2215 第一パン 2021-05-14 16:00:00
2021年12月期第 1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 第一屋製パン株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2215 URL http://www.daiichipan.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 細貝 正統
問合せ先責任者 (役職名) コーポレート本部長 (氏名) 矢野 邦彦 (TEL) 042-344-7601
四半期報告書提出予定日 2021年5月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第1四半期 5,711 △7.9 △140 ― △118 ― △131 ―
2020年12月期第1四半期 6,197 2.8 0 ― 24 ― △11 ―
(注)包括利益 2021年12月期第1四半期 △131百万円( ―%) 2020年12月期第1四半期 6百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第1四半期 △19.06 ―
2020年12月期第1四半期 △1.59 ―
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第1四半期 17,976 8,046 44.8
2020年12月期 18,537 8,178 44.1
(参考) 自己資本 2021年12月期第1四半期 8,046百万円 2020年12月期 8,178百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年12月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年12月期 ―
2021年12月期(予想) 0.00 ― 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 25,100 4.5 △40 ― 60 ― 20 ― 2.89
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期1Q 6,929,900株 2020年12月期 6,929,900株
② 期末自己株式数 2021年12月期1Q 6,241株 2020年12月期 6,241株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期1Q 6,923,659株 2020年12月期1Q 6,923,659株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の
前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料2ページ「連結業績予想など
の将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………2
(4)継続企業の前提に関する重要事象等 ………………………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………6
四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
―1―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感
染症の拡大に伴い、1月に2度目の緊急事態宣言が発出されたこともあり、先行き不透明感が高まり、個人消費や
経済活動の回復に向けた動きは鈍化しました。
製パン業界におきましては、コロナ禍における外出自粛要請により、特にオフィス街のコンビニエンスストアに
おいて来店客数が再び減少、またスーパーマーケットにおいても消費者の節約志向が高まる中、根強い低価格競争
により、厳しい状況が続きました。
このような状況の中、当グループでは、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底して行いながら、基本方針とし
て、「NBを磨き、新しい価値を創る」を掲げ、自社ブランド(NB)商品の育成、新しい技術をとりいれた新商
品の開発、新規取引先の開拓に取り組みました。主軸であるテレビアニメキャラクターの商品は2月に発売したリ
ニューアル品が好調に推移しました。また、新領域(冷凍デザートなど)では、緊急事態宣言の影響で発売時期の
延期などが発生しましたが、着実に進捗しております。
しかしながら、コロナ禍における菓子パンの需要の減少が想定以上に大きく、さらに同業他社との競争が激化、
売上減少幅が拡大しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のパン部門の売上高は4,303百万円と前第1四半期連結累計期間に比べ
260百万円の減収、和洋菓子部門の売上高は819百万円と前第1四半期連結累計期間に比べ63百万円の減収、その他
の売上高は588百万円と前第1四半期連結累計期間に比べ162百万円の減収となりました。
よって、当第1四半期連結累計期間の売上高は5,711百万円と前第1四半期連結累計期間に比べ486百万円の減収
(7.9%減)となりました。また、営業損益はDPS(Daiichi-pan Production System:第一パン生産方式)活動の継
続による生産効率の向上、原価管理の強化、配送コース等の見直しなどに努めましたが、売上の減少などにより140
百万円の損失(前年同四半期は0百万円の営業利益)を計上しました。経常損益につきましては、賃貸収入など営業
外収益が48百万円、賃貸費用など営業外費用25百万円を計上した結果、118百万円の損失(前年同四半期は24百万円
の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損益は131百万円の損失(前年同四半期は11百万円の親会社株主に帰属
する四半期純損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金の減少などにより、前連結会計年度末に比
べ561百万円減少し、17,976百万円となりました。負債につきましては、短期借入金等の減少などにより、前連結会
計年度末に比べ429百万円減少し、9,929百万円となりました。また、純資産は、利益剰余金の減少などにより前連
結会計年度末に比べ131百万円減少し、8,046百万円となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
第1四半期連結累計期間末における業績は前年同四半期と比較して減収減益で推移しましたが、主力品の販売施
策、新規取引の拡大、コスト削減の追加施策により改善を図ってまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症の今後の影響について、未だ収束時期の見通しが立たず、今後の感染拡大の規
模や経済活動の状況等が変化した場合には、当グループの業績に影響を与える可能性があります。
通期連結業績予想につきましては、2021年2月15日に公表しました業績予想に変更はありません。
―2―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(4)継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前事業年度(2020年1月1日~2020年12月31日)において、営業損失727百万円、経常損失423百万円、
当期純損失369百万円を計上しました。また連結業績においても前連結会計年度(2020年1月1日~2020年12月31
日)において、営業損失462百万円、経常損失354百万円、親会社株主に帰属する当期純損失368百万円を計上しまし
た。この結果、連結財務諸表及び個別財務諸表ともに、継続して営業損失を計上しております。さらに、連結財務
諸表において、2期連続経常損失を計上したことにより、以下に示す貸出コミットメントラインに関して財務制限
