可能となり次第速やかに開示いたしま
す。
- 5 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 12,146 14,334
受取手形及び売掛金 13,082 13,637
商品及び製品 682 654
仕掛品 4,074 3,952
原材料及び貯蔵品 2,578 2,657
その他 3,009 3,552
貸倒引当金 △67 △69
流動資産合計 35,506 38,718
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 13,471 14,252
機械装置及び運搬具(純額) 9,848 10,647
土地 6,425 6,424
その他(純額) 4,004 5,283
有形固定資産合計 33,750 36,607
無形固定資産
のれん 237 87
その他 1,338 1,406
無形固定資産合計 1,575 1,493
投資その他の資産
投資有価証券 3,007 2,616
敷金及び保証金 1,997 1,973
その他 4,921 4,779
貸倒引当金 △579 △570
投資その他の資産合計 9,347 8,798
固定資産合計 44,673 46,900
資産合計 80,179 85,618
- 6 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,082 918
短期借入金 3,018 3,918
1年内返済予定の長期借入金 2,822 2,958
コマーシャル・ペーパー 2,000 4,000
未払法人税等 647 424
賞与引当金 2,677 2,071
受注損失引当金 561 612
その他 9,935 11,975
流動負債合計 22,743 26,878
固定負債
長期借入金 11,356 12,050
退職給付に係る負債 8,721 9,077
その他 4,364 3,722
固定負債合計 24,441 24,850
負債合計 47,185 51,729
純資産の部
株主資本
資本金 3,087 3,087
資本剰余金 6,102 6,100
利益剰余金 14,121 15,119
自己株式 △1,578 △1,551
株主資本合計 21,733 22,756
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 613 358
為替換算調整勘定 △35 △57
退職給付に係る調整累計額 △52 △31
その他の包括利益累計額合計 525 269
非支配株主持分 10,735 10,863
純資産合計 32,994 33,889
負債純資産合計 80,179 85,618
- 7 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 36,633 38,958
売上原価 28,240 30,782
売上総利益 8,392 8,176
販売費及び一般管理費 5,513 6,205
営業利益 2,879 1,970
営業外収益
受取利息 2 2
持分法による投資利益 - 421
その他 48 68
営業外収益合計 50 492
営業外費用
支払利息 56 57
持分法による投資損失 108 -
為替差損 77 13
その他 25 23
営業外費用合計 268 94
経常利益 2,661 2,368
特別利益
固定資産売却益 6 5
特別利益合計 6 5
特別損失
減損損失 124 -
固定資産除却損 50 47
投資有価証券評価損 - 66
特別損失合計 174 114
税金等調整前四半期純利益 2,493 2,259
法人税、住民税及び事業税 1,035 684
法人税等調整額 107 △10
法人税等合計 1,142 674
四半期純利益 1,350 1,585
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△185 105
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,536 1,479
- 8 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
四半期純利益 1,350 1,585
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △583 △254
為替換算調整勘定 △23 △16
退職給付に係る調整額 39 38
その他の包括利益合計 △567 △233
四半期包括利益 783 1,351
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 977 1,223
非支配株主に係る四半期包括利益 △194 127
- 9 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 2,493 2,259
減価償却費 1,728 1,993
減損損失 124 -
のれん償却額 140 148
貸倒引当金の増減額(△は減少) 0 △7
賞与引当金の増減額(△は減少) △546 △605
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △63 -
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 285 398
受取利息及び受取配当金 △2 △2
支払利息 56 57
為替差損益(△は益) 68 7
持分法による投資損益(△は益) 108 △421
売上債権の増減額(△は増加) △836 △555
たな卸資産の増減額(△は増加) 92 73
仕入債務の増減額(△は減少) 102 △164
未払費用の増減額(△は減少) △89 △131
前受金の増減額(△は減少) 196 221
その他 △578 △689
小計 3,281 2,581
利息及び配当金の受取額 14 2
利息の支払額 △66 △56
法人税等の支払額 △1,488 △960
助成金の受取額 2 7
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,744 1,574
投資活動によるキャッシュ・フロー
短期貸付金の純増減額(△は増加) - △90
有形固定資産の取得による支出 △1,374 △2,244
無形固定資産の取得による支出 △287 △203
敷金及び保証金の差入による支出 △42 △361
敷金及び保証金の回収による収入 30 385
その他 △13 △6
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,687 △2,519
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 34 900
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 2,000 2,000
