2264 森永乳 2021-11-15 13:00:00
2022年3月期第2四半期決算説明会 [pdf]

         2022年3⽉期
       第2四半期決算説明会

1.2022年3⽉期第2四半期決算概要
2.2022年3⽉期業績⾒通し
* 2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤



              2021年11⽉15⽇
はじめに

「選ばれる会社、共感してもらえる会社」へ
• 国内外を問わず全世代の「健康・栄養」に幅広く貢献
• 強みを活かした事業展開により、市場において独⾃の存在感を発揮


 事業とサステナビリティが連動した経営の推進
• サステナブルな社会の実現への貢献
• ⻑期的視点、⾮財務的価値を踏まえた投資判断


ステークホルダーコミュニケーションによる価値創造
• グループの「⼈と⼈のつながり」重視。従業員の⼒結集、推進⼒けん引
• ステークホルダーとの対話重視
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1.2022年3⽉期第2四半期決算概要
         *2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤




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    2022年3⽉期第2四半期決算概要

サマリー︓増収増益*
 売上⾼︓2,613億円(*前年⽐+3.5%) *収益認識会計基準を適⽤した前年実績との⽐較
  営業利益︓207億円(*前年差+38億円)
売上⾼
•   健康に貢献する商品、⾼付加価値商品の継続的な拡⼤
    → ヨーグルト、アイスクリームなど増収
•   天候影響(7⽉猛暑、8⽉中旬~9⽉⻑⾬)
    → アイスクリーム︓7⽉に⼤きく拡⼤、8⽉のマイナスをカバー ビバレッジ︓マイナス影響
•   新型コロナウイルス感染症の影響
    → BtoB事業︓業務⽤乳製品は前年より持ち直す(外⾷等向け需要)
•   海外事業︓育児⽤ミルク輸出の反動減(2Q単は回復)、ミライ社堅調、Elovi社連結
営業利益
• ヨーグルト、アイスクリームなどプロダクトミックス改善、BtoB事業など増収効果、海外事
  業の貢献、コストの⾒直しなどにより増益
• 原材料価格の上昇影響が顕在化(上期△1億円)
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    2022年3⽉期第2四半期業績
                                                                                                            (単位︓億円)

             21/3期     21/3期    22/3期    22/3期            対前年                対前年                対計画          対計画
              上期      上期 適⽤後   上期計画*²     上期             増減額*¹              増減率*¹               増減額          増減率


     売上⾼      3,053    2,525     2,633   2,613                +88             +3.5%              △20        △0.7%


    営業利益       169       170      206      207                +38           +22.3%                  +1       +0.6%


    経常利益       178       178      212      215                +36           +20.3%                  +3       +1.3%

親会社株主に帰属する
四半期純利益         117       117      169      172                +56           +47.8%                  +3       +2.0%


     売上⾼
    営業利益率
              5.5%      6.7%     7.8%     7.9%


•   増収増益(実質ベース)。増収効果、PM改善などにより増益
•   営業利益、経常利益、四半期純利益︓上期としては最⾼益更新
•   四半期純利益︓森永乳業港南ビル売却による特別利益41億円計上(1Q)

*1 対前年増減額、増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較
*2 2021年8⽉12⽇発表の計画
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     事業分野別売上⾼、営業利益実績
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                        売上⾼                                              営業利益(営業利益率)
           21/3期    22/3期      対前年      対計画         21/3期                   22/3期               対前年              対計画
          上期 適⽤後     上期       増減率*¹    増減率*²       上期 適⽤後                    上期                増減額*¹            増減額*²

                                                              111               129
BtoC事業      1,393   1,425     +2.3%    +0.2%               (8.0%)           (9.1%)
                                                                                                     +18           △1

                                                                17                 20
ウェルネス事業       211    218      +3.1%    +1.3%               (8.2%)           (9.2%)
                                                                                                        +3         +2

                                                                10                 19
BtoB事業        349    399      +14.2%   △1.2%               (2.9%)           (4.8%)
                                                                                                        +9         △3

                                                                27                 36
海外事業          191    209      +9.8%    +2.6%             (14.3%)          (17.4%)
                                                                                                        +9         +2

