2264 森永乳 2021-11-15 13:00:00
2022年3月期第2四半期決算説明会 [pdf]
2022年3⽉期
第2四半期決算説明会
1.2022年3⽉期第2四半期決算概要
2.2022年3⽉期業績⾒通し
* 2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤
2021年11⽉15⽇
はじめに
「選ばれる会社、共感してもらえる会社」へ
• 国内外を問わず全世代の「健康・栄養」に幅広く貢献
• 強みを活かした事業展開により、市場において独⾃の存在感を発揮
事業とサステナビリティが連動した経営の推進
• サステナブルな社会の実現への貢献
• ⻑期的視点、⾮財務的価値を踏まえた投資判断
ステークホルダーコミュニケーションによる価値創造
• グループの「⼈と⼈のつながり」重視。従業員の⼒結集、推進⼒けん引
• ステークホルダーとの対話重視
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 2
1.2022年3⽉期第2四半期決算概要
*2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 3
2022年3⽉期第2四半期決算概要
サマリー︓増収増益*
売上⾼︓2,613億円(*前年⽐+3.5%) *収益認識会計基準を適⽤した前年実績との⽐較
営業利益︓207億円(*前年差+38億円)
売上⾼
• 健康に貢献する商品、⾼付加価値商品の継続的な拡⼤
→ ヨーグルト、アイスクリームなど増収
• 天候影響(7⽉猛暑、8⽉中旬~9⽉⻑⾬)
→ アイスクリーム︓7⽉に⼤きく拡⼤、8⽉のマイナスをカバー ビバレッジ︓マイナス影響
• 新型コロナウイルス感染症の影響
→ BtoB事業︓業務⽤乳製品は前年より持ち直す(外⾷等向け需要)
• 海外事業︓育児⽤ミルク輸出の反動減(2Q単は回復)、ミライ社堅調、Elovi社連結
営業利益
• ヨーグルト、アイスクリームなどプロダクトミックス改善、BtoB事業など増収効果、海外事
業の貢献、コストの⾒直しなどにより増益
• 原材料価格の上昇影響が顕在化(上期△1億円)
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 4
2022年3⽉期第2四半期業績
(単位︓億円)
21/3期 21/3期 22/3期 22/3期 対前年 対前年 対計画 対計画
上期 上期 適⽤後 上期計画*² 上期 増減額*¹ 増減率*¹ 増減額 増減率
売上⾼ 3,053 2,525 2,633 2,613 +88 +3.5% △20 △0.7%
営業利益 169 170 206 207 +38 +22.3% +1 +0.6%
経常利益 178 178 212 215 +36 +20.3% +3 +1.3%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 117 117 169 172 +56 +47.8% +3 +2.0%
売上⾼
営業利益率
5.5% 6.7% 7.8% 7.9%
• 増収増益(実質ベース)。増収効果、PM改善などにより増益
• 営業利益、経常利益、四半期純利益︓上期としては最⾼益更新
• 四半期純利益︓森永乳業港南ビル売却による特別利益41億円計上(1Q)
*1 対前年増減額、増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較
*2 2021年8⽉12⽇発表の計画
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 5
事業分野別売上⾼、営業利益実績
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益(営業利益率)
21/3期 22/3期 対前年 対計画 21/3期 22/3期 対前年 対計画
上期 適⽤後 上期 増減率*¹ 増減率*² 上期 適⽤後 上期 増減額*¹ 増減額*²
111 129
BtoC事業 1,393 1,425 +2.3% +0.2% (8.0%) (9.1%)
+18 △1
17 20
ウェルネス事業 211 218 +3.1% +1.3% (8.2%) (9.2%)
+3 +2
10 19
BtoB事業 349 399 +14.2% △1.2% (2.9%) (4.8%)
+9 △3
27 36
海外事業 191 209 +9.8% +2.6% (14.3%) (17.4%)
+9 +2
3 3
その他・消去 381 362 △5.0% △6.7% (0.9%) (0.7%)
△1 +1
170 207
合計 2,525 2,613 +3.5% △0.7% (6.7%) (7.9%)
+38 +1
