2264 森永乳 2020-05-14 14:00:00
2020年3月期決算概要、2021年3月期業績見通し(参考) [pdf]
2020年3⽉期決算概要
2021年3⽉期業績⾒通し(参考)
1.2020年3⽉期決算概要
2.2021年3⽉期業績⾒通し
2020年5⽉14⽇
1.2020年3⽉期決算概要
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2020年3⽉期決算概要
営業利益計画⼤幅達成
20/3期計画︓230億円 実績︓254億円(計画差+24億円)
原材料、販促費、PM改善など寄与。20/3期コロナ影響限定的も今後は不透明
BtoC事業(計画差+13億円)
• 「トリプルヨーグルト」、「ピノ」拡⼤などによるプロダクトミックス改善
• 健康志向の⾼まりによるヨーグルト拡⼤
ウェルネス事業(計画差+6億円)
• 流動⾷、「ミルク⽣活」、育児⽤⾷品の拡⼤によるプロダクトミックス改善
BtoB事業(計画差▲6億円)
• 菌体など機能性素材の反動減
• 業務⽤乳製品は需要増を背景に3Qまで好調に推移。期末にかけて環境が⼤きく変化
海外事業(計画差+6億円)
• ミライ社がプロダクトミックス改善に寄与。ラクトフェリン需要の増加
新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響(20/3期における影響)
• 20/3期は限定的も今後は不透明
• 健康への関⼼、ライフスタイルの変化。⼀⽅、オフィス向け、外⾷、お⼟産需要などマイナス影響も
• ⼀時的な販管費の減少︓在宅勤務、対⾯会議・出張停⽌の影響、販促費や修繕費⽤の減少
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2020年3⽉期業績
(単位︓億円)
2020/3期 対前年 対前年 対計画* 対計画*
2019/3期 2020/3期
計画* 増減額 増減率 増減額 増減率
売上⾼ 5,836 5,898 5,909 +73 +1.3% +11 +0.2%
営業利益 223 230 254 +30 +13.6% +24 +10.3%
経常利益 232 237 259 +27 +11.6% +22 +9.1%
親会社株主に帰属
する 140 195 187 +46 +33.1% △8 △4.3%
当期純利益
売上⾼
営業利益率
3.8% 3.9% 4.3%
ROA 5.3% - 5.8%
営業利益/総資産
ROE 8.6% 11.1% 10.7%
当期純利益/⾃⼰資本
• 営業利益、経常利益︓4期連続最⾼益更新 当期純利益︓最⾼益更新
• 20/3期︓5円増配(55円→60円)、4期連続増配
* 計画は、2019年11⽉7⽇発表の修正通期計画(売上⾼のみ修正)
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事業分野別売上⾼、営業利益実績
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益(営業利益率)
2019/3期 2020/3期 対前年増減率 2019/3期 2020/3期 対前年増減額
BtoC事業 3,038 3,057 +0.6% 104 126 +22
(3.4%) (4.1%)
ウェルネス事業 560 557 △0.5% 32 42 +10
(5.7%) (7.5%)
BtoB事業 969 967 △0.2% 58 53 △5
(6.0%) (5.5%)
海外事業 289 315 +8.9% 16 28 +13
(5.4%) (9.0%)
その他・消去 979 1,013 +3.4% 13 4 △9
(1.4%) (0.4%)
合計 5,836 5,909 +1.3% 223 254 +30
(3.8%) (4.3%)
• BtoC事業、ウェルネス事業、海外事業︓プロダクトミックス改善などにより増益
• BtoB事業︓業務⽤乳製品は好調に推移も期末に環境変化。菌体の減収もあり減益
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BtoC事業商品分野別販売実績(単体)
(単位︓億円)
2019/3期 2020/3期 対前年増減率
ビバレッジ 672 668 ±0%
ヨーグルト 510 536 +5%
アイスクリーム 452 447 △1%
チーズ 333 328 △2%
⽜乳 529 530 ±0%
デザート 110 89 △19%
市乳(宅配など) 214 215 +1%
基幹ブランド計* 1,206 1,207 ±0%
• ヨーグルト︓健康志向の⾼まりを背景に「ビヒダス」、「トリプルヨーグルト」が好調に推移
• ⽜乳、デザート︓利益率改善・低採算商品の⾒直しを優先
*基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
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営業利益増減要因
売上単価差 +60 <±0>
< >内は計画との差 売上数量 △2 <△2>
プロダクトミックス(PM) +24 <+1>
19/3期 223億円
事業成⻑ +82
合理化 オペレーションコスト △47 <△3> +11
原料価格 △9 <+17> <+1>
(原料乳△13 <+1> 、原材料+4<+16>)
コストアップ 製造固定費(償却費) △7 <△2>
△63
20/3期 254億円 販売促進費効率 ±0 <+11>
(億円)
100 150 200 250 300 350
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2.2021年3⽉期業績⾒通し
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2021年3⽉期業績⾒通し
(単位︓億円)
2020/3 2021/3 対前年 対前年 2020/3 2021/3 対前年 対前年
通期 通期計画 増減額 増減率 2Q 2Q 増減額 増減率
売上⾼ 5,909 5,910 +1 ±0.0% 3,128 3,070 △58 △1.9%
営業利益 254 260 +6 +2.5% 160 158 △2 △1.0%
