2264 森永乳 2021-05-13 14:00:00
2021年3月期決算概要、2022年3月期業績見通し(参考) [pdf]
2021年3⽉期決算概要
2022年3⽉期業績⾒通し(参考)
1.2021年3⽉期決算概要
2.2022年3⽉期業績⾒通し *2022年3⽉期より収益認識会計基準を適⽤
2021年5⽉13⽇
1.2021年3⽉期決算概要
サマリー︓営業利益5期連続最⾼益
売上⾼︓5,836億円(前年⽐△1.2%、計画⽐*+0.6%)
営業利益︓289億円(前年差+35億円、計画差*+29億円)
売上⾼
• 新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響による業務⽤乳製品の減収、オフィス需要の減少
• ヨーグルト、アイスクリーム、チーズにて健康需要、家庭内需要の増加による拡⼤
• 機能性素材の伸⻑
• 海外事業はミライ社を中⼼に好調
営業利益
• 主に新型コロナウイルス感染症による売上減(下期はマイナス影響縮⼩)、償却費増加
などのマイナス要因に対し、プロダクトミックス改善、販促費等の効率化などで増益
• 下期︓ヨーグルト、アイスクリーム等によるPM改善、製造経費・販促費効率化の寄与
新型コロナ影響
• 年間 売上⾼︓約190億円減(BtoB事業)、営業利益︓約15億円減
(下期 売上⾼︓約70億円減(BtoB事業)、営業利益︓約2億円減)
下期の営業利益マイナス影響は想定を下回って着地
*2020年11⽉11⽇発表の計画
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1.2021年3⽉期決算概要
営業利益︓通期計画*を⼤幅に超過
売上数量、PM改善は計画を上回る着地
経費の抑制、販売促進費の効率化が⼤きく寄与
計画との差異
営業利益増減
下期 下期 計画 通期 通期 売上数量マイナスの縮⼩、PMの改善
計画* 実績 差* 計画* 実績 BtoB事業︓緊急事態宣⾔再発出も利益
売上単価差 +3 +3 0 +6 +6 影響は想定以下。業務⽤乳製品は3⽉前年
売上数量 -10 -1 +9 -29 -20 超え
プロダクトミックス(PM) +23 +26 +3 +51 +54 BtoC事業︓ヨーグルト、チーズ、アイスクリー
ムの好調継続。季節限定商品のヒット、3⽉の
オペレーションコスト -9 -3 +6 -9 -3
⾼気温も寄与
販売促進費効率 ±0 +6 +6 +6 +12
原料乳価格 ±0 ±0 0 ±0 ±0 経費の抑制、販売促進費の効率化
原材料価格 +1 +5 +4 +7 +11 コロナ環境下にて効率化、抑制が進む
製造固定費(償却費) -10 -10 0 -22 -22
不動産事業 -1 -1 0 -3 -3
原材料価格︓これまでと変わらず前年差で有
前年差合計 -3 +25 +29 +6 +35 利差に作⽤
営業利益(純額) 91 119 - 260 289
*2020年11⽉11⽇発表の計画
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新型コロナウイルス感染症拡⼤の影響
21/3期 1Q 2Q 3Q 4Q
巣ごもり・
ヨーグルト、アイス、 ヨーグルト、チーズ好調継続
家庭内需要 ヨーグルト、アイス、チーズ好調
チーズ、⽜乳伸⻑ アイスクリーム:復調
増加
機能性ヨーグルト拡⼤ 好調継続
健康需要
増加 菌体・ラクトフェリンなど機能性素材への世界的な関⼼の⾼まり 傾向継続
外⾷・ホテル・ 約1割減、緊急事態宣⾔の
業務⽤乳製品 約2割減 約1割減
観光・⼟産 再発出も3⽉⼀巡
約3割減 12⽉:マイナス再拡⼤
需要減少
オフィス・
「マウントレーニア」、
施設需要 マイナス影響縮⼩ マイナス影響さらに縮⼩ 3⽉復調、⼀巡へ
市乳減
減少
育児⽤ミルクなど︓ 育児⽤ミルクなどの
海外事業 平準化
⼀部に在庫積み増しの動き 現地在庫も平準化へ
活動再開
経費節減 販促費、経費抑制 広告費、修繕費増など 継続
4Q︓感染症の再拡⼤、1⽉からの緊急事態宣⾔の再発出も、利益影響は想定以下
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2021年3⽉期業績
(単位︓億円)
2021/3期 対前年 対前年 対計画 対計画
2020/3期 2021/3期
計画* 増減額 増減率 増減額* 増減率*
売上⾼ 5,909 5,800 5,836 △73 △1.2% +36 +0.6%
営業利益 254 260 289 +35 +13.8% +29 +11.0%
