2220 亀田菓 2021-05-13 13:30:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月13日
上場会社名 亀田製菓株式会社 上場取引所 東
コード番号 2220 URL www.kamedaseika.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 COO (氏名)佐藤 勇
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 CFO 兼 管理本部長 (氏名)小林 章 TEL 025-382-2111
定時株主総会開催予定日 2021年6月16日 配当支払開始予定日 2021年6月17日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月16日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 103,305 △0.5 5,620 △3.3 6,889 △0.3 4,757 6.6
2020年3月期 103,808 3.8 5,813 8.9 6,909 5.1 4,463 1.4
(注)包括利益 2021年3月期 6,314百万円 (116.2%) 2020年3月期 2,920百万円 (△33.4%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 225.62 - 8.6 7.7 5.4
2020年3月期 211.71 - 8.6 8.2 5.6
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 926百万円 2020年3月期 1,194百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 92,888 59,895 62.7 2,761.24
2020年3月期 85,825 53,902 61.6 2,508.48
(参考)自己資本 2021年3月期 58,217百万円 2020年3月期 52,889百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 8,671 △6,337 △257 6,505
2020年3月期 8,048 △7,631 △161 4,581
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 15.00 - 37.00 52.00 1,096 24.6 2.1
2021年3月期 - 15.00 - 38.00 53.00 1,117 23.5 2.0
2022年3月期(予想) - 15.00 -
39.00 54.00 24.2
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 40,000 - 1,200 △28.0 1,400 △34.9 900 △42.2 42.69
通期 84,700 - 6,000 6.8 6,900 0.2 4,700 △1.2 222.92
(注)2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業
績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、売上高の対前期及び対前年同四半期増減率は記載して
おりません。
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※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 2社 (社名)Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.
Singha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.
(注)詳細は、添付資料P.15「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(連結財
務諸表作成のための基本となる重要な事項)」をご覧ください。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 22,318,650株 2020年3月期 22,318,650株
② 期末自己株式数 2021年3月期 1,234,695株 2020年3月期 1,234,462株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 21,084,005株 2020年3月期 21,084,225株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 78,108 1.2 4,148 △0.9 5,869 37.0 4,153 65.5
2020年3月期 77,194 3.6 4,183 3.5 4,283 △8.2 2,510 14.8
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 197.01 -
2020年3月期 119.07 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 70,518 41,501 58.9 1,968.41
2020年3月期 64,919 38,336 59.1 1,818.24
(参考)自己資本 2021年3月期 41,501百万円 2020年3月期 38,336百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当た
っての注意事項等については、添付資料P.6「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
当社は、2021年5月24日(月)に機関投資家及びアナリスト向け説明会を電話会議にて開催する予定です。
当日使用する決算説明資料については、当日開催前に当社ウェブサイトに掲載する予定です。
亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 9
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ………………………………………………………… 15
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 17
(連結貸借対照表関係) …………………………………………………………………………………………… 18
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………………… 19
(連結包括利益計算書関係) ……………………………………………………………………………………… 21
(連結株主資本等変動計算書関係) ……………………………………………………………………………… 22
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ………………………………………………………………………… 24
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 25
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 26
