2286 林兼産 2021-02-12 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(1)経営成績に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(2)財政状態に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・ P.3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(1)四半期連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・ P.6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ・・・・・・・・・・・・ P.8
(セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
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林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け厳し
い状況で推移いたしました。個人消費の持ち直しの動きに足踏みが見られるなど、依然として先
行き不透明な状況が続いております。食品業界におきましても、外食需要の減少など厳しい経営
環境が続きました。
このような状況のなか、当社グループは当連結会計年度からの2ヵ年を「将来を見据えた磐石
な事業基盤の確立」の期間と位置付け、
「新中期経営計画<挑戦>challenge2022」(2021年3月期
~2022年3月期)をスタートさせました。経営資源の選択と集中による構造改革を進めて収益基盤
の改善を図るとともに、安定的な利益確保に向けて構造強化を図ることで、持続的な事業発展を
目指しております。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、外食産業・ホテル向けの業務用食肉加工品の販売数量
が減少したものの、巣ごもり需要から調理食品の販売数量が増加したことなどにより、355 億 73
百万円(前年同期比 0.1%増加)となりました。損益面におきましては、養魚用飼料の販売数量
減少や豚肉仕入れコストの増加などにより営業利益は 10 億 42 百万円(前年同期比 18.9%減少)
、
経常利益は 12 億 46 百万円(前年同期比 11.1%減少)となりました。親会社株主に帰属する四半
期純利益は、賃貸用不動産(大阪市港区)の売却益7億 81 百万円の計上もあり 12 億 99 百万円(前
年同期比 48.9%増加)となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメントの業績は、次のとおりです。
なお、 (3)
「2. 四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等) に記載のとおり、
」
第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更等を行っており、当第3四半期連結累計期間
の比較・分析は、変更後の報告セグメントに基づいております。
①水産・機能食品事業
水産・機能食品事業におきましては、魚肉ねり製品の国内販売が伸びたものの、機能性食品の
中国向け輸出が減少したことにより、減収となりました。
これらにより、売上高は 36 億 13 百万円(前年同期比 1.5%減少)となりました。損益面にお
きましては、販売費の減少によりセグメント利益(営業利益)は2億1百万円(前年同期比 0.1%
増加)となりました。
②畜産食品事業
畜産食品事業におきましては、巣ごもり需要の高まりから冷凍食品・レトルト商品向け具材の
販売が好調であったことや、牛肉・豚肉の販売数量が増加したことにより、増収となりました。
これらにより、売上高は 155 億9百万円(前年同期比 1.7%増加)となりました。損益面にお
きましては、食肉加工品の販売数量減少や豚肉仕入れコストの増加によりセグメント利益(営業
利益)は2億 34 百万円(前年同期比 33.2%減少)となりました。
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③飼料事業
飼料事業におきましては、養魚用飼料および畜産用飼料の販売数量が減少したことにより、減
収となりました。
これらにより、売上高は 146 億 31 百万円(前年同期比 0.7%減少)、セグメント利益(営業利
益)は 10 億 49 百万円(前年同期比 12.5%減少)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は 323 億 70 百万円となり、前連結会計年度末に
比べ 26 億 87 百万円増加しました。流動資産の増加(前連結会計年度末比 37 億 49 百万円増加)
は、主に受取手形及び売掛金が 35 億 12 百万円増加したことなどによるものであり、固定資産の
減少(前連結会計年度末比 10 億 62 百万円減少)は、主に投資有価証券が2億 65 百万円増加した
ものの、有形固定資産が7億 17 百万円、投資その他の資産のその他に含まれる破産更生債権等が
6億 58 百万円減少したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は 223 億 62 百万円となり、前連結会計年度末に
比べ 12 億 80 百万円増加しました。流動負債の増加(前連結会計年度末比 18 億2百万円増加)は、
主に短期借入金が 12 億 62 百万円減少したものの、買掛金が 24 億 65 百万円、未払法人税等が3
億 68 百万円増加したことなどによるものであり、固定負債の減少(前連結会計年度末比5億 21
百万円減少)は、主に長期借入金が5億 81 百万円減少したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は 100 億8百万円となり、前連結会計年度末
に比べ 14 億6百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を 12 億 99 百
万円計上したことなどによるものです。この結果、自己資本比率は 28.2%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の長期化が懸念されており、当社グ
ループを取り巻く経営環境は依然として先行き不透明な状況が続くと考えられます。
こうしたなか、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は概ね予想どおり推移してい
ることから、2020 年5月 19 日に発表した通期の業績予想に修正はありません。
今後、経営環境等の変化により業績予想の見直しが必要と判断した場合には、速やかに開示い
たします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,922,156 3,498,590
受取手形及び売掛金 5,319,303 8,831,626
商品及び製品 2,350,987 2,173,066
仕掛品 2,198,012 1,597,397
原材料及び貯蔵品 2,096,611 1,970,901
その他 564,926 168,961
貸倒引当金 △3,119 △42,012
流動資産合計 14,448,879 18,198,531
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 3,466,278 2,949,358
土地 4,339,231 4,203,944
その他(純額) 3,196,006 3,130,462
有形固定資産合計 11,001,516 10,283,765
無形固定資産 17,975 19,056
投資その他の資産
投資有価証券 3,046,885 3,312,084
その他 2,406,158 1,674,936
貸倒引当金 △1,238,106 △1,117,990
投資その他の資産合計 4,214,938 3,869,030
固定資産合計 15,234,430 14,171,852
資産合計 29,683,309 32,370,383
負債の部
流動負債
買掛金 2,271,825 4,737,278
短期借入金 9,113,737 7,850,909