経常利益 259 265 301 +42 +16.4% +36 +13.6%
親会社株主に帰属する
当期純利益 187 148 187 +1 +0.5% +39 +26.6%
売上⾼
営業利益率
4.3% 4.5% 4.9%
ROA 5.8% - 6.5%
営業利益/総資産
ROE 10.7% 7.9% 9.8%
当期純利益/⾃⼰資本
⼀株当たり
配当⾦ 60円 60円 70円
• 営業利益、経常利益、当期純利益︓最⾼益更新
• 配当⾦︓60円→70円、5期連続増配
*2020年11⽉11⽇発表の計画
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事業分野別売上⾼、営業利益実績
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益(営業利益率)
2020/3期 2021/3期 対前年増減率 2020/3期 2021/3期 対前年増減額
126 161
BtoC事業 3,057 3,100 +1.4% (4.1%) (5.2%)
+35
42 35
ウェルネス事業 557 555 △0.3% (7.5%) (6.2%)
△7
53 26
BtoB事業 967 789 △18.4% (5.5%) (3.3%)
△27
28 55
海外事業 315 372 +18.2% (9.0%) (14.8%)
+27
4 12
その他・消去 1,013 1,019 +0.6% (0.4%) (1.1%)
+7
254 289
合計 5,909 5,836 △1.2% (4.3%) (4.9%)
+35
• BtoC事業︓オフィス需要減少も、健康需要、家庭内需要増加。PM改善、販促費効率化
• ウェルネス事業︓育児⽤ミルクなどが減少。「ミルク⽣活」、⼦会社・クリニコ好調。EC・通販事業拡⼤へ費⽤投下
• BtoB事業︓機能性素材の需要増。外⾷・観光業など業務⽤乳製品需要の減少も、1Qを底に徐々に回復
• 海外事業︓ミライ社、育児⽤ミルクそれぞれ堅調に推移
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BtoC事業商品分野別販売実績(単体)
(単位︓億円)
2020/3期 2021/3期 対前年増減率
ビバレッジ* 581 545 △6%
ヨーグルト 536 588 +10%
アイスクリーム 447 466 +4%
チーズ 328 352 +7%
⽜乳* 618 590 △4%
デザート 89 88 ±0%
市乳(宅配など) 215 209 △3%
基幹ブランド計** 1,207 1,244 +3%
• ヨーグルト、アイスクリーム、チーズ︓健康需要、家庭内需要増による増収
• ビバレッジ︓オフィス需要減などにより「マウントレーニア」、「リプトン」減収
• 基幹ブランド︓「ビヒダス」、「フレッシュモッツァレラ」好調、「パルテノ」復調、「パルム」、「ピノ」、「モウ」それぞれ堅調
*21/3期より、ビバレッジ、⽜乳間の対象商品を移管。前年実績、対前年増減率を移管後のものに調整
**基幹ブランド計︓マウントレーニア、ビヒダスヨーグルト、森永アロエヨーグルト、パルテノ、パルム、ピノ、モウ、フレッシュモッツァレラ、計8ブランド合計
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営業利益増減要因
売上単価差 +6 <±0>
売上数量 △20 <+9>
< >内は計画差 プロダクトミックス(PM) +54 <+3>
(2020年11⽉11⽇発表の計画)
20/3期 254億円
223
+40
事業成⻑ オペレーションコスト +17 <+2> <+12>
販売促進費効率 +12 <+6>
合理化 オペレーションコスト △20 <+4> +29
原料価格 +11 <+4> <+8>
(原料乳±0 <±0>、原材料+11 <+4>)
コストアップ 製造固定費(償却費) △22 <±0>
不動産事業 △3 <±0> △34
<+8>
21/3期 254億円 <+29>
289
(億円)
150 200 250 300 350
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※ 2022年3⽉期より、収益認識会計基準を適⽤
収益認識会計基準の影響
※ 22/3期より、収益認識会計基準を適⽤
主に売上⾼に影響。利益への影響は軽微
2021/3期売上⾼ 適⽤前5,836億円 → 適⽤後4,887億円(約16%減)
参考︓21/3期で適⽤したと仮定した場合
(単位︓億円)
2021年3⽉期 2021年3⽉期
影響
適⽤前 適⽤後
▲644