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 28
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 28
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1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、未だ新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない中での経済活動を
余儀なくされ、先行き不透明な状況が続いたまま推移しました。
世界経済においては、経済活動の段階的な再開や景気対策の効果による持ち直しの動きが見られるものの、感染拡
大を巡る不確実性によって経済活動の停滞が懸念されています。
食品業界においては、底堅い需要に支えられているものの、各種コストは上昇基調にあり、お客様の節約志向とも
相まって厳しい収益環境が続きました。
このような環境下、当グループは、中期経営計画において、食品業界を取り巻く環境変化を踏まえ、 “美味しく
からだに良いものを選び、食べ、楽しむ、健やかなライフスタイルへの貢献”を示す“Better For You”の観点から
お客様価値を提供し、長期ビジョン「グローバル・フード・カンパニー」の実現を通じて持続的な成長と企業価値向
上に向けた取り組みを進めております。2030年度には“あられ、おせんべいの製菓業”から“Better For Youの食品
業”へと進化することを目指してまいります。
2023年度までの中期経営計画期間において、国内米菓事業、海外事業、食品事業の3本柱でしっかりと立ち、特長
あるグローバル企業としてビジョンの実現を目指すとともに、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うお客様の生活様
式の変化など、環境変化に対する打ち手を講じることによって、中長期視点での構造改革を実行し、持続的な成長と
企業価値の向上に取り組んでまいります。
予てより、将来の成長を見据えた政策を中心に取り組むこととしておりますが、2020年度は、足元の環境変化を踏
まえ、短期、中長期の両にらみでの臨機応変な対応を図ってまいりました。国内米菓事業は圧倒的№1の地位を強固
にするために収益基盤をより強化すること、海外事業は北米子会社の安定的な利益確保とセグメント全体の黒字化に
向けた道筋をつけること、食品事業はプラントベースドフードの拡大を通じて売上成長することを重点施策として取
り組みを進めてまいりました。
国内米菓事業については、コロナ禍、巣ごもりの定着に伴う家飲み需要の増加に対して、主力商品の製造販売に集
中化した結果、当社の主力商品である「亀田の柿の種」や「つまみ種」等のおつまみ系商品が大きく伸長しました。
中でも、季節限定の「つまみ種」、新商品の「無限エビ」はお客様からの高い支持を頂いております。
また、中長期のブランド価値向上の観点から「亀田の柿の種」については、昨年度実施した国民投票を通じて頂い
たお客様の声を商品に反映させるために約40年振りに柿の種とピーナッツの配合比率を変更しました。加えて、多様
化するお客様ニーズを捕捉する目的から当社商品を応援していただくお客様と直接繋がるキャンペーンなどを通じ
て、更なる商品の進化に取り組みました。一方で、百貨店向け商品や土産物商品を扱う子会社については、最悪期は
脱したものの外出自粛や移動制限の影響は根強く、感染再拡大の懸念から依然として厳しい状況が続いております。
これらの取り組みの結果、主力ブランドの売上高は「亀田の柿の種」「つまみ種」「ぽたぽた焼」「揚一番」「ソ
フトサラダ」が前年同期を上回った一方で、「ハッピーターン」「亀田のまがりせんべい」「手塩屋」「うす焼」
「技のこだ割り」「堅ぶつ」「ハイハイン」は積極的な販売促進活動等が一巡した結果、前年同期を下回りました。
海外事業については、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大により、一部オペレーションへの制約はあったもの
の、重要拠点と位置付ける北米のMary's Gone Crackers, Inc.については、工場の操業を継続することで安定した業
績を確保しています。また、健康志向の高まりを背景にこれまで講じてきた新規取引先および販売エリアの拡大が奏
功し、家庭内消費と備蓄需要も相まって、売上高は前年同期を上回りました。
アジアにおいては、LYLY KAMEDA CO., LTD.が豪州における巣ごもり需要を享受するなど総じて安定した業績を確
保しました。更には世界的に広がる米菓需要を捕捉する目的から、クロスボーダービジネスの新たな拠点として
Singha Corporation Co., Ltd.と共同で輸出向け米菓製造販売の合弁事業を開始し、第2四半期から操業を開始して
おります。両社の強みを融合させることで、高品質かつコスト競争力を兼ね備えた、グローバルな製造拠点として強
化を図り、海外事業を拡大しております。
食品事業については、個人消費を中心に備蓄需要が拡大し、長期保存できるアルファ米やロングライフのグルテン
フリー米粉パンが堅調に推移した結果、売上高は前年同期を上回りました。
以上の結果、売上高は103,305百万円(前期比0.5%減)となりました。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
営業利益については、単体米菓においてスーパーマーケットやドラッグストアを中心としたコロナ禍の巣ごもり需
要による増収効果に加え、生活スタイルの変化によって家飲み需要が定着した結果、おつまみ系商品が好調に推移
し、プロダクトミックスが改善しました。また、コロナ禍に伴い従業員の安全を最優先としたオペレーションを徹底
し、供給責任を果たす目的から商品アイテム数の抑制などにも取り組みました。
海外事業については、新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、予てより進めてきたMary's Gone
Crackers, Inc.の構造改革効果や増収に伴う生産ラインの安定稼働、更にはLYLY KAMEDA CO., LTD.の事業黒字化に
よってセグメント利益の赤字幅を抑制しました。加えて、食品事業においても長期保存食の備蓄需要等が拡大し、中
期経営計画に掲げる事業の3本柱が形成されつつあります。一方で、百貨店向け商品や土産物商品を扱う子会社は、
新規販路開拓や新商品アイテム投入、固定費抑制により最悪期を脱したものの、外出自粛の動きは根強く、販売が低
迷した結果、グループ全体の営業利益は5,620百万円(前期比3.3%減)となりました。
また、TH FOODS,INC.において新型コロナウイルス感染症拡大に伴い一時的な人員不足から供給能力が低下した影
響やDaawat KAMEDA (India) Private Limitedの工場稼働に伴う固定費の増加などにより持分法による投資利益が
減少した結果、経常利益は6,889百万円(前期比0.3%減)となり、前年におけるタイの事業再編等による特別損失が
減少した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は4,757百万円(前期比6.6%増)となりました。
〔補足情報〕 (単位:百万円)
対前期比
前連結会計年度 当連結会計年度
増減額 増減率
売上高 103,808 103,305 △503 △0.5%
国内米菓事業 83,270 81,675 △1,594 △1.9%
海外事業 ※1 7,892 8,503 610 7.7%
