2196 エスクリ 2020-08-12 15:30:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月12日
上 場 会 社 名 株式会社エスクリ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2196 URL http://www.escrit.jp/
代表取締役社長
代 表 者 (役職名) (氏名) 渋谷 守浩
CEO
取締役
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 吉瀬 格 (TEL) 03-3539-7654
CFO 管理本部長
四半期報告書提出予定日 2020年8月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 879 △88.7 △1,585 ― △1,597 ― △1,877 ―
2020年3月期第1四半期 7,801 △5.1 502 31.7 492 31.9 319 37.5
(注) 包括利益 2021年3月期第1四半期 △1,877百万円( ―%) 2020年3月期第1四半期 320百万円( 37.7%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 △160.37 ―
2020年3月期第1四半期 27.03 27.02
(注)2021年3月期第1四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在する
ものの、1株当たり四半期純損失が計上されているため、記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 24,527 5,508 22.4
2020年3月期 23,228 7,478 32.2
(参考) 自己資本 2021年3月期第1四半期 5,505百万円 2020年3月期 7,476百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 ─ 8.00 ― 8.00 16.00
2021年3月期 ―
2021年3月期(予想) ― ― ― ―
(注)2021年3月期の配当につきましては、現時点では未定としております。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現段階において合理的
に算定することが困難であると判断し、未定としております。今後、業績予想の算定が可能となった段階で速やかに
開示いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 11,986,500株 2020年3月期 11,986,500株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 277,932株 2020年3月期 277,932株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 11,708,568株 2020年3月期1Q 11,836,838株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(決算補足説明資料の入手方法)
決算補足説明資料は、2020年8月12日に当社ウェブサイトに掲載しております。
株式会社エスクリ(2196) 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………8
(追加情報) …………………………………………………………………………………………8
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株式会社エスクリ(2196) 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から経済活動が大幅に
抑制されたことにより、景気は急速に悪化し、先行きは非常に不透明な状況となりました。
このような環境のなか、当社グループは、ブライダルマーケットにおけるシェア拡大戦略を展開すべく、施設の
スタイルにこだわらず、東京23区及び政令指定都市を中心とした利便性の高い場所で挙式・披露宴を運営する当社
のほか、地方展開する当社100%子会社である株式会社エスクリマネジメントパートナーズ、並びに店舗・オフィス
の設計施工、建築用コンテナの企画・販売・施工、建材・古材の販売など建築不動産に関するソリューションを提
供し、またグループ内施設の内装工事を担う株式会社渋谷を主軸にグループ経営を推進する体制を強化し、連結業
績の最大化に向け継続して取り組んでおります。
しかしながら、当第1四半期連結累計期間は、ブライダル関連事業において、新型コロナウイルス感染症拡大に
伴い、2020年4月に発令された緊急事態宣言及び同年5月にはその延長を受け、同期間中においては運営する全施
設を臨時休業といたしました。この影響により、予定されていた挙式・披露宴の多くが日程変更となり、売上高が
大幅に減少することとなりました。
また、建築不動産関連事業においては、当第1四半期累計期間に竣工予定の工事等による売上高が、当初より少
額であったため減収となりました。
その結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高879百万円(前年同四半期比88.7%減)、営業損失1,585
百万円(前年同四半期は502百万円の利益)、経常損失1,597百万円(前年同四半期は492百万円の利益)となり、従
業員の休業に伴う雇用調整助成金581百万円を特別利益に計上した一方、休業期間中の人件費、家賃、減価償却費等
1,647百万円を新型コロナウイルス感染症による損失として特別損失に計上したことにより、親会社株主に帰属する
四半期純損失1,877百万円(前年同四半期は319百万円の利益)となりました。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による影響の長期化に備えて、2020年7月にシンジケート方式によるコミッ
トメントライン6,000百万円を契約、長期運転資金として800百万円の借入を実行、さらに、第三者割当増資により
601百万円の調達を行い、手元資金を厚く確保しております。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(ブライダル関連事業)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、2020年4月に発令された緊急事態宣言及び同年5月にはその延長を受け、
同期間中においては運営する全施設を臨時休業といたしました。この結果、予定されていた挙式・披露宴の多くが
日程変更となったことにより売上高が大幅に減少し、ブライダル関連事業の売上高は455百万円(前年同四半期比
93.7%減)、セグメント損失は1,420百万円(前年同四半期は778百万円の利益)となりました。
(建築不動産関連事業)
当第1四半期累計期間に竣工予定の工事等による売上高が、当初より少額であったため減収となり、建築不動産
関連事業の売上高は424百万円(前年同四半期比25.7%減)、セグメント損失は69百万円(前年同四半期は12百万円
の損失)となりました。尚、建築不動産事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大により、資材の納期遅れ
や、マスク着用等の感染対策による現場の作業効率悪化の影響があるものの、通期の業績については前連結会計年
度並みの水準を見込んでおります。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産総額は24,527百万円となり、前連結会計年度より1,299百万円増加して
おります。これは主に、現金及び預金が595百万円増加したこと、未成工事支出金が206百万円増加したこと、受取
手形及び売掛金が144百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債総額は19,019百万円となり、前連結会計年度より3,269百万円増加して
おります。これは主に、支払手形及び買掛金が816百万円減少したこと、短期借入金が1,450百万円増加したこと、