                                                                   3                  3
その他・消去        381    362      △5.0%    △6.7%               (0.9%)           (0.7%)
                                                                                                       △1          +1

                                                              170               207
合計          2,525   2,613     +3.5%    △0.7%               (6.7%)           (7.9%)
                                                                                                     +38           +1


 •   BtoC事業︓ヨーグルト、アイスクリームなど拡⼤、プロダクトミックスの改善
 •   ウェルネス事業︓「ミルク⽣活」、「ジュレ」拡⼤、クリニコ堅調、健康⾷品通販の伸⻑
 •   BtoB事業︓業務⽤乳製品反動増(外⾷等向け需要) 、菌体2Q単増収
 •   海外事業︓育児⽤ミルク輸出の反動減(2Q単は回復)、ミライ社堅調、Elovi(エロヴィ)社連結の寄与
 *1 対前年増減額、増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較
 *2 2021年8⽉12⽇発表の計画
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     サブセグメント売上⾼(BtoC事業、海外事業)
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     BtoC事業(単体)      21/3期 上期 適⽤後       22/3期 上期                  対前年増減率*¹                            対計画増減率*²

 ビバレッジ                          259              252                               △3%                            △4%
 ヨーグルト                          265              273                                +3%                           △2%
 アイスクリーム                        239              255                                +7%                           +2%
 チーズ                            140              132                               △5%                            △4%
 ⽜乳                             283              287                                +1%                           +1%
 デザート                            41                 42                              +2%                          +12%
 市乳(宅配など)                        96                 98                              +1%                           △4%

 基幹ブランド計*³                      589              609                                +3%                           +1%
 •   ヨーグルト︓健康需要増(機能性ヨーグルト、「パルテノ」など)
 •   アイスクリーム︓⾼付加価値商品の拡⼤。7⽉の猛暑で⼤きく伸⻑、8、9⽉の天候不順の影響をカバー
 •   ビバレッジ︓天候不順の影響。「マウントレーニア」は好評を得た“深い癒やし”を訴求したプロモーションを継続
 •   基幹ブランド︓「パルテノ」「ピノ」「モッツァレラ」など堅調、「ビヒダス」は微減(⼤容量プレーンは減収も「便通改善」は拡⼤)

        海外事業        21/3期 上期 適⽤後             22/3期 上期                                         対前年増減率*¹

 ミライ社                128億円 / 106百万€         145億円 / 110百万€                                              +14% / +4%
 •   ミライ社︓ラクトフェリンの寄与は落ち着く。乳糖やホエイたんぱく濃縮物は乳原料市況の⾼騰もあり拡⼤
 •   輸出など(育児⽤ミルク、菌体他)︓2Q単は回復するも輸出計では前年約1割減。育児⽤ミルク減収(2Q単回復)、菌体堅調
 •   Elovi社︓今期よりPLに連結、年間売上⾼約29億円(2020年実績)
*1 対前年増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較 *2 対計画増減率は、2021年5⽉13⽇発表の当初計画との⽐較
*3 基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
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     営業利益増減要因
< >は、計画*との差                                        売上単価差 ±0 <±0>
                                                   売上数量 +28 <△7>
                                                   プロダクトミックス(PM) +20 <△9>

21/3期 上期                  169億円
                   オペレーションコスト +7 <±0>                                                                     +48
       事業成⻑        販売促進費効率 +9 <+15>                                                                        <△16>

         合理化
                   オペレーションコスト △22 <+1>                                                                    +16
                   原料価格 △1 <+2>                                                                            <+15>
                   (原料乳 ±0 <±0>、原材料 △1 <+2> )
     コストアップ        製造固定費(償却費) △3 <±0>                                                                     △26
                   不動産事業 ±0 <±0>                                                                           <+3>

22/3期 上期                   207億円 <+1>

                                                                                                          (億円)