経常利益 259 265 +6 +2.4% 161 160 △1 △0.8%
親会社株主に帰属する
当期純利益 187 148 △39 △20.7% 101 101 ±0 +0.4%
売上⾼
営業利益率
4.3% 4.4%
ROE 10.7% 7.9%
(当期純利益/⾃⼰資本)
• 中計⽅針に沿って取り組む。新型コロナウイルス感染症拡⼤のマイナス影響に対応
• 上期︓マイナス影響織り込み済み
(売上⾼︓△100〜150億円、営業利益︓△10億円程度)
*当業績予想は、新型コロナウイルス感染症による経済活動停滞の影響を9⽉末まで織り込み、算出
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事業分野別売上⾼、営業利益計画
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益(営業利益率)
2Q 通期 2Q 通期
2021/3期
対前年 対前年 対前年 対前年
売上⾼ 売上⾼ 営業利益 営業利益
増減率 増減率 増減額 増減額
BtoC事業 1,690 +3.7% 3,140 +2.7%
102
+5 133 +7
(6.0%) (4.2%)
ウェルネス事業 284 +3.4% 573 +2.8%
22
±0 44 +2
(7.7%) (7.7%)
BtoB事業 361 △28.0% 846 △12.5%
23
△7 48 △5
(6.4%) (5.7%)
海外事業 174 +11.4% 357 +13.3%
11
+1 30 +2
(6.3%) (8.4%)
その他・消去 561 △1.0% 994 △1.8%
0
±0 5 +1
(-.-%) (0.5%)
合計 3,070 △1.9% 5,910 ±0.0%
158
△2 260 +6
(5.1%) (4.4%)
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BtoC事業商品分野別販売計画(単体)
(単位︓億円)
2Q 通期
2021/3期
売上⾼ 対前年増減率 売上⾼ 対前年増減率
ビバレッジ* 304 △5% 555 △4%
ヨーグルト 300 +11% 586 +9%
アイスクリーム 307 +9% 481 +8%
チーズ 172 +5% 343 +5%
⽜乳* 332 +3% 634 +3%
デザート 47 +3% 93 +5%
市乳(宅配など) 109 ±0% 216 ±0%
基幹ブランド計 692 +3% 1,245 +3%
*21/3期より、ビバレッジ、⽜乳間の対象商品を移管。対前年増減率を移管後のものに調整
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営業利益増減⾒通し
売上単価差 +6
売上数量 △1
プロダクトミックス(PM) +51
20/3期 254億円
事業成⻑ +56
オペレーションコスト △37
合理化 原料価格 △2(原料乳±0、原材料△2)
製造固定費(償却費) △22 +15
販売促進費効率 △2
不動産事業 △2
コストアップ △65
21/3期 260億円
(億円)
100 150 200 250 300 350
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2021年3⽉期 重点取り組み
1.消費動向の変化への対応
外⾷需要の減少に対して消費者ニーズの⾼い分野の売上を伸⻑
ライフスタイルの変化への対応。新たな需要創出
• 消費動向の変化を察知、機動的に対応
• ファミリー向け需要(⽜乳、乳製品など)
• 内⾷、中⾷需要(チーズ、業務⽤素材など)
• 家飲み需要(チーズなど)
免疫を中⼼とした機能性商品の積極的な啓発と拡売
• ビフィズス菌、ラクトフェリン、シールド乳酸菌®などの独⾃素材を活かした商品
• 健康栄養をサポートする機能性商品
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2021年3⽉期 重点取り組み
2.プロダクトミックスの改善
20/3期に引き続き、PM改善を⼀層進め、価値最⼤化を追求
機能性表⽰⾷品、個⾷ヨーグルトのさらなる投⼊
• 2020年4⽉︓「ビヒダスヨーグルト 便通改善」
ヨーグルト業界初*1、便秘気味の⽅の便通を
改善する機能表⽰
*1 Mintel GNPD内当社調べ(2019年10⽉)⽇本初 便秘気味の⽅の便通を改善す
る機能性表⽰⾷品のヨーグルト
ヨーグルト市場*2と
トリプルヨーグルトの拡⼤ (百万円) 当社ヨーグルトにおける機能性ヨーグルト*3構成⽐
440,000 ヨーグルト市場 構成⽐ 10%
• 20/3期実績︓計画⽐2倍弱
8%
21/3期計画︓前年⽐6割増 420,000
6%
400,000
• 商品認知向上へ。新CM展開 4%
380,000
*2 インテージSRI ヨーグルト市場 2016年4⽉〜2020年3⽉ 2%
*3 機能性ヨーグルト︓「ラクトフェリンヨーグルト」、「トリプルヨーグルト」、
「アロエの⼒(アロエステ)」、「毎⽇爽快ヨーグルト」合計 360,000 0%
17/3期 18/3期 19/3期
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 20/3期 14
2021年3⽉期 重点取り組み
3.海外事業・ミライ社
⾼品質・市場成⻑によるさらなる拡⼤と経営基盤の安定化
• 育児⽤ミルクの原料という供給不可⽋な製品
• ⻑期契約による安定供給、ラクトフェリンの取り組み強化
• 特殊乳原料、ミルクプロテインの販売強化
4.⽣産体制の合理化
2020年3⽉︓近畿⼯場⽣産中⽌、2020年5⽉︓東洋醗酵乳⽣産中⽌、
2021年3⽉︓東京⼯場⽣産中⽌ 損益影響累計額 +23億円
(18/3期⽐)
• 21/3期より、コストダウンのフェーズへ
コスト
• ⼆重コストの発⽣時期の期ずれにより、 ダウン
当初計画より20/3期と21/3期の差が縮⼩ コスト 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期
アップ
• 22/3期︓23億円の合理化効果(18/3期⽐)
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