食品事業 ※2 5,345 6,222 876 16.4%
その他(貨物運送)※3 7,299 6,903 △396 △5.4%
営業利益 5,813 5,620 △193 △3.3%
営業利益率 5.6% 5.4%
国内米菓事業 5,878 5,070 △807 △13.7%
海外事業 ※1 △534 △376 157 -
食品事業 ※2 198 533 335 169.4%
その他(貨物運送)※3 271 391 119 44.1%
(注) ※1 海外事業は、海外子会社に加え、国内の輸出入取引を含んでおります。
※2 食品事業の主な内容は、長期保存食や植物性乳酸菌に加え、玄米パンやプラントベースドフード
等であります。
※3 その他の主な内容は、貨物運送等であります。
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(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は25,577百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,594百万円の増加となりまし
た。これは主に「現金及び預金」が1,924百万円、「商品及び製品」が397百万円それぞれ増加した一方、「受取手形及
び売掛金」が709百万円減少したことによるものであります。固定資産は67,311百万円となり、前連結会計年度末に比
べ5,468百万円の増加となりました。これは主に「建物及び構築物」が725百万円、「機械装置及び運搬具」が1,307百
万円、「のれん」が348百万円、「投資有価証券」が646百万円、「退職給付に係る資産」が3,034百万円それぞれ増加
した一方、「繰延税金資産」が761百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は92,888百万円となり、前連結会計年度末に比べ7,063百万円増加となりました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は22,646百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,550百万円の減少となりまし
た。これは主に「未払法人税等」が337百万円増加した一方、「支払手形及び買掛金」が364百万円、「電子記録債務」
が137百万円、「短期借入金」が981百万円、「工場閉鎖損失引当金」が114百万円、「その他」が288百万円それぞれ減
少したことによるものであります。固定負債は10,346百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,620百万円の増加とな
りました。これは主に「長期借入金」が2,556百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は32,992百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,069百万円増加となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は59,895百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,993百万円の増加となりま
した。これは主に「親会社株主に帰属する当期純利益」4,757百万円及び「剰余金の配当」1,096百万円により「利益剰
余金」が3,660百万円増加したことや、「退職給付に係る調整累計額」が1,644百万円、「非支配株主持分」が665百万
円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は62.7%(前連結会計年度末は61.6%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,924百万円
増加し、6,505百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は8,671百万円(前期比622百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益や減価償却費による資金の増加の一方、法人税等の支払額による資金の減少に
よるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6,337百万円(前期比1,293百万円の支出減少)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出によるものであ
ります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は257百万円(前期比96百万円の支出増加)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入の一方、長期借入金の返済による支出、短期借入金の純増減額、配当金の支払額
によるものであります。
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローから投資活動によるキャッシュ・フローを差し引いたフリ
ー・キャッシュ・フローは2,333百万円となりました。
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(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
自己資本比率(%) 60.8 62.0 61.3 61.6 62.7
時価ベースの
141.7 140.6 134.5 121.5 109.4
自己資本比率(%)
キャッシュ・フロー対
1.1 1.4 1.9 1.8 1.8
有利子負債比率(年)
インタレスト・
175.6 71.8 56.2 59.8 91.6
カバレッジ・レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
3.キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を
支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用して
おります。
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(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、引き続き新型コロナウイルス感染症の動向が懸念されますが、新しい生活様式の定
着や消費行動の変化に伴い、これまで以上に機動的かつ柔軟に対応できる筋肉質な経営体制の構築が必要になると認
識しております。
この大きな環境変化に対応するため、中長期の視点から構造改革を実行することで、持続的な成長と企業価値の向
上に取り組んでまいります。
このような環境下、当グループは中期経営計画を実現するために“国内米菓事業、海外事業、食品事業の3本柱に
よる自律的事業運営を目指し特長あるグローバル企業”の実現に向けて、2021年度は将来を見据えた構造改革の一年
と位置付け、選択と集中の観点からグループ全体の成長基盤を再構築し成果に結びつけること、事業領域拡大への挑
戦を通じて更なる成長機会を捕捉することを実現するために各種施策を実行してまいります。
■国内米菓事業:圧倒的No.1獲得に向けた戦略の取組み
コスト競争力向上に向けた各種施策の実行
■海外事業 :北米市場の更なる成長