               100               150                             200                                        250
 •     売上数量︓BtoB事業(業務⽤乳製品)の回復
 •     プロダクトミックス︓機能性ヨーグルト、アイスの貢献の⼀⽅でビバレッジの減収影響。ミライ社ラクトフェリンの寄与落ち着く
 •     オペレーションコスト︓⼯場統廃合効果の⼀⽅で⼈件費、物流費の増加。Elovi社のれん償却費
 •     販売促進費効率︓店頭での販売活動の⾃粛、広告投下時期の後ろ倒し
     * 2021年8⽉12⽇発表の計画
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2.2022年3⽉期業績⾒通し
         *2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤




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                                                                             通期計画
    2022年3⽉期業績⾒通し                                                           売上⾼のみ修正
                                                                                                                 (単位︓億円)
               21/3                                          21/3
                         22/3         対前年     対前年                               22/3               対前年            対前年
               通期                                             下期
                        通期計画         増減額*²   増減率*²                             下期計画               増減額*²          増減率*²
               適⽤後                                           適⽤後

     売上⾼        4,887   5,000         +113    +2.3%             2,362            2,387                  +25       +1.1%


    営業利益         289      310          +21    +7.4%                119               103                △17      △13.9%


    経常利益         301      318          +17    +5.6%                123               103                △19      △15.8%

親会社株主に帰属する                      *¹                                                     *¹
    当期純利益
                 187      353         +166   +88.3%                  71              181              +110       +155.1%

     売上⾼
    営業利益率
                5.9%     6.2%

     ROE        9.9%    16.4%
(当期純利益/⾃⼰資本)



•   通期計画︓売上⾼のみ修正(5,020億円→5,000億円)
    上期増益も下期は減益計画。原材料価格の上昇影響を織り込む(下期:△19億円、通期:△20億円)
    営業利益計画310億円の達成に向けて取り組む
*1 固定資産譲渡による特別利益約201億円(税引前)発⽣⾒込み(1Q実績:41億円、4Q:161億円)

*2 対前年増減率、増減額は、収益認識会計基準適⽤後の数値との⽐較
                                                 Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved.             10
                                                                         売上⾼︓修正
     事業分野別売上⾼、営業利益計画                                                   営業利益︓内訳修正
                                                                                                                       (単位︓億円)

                下期                    通期                              下期                                         通期
2022/3期                                                   営業利益                               営業利益
  計画               対前年                対前年      当初                           対前年                                 対前年          当初
          売上⾼                売上⾼                           (営業                                (営業
                  増減率*¹              増減率*¹    計画差*²                        増減額*¹                               増減額*¹        計画差*²
                                                           利益率)                               利益率)


BtoC事業    1,231      +0.1%   2,656   +1.3%      △10               39             △12            168                   +6      △6
                                                            (3.1%)                             (6.3%)

ウェルネス事業    220       +0.4%    438    +1.7%       +1               17               ±0               37                +2      +1
                                                            (7.7%)                             (8.4%)

BtoB事業     408       +3.9%    807    +8.8%      +10               22               +5               41                +15     △3
                                                            (5.3%)                             (5.0%)

海外事業       204    +15.2%      413    +12.4%      +5               30               +2               66                +11     +5
                                                          (14.7%)                            (16.1%)

その他・消去     324       △5.6%    685    △5.3%      △27             △4               △13              △2                  △13     +2
                                                                (-%)                               (-%)

合計        2,387      +1.1%   5,000   +2.3%      △20            103               △17            310                   +21     ±0
                                                            (4.3%)                             (6.2%)

 •   BtoC事業︓引き続きプロダクトミックス改善に取り組むも、原材料価格上昇の影響が顕在化
 •   BtoB事業︓原材料価格の上昇の影響
 •   海外事業︓ミライ社はこれまでの急拡⼤から安定化へ
 *1 対前年増減率、増減額は、収益認識会計基準適⽤後の数値との⽐較
 *2 2021年5⽉13⽇発表の当初計画
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  BtoC事業商品分野別販売計画(単体)                                                                       修正
                                                                                                                (単位︓億円)
                                下期                                                 通期
    2022/3期
                                      対前年                                         対前年                           当初
      計画             売上⾼                           売上⾼
                                     増減率*¹                                       増減率*¹                         計画差*²

 ビバレッジ                   218             △2%                470                           △2%                     △14