条項に抵触している状況にあります。このような状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状
況が存在しております。
しかしながら、以下の資金面を中心とした手当及び改善策の実施により、現時点では継続企業の前提に関する重
要な不確実性はないものと判断しております。
連結での営業キャッシュ・フローはプラスであり、資金面においては、2019年12月26日に主力行の株式会社みず
ほ銀行と他の参加行の合意を得て総貸付極度額22億円のコミットメントライン契約を締結いたしました(コミット
メント期間:2019年12月30日から2022年12月30日)。なお、財務制限条項は以下のとおりです。
①2019年12月期決算以降、各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額を直前の決算
期末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額の75%以上に維持すること。
②2019年12月期決算以降の決算期を初回の決算期とする連続する2期について、各年度の決算期における連結の
損益計算書に示される経常損益が2期連続して損失とならないようにすること。
当社は、上記②について、財務制限条項に抵触している状況にありますが、従来より、主要取引銀行及びコミッ
トメントライン参加行に対して、業績の回復に向けた施策を説明し、理解も得られ、良好な関係を築いておりま
す。現コミットメントラインの継続使用についても2021年2月9日に参加行の書面による承諾を得ていることから
資金面での手当ができており、当面の資金状況は安定的に推移する見通しです。
これらにより、主要取引銀行及びコミットメントライン参加行の支援体制も十分に確保できております。
また、売上面につきましては、2019年3月に発売した食事パンブランド「emini」を中心に定番性のあるNB商品の
開発を磨くとともに、当社の強みであるキャラクター商品に注力し売上の増大を図ってまいります。また、グルー
プ内のリソースを活かし、ロングライフ商品・冷凍品のジャンル、具体的には焼菓子や冷凍ケーキ、冷凍生地等の
非日配商品群の開発に注力し、新たな売上の上乗せを図ってまいります。
生産面につきましては、DPS(Daiichi-pan Production System:第一パン生産方式)活動の継続による品質の安
定化と生産効率の改善並びに新規投資を行うことで生産性を上げ、上昇を続ける労務費等の削減を図ってまいりま
す。
販売管理費の管理面につきましては、人件費・配送費も含めたあらゆる経費の見直しを行い、コスト抑制に繋げ
てまいります。
今後、原材料の調達価格や労務費・人件費・配送費の上昇等厳しい環境が見込まれますが、これらの施策により、
当期の連結経常利益の黒字化を目指してまいります。
―3―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,920 2,306
受取手形及び売掛金 3,281 2,438
商品及び製品 56 86
仕掛品 28 38
原材料及び貯蔵品 379 256
未収入金 72 90
その他 152 84
貸倒引当金 △30 △28
流動資産合計 5,860 5,273
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 2,329 2,320
機械装置及び運搬具(純額) 2,801 2,868
工具、器具及び備品(純額) 158 153
土地 2,468 2,468
リース資産(純額) 266 254
建設仮勘定 0 0
有形固定資産合計 8,024 8,064
無形固定資産 72 68
投資その他の資産
投資有価証券 1,351 1,346
賃貸固定資産(純額) 3,165 3,160
その他 63 62
投資その他の資産合計 4,580 4,569
固定資産合計 12,677 12,702
資産合計 18,537 17,976
―4―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 993 841
短期借入金 3,533 3,333
1年内償還予定の社債 188 188
リース債務 74 74
未払消費税等 35 106
未払費用 1,224 1,016
未払法人税等 68 31
賞与引当金 49 153
その他 241 265
流動負債合計 6,409 6,010
固定負債
社債 175 160
長期借入金 208 200
リース債務 157 143
繰延税金負債 851 849
退職給付に係る負債 2,210 2,233
長期預り金 207 198
資産除去債務 113 114
その他 25 20
固定負債合計 3,949 3,919
負債合計 10,359 9,929
純資産の部
株主資本
資本金 3,305 3,305
資本剰余金 3,658 3,658
利益剰余金 607 475
自己株式 △9 △9
株主資本合計 7,562 7,430
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 622 616
退職給付に係る調整累計額 △6 △0
その他の包括利益累計額合計 615 616
純資産合計 8,178 8,046
負債純資産合計 18,537 17,976
―5―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 6,197 5,711
売上原価 4,468 4,188
売上総利益 1,729 1,522
販売費及び一般管理費 1,728 1,662
営業利益又は営業損失(△) 0 △140
営業外収益
受取利息及び配当金 0 0
賃貸収入 40 40
その他 10 7
営業外収益合計 51 48
営業外費用
支払利息 7 8
賃貸費用 10 9
その他 8 7
営業外費用合計 27 25
経常利益又は経常損失(△) 24 △118
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
24 △118
純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 36 14
法人税等調整額 △0 △0
法人税等合計 35 13
四半期純損失(△) △11 △131
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △11 △131
―6―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
四半期純損失(△) △11 △131
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 13 △5
退職給付に係る調整額 4 5
その他の包括利益合計 17 0
四半期包括利益 6 △131
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 6 △131
―7―
第一屋製パン株式会社(2215) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い当グループの売上高が減少しております。
新型コロナウイルス感染症の影響は当連結会計年度末まで継続するものとの仮定に基づき、継続企業の前提
に係る将来キャッシュ・フローの見積りを行っております。
なお、新型コロナウイルス感染症の収束時期及び経営環境への影響が変化した場合には、上記の見積りの結
果に影響し、当連結会計年度の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(セグメント情報等)
前第1四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年3月31日)
当グループは、食品事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年3月31日)
当グループは、食品事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
―8―