• BtoC事業︓ヨーグルト、アイスクリームなど拡⼤、プロダクトミックスの改善
• ウェルネス事業︓「ミルク⽣活」、「ジュレ」拡⼤、クリニコ堅調、健康⾷品通販の伸⻑
• BtoB事業︓業務⽤乳製品反動増(外⾷等向け需要) 、菌体2Q単増収
• 海外事業︓育児⽤ミルク輸出の反動減(2Q単は回復)、ミライ社堅調、Elovi(エロヴィ)社連結の寄与
*1 対前年増減額、増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較
*2 2021年8⽉12⽇発表の計画
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 6
サブセグメント売上⾼(BtoC事業、海外事業)
(単位︓億円)
BtoC事業(単体) 21/3期 上期 適⽤後 22/3期 上期 対前年増減率*¹ 対計画増減率*²
ビバレッジ 259 252 △3% △4%
ヨーグルト 265 273 +3% △2%
アイスクリーム 239 255 +7% +2%
チーズ 140 132 △5% △4%
⽜乳 283 287 +1% +1%
デザート 41 42 +2% +12%
市乳(宅配など) 96 98 +1% △4%
基幹ブランド計*³ 589 609 +3% +1%
• ヨーグルト︓健康需要増(機能性ヨーグルト、「パルテノ」など)
• アイスクリーム︓⾼付加価値商品の拡⼤。7⽉の猛暑で⼤きく伸⻑、8、9⽉の天候不順の影響をカバー
• ビバレッジ︓天候不順の影響。「マウントレーニア」は好評を得た“深い癒やし”を訴求したプロモーションを継続
• 基幹ブランド︓「パルテノ」「ピノ」「モッツァレラ」など堅調、「ビヒダス」は微減(⼤容量プレーンは減収も「便通改善」は拡⼤)
海外事業 21/3期 上期 適⽤後 22/3期 上期 対前年増減率*¹
ミライ社 128億円 / 106百万€ 145億円 / 110百万€ +14% / +4%
• ミライ社︓ラクトフェリンの寄与は落ち着く。乳糖やホエイたんぱく濃縮物は乳原料市況の⾼騰もあり拡⼤
• 輸出など(育児⽤ミルク、菌体他)︓2Q単は回復するも輸出計では前年約1割減。育児⽤ミルク減収(2Q単回復)、菌体堅調
• Elovi社︓今期よりPLに連結、年間売上⾼約29億円(2020年実績)
*1 対前年増減率は、収益認識会計基準を適⽤した21/3期上期実績との⽐較 *2 対計画増減率は、2021年5⽉13⽇発表の当初計画との⽐較
*3 基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 7
営業利益増減要因
< >は、計画*との差 売上単価差 ±0 <±0>
売上数量 +28 <△7>
プロダクトミックス(PM) +20 <△9>
21/3期 上期 169億円
オペレーションコスト +7 <±0> +48
事業成⻑ 販売促進費効率 +9 <+15> <△16>
合理化
オペレーションコスト △22 <+1> +16
原料価格 △1 <+2> <+15>
(原料乳 ±0 <±0>、原材料 △1 <+2> )
コストアップ 製造固定費(償却費) △3 <±0> △26
不動産事業 ±0 <±0> <+3>
22/3期 上期 207億円 <+1>
(億円)
100 150 200 250
• 売上数量︓BtoB事業(業務⽤乳製品)の回復
• プロダクトミックス︓機能性ヨーグルト、アイスの貢献の⼀⽅でビバレッジの減収影響。ミライ社ラクトフェリンの寄与落ち着く
• オペレーションコスト︓⼯場統廃合効果の⼀⽅で⼈件費、物流費の増加。Elovi社のれん償却費
• 販売促進費効率︓店頭での販売活動の⾃粛、広告投下時期の後ろ倒し
* 2021年8⽉12⽇発表の計画
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 8
2.2022年3⽉期業績⾒通し
*2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 9
通期計画
2022年3⽉期業績⾒通し 売上⾼のみ修正
(単位︓億円)
21/3 21/3
22/3 対前年 対前年 22/3 対前年 対前年
通期 下期
通期計画 増減額*² 増減率*² 下期計画 増減額*² 増減率*²
適⽤後 適⽤後
売上⾼ 4,887 5,000 +113 +2.3% 2,362 2,387 +25 +1.1%
営業利益 289 310 +21 +7.4% 119 103 △17 △13.9%
経常利益 301 318 +17 +5.6% 123 103 △19 △15.8%
親会社株主に帰属する *¹ *¹
当期純利益
187 353 +166 +88.3% 71 181 +110 +155.1%
売上⾼
営業利益率
