2019 年9月 24 日
各 位
会 社 名 テ ラ 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 平 智 之
(コード番号: 2191)
取 締 役
問 合 せ 先 虎 見 英 俊
管 理 本 部 長
(電話:03-5937-2111)
中期経営計画(2019 年~2021 年)策定のお知らせ
テラ リバイバルプラン-企業価値向上へ向けた事業戦略-
当社は、2019 年6月7日付「中期経営計画策定に関するお知らせ」において、中期経営計画を近
く発表する旨を公表しておりましたが、この度「中期経営計画(2019 年~2021 年):テラ リバイバ
ルプラン-企業価値向上へ向けた事業戦略-」 (以下「中期経営計画」という。 )を策定し、2019 年
8月 27 日に当社ホームページにて公表いたしましたので、お知らせいたします。
1.中期経営計画策定の背景
当社は、2019 年3月 27 日開催の第 15 期定時株主総会において監査等委員会設置会社に移行する
とともに、取締役及び監査等委員である取締役が選任され、新たな経営体制によるガバナンスの強
化及び更なる成長に向けた取り組みを進めております。その一環として、設立以来の企業理念であ
る「医療を創る」を引き継ぎつつ、実現可能な戦略に基づき企業価値向上を目指すため、中期経営
計画を策定いたしました。
2.中期経営計画における重点戦略
(1)細胞医療事業の増収戦略
➢ 全国 500 以上ある医療機関へのアプローチを強化
➢ 海外(中国・台湾・ベトナム)の医療機関や企業との提携推進
➢ 全国の医療機関への細胞配送ネットワークの構築に向け、パートナー企業と提携
(2)開発品の拡大戦略
➢ 和歌山県立医科大学の治験を完遂し、2022 年に薬事申請するまでに必要な資金を確保
➢ 創業時から集積した 12,000 例以上の症例データを解析し、樹状細胞ワクチンに適した
がん種を絞りこみ、複数の新規開発品の臨床試験を目指す
➢ 新規開発品の条件として、開発リスクと市場性のバランスを重視
(3)次世代技術の研究開発戦略
➢ 樹状細胞ワクチンに用いる新規がん抗原の開発
➢ 腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL 療法)の開発
➢ これらの技術を海外パートナーと共有し、海外展開も並行して行う
1
(4)子会社の見直し
➢ 連結子会社タイタン株式会社の株式譲渡によって、経営資源の選択と集中を図る
➢ 連結子会社テラファーマ株式会社の製造コストを見直し、低コスト化に向けてワークチ
ームを設置する
➢ 治験進行中の膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンの開発予算を見直し、効率化によるコ
スト削減を実現
当社は、より多くのがん患者の皆様に樹状細胞ワクチンを届けるという社会的使命の実現に真摯
に取り組んでまいります。引き続きご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、「中期経営計画(2019 年~2021 年):テラ リバイバルプラン-企業価値向上へ向けた事業
戦略-)につきましては、別添をご参照ください。
以上
2
2019年~2021年中期経営計画
リバイバルプラン
<企業価値向上へ向けた事業戦略>
2019年8月27日公表
当社のミッション
私たち新経営陣は
当社の企業理念である「医療を創る」を引継ぎ、
免疫療法を中心とした医療技術によって
今はない価値を生み出し、
がんにまつわる不安や不調を
世の中からなくすことを目指します
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当社のビジョン
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当社の旧方針
2015年の計画は実現性が低かった
2020年に売上高150億円を目指す
樹状細胞ワク
既存事業の
チンの承認を
拡大
目指す
先端医療
海外への
周辺事業への
展開
展開
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当社の新中期経営計画
新経営陣による中期経営計画は
実現可能な戦略
細胞医療 開発品の
事業の増収 拡大
次世代技術の 子会社の
研究開発 見直し
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1.細胞医療事業の増収
細胞医療事業の課題
◼ 営業活動の停滞と外部環境の変化により、売上高が減少傾向
2018年12月期 売上高 367百万円(前年同期比 29.2%減)
2019年06月期 売上高 122百万円(前年同期比 36.5%減)
国内外の営業活動の強化により、収益アップ
細胞医療事業の増収戦略
◼ 全国に500以上ある医療機関へのアプローチを強化、新規提携先を開拓
◼ 海外(中国・台湾・ベトナム)の医療機関や企業との提携推進
◼ 全国の医療機関への細胞配送ネットワークの構築に向け、パートナー
企業と提携
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細胞医療事業の構造
医療サービス部門 従来のビジネスモデル
◼ 当社は細胞加工を実施せず、技術・ノウハウを提供