アジアでの収益改善と投資による拡大
■食品事業 :長期保存食と食物アレルゲンフリー商品の拡充
プラントベースドフードの取り組み強化
なお、2021年度より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用しております。連結業績見通
しにつきましては、収益認識基準適用前の売上高として106,000百万円、収益認識基準適用後の売上高は84,700百万
円を予想しており、営業利益6,000百万円(前期比6.8%増)、経常利益6,900百万円(前期比0.2%増)、親会社に帰属
する当期純利益4,700百万円(前期比1.2%減)を予想しております。
また、業績見通しの前提となる為替レートにつきましては、1US$=108.0円、1CNY=16.5円、1THB=3.5円を想
定しております。
※業績予想に関する留意事項
将来の経営環境や業績予想に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報や計画策定の前提としている仮定など
に基づくものであります。実際の業績は様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当グループは、連結財務諸表の国内同業他社との比較可能性を考慮し、会計基準につきましては日本基準を採用して
おります。
なお、今後につきましては、国際会計基準の適用動向等、諸情勢を考慮しながら国際会計基準の適用について検討を
進めていく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,586 6,510
受取手形及び売掛金 12,586 11,876
商品及び製品 1,966 2,364
仕掛品 685 807
原材料及び貯蔵品 3,215 3,113
その他 966 920
貸倒引当金 △24 △15
流動資産合計 23,982 25,577
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 39,314 41,883
減価償却累計額 △23,943 △25,788
建物及び構築物(純額) 15,370 16,095
機械装置及び運搬具 58,109 61,357
減価償却累計額 △41,992 △43,933
機械装置及び運搬具(純額) ※2 16,117 ※2 17,424
土地 7,199 7,199
リース資産 3,185 2,913
減価償却累計額 △1,270 △1,146
リース資産(純額) 1,915 1,767
建設仮勘定 1,728 1,919
その他 3,544 4,000
減価償却累計額 △2,674 △2,880
その他(純額) 870 1,119
有形固定資産合計 43,201 45,525
無形固定資産
のれん 495 844
リース資産 27 26
顧客関係資産 784 722
商標資産 637 587
技術資産 395 364
その他 1,015 1,003
無形固定資産合計 3,354 3,547
投資その他の資産
投資有価証券 ※1 11,898 ※1 12,545
繰延税金資産 1,802 1,040
退職給付に係る資産 539 3,574
その他 ※2 1,091 ※2 1,122
貸倒引当金 △45 △45
投資その他の資産合計 15,286 18,237
固定資産合計 61,842 67,311
資産合計 85,825 92,888
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,032 3,668
電子記録債務 2,637 2,499
短期借入金 ※2,※3 7,483 ※2,※3 6,502
リース債務 309 312
未払法人税等 725 1,062
賞与引当金 1,401 1,401
役員賞与引当金 105 135
販売促進引当金 863 833
工場閉鎖損失引当金 155 41
資産除去債務 70 67
その他 6,409 6,121
流動負債合計 24,197 22,646
固定負債
長期借入金 ※2 5,397 ※2 7,953
リース債務 985 904
繰延税金負債 588 606
退職給付に係る負債 455 531
資産除去債務 188 262
役員退職慰労引当金 53 -
その他 58 87
固定負債合計 7,726 10,346
負債合計 31,923 32,992
純資産の部
株主資本
資本金 1,946 1,946
資本剰余金 170 170
利益剰余金 51,853 55,514
自己株式 △1,899 △1,900
株主資本合計 52,071 55,730
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 617 734
繰延ヘッジ損益 4 -
為替換算調整勘定 1,332 1,245
退職給付に係る調整累計額 △1,137 507
その他の包括利益累計額合計 818 2,487
非支配株主持分 1,012 1,678
純資産合計 53,902 59,895
負債純資産合計 85,825 92,888
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 103,808 103,305
売上原価 58,764 58,670
売上総利益 45,043 44,634
販売費及び一般管理費 ※1,※3 39,229 ※1,※3 39,014
営業利益 5,813 5,620
営業外収益
受取利息 7 7
受取配当金 46 49
持分法による投資利益 1,194 926
雇用調整助成金 - 162
その他 114 275
営業外収益合計 1,363 1,420
営業外費用
支払利息 137 86
為替差損 38 -
コミットメントフィー 13 15
その他 78 49
営業外費用合計 268 151
経常利益 6,909 6,889
特別利益
固定資産売却益 - ※2 46
補助金収入 ※4 80 -
特別利益合計 80 46
特別損失
固定資産処分損 ※5 227 ※5 220
減損損失 ※6 927 ※6 385
工場閉鎖損失引当金繰入額 ※7 163 -
特別損失合計 1,319 605
税金等調整前当期純利益 5,669 6,330
法人税、住民税及び事業税 1,692 1,720
法人税等調整額 △455 △84
法人税等合計 1,236 1,635
当期純利益 4,433 4,694
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △30 △62
親会社株主に帰属する当期純利益 4,463 4,757
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 4,433 4,694
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △195 116
繰延ヘッジ損益 5 △4
為替換算調整勘定 △37 △336
退職給付に係る調整額 △1,109 1,644
持分法適用会社に対する持分相当額 △175 200
その他の包括利益合計 ※1 △1,512 ※1 1,619
包括利益 2,920 6,314
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,962 6,426
非支配株主に係る包括利益 △41 △111
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,946 170 48,465 △1,898 48,683
当期変動額
剰余金の配当 △1,075 △1,075