5.9% 6.2%
ROE 9.9% 16.4%
(当期純利益/⾃⼰資本)
• 通期計画︓売上⾼のみ修正(5,020億円→5,000億円)
上期増益も下期は減益計画。原材料価格の上昇影響を織り込む(下期:△19億円、通期:△20億円)
営業利益計画310億円の達成に向けて取り組む
*1 固定資産譲渡による特別利益約201億円(税引前)発⽣⾒込み(1Q実績:41億円、4Q:161億円)
*2 対前年増減率、増減額は、収益認識会計基準適⽤後の数値との⽐較
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 10
売上⾼︓修正
事業分野別売上⾼、営業利益計画 営業利益︓内訳修正
(単位︓億円)
下期 通期 下期 通期
2022/3期 営業利益 営業利益
計画 対前年 対前年 当初 対前年 対前年 当初
売上⾼ 売上⾼ (営業 (営業
増減率*¹ 増減率*¹ 計画差*² 増減額*¹ 増減額*¹ 計画差*²
利益率) 利益率)
BtoC事業 1,231 +0.1% 2,656 +1.3% △10 39 △12 168 +6 △6
(3.1%) (6.3%)
ウェルネス事業 220 +0.4% 438 +1.7% +1 17 ±0 37 +2 +1
(7.7%) (8.4%)
BtoB事業 408 +3.9% 807 +8.8% +10 22 +5 41 +15 △3
(5.3%) (5.0%)
海外事業 204 +15.2% 413 +12.4% +5 30 +2 66 +11 +5
(14.7%) (16.1%)
その他・消去 324 △5.6% 685 △5.3% △27 △4 △13 △2 △13 +2
(-%) (-%)
合計 2,387 +1.1% 5,000 +2.3% △20 103 △17 310 +21 ±0
(4.3%) (6.2%)
• BtoC事業︓引き続きプロダクトミックス改善に取り組むも、原材料価格上昇の影響が顕在化
• BtoB事業︓原材料価格の上昇の影響
• 海外事業︓ミライ社はこれまでの急拡⼤から安定化へ
*1 対前年増減率、増減額は、収益認識会計基準適⽤後の数値との⽐較
*2 2021年5⽉13⽇発表の当初計画
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 11
BtoC事業商品分野別販売計画(単体) 修正
(単位︓億円)
下期 通期
2022/3期
対前年 対前年 当初
計画 売上⾼ 売上⾼
増減率*¹ 増減率*¹ 計画差*²
ビバレッジ 218 △2% 470 △2% △14
ヨーグルト 270 +7% 543 +5% △11
アイスクリーム 146 △1% 402 +4% +5
チーズ 136 +4% 269 △1% △8
⽜乳 254 +1% 541 +1% △4
デザート 35 △7% 77 △2% +5
市乳(宅配など) 102 +2% 199 +2% △4
基幹ブランド計*³ 479 ±0% 1,088 +2% ±0
*1 対前年増減率は、収益認識会計基準を適⽤後の数値との⽐較
*2 2021年5⽉13⽇発表の当初計画
*3 基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 12
営業利益増減⾒通し 2022年3⽉期通期計画 内訳修正
()内は 売上単価差 ±0(0,0)
上期実績、下期計画 売上数量 +38 (28,10)
プロダクトミックス(PM) +37(20,17)
21/3期 289億円
289億円
事業成⻑ オペレーションコスト +12(7,5) +75
販売促進費効率 +8(9,△1) (48,27)
合理化
オペレーションコスト △49(△22,△27)
原料価格 △20(△1,△19)
+20
(16,4)
(原料乳 ±0(0,0)、原材料 △20( △1,△19 ))
製造固定費(償却費) △4(△3,△1)
コストアップ 不動産事業 △1(0、△1) △74
(△26,△48)
310億円
22/3期 計画 310億円
150 200 250 300 350 400
(億円)
• 原材料価格の上昇︓上期△1億円、下期計画△19億円 輸⼊乳原料、チーズ、コーヒー、エネルギーなど
• 販売促進費効率︓上期9億円、下期計画△1億円 活動の再開に伴う費⽤増、広告費の投下
販売⾯、合理化の取り組みによる増益確保
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 13
次期中計に繋がる取り組み
「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴①
栄養価値の提供、機能性素材を活⽤した展開
ニーズを捉えた栄養価値の提供
当社独⾃の機能性素材を活⽤した展開の加速
