2264 森永乳 2019-05-13 14:00:00
新中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]

                                                      2019 年5月 13 日
各   位
                                   東京都港区芝5-33-1
                                   会社名:森永乳業株式会社
                                   代表者名 代表取締役社長 宮原 道夫
                                       :
                                   (コード番号 2264)
                                   問合せ先:広報 IR 部長 久野 浩子
                                   TEL(03)3798-0126


                   新中期経営計画策定に関するお知らせ


 当社は、2020 年3月期から 2022 年3月期までの3年間を対象とする新たな中期経営計画を策定いた
しましたので、その概要を下記の通りお知らせいたします。


                            記


1.新中期経営計画の策定にあたり
        これまで当社グループでは 2015 年に発表した中期経営計画に掲げた経営課題への取り組みを実
    施し、経営基盤の強化を進めてまいりました。
        お客さまのニーズに応える商品の提供とその価値訴求に努める一方で、低採算商品の見直し等に
    よるプロダクトミックスの改善、ローコストオペレーションの推進など、合理化・効率化を推進し
    てまいりました。その結果、当中期経営計画策定時に設定いたしました、2020 年3月期の連結数
    値目標であります売上高 6,400 億円、営業利益 225 億円につきましては、売上高は事業合理化の取
    り組みなどもあり未達となりましたが、営業利益は最終年度の1年前にあたる 2019 年3月期にお
    きまして、概ね目標水準に近づくことができました。
        数値目標と各取り組みに一定の成果を上げることができたこと、またこの間、食品業界、酪農乳
    業界を取り巻く外部環境も大きく変化してきました。そこで、当初5年間で策定した計画を見直し、
    当社グループが更なる持続的成長を実現するための成長戦略として改めて検討し、新たに 2020 年
    3月期より3年間の中期経営計画をスタートすることといたしました。




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2.長期ビジョン(森永乳業グループ 10 年ビジョン)
   3年間の中期経営計画策定に先立ち、10 年先を見据えた「森永乳業グループ 10 年ビジョン」を
  制定いたしました。当ビジョンでは、『食のおいしさ・楽しさ』と『健康・栄養』を両立した企業
                  「
  へ」
   「世界で独自の存在感を発揮できるグローバル企業へ」
                           「サステナブルな社会の実現に貢献し続
  ける企業へ」を 10 年後の当社グループのありたい姿と定め、
                               「営業利益率7%以上」
                                         「ROE10%以
   「海外売上高比率 15%以上」を 2029 年3月期の数値目標に設定いたしました。
  上」
 (資料1)森永乳業グループ 10 年ビジョン




3.中期経営計画の基本方針
   森永乳業グループ 10 年ビジョンに基づき、2022 年3月期までの3年間を確固たる事業基盤づく
  りの期間と位置付け、
           「4本の事業の柱横断取り組み強化による持続的成長」
                                   「経営理念実現に向け
  た ESG を重視した経営の実践」
                  「企業活動の根幹を支える経営基盤の更なる強化」の3つを基本方
  針に定め、売上高 6,300 億円、営業利益 300 億円の数値目標にも取り組んでまいります。




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(資料2、3)中期経営計画基本方針




  基本方針の1つ目であります「4本の事業の柱横断取り組み強化による持続的成長」におきまし
 ては、前中期経営計画より事業ポートフォリオを4本の柱とし、①BtoC 事業、②ウェルネス事業、
 ③BtoB 事業、④海外事業の4つの事業ごとに取り組みを進めてまいりました。今後におきまして
 は、
  「基幹ブランドの更なる強化」
               「ビフィズス菌・独自シーズの展開加速」
                                 「海外事業の育成」
                                         「次
 世代ヘルスケア事業の基盤構築」を最重点テーマとし、当社グループの強みであります、素材およ
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  び技術開発力を基礎とする健康栄養機能性分野における4本の事業の柱の事業横断での取り組み
  等を強化してまいります。
   基本方針の2つ目であります「経営理念実現に向けた ESG を重視した経営の実践」におきまし
  ては、次の 100 年に向けて、サステナブルな社会をつくるため、そして人々の健康に貢献する企業
  であり続けるための指針として、昨年7つの重要取組課題を策定いたしました。
                                     「健康・栄養」
                                           「環
  境」「人権」「供給」「次世代育成」「人財育成」
                        「コーポレートガバナンス」の7つの課題ごとそれ
  ぞれに目標とする指標(KPI)を設定し、取り組んでまいります。
   基本方針の3つ目であります「企業活動の根幹を支える経営基盤の更なる強化」におきましては、
  ローコストオペレーションの推進の取り組み方針のもと、既に発表しておりますとおり、グループ
  全体の生産拠点再編の一環として、利根工場に新棟を建設し、神戸工場の製造ラインを増設する一
  方で、2020 年3月に近畿工場、2021 年3月に東京工場の生産を中止することで、より効率的な生
  産体制を構築してまいります。さらに、2019 年 12 月には、当社グループが所有する不動産の信託
  受益権の一部を譲渡し、より一層の資産の効率化と価値の最大化を図ります。加えて、事業の効率
  化にとどまらず、コーポレートブランドの強化、人財育成、研究開発を通じた社会への貢献などに
  も力を入れてまいります。
   また、お客さまに安全、安心を提供する品質保証体制の一層の強化にも引き続き取り組んでまい
  ります。
   以上のビジョン・方針のもとで、2020 年3月期を新たなステージに向かうための重要なスター
  トの1年と位置付け、最高益の更新を目指してまいります。
   当社グループは今後も、笑顔あふれる豊かな社会の実現のため、私たちならではの価値を高め、
  その価値をお届けし続けることによって、より一層社会に貢献してまいります。


4.その他
   計画の詳細につきましては、2019 年5月 20 日に実施予定の決算説明会時に、当社ウェブサイト
  に掲載いたします。
   森永乳業株式会社 IR 情報 https://www.morinagamilk.co.jp/ir/


(注)業績予想および将来の見通しに関する事項
   当社の開示資料のうち、過去の事実以外の計画、方針、その他の記載につきましては、いずれも
  現時点において当社が把握している情報に基づく経営上の想定や見解を基礎としています。従いま
  して、実際の業績は諸々の要因により見通しとは異なる可能性があります。また、開示資料は、あ
  くまで当社をより深くご理解いただくためのものであり、必ずしも投資をお勧めするためのもので
  はありません。
                                                       以上
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