2286 林兼産 2020-02-14 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
林兼産業㈱(2286) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(1)経営成績に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(2)財政状態に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・ P.3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(1)四半期連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・ P.6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ・・・・・・・・・・・・ P.8
(セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(重要な後発事象)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.10
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林兼産業㈱(2286) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、輸出に弱さが見られるものの、雇用・所得環境の
改善が続く緩やかな回復基調で推移いたしました。食品業界におきましては、物流費などのコス
ト増加や慢性的な人手不足、国内外での家畜疾病の発生など厳しい経営環境が続きました。
このような状況のなか、当社グループは「第四次中期経営計画」(2019 年3月期~2020 年3月
期)のもと、「前進~次のステージへ」をテーマに「収益基盤」「財務基盤」「経営基盤」の安定化
を図り、持続的な成長を可能とする事業基盤の確立に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、養魚用飼料の販売数量が増加したことなどにより 355
億 44 百万円(前年同期比 1.1%増加)となりました。損益面におきましては、売上増加により営
業利益は 12 億 86 百万円(前年同期比 2.3%増加)、経常利益は 14 億2百万円(前年同期比 3.8%
増加)となりましたが、税金費用の増加により親会社株主に帰属する四半期純利益は8億 72 百万
円(前年同期比 7.1%減少)となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメントの業績は、次のとおりです。
①水産食品事業
水産食品事業におきましては、機能性食品素材「カツオエラスチン」および高齢者向けソフト
食「ソフミート」の売上増加や、魚肉ねり製品の中国向け輸出増加により、増収となりました。
これらにより、売上高は 36 億 68 百万円(前年同期比 2.9%増加)、セグメント利益(営業利益)
は3億 26 百万円(前年同期比 34.0%増加)となりました。
②畜産食品事業
畜産食品事業におきましては、既存量販店への豚肉の売上が減少したことにより、減収となり
ました。
これらにより、売上高は 152 億 51 百万円(前年同期比 3.3%減少)となりました。損益面にお
きましては、豚肉仕入れコストの増加などによる利益率の悪化もありセグメント利益(営業利益)
は3億 51 百万円(前年同期比 43.3%減少)となりました。
③飼料事業
飼料事業におきましては、ブリ・マダイの在池量増加を背景に養魚用飼料の売上が増加したこ
とにより、増収となりました。
これらにより、売上高は 147 億 37 百万円(前年同期比 4.8%増加)、セグメント利益(営業利
益)は 12 億円(前年同期比 18.3%増加)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は 336 億9百万円となり、前連結会計年度末に
比べ 34 億 80 百万円増加しました。流動資産の増加(前連結会計年度末比 34 億4百万円増加)は、
主に受取手形及び売掛金が 31 億 44 百万円、商品及び製品が4億 12 百万円増加したことなどによ
るものであり、固定資産の増加(前連結会計年度末比 75 百万円増加)は、主に投資有価証券が8
億 72 百万円減少したものの、投資その他の資産のその他に含まれる破産更生債権等が6億 50 百
万円、有形固定資産のその他(純額)が2億 34 百万円増加したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は 247 億 40 百万円となり、前連結会計年度末に
比べ 32 億 66 百万円増加しました。流動負債の増加(前連結会計年度末比 31 億6百万円増加)は、
主に買掛金が 20 億 98 百万円、短期借入金が8億 60 百万円増加したことなどによるものであり、
固定負債の増加(前連結会計年度末比1億 60 百万円増加)は、主にその他に含まれる繰延税金負
債が2億 25 百万円減少したものの、長期借入金が2億 15 百万円、その他に含まれる長期リース
債務が1億 28 百万円増加したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は 88 億 68 百万円となり、前連結会計年度末
に比べ2億 13 百万円増加しました。これは主にその他有価証券評価差額金が5億 37 百万円減少
したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を8億 72 百万円計上したことなどによるもので
す。この結果、自己資本比率は 23.9%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は概ね予想どおり推移しており、2019 年5月
14 日に発表した通期の業績予想に修正はありません。
なお、今後経営環境等の変化により、業績予想について見直しが必要と判断した場合には、速
やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,325,242 2,290,462
受取手形及び売掛金 5,337,185 8,481,333
商品及び製品 1,822,122 2,235,058
仕掛品 2,020,681 2,029,562
原材料及び貯蔵品 1,745,453 1,965,982
その他 518,527 172,156
貸倒引当金 △3,207 △4,219
流動資産合計 13,766,005 17,170,337
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 3,423,113 3,495,237
土地 4,216,119 4,188,531
その他(純額) 2,798,382 3,032,494
有形固定資産合計 10,437,615 10,716,264
無形固定資産 21,972 18,033
投資その他の資産
投資有価証券 4,557,714 3,685,071
その他 2,642,360 3,325,930
貸倒引当金 △1,295,956 △1,305,860
投資その他の資産合計 5,904,118 5,705,140
固定資産合計 16,363,706 16,439,438
資産合計 30,129,711 33,609,776
負債の部
流動負債
買掛金 3,292,487 5,390,968
短期借入金 8,435,622 9,296,206
未払法人税等 114,789 327,361
賞与引当金 287,025 149,192
環境対策引当金 1,409 16,234
災害損失引当金 4,800 ―
その他 2,292,229 2,354,819
流動負債合計 14,428,363 17,534,783
固定負債
長期借入金 2,751,419 2,966,929
退職給付に係る負債 1,951,812 2,026,253
事業整理損失引当金 25,635 22,979
環境対策引当金 22,998 7,478
資産除去債務 30,000 30,000
その他 2,263,737 2,152,481
固定負債合計 7,045,603 7,206,121
負債合計 21,473,967 24,740,904