「パルテノ」売上⾼前年⽐
「パルテノ」 140%
回復、拡⼤局⾯へシフト
「おいしさ」に加え、 120
「栄養」(プロテイン)訴求を強化
100
「inPROTEIN」 80 21/3期 22/3期
プロテイン商品のラインアップ強化 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
売上好調。中容量ドリンクを2品体制に 左︓機能性ヨーグルト売上⾼伸⻑率*(倍) 億円
11 倍 左︓菌体(国内+海外)伸⻑率*(倍) 400
10 右︓連結営業利益(億円)
9 350
連結営業利益 *16/3期⽐
機能性ヨーグルト 8
7 機能性ヨーグルト
300
わかりやすさ、体感を重視 6 菌体(国内+海外) 250
5
新商品の投⼊と設備投資(次⾴) 4 200
3 150
菌体・機能性素材BtoB 2
1 100
ビフィズス菌、「シールド乳酸菌」などへ⾼い関⼼ 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
「シールド乳酸菌」採⽤社数 5年間で機能性ヨーグルトは10倍以上、
のべ450社、1,000商品以上 菌体は2.5倍以上と伸⻑。連結営業利益も拡⼤
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 14
次期中計に繋がる取り組み
「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴➁
機能性ヨーグルト︓新商品の投⼊と設備投資
新商品「メモリービフィズス記憶対策」シリーズ投⼊
ドリンクヨーグルトのラインを増設
「メモリービフィズス記憶対策ヨーグルト」
(21年10⽉発売)
ビフィズス菌MCC1274研究
サプリメントも 第10回⽇本認知症予防学会
(通販で展開) 「浦上賞」受賞
ドリンクヨーグルト製造ライン増設
⼯場名 ︓利根⼯場 当社独⾃の「ビフィズス菌MCC1274」
製造品⽬︓飲み切りタイプ “加齢に伴い低下する認知機能の⼀部である
ドリンクヨーグルト 記憶⼒を維持する機能性表⽰⾷品”
⽣産能⼒︓21/3期⽐2倍
*利根⼯場ドリンクヨーグルト⽣産能⼒⽐ 既存品の成⻑と新商品の投⼊、⽣産能⼒の
投資額 ︓約25億円 増強により、機能性ヨーグルト全体を拡⼤
利根⼯場 稼働予定︓2022年5⽉
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 15
次期中計に繋がる取り組み
「おいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両⽴③
「おいしさ・楽しさ」の価値提供、価格設定
当社の技術を活かした「おいしさ・楽しさ」の価値提供
価値に⾒合った価格設定によるプロダクトミックスの改善
アイスクリーム 当社アイスクリーム計売上⾼前年⽐
「ピノ」「パルム」「モウ」それぞれで 120%
先期下期より市場を上回る
新たなおいしさ価値を提供 当社前年⽐
110 市場前年⽐*
100
通常品
140円(税別) 180円 180円 200円 90
21/3期 22/3期
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
*インテージSRI+アイスクリーム市場(2020年4⽉~2021年9⽉)
「マウントレーニア」
デザート
No.1ブランドの強化、新たなニーズへの対応
⾼付加価値品投⼊、採算性の改善へ
「深い癒やしプロジェクト 春」
堅調な売上⾼
出荷本数 前年⽐+14%*
22/3上期 デザート計
*2021年4⽉12⽇〜5⽉31⽇
前年⽐+2%
「マウントレーニア カフェラッテ」出荷本数 計画⽐+12%
「深い癒やし」パッケージ秋冬 「ソイラテ」の育成
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 16
次期中計に繋がる取り組み 海外事業
海外事業全体の底上げ
10年ビジョン︓独⾃の存在感を発揮できるグローバル企業、
29/3期 海外売上⾼⽐率15%に向けて取り組みを推進
売上⾼構成⽐と各ビジネスの⽅向性
セグメント内売上⾼構成⽐(22/3期上期) 海外事業 今後の⽅向性
⽶国 Elovi ドイツ・MILEI(ミライ社)
供給増によりラクトフェリン市場単価は中⻑期的に緩やかな
下落を想定。数量増によるカバー、乳糖などの品質・⽣産性
乳原料のBtoB展開
向上によって安定的な成⻑を⽬指す
輸出など コロナによる短期的なマイナス影響も、中⻑期的には新興国
輸出など 育児⽤ミルク の出⽣率・経済成⻑による市場拡⼤を想定。品質に対する
ミライ社 安⼼感・信頼感、ブランド⼒を背景にアジア中⼼に拡⼤
世界的な健康ニーズの⾼まり。育児⽤ミルク・サプリメント⽤
〃 菌体