 ヨーグルト                   270             +7%                543                            +5%                    △11

 アイスクリーム                 146             △1%                402                            +4%                         +5

 チーズ                     136             +4%                269                           △1%                      △8

 ⽜乳                      254             +1%                541                            +1%                     △4

 デザート                      35            △7%                   77                         △2%                          +5

 市乳(宅配など)                102             +2%                199                            +2%                     △4


 基幹ブランド計*³               479             ±0%          1,088                                +2%                         ±0


*1 対前年増減率は、収益認識会計基準を適⽤後の数値との⽐較
*2 2021年5⽉13⽇発表の当初計画
*3 基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
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  営業利益増減⾒通し 2022年3⽉期通期計画                                                        内訳修正

()内は                                                   売上単価差 ±0(0,0)
上期実績、下期計画                                              売上数量 +38 (28,10)
                                                       プロダクトミックス(PM) +37(20,17)

   21/3期               289億円
                         289億円
  事業成⻑      オペレーションコスト +12(7,5)                                                                       +75
            販売促進費効率 +8(9,△1)                                                                          (48,27)

    合理化
            オペレーションコスト △49(△22,△27)
            原料価格 △20(△1,△19)
                                                                                                       +20
                                                                                                       (16,4)
            (原料乳 ±0(0,0)、原材料 △20( △1,△19 ))
            製造固定費(償却費) △4(△3,△1)
 コストアップ     不動産事業 △1(0、△1)                                                                            △74
                                                                                                      (△26,△48)
                         310億円
22/3期 計画               310億円


        150        200        250             300                           350                        400
                                                                                                         (億円)

 • 原材料価格の上昇︓上期△1億円、下期計画△19億円 輸⼊乳原料、チーズ、コーヒー、エネルギーなど
 • 販売促進費効率︓上期9億円、下期計画△1億円 活動の再開に伴う費⽤増、広告費の投下
  販売⾯、合理化の取り組みによる増益確保
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  次期中計に繋がる取り組み
  「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴①

 栄養価値の提供、機能性素材を活⽤した展開
  ニーズを捉えた栄養価値の提供
  当社独⾃の機能性素材を活⽤した展開の加速
                                                          「パルテノ」売上⾼前年⽐
「パルテノ」                               140%
                                                         回復、拡⼤局⾯へシフト
 「おいしさ」に加え、                         120
  「栄養」(プロテイン)訴求を強化
                                     100

「inPROTEIN」                            80       21/3期                                   22/3期
 プロテイン商品のラインアップ強化                              1Q    2Q            3Q        4Q        1Q   2Q

 売上好調。中容量ドリンクを2品体制に                      左︓機能性ヨーグルト売上⾼伸⻑率*(倍)                                   億円
                                     11 倍 左︓菌体(国内+海外)伸⻑率*(倍)                                      400
                                     10   右︓連結営業利益(億円)
                                      9                                                           350
                                             連結営業利益           *16/3期⽐
機能性ヨーグルト                              8
                                      7      機能性ヨーグルト
                                                                                                  300

 わかりやすさ、体感を重視                        6      菌体(国内+海外)                                            250
                                      5
 新商品の投⼊と設備投資(次⾴)                     4                                                           200
                                      3                                                           150
菌体・機能性素材BtoB                          2
                                      1                                                           100
 ビフィズス菌、「シールド乳酸菌」などへ⾼い関⼼                16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
 「シールド乳酸菌」採⽤社数                      5年間で機能性ヨーグルトは10倍以上、
  のべ450社、1,000商品以上                 菌体は2.5倍以上と伸⻑。連結営業利益も拡⼤
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 次期中計に繋がる取り組み
 「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴➁

機能性ヨーグルト︓新商品の投⼊と設備投資
 新商品「メモリービフィズス記憶対策」シリーズ投⼊
 ドリンクヨーグルトのラインを増設
「メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト」
(21年10⽉発売)