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 3,415,020 3,415,020
資本剰余金 8,971 8,971
利益剰余金 3,067,315 3,806,143
自己株式 △7,226 △7,343
株主資本合計 6,484,080 7,222,791
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,362,493 824,910
繰延ヘッジ損益 △231 871
為替換算調整勘定 11,751 11,751
退職給付に係る調整累計額 △40,253 △32,239
その他の包括利益累計額合計 1,333,760 805,293
非支配株主持分 837,903 840,785
純資産合計 8,655,744 8,868,871
負債純資産合計 30,129,711 33,609,776
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 35,145,002 35,544,373
売上原価 29,097,459 29,475,715
売上総利益 6,047,542 6,068,658
販売費及び一般管理費 4,789,660 4,782,314
営業利益 1,257,882 1,286,344
営業外収益
受取配当金 67,544 72,048
その他 153,909 186,302
営業外収益合計 221,454 258,351
営業外費用
支払利息 118,811 113,131
その他 9,465 29,292
営業外費用合計 128,277 142,423
経常利益 1,351,059 1,402,271
特別利益
固定資産売却益 39 ―
投資有価証券売却益 ― 12,730
受取保険金 97,909 14,662
特別利益合計 97,949 27,393
特別損失
投資有価証券評価損 ― 33,443
災害による損失 69,779 ―
固定資産圧縮損 ― 14,662
その他 9,916 16,382
特別損失合計 79,695 64,488
税金等調整前四半期純利益 1,369,313 1,365,176
法人税、住民税及び事業税 323,134 421,074
法人税等調整額 53,263 14,104
法人税等合計 376,398 435,178
四半期純利益 992,914 929,997
非支配株主に帰属する四半期純利益 53,459 57,619
親会社株主に帰属する四半期純利益 939,455 872,377
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四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 992,914 929,997
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △57,934 △580,464
繰延ヘッジ損益 △213 1,102
退職給付に係る調整額 9,901 8,013
持分法適用会社に対する持分相当額 △13 4
その他の包括利益合計 △48,260 △571,343
四半期包括利益 944,653 358,653
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 889,126 343,911
非支配株主に係る四半期包括利益 55,527 14,742
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
(注)
水産食品事業 畜産食品事業 飼料事業 計
売上高
外部顧客への売上高 3,565,650 15,765,505 14,056,849 33,388,005 1,756,996 35,145,002
セグメント間の内部売上高
1,644 139,368 1,185,054 1,326,067 375,102 1,701,169
又は振替高
計 3,567,295 15,904,874 15,241,903 34,714,073 2,132,098 36,846,172
セグメント利益 243,616 620,134 1,014,723 1,878,474 184,029 2,062,503
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 1,878,474
「その他」の区分の利益 184,029
セグメント間取引消去 8,532
全社費用(注) △813,154
四半期連結損益計算書の営業利益 1,257,882
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
(注)
水産食品事業 畜産食品事業 飼料事業 計
売上高
外部顧客への売上高 3,668,448 15,251,162 14,737,262 33,656,873 1,887,500 35,544,373
セグメント間の内部売上高
826 130,109 1,216,919 1,347,856 427,993 1,775,849
又は振替高
計 3,669,275 15,381,272 15,954,181 35,004,729 2,315,494 37,320,223
セグメント利益 326,434 351,451 1,200,138 1,878,024 226,452 2,104,477
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 1,878,024
「その他」の区分の利益 226,452
セグメント間取引消去 4,381
全社費用(注) △822,515
四半期連結損益計算書の営業利益 1,286,344
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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林兼産業㈱(2286) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(重要な後発事象)
当社は、2020年2月14日開催の取締役会において、下記のとおり固定資産を譲渡することを決議しました。
1.譲渡の理由
経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、当該固定資産を譲渡することとしました。
2.譲渡資産の内容
資産の名称および所在地 譲渡価額 譲渡損益 現 況
土地 : 大阪府大阪市港区福崎2-3-1
他5筆
12,238.12㎡ (全体面積) 1,880,000千円 762,478千円 賃貸用資産
建物 : 鉄筋コンクリート5階建
8,153.34㎡ (延べ床面積)
(注) 譲渡損益は、一部固定資産の除却損および建物解体費ならびに譲渡に係る諸経費を控除した概算額を記載し
ております。
3.譲渡先の概要
(1) 名 称 株式会社ライフコーポレーション
(2) 本店所在地 東京都中央区日本橋本町3丁目6番2号
(3) 代 表 者 代表取締役社長 岩崎高治
(4) 主な事業の内容 スーパーマーケットチェーン
(5) 資 本 金 100億4百万円
(6) 設立年月日 1941年2月22日
(7) 純 資 産 76,646百万円 (2019年2月28日現在)
(8) 総 資 産 253,497百万円 (2019年2月28日現在)
三菱商事株式会社 (22.5%)
清信興産株式会社 (11.5%)
(9)大株主及び持株比率
公益財団法人ライフスポーツ財団 (6.9%)
(2019年2月28日現在)
ライフ共栄会 (4.9%)
三井住友信託銀行株式会社 (4.8%)
資本関係 該当事項はありません。
人的関係 該当事項はありません
(10)上場会社と
当該会社の関係 譲渡先に対し肉類・畜肉加工品を中心に販売しており、 前期取引金額は賃
取引関係
貸収入を含め2,650百万円となっております。
関連当事者への
該当事項はありません
該当状況
4.譲渡の日程
(1)取締役会決議日 2020年2月14日
(2)契約締結日 2020年3月2日予定
(3)物件引渡日 2020年8月31日予定
5.今後の見通し
2021年3月期の第2四半期において、特別利益として固定資産売却益762百万円を計上する見込みです。
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