海外売上⾼⽐率は着実に⾼まる 億円
途として、当社独⾃のヒト常在ビフィズス菌(HRB)を拡⼤
15% 売上高
372
413 ⽶国・Morinaga Nutritional
400
プラントベースフードの消費拡⼤を背景とした⾖腐製品の拡
海外売上高比率
315 Foods(MNF)⾖腐など ⼤。知⾒を活かした新たな展開の模索
10% 263 289 8.3% 300
218 6.4% 21年6⽉完全⼦会社化。森永乳業の知⾒を活かした展開、
5.0% 5.3% ベトナム・Elovi(エロヴィ社)
シナジー効果の最⼤化、ベトナムでの事業領域拡⼤。5年
3.7% 4.4% 200
ヨーグルト・飲料などBtoC展開
5% 後(26/3期)にベトナム地域売上⾼100億円を⽬指す
100
既存ビジネスの拡⼤、ならびにM&Aも視野に⼊れながら、
0% 0
17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期 引き続き10年ビジョン実現に向けた取り組みを推進
(予) Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 17
次期中計に繋がる取り組み サステナビリティ
サステナビリティ経営の推進
事業活動にサステナビリティ視点を取り込み、
統合的な考えで持続的成⻑を⽬指す
今年度の主な取り組み内容(継続中)
1. 次期中計(23/3期~25/3期)の策定
ESG重視(現中計)からサステナビリティ経営へのシフト
事業計画との連携
優先課題の明確化
2. 変化する外部環境への対応
TCFDへの取り組みの推進︓「ガバナンス」の開⽰(21年11⽉)
CO₂削減、プラスチック削減などの取り組み強化
3. 社内の意識向上と体制整備
サステナビリティ経営の社内浸透と社員のモチベーション向上
現場も含めた社内推進体制の構築
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 18
次期中計に繋がる取り組み 財務戦略
増配の実施
現中計における配当性向⽬標20%に合わせた増配を実施
次期中計に向け、株主還元含めた財務戦略の在り⽅を検討
配当⾦ 現中計︓配当性向20%⽬安
「成⻑投資」「財務安定性」の基盤を確保し、株主へ還元
22/3期
19/3期 20/3期 21/3期 22/3期計画
期初発表時計画
⼀株当たり配当⾦(円) 55 60 70 80 70
配当性向(%) 19.4 21.7*¹ 18.5 19.8*² 17.3*²
*1 20/3期︓連結⼦会社の信託受益権譲渡影響を控除した数値。影響を控除しない場合は15.9%
*2 22/3期︓近畿⼯場、港南ビル譲渡益を控除した数値。影響を控除しない場合は11.2%(期初発表時︓9.8%)
現中計︓最終年度⽬標 DER︓0.42倍、有利⼦負債︓900億円以下
財務安定性
有利⼦負債返済、成⻑投資のため資⾦余⼒の確保を優先
22/3期1Q︓品川・港南ビル売却、特別利益41億円
22/3期4Q︓近畿⼯場跡地売却、特別利益161億円(予定)
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 19
最後に 次期中計に向けて
森永乳業グループ10年ビジョン(2020/3期〜2029/3期)
「⾷のおいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」を 世界で独⾃の存在感を発揮できる サステナブルな社会の実現に
両⽴した企業へ グローバル企業へ 貢献し続ける企業へ
<現中計> <次期中計> 次々期中計以降
2020/3期-2022/3期 2023/3期-2025/3期 2026/3期-2029/3期
テ
成⻑軌道の継続と 社会課題の解決と (10年ビジョンの実現)
マ 基盤構築の両⽴ 企業価値向上の両⽴
• ESG重視経営の実践 • サステナビリティ重視経営へ • 事業と連動したサステナビ
• 基幹8ブランドの強化 のシフト リティ経営の実現
• ビフィズス菌・独⾃シーズ • おいしさ・楽しさ価値を基 • おいしさ・楽しさと健康
の展開加速 盤とした健康(栄養・機能 (栄養・機能性)の両⽴
取 性)価値提供の強化 の実現
• 海外事業の育成
組 • 10年ビジョン実現に向けた • 海外事業が全社の成⻑を
⽅ • 収益改善の推進
海外事業の成⻑ けん引
針 • 経営基盤の更なる強化
• 持続的成⻑の源泉となる • 価値創造サイクルの強化
R&D機能の強化
• 資本効率を意識した財務
戦略
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 20
Copyright©Morinaga Milk Industry Co.,Ltd.All Rights Reserved. 21