                      ビフィズス菌MCC1274研究
              サプリメントも 第10回⽇本認知症予防学会
             (通販で展開) 「浦上賞」受賞

ドリンクヨーグルト製造ライン増設
                 ⼯場名 ︓利根⼯場                当社独⾃の「ビフィズス菌MCC1274」
                 製造品⽬︓飲み切りタイプ              “加齢に伴い低下する認知機能の⼀部である
                      ドリンクヨーグルト            記憶⼒を維持する機能性表⽰⾷品”
                 ⽣産能⼒︓21/3期⽐2倍
                 *利根⼯場ドリンクヨーグルト⽣産能⼒⽐    既存品の成⻑と新商品の投⼊、⽣産能⼒の
                 投資額 ︓約25億円                増強により、機能性ヨーグルト全体を拡⼤
   利根⼯場          稼働予定︓2022年5⽉
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 次期中計に繋がる取り組み
 「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴③

 「おいしさ・楽しさ」の価値提供、価格設定
  当社の技術を活かした「おいしさ・楽しさ」の価値提供
  価値に⾒合った価格設定によるプロダクトミックスの改善
アイスクリーム                                                              当社アイスクリーム計売上⾼前年⽐
 「ピノ」「パルム」「モウ」それぞれで                                   120%
                                                                       先期下期より市場を上回る
  新たなおいしさ価値を提供                                                         当社前年⽐
                                                       110             市場前年⽐*


                                                       100

  通常品
140円(税別)              180円         180円   200円           90
                                                                21/3期                                   22/3期
                                                                 1Q   2Q              3Q        4Q       1Q   2Q
                                                                         *インテージSRI+アイスクリーム市場(2020年4⽉~2021年9⽉)
「マウントレーニア」
                                                  デザート
 No.1ブランドの強化、新たなニーズへの対応
                                                   ⾼付加価値品投⼊、採算性の改善へ
           「深い癒やしプロジェクト 春」
                                                                                           堅調な売上⾼
           出荷本数 前年⽐+14%*
                                                                                           22/3上期 デザート計
           *2021年4⽉12⽇〜5⽉31⽇
                                                                                           前年⽐+2%
           「マウントレーニア カフェラッテ」出荷本数                                                           計画⽐+12%
「深い癒やし」パッケージ秋冬                      「ソイラテ」の育成
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       次期中計に繋がる取り組み 海外事業

      海外事業全体の底上げ
       10年ビジョン︓独⾃の存在感を発揮できるグローバル企業、
        29/3期 海外売上⾼⽐率15%に向けて取り組みを推進
      売上⾼構成⽐と各ビジネスの⽅向性
  セグメント内売上⾼構成⽐(22/3期上期)                                     海外事業                                           今後の⽅向性

              ⽶国                    Elovi         ドイツ・MILEI(ミライ社)
                                                                             供給増によりラクトフェリン市場単価は中⻑期的に緩やかな
                                                                             下落を想定。数量増によるカバー、乳糖などの品質・⽣産性
                                                  乳原料のBtoB展開
                                                                             向上によって安定的な成⻑を⽬指す

      輸出など                                                                   コロナによる短期的なマイナス影響も、中⻑期的には新興国
                                                  輸出など 育児⽤ミルク                の出⽣率・経済成⻑による市場拡⼤を想定。品質に対する
                      ミライ社                                                   安⼼感・信頼感、ブランド⼒を背景にアジア中⼼に拡⼤
                                                                             世界的な健康ニーズの⾼まり。育児⽤ミルク・サプリメント⽤
                                                        〃   菌体
      海外売上⾼⽐率は着実に⾼まる                         億円
                                                                             途として、当社独⾃のヒト常在ビフィズス菌(HRB)を拡⼤
15%           売上高
                                    372 
                                           413    ⽶国・Morinaga Nutritional
                                                  400
                                                                             プラントベースフードの消費拡⼤を背景とした⾖腐製品の拡
              海外売上高比率
                             315                  Foods(MNF)⾖腐など             ⼤。知⾒を活かした新たな展開の模索
10%            263    289                  8.3%   300
       218                          6.4%                                     21年6⽉完全⼦会社化。森永乳業の知⾒を活かした展開、
                5.0% 5.3%                          ベトナム・Elovi(エロヴィ社)
                                                                             シナジー効果の最⼤化、ベトナムでの事業領域拡⼤。5年
      3.7% 4.4%                                   200
                                                   ヨーグルト・飲料などBtoC展開
5%                                                                           後(26/3期)にベトナム地域売上⾼100億円を⽬指す
                                                  100
                                                   既存ビジネスの拡⼤、ならびにM&Aも視野に⼊れながら、
0%                                                0
      17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期           引き続き10年ビジョン実現に向けた取り組みを推進
                                     (予)                                Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved.   17
 次期中計に繋がる取り組み サステナビリティ