未払法人税等 113,083 481,539
賞与引当金 298,204 154,454
環境対策引当金 15,520 156
その他 2,286,943 2,677,090
流動負債合計 14,099,315 15,901,429
固定負債
長期借入金 2,801,819 2,219,962
環境対策引当金 7,478 7,478
退職給付に係る負債 2,038,580 2,050,974
その他 2,134,441 2,182,256
固定負債合計 6,982,320 6,460,671
負債合計 21,081,635 22,362,100
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 3,415,020 3,415,020
資本剰余金 8,971 8,971
利益剰余金 3,808,435 4,974,111
自己株式 △7,343 △7,343
株主資本合計 7,225,083 8,390,759
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 576,907 753,947
繰延ヘッジ損益 430 △3,870
為替換算調整勘定 7,070 ―
退職給付に係る調整累計額 △23,023 △17,087
その他の包括利益累計額合計 561,384 732,989
非支配株主持分 815,204 884,533
純資産合計 8,601,673 10,008,282
負債純資産合計 29,683,309 32,370,383
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 35,544,373 35,573,174
売上原価 29,475,715 29,922,654
売上総利益 6,068,658 5,650,519
販売費及び一般管理費 4,782,314 4,607,600
営業利益 1,286,344 1,042,919
営業外収益
受取配当金 72,048 73,373
補助金収入 ― 80,572
その他 186,302 175,474
営業外収益合計 258,351 329,419
営業外費用
支払利息 113,131 98,553
その他 29,292 26,799
営業外費用合計 142,423 125,353
経常利益 1,402,271 1,246,985
特別利益
固定資産売却益 ― 781,758
受取保険金 14,662 ―
その他 12,730 28,508
特別利益合計 27,393 810,267
特別損失
固定資産除却損 7,842 50,815
投資有価証券評価損 33,443 ―
固定資産圧縮損 14,662 23,979
減損損失 8,531 22,509
その他 8 ―
特別損失合計 64,488 97,304
税金等調整前四半期純利益 1,365,176 1,959,947
法人税、住民税及び事業税 421,074 560,666
法人税等調整額 14,104 29,191
法人税等合計 435,178 589,858
四半期純利益 929,997 1,370,089
非支配株主に帰属する四半期純利益 57,619 70,866
親会社株主に帰属する四半期純利益 872,377 1,299,222
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林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 929,997 1,370,089
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △580,464 187,783
繰延ヘッジ損益 1,102 △4,300
退職給付に係る調整額 8,013 5,935
持分法適用会社に対する持分相当額 4 △7,041
その他の包括利益合計 △571,343 182,377
四半期包括利益 358,653 1,552,466
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 343,911 1,470,827
非支配株主に係る四半期包括利益 14,742 81,638
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林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
水産・機能 畜産食品 飼料 (注)
計
食品事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 3,668,448 15,251,162 14,737,262 33,656,873 1,887,500 35,544,373
セグメント間の内部売上高
826 130,109 1,216,919 1,347,856 427,993 1,775,849
又は振替高
計 3,669,275 15,381,272 15,954,181 35,004,729 2,315,494 37,320,223
セグメント利益 201,699 351,451 1,200,138 1,753,289 226,452 1,979,742
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 1,753,289
「その他」の区分の利益 226,452
セグメント間取引消去 4,381
全社費用(注) △697,780
四半期連結損益計算書の営業利益 1,286,344
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
報告セグメントに帰属しない全社資産において、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失
の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては8,531千円です。
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Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
水産・機能 畜産食品 飼料 (注)
計
食品事業 事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 3,613,633 15,509,356 14,631,947 33,754,937 1,818,236 35,573,174
セグメント間の内部売上高
667 123,971 1,134,070 1,258,709 425,972 1,684,682
又は振替高
計 3,614,301 15,633,328 15,766,017 35,013,647 2,244,208 37,257,856
セグメント利益 201,912 234,922 1,049,894 1,486,729 241,363 1,728,092
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 1,486,729
「その他」の区分の利益 241,363
セグメント間取引消去 4,517
全社費用(注) △689,691
四半期連結損益計算書の営業利益 1,042,919
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
報告セグメントに帰属しない全社資産において、固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失
の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては22,509千円です。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、2020年4月1日付け組織変更に伴い、従来「水産食品事業」としていた報告セグ
メントの名称を「水産・機能食品事業」に変更するとともに、従来「全社費用」として差異調整に関する事項に含
めていた当社研究開発部門の費用を「水産・機能食品事業」に含めることとしております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントに基づき作成したものを記載し
ております。
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