親会社株主に帰属する当期
純利益
4,463 4,463
自己株式の取得 △0 △0
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 - - 3,388 △0 3,387
当期末残高 1,946 170 51,853 △1,899 52,071
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算 退職給付に係る その他の包括
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 813 △0 1,533 △27 2,318 1,054 52,056
当期変動額
剰余金の配当 △1,075
親会社株主に帰属する当期
純利益
4,463
自己株式の取得 △0
株主資本以外の項目の当期
△195 5 △201 △1,109 △1,500 △41 △1,542
変動額(純額)
当期変動額合計 △195 5 △201 △1,109 △1,500 △41 1,845
当期末残高 617 4 1,332 △1,137 818 1,012 53,902
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,946 170 51,853 △1,899 52,071
当期変動額
剰余金の配当 △1,096 △1,096
親会社株主に帰属する当期
純利益
4,757 4,757
自己株式の取得 △1 △1
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
-
当期変動額合計 - - 3,660 △1 3,659
当期末残高 1,946 170 55,514 △1,900 55,730
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算 退職給付に係る その他の包括
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 617 4 1,332 △1,137 818 1,012 53,902
当期変動額
剰余金の配当 △1,096
親会社株主に帰属する当期
純利益
4,757
自己株式の取得 △1
株主資本以外の項目の当期
116 △4 △86 1,644 1,669 665 2,334
変動額(純額)
当期変動額合計 116 △4 △86 1,644 1,669 665 5,993
当期末残高 734 - 1,245 507 2,487 1,678 59,895
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 5,669 6,330
減価償却費 4,652 4,612
減損損失 927 385
のれん償却額 100 74
賞与引当金の増減額(△は減少) 3 △3
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 2 29
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) - △53
販売促進引当金の増減額(△は減少) 182 △26
工場閉鎖損失引当金の増減額(△は減少) 155 △114
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 9 38
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △805 △672
受取利息及び受取配当金 △53 △56
支払利息 137 86
持分法による投資損益(△は益) △1,194 △926
有形固定資産売却損益(△は益) - △46
固定資産処分損益(△は益) 227 220
補助金収入 △80 -
売上債権の増減額(△は増加) 200 828
たな卸資産の増減額(△は増加) △200 △302
仕入債務の増減額(△は減少) 292 △594
その他の資産の増減額(△は増加) △483 207
その他の負債の増減額(△は減少) △195 △285
未払消費税等の増減額(△は減少) △41 △143
その他 2 △80
小計 9,510 9,506
利息及び配当金の受取額 623 684
利息の支払額 △134 △94
法人税等の支払額 △2,161 △1,425
和解金の受取額 209 -
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,048 8,671
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △0 △0
長期性預金の純増減額(△は増加) △438 △12
有形固定資産の取得による支出 △5,101 △5,778
有形固定資産の売却による収入 8 47
有形固定資産の除却による支出 △72 △102
投資有価証券の取得による支出 △1,893 △14
投資有価証券の売却による収入 2 68
無形固定資産・投資等の取得による支出 △238 △207
無形固定資産・投資等の売却による収入 21 8
補助金の受取額 80 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- ※2 △346
支出
投資活動によるキャッシュ・フロー △7,631 △6,337
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △1,294 △536
長期借入れによる収入 5,000 5,000
長期借入金の返済による支出 △2,446 △3,298
リース債務の返済による支出 △345 △324
自己株式の取得による支出 △0 △1
配当金の支払額 △1,074 △1,096
財務活動によるキャッシュ・フロー △161 △257
現金及び現金同等物に係る換算差額 △2 △151
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 252 1,924
現金及び現金同等物の期首残高 4,328 4,581
現金及び現金同等物の期末残高 ※1 4,581 ※1 6,505
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
連結子会社の数 16社
連結子会社の名称 アジカル株式会社
とよす株式会社
株式会社日新製菓
Mary's Gone Crackers, Inc.
KAMEDA USA, INC.
THAI KAMEDA CO., LTD.
Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.
Singha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.
青島亀田食品有限公司
LYLY KAMEDA CO., LTD.
尾西食品株式会社
株式会社マイセン
株式会社マイセンファインフード
新潟輸送株式会社
亀田トランスポート株式会社
株式会社エヌ.エイ.エス
当連結会計年度において、第三者割当増資の引受けにより、Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.及びその子会
社であるSingha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.を連結の範囲に含めております。
2.持分法の適用に関する事項
持分法適用会社の数 3社
関連会社の名称 TH FOODS, INC.
THIEN HA KAMEDA, JSC.
