2286 林兼産 2020-08-11 15:00:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(1)経営成績に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
(2)財政状態に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ・・・・・・・・・・・・・ P.3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(1)四半期連結貸借対照表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ・・・・・・・・・・ P.6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ・・・・・・・・・・・・ P.8
(セグメント情報等) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.8
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林兼産業㈱(2286) 2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が拡大した影響により
経済活動が停滞し、急速に悪化いたしました。6月以降は個人消費に持ち直しの動きが見られる
ものの、依然として先行き不透明な状況が続いております。食品業界におきましては、外出自粛
に伴う外食需要の減少など厳しい経営環境が続きました。
このような状況のなか、当社グループは本年4月からの2ヵ年を「将来を見据えた磐石な事業
基盤の確立」の期間と位置付け、「新中期経営計画<挑戦>challenge2022」(2021年3月期~2022
年3月期)をスタートさせました。この計画のもと、経営資源の選択と集中により構造改革を進め
て収益基盤の改善を図るとともに、安定的な利益確保に向けて構造強化を図り、持続的な事業発
展を目指してまいります。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、巣ごも
り需要が高まり家庭用食品の販売数量が増加したものの、外食産業・ホテル向けの業務用食肉加
工品の販売数量が減少したことなどから、105 億7百万円(前年同期比 0.05%減少)となりまし
た。損益面におきましては、固定費の減少などにより営業利益は1億 91 百万円
(前年同期比 23.8%
増加)
、営業外収支の改善により経常利益は2億 69 百万円(前年同期比 20.9%増加)
、親会社株
主に帰属する四半期純利益は1億 63 百万円(前年同期比 55.5%増加)となりました。
当第1四半期連結累計期間のセグメントの業績は、次のとおりです。
なお、 (3)
「2. 四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等) に記載のとおり、
」
当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの変更等を行っており、当第1四半期連結累計
期間の比較・分析は、変更後の報告セグメントに基づいております。
①水産・機能食品事業
水産・機能食品事業におきましては、魚肉ねり製品の販売数量が増加したものの、機能性食品
素材「カツオエラスチン」の販売数量が減少したことなどにより、減収となりました。
これらにより、売上高は 12 億 26 百万円(前年同期比 2.4%減少)となりました。損益面にお
いては、魚肉ねり製品や機能性食品素材の価格改定によりセグメント利益(営業利益)は 56 百万
円(前年同期比 20.5%増加)となりました。
②畜産食品事業
畜産食品事業におきましては、外食需要の減少により食肉加工品の販売数量が減少したものの、
調理食品や豚肉・牛肉の販売数量が増加したことなどにより、増収となりました。
これらにより、売上高は 47 億 72 百万円(前年同期比 1.7%増加)となりました。損益面にお
いては、食肉加工品の販売数量減少や原材料価格の上昇によりセグメント利益(営業利益)は 11
百万円(前年同期比 63.8%減少)となりました。
③飼料事業
飼料事業におきましては、養殖魚の需要低迷に伴う養魚用飼料の販売数量減少や単価下落など
により、減収となりました。
これらにより、売上高は 39 億 38 百万円(前年同期比 1.3%減少)となりました。損益面にお
いては、固定費の減少などによりセグメント利益(営業利益)は2億 64 百万円(前年同期比 14.4%
増加)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は 299 億 27 百万円となり、前連結会計年度末に
比べ2億 43 百万円増加しました。流動資産の増加(前連結会計年度末比3億 78 百万円増加)は、
主に現金及び預金が1億 47 百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が5億7百万円増加した
ことなどによるものであり、固定資産の減少(前連結会計年度末比1億 34 百万円減少)は、主に
有形固定資産が2億 11 百万円、投資有価証券が2億 18 百万円増加したものの、投資その他の資
産のその他に含まれる破産更生債権等が6億 50 百万円減少したことなどによるものです。
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は 211 億 36 百万円となり、前連結会計年度末に
比べ 54 百万円増加しました。流動負債の増加(前連結会計年度末比2億4百万円増加)は、主に
その他に含まれる未払金が4億 33 百万円減少したものの、買掛金が5億 31 百万円、賞与引当金
が1億 72 百万円増加したことなどによるものであり、固定負債の減少(前連結会計年度末比1億
49 百万円減少)は、主に長期借入金が2億 27 百万円減少したことなどによるものです。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は 87 億 91 百万円となり、前連結会計年度末
に比べ1億 89 百万円増加しました。これは主にその他有価証券評価差額金が1億 39 百万円増加
したことなどによるものです。この結果、自己資本比率は 26.6%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の長期化が懸念されており、当社グ
ループを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続くと考えられます。
こうしたなか、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は概ね予想どおり推移してい
ることから、現時点において 2020 年5月 19 日に発表した通期の業績予想に修正はありません。
今後、経営環境等の変化により業績予想の見直しが必要と判断した場合には、速やかに開示い
たします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,922,156 1,774,819
受取手形及び売掛金 5,319,303 5,826,596
商品及び製品 2,350,987 2,389,652
仕掛品 2,198,012 2,185,193
原材料及び貯蔵品 2,096,611 2,252,887
その他 564,926 454,512
貸倒引当金 △3,119 △56,564
流動資産合計 14,448,879 14,827,098
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 3,466,278 3,622,257
土地 4,339,231 4,444,261
その他(純額) 3,196,006 3,146,656
有形固定資産合計 11,001,516 11,213,175
無形固定資産 17,975 18,168
投資その他の資産
投資有価証券 3,046,885 3,265,863
その他 2,406,158 1,736,318
貸倒引当金 △1,238,106 △1,133,361
投資その他の資産合計 4,214,938 3,868,820