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前受金が1,011百万円増加したこと、長期借入金が1,934百万円増加したこと等によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は5,508百万円となり、前連結会計年度より1,970百万円減少してお
ります。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失1,877百万円を計上したこと、配当を93百万円実施したこ
とによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループの事業を取り巻く環境は不透明な状況が続くと予想されますが、グループとしての力を一層発揮す
るための体制、仕組作りをすすめてまいります。
今期の連結業績の見通しにつきましては、臨時休業による受注の減少、挙式・披露宴の日程変更等の影響により、
営業損益、経常損益、親会社株主に帰属する当期純損益のいずれも赤字となる見込みであります。尚、今期の業績
に与える影響額につきましては、緊急事態宣言が解除され、新規受注状況は徐々に回復傾向にあるものの、7月に
入り新型コロナウイルス感染者数が再び増加傾向に転じたことから収束時期が未だ見通せず、合理的に算定するこ
とは困難であると判断し、現段階においては未定としております。今後、業績予想の算定が可能となった段階で速
やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,130,218 4,725,784
受取手形及び売掛金 263,475 118,827
完成工事未収入金 184,383 139,529
販売用不動産 816,508 812,754
商品及び製品 272,243 272,489
原材料及び貯蔵品 71,839 58,018
未成工事支出金 25,070 232,048
その他 759,337 945,384
貸倒引当金 △23,785 △31,408
流動資産合計 6,499,289 7,273,427
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 8,778,317 8,588,962
その他 2,340,127 2,256,930
有形固定資産合計 11,118,444 10,845,892
無形固定資産 46,678 56,968
投資その他の資産
敷金及び保証金 3,679,405 3,663,856
その他 1,912,489 2,715,160
貸倒引当金 △27,532 △27,522
投資その他の資産合計 5,564,362 6,351,494
固定資産合計 16,729,486 17,254,355
資産合計 23,228,775 24,527,783
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,072,953 256,762
短期借入金 300,000 1,750,000
1年内返済予定の長期借入金 1,874,221 2,183,620
未払金 1,004,761 527,899
前受金 2,356,589 3,368,362
未払法人税等 283,740 287,526
その他 1,572,651 1,760,032
流動負債合計 8,464,918 10,134,205
固定負債
社債 330,000 330,000
長期借入金 3,781,772 5,407,175
資産除去債務 2,544,095 2,550,636
その他 629,018 597,489
固定負債合計 7,284,886 8,885,301
負債合計 15,749,804 19,019,507
純資産の部
株主資本
資本金 607,879 607,879
資本剰余金 565,879 565,879
利益剰余金 6,499,745 4,528,328
自己株式 △192,485 △192,485
株主資本合計 7,481,017 5,509,601
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △127 1,809
為替換算調整勘定 △4,681 △5,897
その他の包括利益累計額合計 △4,809 △4,088
新株予約権 2,763 2,763
純資産合計 7,478,971 5,508,276
負債純資産合計 23,228,775 24,527,783
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株式会社エスクリ(2196) 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 7,801,070 879,290
売上原価 3,184,214 731,436
売上総利益 4,616,855 147,854
販売費及び一般管理費 4,114,461 1,733,613
営業利益又は営業損失(△) 502,393 △1,585,759
営業外収益
受取保険金 11,787 13
業務受託料 ─ 4,264
その他 3,987 3,911
営業外収益合計 15,775 8,189
営業外費用
支払利息 17,594 16,355
その他 8,163 3,513
営業外費用合計 25,757 19,869
経常利益又は経常損失(△) 492,411 △1,597,439
特別利益
新株予約権戻入益 53 ─
雇用調整助成金 ─ 581,572
特別利益合計 53 581,572
特別損失
新型コロナウイルス感染症による損失 ─ 1,647,468
特別損失合計 ─ 1,647,468
税金等調整前四半期純利益
492,464 △2,663,334
又は税金等調整前四半期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 110,040 12,074
法人税等調整額 62,464 △797,660
法人税等合計 172,505 △785,586
四半期純利益又は四半期純損失(△) 319,959 △1,877,748
親会社株主に帰属する四半期純利益
319,959 △1,877,748
又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
6
株式会社エスクリ(2196) 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 319,959 △1,877,748
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △520 1,937
為替換算調整勘定 990 △1,216
その他の包括利益合計 470 720
四半期包括利益 320,429 △1,877,027
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 320,429 △1,877,027
7
株式会社エスクリ(2196) 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(会計上の見積り)
当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府より発令された緊急事態宣言による外出自
粛要請等を受け、臨時休業を余儀なくされるなど事業活動にも大きな影響を受けております。
このような状況の中で、当初より収束の想定時期が長引いておりますが、2020年7月以降に予定されている挙式
披露宴においては、キャンセルの発生はあるものの、日程変更等が大半を占め、一定数の受注残高が積み上がって
いるため、将来キャッシュフローに影響を与えるものではありません。よって、現時点において前連結会計年度の
有価証券報告書の追加情報に記載した見積りに重要な影響を与えるものではないと判断しております。
当第1四半期連結会計年度末においては、上記の仮定条件に基づいて固定資産の減損、繰延税金資産の回収可能
性に関する会計上の見積りを行っております。
なお、今後の状況の変化により、感染拡大の収束が遅延、長期化した場合には、翌四半期連結会計期間以降の連
結財務諸表に影響を与える可能性があります。
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