Daawat KAMEDA (India) Private Limited
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、Mary's Gone Crackers, Inc.、KAMEDA USA, INC.、Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.、
Singha Kameda Trading (Thailand) Co., Ltd.、青島亀田食品有限公司及びLYLY KAMEDA CO.,LTD.の決算日は12月31
日であります。
連結財務諸表を作成するに当たっては、同決算日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引
については、連結上必要な調整を行っております。
その他の連結子会社の決算日は、連結会計年度の末日に一致しております。
4.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法に
より算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
② たな卸資産
(イ) 製品・原材料・仕掛品
主として総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
(ロ) 貯蔵品
主として最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により
算定)
③ デリバティブ
時価法
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物 3~60年
機械装置及び運搬具 4~20年
その他(工具、器具及び備品) 3~15年
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
ソフトウエア 社内利用可能期間(5年)
顧客関係資産 20年
商標資産 20年
技術資産 20年
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産は、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とす
る定額法を採用しております。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上することとしております。
② 賞与引当金
従業員の賞与の支給に充てるため、支給見込額を基準として計上することとしております。
③ 役員賞与引当金
役員の賞与の支給に充てるため、当連結会計年度における支給見込額に基づき計上することとしておりま
す。
④ 販売促進引当金
販売した製品に対する将来の販売促進費の支出に備えるため、過去の実績率に基づき計上することとしてお
ります。
⑤ 工場閉鎖損失引当金
工場閉鎖に伴い発生すると見込まれる損失に備えるため、損失発生見込額を計上することとしております。
⑥ 役員退職慰労引当金
一部の連結子会社において、将来の役員退職慰労金の支給に備え、想定額を計上することとしております。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、
給付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による
定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年
数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
(5) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しておりま
す。なお、在外子会社等の資産及び負債は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均
相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めて計上して
おります。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(6) 重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、為替予約については振当処理の要件を満たしている場合は振当処
理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段 為替予約
ヘッジ対象 外貨建予定取引
③ ヘッジ方針
当社の社内管理規程に基づき、為替変動リスクをヘッジしております。
④ ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ対象の相場変動又はキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段の相場変動又はキャッシュ・フロー
変動の累計を比較し、その変動額の比率によって有効性を評価しております。
(7) のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、15~20年間の定額法により償却を行っております。
(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、要求払預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日
から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
(9) その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用しております。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
為替差益及び為替差損については、前連結会計年度は「為替差損」として区分掲記しておりましたが、当連結会
計年度においては、「為替差益」として営業外収益総額の100分の10以下となったため、「営業外収益」の「その
他」に含めて表示しております。
なお、当連結会計年度の「営業外収益」の「その他」に含まれている「為替差益」は、58百万円であります。
前連結会計年度において「営業外費用」の「その他」に含めていた「コミットメントフィー」は、営業外費用の
総額の100分の10を超えたため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映
させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「その他」に表示していた92百万円
は、「コミットメントフィー」13百万円、「その他」78百万円として組替えしております。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(連結貸借対照表関係)
※1 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
投資有価証券(株式) 9,868百万円 10,367百万円
※2 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
機械装置及び運搬具(純額) 2,188百万円 1,936百万円
投資その他の資産のその他 438 426
( 長 期 性 預 金 )
計 2,626 2,363
担保付債務は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
短期借入金 1,126百万円 319百万円
長期借入金 447 103
計 1,573 422
※3 当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため主として取引銀行5行とコミットメントライン契約(シンジ
ケート方式)を締結しております。これら契約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
コミットメントラインの総額 7,500百万円 12,500百万円
借入実行残高 4,157 3,876
差引額 3,342 8,623
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(連結損益計算書関係)
※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
販売促進費 19,868百万円 20,025百万円
販売促進引当金繰入額 863 839
給与手当 4,660 4,761
賞与引当金繰入額 437 458
役員賞与引当金繰入額 105 132
退職給付費用 36 55
保管配送費 5,045 5,013
※2 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
機械装置及び運搬具 - 46
有形固定資産のその他 - 0
計 - 46
※3 販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費の総額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1,117百万円 1,139百万円
※4 補助金収入
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
当社の国内連結子会社である尾西食品株式会社の工場増設に伴う企業立地促進奨励金80百万円を特別利益に計
上しております。
※5 固定資産処分損の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