サステナビリティ経営の推進
 事業活動にサステナビリティ視点を取り込み、
  統合的な考えで持続的成⻑を⽬指す
今年度の主な取り組み内容(継続中)

    1. 次期中計(23/3期~25/3期)の策定
       ESG重視(現中計)からサステナビリティ経営へのシフト
         事業計画との連携
         優先課題の明確化

    2. 変化する外部環境への対応
       TCFDへの取り組みの推進︓「ガバナンス」の開⽰(21年11⽉)
       CO₂削減、プラスチック削減などの取り組み強化

    3. 社内の意識向上と体制整備
       サステナビリティ経営の社内浸透と社員のモチベーション向上
       現場も含めた社内推進体制の構築

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次期中計に繋がる取り組み 財務戦略

増配の実施
 現中計における配当性向⽬標20%に合わせた増配を実施
 次期中計に向け、株主還元含めた財務戦略の在り⽅を検討
配当⾦          現中計︓配当性向20%⽬安
              「成⻑投資」「財務安定性」の基盤を確保し、株主へ還元
                                                                                                        22/3期
                         19/3期        20/3期             21/3期                 22/3期計画
                                                                                                      期初発表時計画

   ⼀株当たり配当⾦(円)                   55       60                      70                      80                       70

   配当性向(%)                  19.4       21.7*¹                  18.5                19.8*²                       17.3*²
*1 20/3期︓連結⼦会社の信託受益権譲渡影響を控除した数値。影響を控除しない場合は15.9%
*2 22/3期︓近畿⼯場、港南ビル譲渡益を控除した数値。影響を控除しない場合は11.2%(期初発表時︓9.8%)



             現中計︓最終年度⽬標 DER︓0.42倍、有利⼦負債︓900億円以下
財務安定性
              有利⼦負債返済、成⻑投資のため資⾦余⼒の確保を優先
 22/3期1Q︓品川・港南ビル売却、特別利益41億円
 22/3期4Q︓近畿⼯場跡地売却、特別利益161億円(予定)

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        最後に 次期中計に向けて
              森永乳業グループ10年ビジョン(2020/3期〜2029/3期)
        「⾷のおいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」を    世界で独⾃の存在感を発揮できる                           サステナブルな社会の実現に
              両⽴した企業へ                グローバル企業へ                                貢献し続ける企業へ


             <現中計>                 <次期中計>                                    次々期中計以降
         2020/3期-2022/3期        2023/3期-2025/3期                            2026/3期-2029/3期
    テ
          成⻑軌道の継続と                社会課題の解決と                                   (10年ビジョンの実現)
    マ     基盤構築の両⽴                企業価値向上の両⽴
        • ESG重視経営の実践            • サステナビリティ重視経営へ                          • 事業と連動したサステナビ
        • 基幹8ブランドの強化              のシフト                                     リティ経営の実現
        • ビフィズス菌・独⾃シーズ          • おいしさ・楽しさ価値を基                           • おいしさ・楽しさと健康
          の展開加速                   盤とした健康(栄養・機能                             (栄養・機能性)の両⽴
取                                 性)価値提供の強化                                の実現
        • 海外事業の育成
組                               • 10年ビジョン実現に向けた                          • 海外事業が全社の成⻑を
⽅       • 収益改善の推進
                                  海外事業の成⻑                                  けん引
針       • 経営基盤の更なる強化
                                • 持続的成⻑の源泉となる                            • 価値創造サイクルの強化
                                  R&D機能の強化
                                • 資本効率を意識した財務
                                  戦略
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