長期借入れによる収入 2,000 2,250
長期借入金の返済による支出 △2,604 △1,420
リース債務の返済による支出 △70 △82
配当金の支払額 △420 △490
その他 △6 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー 931 3,156
現金及び現金同等物に係る換算差額 △28 △8
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 960 2,202
現金及び現金同等物の期首残高 13,976 12,144
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 - △14
現金及び現金同等物の四半期末残高 14,937 14,332
- 10 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
国際財務報告基準(IFRS)を適用している在外子会社において、第1四半期連結会計期間より、国際財務報告
基準第16号「リース」(以下「IFRS第16号」という)を適用しております。
IFRS第16号の適用により、リースの借手は、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産及び負債として
計上することとしました。IFRS第16号の適用については、経過的な取扱いに従っております。
なお、当第2四半期連結累計期間において、四半期連結財務諸表に与える影響は軽微です。
(会計上の見積りの変更)
該当事項はありません。
- 11 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年10月1日 至 2019年3月31日)
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ヘルスケア 計上額
CRO事業 CDMO事業 CSO事業 IPM事業 計 (注)1
事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 18,696 7,692 3,700 4,663 1,881 36,633 - 36,633
セグメント間の内部
101 32 1 240 - 375 △375 -
売上高又は振替高
計 18,797 7,724 3,701 4,903 1,881 37,009 △375 36,633
セグメント利益又は
4,143 △147 △33 579 △108 4,433 △1,553 2,879
セグメント損失(△)
(注) 1. セグメント利益又はセグメント損失の調整額△1,553百万円には、セグメント間取引消去等△2百万円、
各報告セグメントへ配分していない全社費用△1,551百万円が含まれております。全社費用の主なもの
は、当社(持株会社)に係る費用であります。
2. セグメント利益又はセグメント損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
ヘルスケア 調整額 損益計算書
CRO事業 CDMO事業 CSO事業 IPM事業 計 計上額
事業
減損損失 124 - - - - 124 - 124
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年3月31日)
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
ヘルスケア 計上額
CRO事業 CDMO事業 CSO事業 IPM事業 計 (注)1
事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 17,774 10,297 4,313 4,660 1,912 38,958 - 38,958
セグメント間の内部
124 28 - 231 - 384 △384 -
売上高又は振替高
計 17,898 10,325 4,313 4,892 1,912 39,342 △384 38,958
セグメント利益又は
2,930 147 437 262 67 3,846 △1,875 1,970
セグメント損失(△)
(注) 1. セグメント利益又はセグメント損失の調整額△1,875百万円には、セグメント間取引消去等2百万円、各
報告セグメントへ配分していない全社費用△1,877百万円が含まれております。全社費用の主なもの
は、当社(持株会社)に係る費用であります。
2. セグメント利益又はセグメント損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2. 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
3. 報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、シミックキャリア㈱は、事業領域の変化に伴いCRO事業からヘルスケア事
業に報告セグメントの区分を変更しております。
なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分のものに組み替え
て算出しております。
- 12 -
シミックホールディングス㈱(2309)2020年9月期 第2四半期決算短信
3.補足情報
受注の状況
受注実績
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日) 至 2019年9月30日)
報告セグメントの名称
受注高 受注残高 受注高 受注残高 受注高 受注残高
CRO事業 17,614 54,396 18,201 54,041 34,408 53,614
CDMO事業 8,274 4,409 9,248 4,263 18,722 5,312
CSO事業 5,302 4,863 4,077 3,786 8,688 4,022
ヘルスケア事業 5,861 11,166 5,313 11,864 10,813 11,211
合計 37,053 74,836 36,840 73,956 72,633 74,161
(注)1. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2. 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
3. CDMO事業の受注残高は確定注文を受けているもののみを計上しております。顧客から提示を受けている年間ベ
ースでの発注計画等は、確定注文とは異なりますので受注残高には含めておりません。
4. IPM事業は受託事業と業態が異なるため、受注実績から除外しております。
5. 第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間及び前連結会
計年度における受注高及び受注残高は、変更後の報告セグメントの区分のものに組み替えて算出しておりま
す。
- 13 -