固定資産売却損
機械装置及び運搬具 0百万円 2百万円
有形固定資産のその他 0 0
固定資産除却損
建物及び構築物 51 63
機械装置及び運搬具 138 135
リース資産 - 2
有形固定資産のその他 4 8
無形固定資産のその他 29 5
投資その他の資産のその他 3 1
計 227 220
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
※6 減損損失
当グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
用途 種類 場所
事業用資産 のれん 福井県鯖江市、タイ国
建物及び構築物
機械装置及び運搬具
有形固定資産のその他等
遊休資産 建物及び構築物 新潟県阿賀野市他
機械装置及び運搬具
有形固定資産のその他等
事業用資産については、菓子の製造販売事業を基礎としてグルーピングし、賃貸資産及び遊休資産については、
個々の物件単位にグルーピングしております。また、連結子会社は原則として各社を一つの単位としてグルーピン
グしております。
その結果、事業用資産については、連結子会社である株式会社マイセンの株式取得時に発生したのれんについ
て、当初想定していた収益の達成に遅れが生じており、計画値の達成には時間を要すると判断したことから、帳簿
価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失145百万円として特別損失に計上しました。
また、タイ国の連結子会社であるTHAI KAMEDA CO.,LTDの保有する固定資産について、想定していた収益が見込
めなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失212百万円として特別損失に
計上しました。その内訳は建物及び構築物23百万円、機械装置及び運搬具158百万円、有形固定資産のその他31百
万円であります。
遊休資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失569百万円として特別損失に
計上しました。その内訳は建物及び構築物9百万円、機械装置及び運搬具559百万円、有形固定資産のその他0百
万円であります。
なお、連結子会社である株式会社マイセンの株式取得時に発生したのれん及びタイ国の連結子会社であるTHAI
KAMEDA CO., LTDの保有する固定資産の回収可能価額は使用価値により測定しており、回収可能価額をゼロとみな
して計算しております。
遊休資産の回収可能価額は、取引事例等を勘案した正味売却価額により算定しております。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
用途 種類 場所
遊休資産 建物及び構築物 新潟県新潟市、カンボジア王国他
機械装置及び運搬具
有形固定資産のその他等
無形固定資産のその他等
事業用資産については、菓子の製造販売事業を基礎としてグルーピングし、賃貸資産及び遊休資産については、
個々の物件単位にグルーピングしております。また、連結子会社は原則として各社を一つの単位としてグルーピン
グしております。
その結果、遊休資産については、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失385百万円として
特別損失に計上しました。その内訳は建物及び構築物3百万円、機械装置及び運搬具354百万円、有形固定資産の
その他2百万円、無形固定資産のその他25百万円であります。
遊休資産の回収可能価額は、取引事例等を勘案した正味売却価額により算定しております。
※7 工場閉鎖損失引当金繰入額
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
連結子会社の工場閉鎖に伴い発生する損失に備えるため、当該損失見込額163百万円を工場閉鎖損失引当金繰入
額として特別損失に計上しております。
(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
その他有価証券評価差額金:
当期発生額 △278百万円 192百万円
組替調整額 - △24
税効果調整前 △278 167
税効果額 82 △50
その他有価証券評価差額金 △195 116
繰延ヘッジ損益:
当期発生額 7 △7
税効果額 △2 2
繰延ヘッジ損益 5 △4
為替換算調整勘定:
当期発生額 △37 △336
退職給付に係る調整額:
当期発生額 △1,594 2,207
組替調整額 0 155
税効果調整前 △1,594 2,362
税効果額 484 △718
退職給付に係る調整額 △1,109 1,644
持分法適用会社に対する持分相当額:
当期発生額 △175 200
その他の包括利益合計 △1,512 1,619
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
期首株式数(株) 増加株式数(株) 減少株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
普通株式 22,318,650 - - 22,318,650
合計 22,318,650 - - 22,318,650
自己株式
普通株式 (注) 1,234,371 91 - 1,234,462
合計 1,234,371 91 - 1,234,462
(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加91株は、単元未満株式の買取による増加であります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
(決 議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2019年6月21日
普通株式 759 36 2019年3月31日 2019年6月24日
定時株主総会
2019年10月31日
普通株式 316 15 2019年9月30日 2019年12月3日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
(決 議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2020年6月17日
普通株式 780 利益剰余金 37 2020年3月31日 2020年6月18日
定時株主総会
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
期首株式数(株) 増加株式数(株) 減少株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
普通株式 22,318,650 - - 22,318,650
合計 22,318,650 - - 22,318,650
自己株式
普通株式 (注) 1,234,462 233 - 1,234,695
合計 1,234,462 233 - 1,234,695
(注) 普通株式の自己株式の株式数の増加233株は、単元未満株式の買取による増加であります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
(決 議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2020年6月17日
普通株式 780 37 2020年3月31日 2020年6月18日
定時株主総会
2020年10月30日
普通株式 316 15 2020年9月30日 2020年12月2日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
次のとおり、決議を予定しております。
配当金の総額 1株当たり
(決 議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2021年6月16日
普通株式 801 利益剰余金 38 2021年3月31日 2021年6月17日
定時株主総会
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
現金及び預金勘定 4,586百万円 6,510百万円
預入期間が3か月を超える定期預金 △4 △4
現金及び現金同等物 4,581 6,505
※2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の内訳
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
第三者割当増資の引受けにより新たにSingha Kameda (Thailand) Co., Ltd.及びその子会社であるSingha Kameda
Trading (Thailand) Co., Ltd.を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに同社株式の取得価額と
同社取得のための支出(純額)との関係は次のとおりであります。
流動資産 1,245百万円
固定資産 1,592
のれん 429
流動負債 △752
固定負債 △516
為替換算調整勘定 △10
非支配株主持分 △783
同社株式の取得価額 1,202
同社現金及び現金同等物 △856
差引:同社取得のための支出(△は収入) 346
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(企業結合等関係)
取得による企業結合
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 Singha Kameda (Thailand) Co., Ltd.