固定資産合計 15,234,430 15,100,164
資産合計 29,683,309 29,927,262
負債の部
流動負債
買掛金 2,271,825 2,803,023
短期借入金 9,113,737 8,980,786
未払法人税等 113,083 103,400
賞与引当金 298,204 470,861
環境対策引当金 15,520 14,468
その他 2,286,943 1,930,914
流動負債合計 14,099,315 14,303,454
固定負債
長期借入金 2,801,819 2,574,144
環境対策引当金 7,478 7,478
退職給付に係る負債 2,038,580 2,012,464
その他 2,134,441 2,238,702
固定負債合計 6,982,320 6,832,789
負債合計 21,081,635 21,136,244
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 3,415,020 3,415,020
資本剰余金 8,971 8,971
利益剰余金 3,808,435 3,838,070
自己株式 △7,343 △7,343
株主資本合計 7,225,083 7,254,718
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 576,907 716,414
繰延ヘッジ損益 430 441
為替換算調整勘定 7,070 7,068
退職給付に係る調整累計額 △23,023 △21,045
その他の包括利益累計額合計 561,384 702,879
非支配株主持分 815,204 833,419
純資産合計 8,601,673 8,791,017
負債純資産合計 29,683,309 29,927,262
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 10,511,883 10,507,133
売上原価 8,869,329 8,893,528
売上総利益 1,642,553 1,613,604
販売費及び一般管理費 1,488,160 1,422,537
営業利益 154,393 191,066
営業外収益
受取配当金 49,928 53,169
その他 56,269 63,090
営業外収益合計 106,197 116,260
営業外費用
支払利息 36,520 36,076
その他 919 1,525
営業外費用合計 37,440 37,601
経常利益 223,151 269,724
特別利益
受取保険金 14,662 ―
国庫補助金 ― 24,724
特別利益合計 14,662 24,724
特別損失
投資有価証券評価損 36,549 ―
固定資産圧縮損 14,662 23,979
減損損失 8,531 18,179
その他 983 727
特別損失合計 60,726 42,886
税金等調整前四半期純利益 177,087 251,563
法人税、住民税及び事業税 110,624 103,213
法人税等調整額 △60,269 △40,248
法人税等合計 50,354 62,964
四半期純利益 126,732 188,598
非支配株主に帰属する四半期純利益 21,788 25,416
親会社株主に帰属する四半期純利益 104,944 163,181
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四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 126,732 188,598
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △424,490 144,599
繰延ヘッジ損益 △4,107 10
退職給付に係る調整額 2,671 1,978
持分法適用会社に対する持分相当額 △0 14
その他の包括利益合計 △425,927 146,603
四半期包括利益 △299,194 335,201
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △287,234 304,676
非支配株主に係る四半期包括利益 △11,960 30,525
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
水産・機能 畜産 飼料 (注)
計
食品事業 食品事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 1,255,918 4,691,934 3,989,657 9,937,510 574,373 10,511,883
セグメント間の内部売上高
292 36,431 380,439 417,163 137,388 554,552
又は振替高
計 1,256,210 4,728,366 4,370,097 10,354,673 711,761 11,066,435
セグメント利益 46,671 30,505 231,554 308,730 80,112 388,843
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 308,730
「その他」の区分の利益 80,112
セグメント間取引消去 1,717
全社費用(注) △236,167
四半期連結損益計算書の営業利益 154,393
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
報告セグメントに帰属しない全社資産において固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の
計上額は、当第1四半期連結累計期間においては8,531千円です。
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Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
その他
合計
水産・機能 畜産 飼料 (注)
計
食品事業 食品事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 1,226,283 4,772,704 3,938,494 9,937,482 569,650 10,507,133
セグメント間の内部売上高
364 41,758 392,112 434,235 139,892 574,127
又は振替高
計 1,226,648 4,814,463 4,330,606 10,371,718 709,542 11,081,260
セグメント利益 56,235 11,054 264,917 332,206 85,122 417,329
(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業、情報処理事業及び冷蔵
倉庫事業を含んでおります。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
利益 金額
報告セグメント計 332,206
「その他」の区分の利益 85,122
セグメント間取引消去 1,931
全社費用(注) △228,194
四半期連結損益計算書の営業利益 191,066
(注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
報告セグメントに帰属しない全社資産において固定資産の減損損失を計上しております。なお、当該減損損失の
計上額は、当第1四半期連結累計期間においては18,179千円です。
4.報告セグメントの変更等に関する事項
当第1四半期連結会計期間より、2020年4月1日付け組織変更に伴い、従来「水産食品事業」としていた報告セ
グメントの名称を「水産・機能食品事業」に変更するとともに、従来「全社費用」として差異調整に関する事項に
含めていた当社研究開発部門の費用を「水産・機能食品事業」に含めることとしております。
なお、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントに基づき作成したものを記載し
ております。
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