売上⾼ 5,836 4,887
▲305 代理⼈取引、有償⽀給取引など
(売上⾼、売上原価 共に減少)
売上原価 3,935 3,630 ▲305
売上総利益 1,901 1,257
顧客へ⽀払われる対価
販売費及び⼀般管理費 1,612 968 ▲644 (販管費 → 売上控除)
営業利益 289 289 ※ 百万円単位の軽微な影響あり
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2.2022年3⽉期業績⾒通し
(単位︓億円)
2021/3 2022/3 対前年 対前年 2021/3 2022/3 対前年 対前年
通期* 通期計画 増減額* 増減率* 上期* 上期計画 増減額* 増減率*
売上⾼ 4,887 5,020 +133 +2.7% 2,525 2,620 +95 +3.8%
営業利益 289 310 +21 +7.4% 170 185 +15 +9.1%
経常利益 301 318 +17 +5.6% 178 191 +13 +7.0%
親会社株主に帰属する ** **
当期純利益 187 353 +166 +88.3% 117 154 +37 +32.0%
売上⾼
営業利益率
5.9% 6.2%
ROE 9.9% 16.4%
(当期純利益/⾃⼰資本)
• 22/3期より収益認識会計基準を適⽤
⼀株当たり
70円 70円 *21/3期実績、対前年増減額、増減率は、適⽤後の数値に調整
配当⾦
• 売上⾼︓実質的な増収計画(収益認識会計基準を今期より適⽤)
中計期間における外部環境の変化、利益創出を優先したことにより、中計策定時計画の6,300億円
(会計基準適⽤前)からは修正
• 営業利益︓中計⽬標値300億円を超える計画
** 固定資産譲渡による特別利益約201億円(税引前)発⽣の⾒込み(1Q:40億円、4Q:161億円)
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事業分野別売上⾼、営業利益計画
(単位︓億円)
売上⾼ 営業利益(営業利益率)
上期 通期 上期 通期
2022/3期
対前年 対前年 対前年 対前年
売上⾼ 売上⾼ 営業利益 営業利益
増減率* 増減率* 増減額* 増減額*
BtoC事業 1,419 +1.9% 2,666 +1.6%
115
+4 174 +12
(8.1%) (6.5%)
ウェルネス事業 215 +1.8% 437 +1.5%
18
+1 36 +1
(8.4%) (8.2%)
BtoB事業 394 +12.8% 797 +7.4%
20
+10 44 +17
(5.1%) (5.5%)
海外事業 204 +6.9% 408 +10.9%
32
+5 61 +6
(15.7%) (15.0%)
その他・消去 388 +1.8% 712 △1.6%
0
△3 △4 △16
(-%) (-%)
合計 2,620 +3.8% 5,020 +2.7%
185
+15 310 +21
(7.1%) (6.2%)
• 22/3期より収益認識会計基準を適⽤
*対前年増減額、増減率は、適⽤後の数値に調整
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BtoC事業商品分野別販売計画(単体)
(単位︓億円)
上期 通期
2022/3期
売上⾼ 対前年増減率* 売上⾼ 対前年増減率*
ビバレッジ 262 +1% 484 +1%
ヨーグルト 280 +5% 554 +7%
アイスクリーム 251 +5% 397 +3%
チーズ 138 △2% 277 +2%
⽜乳 286 +1% 545 +2%
デザート 37 △9% 72 △8%
市乳(宅配など) 101 +5% 203 +3%
基幹ブランド計 601 +2% 1,088 +2%
• 22/3期より収益認識会計基準を適⽤
*対前年増減率は、適⽤後の数値に調整
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営業利益増減⾒通し
売上単価差 ±0
売上数量 +45
プロダクトミックス(PM) +29
21/3期 289億円
事業成⻑ オペレーションコスト +12 +74
合理化
オペレーションコスト △44
原料価格 △4(原料乳±0、原材料△4)
+12
製造固定費(償却費) △3
コストアップ
販売促進費効率 △13
不動産事業 △1 △65
22/3期 計画 310億円
(億円)
150 200 250 300 350 400
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