事業の内容 米菓の製造販売
(2)企業結合を行った主な理由
当社が持つ日本国内で培った米菓関連製造技術及び安全・安心な商品開発ノウハウとSingha Corporation
Co., Ltd.の持つ販売及びマーケティング機能を融合させることで、高品質かつコスト競争力を兼ね備えた、グ
ローバルな拠点として強化を図り、海外事業の拡大を通じて、当グループの企業価値向上に寄与するため。
(3)企業結合日
2020年6月29日(株式取得日)
2020年6月30日(みなし取得日)
(4)企業結合の法的形式
第三者割当増資の引受けによる株式取得
(5)結合後企業の名称
変更はありません。
(6)取得した議決権比率
50.0%
(7)取得企業を決定するに至った主な根拠
第三者割当増資を引受け、当社がSingha Kameda (Thailand) Co., Ltd.の議決権の50.0%を取得したことに
よるものであります。
2.連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
2020年7月1日から2020年12月31日まで
3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金 1,202百万円
取得原価 1,202
4.主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリー費用等 76百万円
5.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1)発生したのれんの金額
429百万円
(2)発生原因
今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
(3)償却方法及び償却期間
20年間にわたる均等償却
6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 1,245百万円
固定資産 1,592
資産合計 2,837
流動負債 752
固定負債 516
負債合計 1,269
7.企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影
響の概算額及びその算定方法
売上高 208百万円
営業損失(△) △87
経常損失(△) △102
税金等調整前当期純損失(△) △102
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △53
1株当たり当期純損失(△) △2.56円
(概算額の算定方法)
企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損
益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。
なお、当該差額には連結会計年度の開始日から企業結合日までの期間に相当するのれんの償却額等が含まれて
おります。
また、当該概算額は監査証明を受けておりません。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当グループの報告セグメントは、当グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が
経営資源の配分の決定及び経営成績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当グループは、当社の国内米菓事業、海外事業、食品事業及び連結子会社単位を基礎とした事業セグメントに分か
れており、主に「国内米菓事業」、「海外事業」及び「食品事業」により構成されているため、この3つを報告セグ
メントとしております。
「国内米菓事業」は国内において米菓の製造販売を行っております。「海外事業」は海外において米菓の製造販売
を行っております。「食品事業」は、長期保存食の製造販売及び農産物の生産、加工を行っております。
当グループの報告セグメントは菓子の製造販売事業の単一セグメントとしておりましたが、当連結会計年度におい
て中期経営計画のアップデートを行っており、中期事業戦略の方向性として、「国内米菓事業」、「海外事業」及び
「食品事業」の3本柱による自律的事業運営を行い、関連会社を含むグループ経営を推進していくことをより明確化
いたしました。
このような状況を踏まえ、当グループの事業展開、経営資源の配分、経営管理体制の実態等の観点から事業セグメ
ントについて再考した結果、報告セグメントを見直し、第1四半期連結会計期間より報告セグメントを3区分に変更
しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報は、会社組織変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示
しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
(注)1 (注)2
国内 (注)3
海外 食品 計
米菓
売上高
外部顧客への売
83,270 7,892 5,345 96,508 7,299 103,808 - 103,808
上高
セグメント間の
内部売上高又は 3 1,134 25 1,164 5,630 6,795 △6,795 -
振替高
計 83,274 9,027 5,371 97,673 12,930 110,603 △6,795 103,808
セグメント利益
5,878 △534 198 5,541 258 5,800 13 5,813
又は損失(△)
その他の項目
減価償却費 3,457 477 352 4,287 364 4,652 - 4,652
のれん償却額 - - 100 100 - 100 - 100
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主な内容は、貨物運送等の
事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額13百万円は、セグメント間取引消去13百万円であります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
(注)1 (注)2
国内 (注)3
海外 食品 計
米菓
売上高
外部顧客への売
81,675 8,503 6,222 96,401 6,903 103,305 - 103,305
上高
セグメント間の
内部売上高又は 4 1,107 25 1,138 5,648 6,786 △6,786 -
振替高
計 81,680 9,611 6,248 97,539 12,551 110,091 △6,786 103,305
セグメント利益
5,070 △376 533 5,228 382 5,610 9 5,620
又は損失(△)
その他の項目
減価償却費 3,345 541 374 4,260 351 4,612 - 4,612
のれん償却額 - 10 63 74 - 74 - 74
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主な内容は、貨物運送等の
事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額9百万円は、セグメント間取引消去9百万円であります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 97,673 97,539
「その他」の区分の売上高 12,930 12,551
セグメント間取引消去 △6,795 △6,786
連結財務諸表の売上高 103,808 103,305
(単位:百万円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 5,541 5,228
「その他」の区分の利益 258 382
セグメント間取引消去 13 9
連結財務諸表の営業利益 5,813 5,620
(単位:百万円)
報告セグメント計 その他 調整額 連結財務諸表計上額
その他の項目 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 4,287 4,260 364 351 - - 4,652 4,612
のれんの償却額 100 74 - - - - 100 74
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亀田製菓㈱(2220)2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 2,508.48円 2,761.24円
1株当たり当期純利益 211.71円 225.62円
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 4,463 4,757
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利
4,463 4,757
益(百万円)
期中平均株式数(千株) 21,084 21,084
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 53,902 59,895
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 1,012 1,678
(うち非支配株主持分(百万円)) (1,012) (1,678)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 52,889 58,217
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
21,084 21,083
普通株式の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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