◼ 顧客は、細胞加工施設(CPC)を保有する医療機関
製造受託部門 新規のビジネスモデル
◼ 当社が細胞加工を受託し、加工した細胞を納入
◼ 顧客ターゲット:
CPCを保有しない or 保有しつつ製造を外部委託したい医療機関
海外部門 医療サービスと製造受託が併存
◼ 海外展開では新旧ビジネスモデルが混在
海外に技術移管するケース/当社が細胞加工を実施するケース
◼ 海外提携では、Licenseeと資材費で新しいビジネスモデルとなる
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海外事業の構造
海外マーケットは拡大傾向、提携先を探索中
国内マーケット 海外マーケット
医療環境の変化や 特にアジア地域では
規制の強化に伴い 細胞医療に対する
縮小傾向 関心・需要が高い
1. 台湾 Vectorite Biomedical Inc. への技術移転の成功
⇒ 初めての海外技術移転は成功、VB社で細胞加工を開始
⇒ 今後も、台湾の医師への情報提供などで提携先をサポート
2. 台湾以外のアジア各国への進出
⇒ VB社または他の企業と共同で、市場開拓を推進
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2.開発品の拡大
医薬品事業の課題
◼ 和歌山県立医大での医師主導治験は進捗しているが、資金は不足
◼ 膵臓がん二次治療を適応とするパイプライン一つのみ
現行の開発品を薬事承認申請へ、
新規開発品の展開により企業価値向上へ
開発品の拡大戦略
◼ 和歌山県立医大の治験を完遂し2022年に薬事申請するまでの資金を確保
◼ 創業時から集積した12,000例の症例データを解析、樹状細胞ワクチンに
適したがん種を絞りこみ、複数の新規開発品の臨床試験を目指す
◼ 新規開発品の条件として、開発リスクと市場性のバランスを重視
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和歌山県立医科大学における治験:すい臓がん
治験は順調に進捗、2022年までに薬事承認申請を予定
薬事承認を受け保険収載されることで
治療数は25倍の増加が見込める
膵臓がん治療数
25倍
<
膵臓がん治療数
5,000
症例/年
100~200
症例/年
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新規開発品の計画
福島県立医科大学と2019年度内に医師主導治験を目指す
胸腺がん:
難治性の希少がん
本邦年間手術例 約270例
年間新規症例数 推定約1,000例
<治療法>
手術・・・唯一治癒の可能性
放射線化学療法・・・治癒は見込めない
資料提供: 福島県立医科大学附属病院 呼吸器外科 鈴木弘行教授
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新規開発品の計画
一次治療後も再発しやすく、二次治療のエビデンスは皆無といえる
安全性が高く、生存に寄与する治療法の開発が必要
切除不能胸腺癌の主な治療成績(一次治療)
無増悪生存(PFS)
その他の報告
1) ※前向き研究は少ない
CBDCA+PTX 症例数:23
5.0 Phase 2 奏効率 20~60%
一次治療 PFS
2) 約5~8ヶ月 3)
症例数:25
Sunitinib 7.2 二次治療 PFS
Phase 2
月 約3.5ヶ月 4)
0 2 4 6 8 10 12
1) Lemma GL, et al. JCO. 29: 2060-65, 2011
2) Anish T, et al. Lancet Oncol. 16: 177-86, 2015
3) Okuma Y, et al. J Cancer Res Clin Oncol. 141: 323-31, 2015
4) Song Z, et al. J Thorac Dis. 6: 1808-12, 2014
資料提供: 福島県立医科大学附属病院 呼吸器外科 鈴木弘行教授
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3.次世代技術の研究開発
研究開発の課題
◼ 資金繰りの問題で、次世代技術への投資や研究開発が停滞
次世代技術の研究を促進し
より優れたがん治療の開発につなげる
次世代技術の研究開発戦略
◼ 樹状細胞ワクチンに用いる新規がん抗原の開発
ネオアンチゲン
Circulating Tumor Cells(CTC)技術を用いたがん抗原
◼ 腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)の開発
◼ これらの技術を海外パートナーと共有し、海外展開も並行して行う
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CTCからの新規がん抗原開発
Circulating Tumor Cells(CTC)技術
⚫ わずか7 mLの末梢静脈血から、がん細胞の検出が可能
⚫ 成分採血で得た静脈血からは、1,000個以上のがん細胞を検出
⚫ がん細胞を試験管内で培養することで、がん細胞を増殖できる
⚫ 健常人の血液からも、がん細胞を検出可能
CTC技術で得られたがん細胞
樹状細胞ワクチンのがん抗原として使用
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次世代技術の研究開発
③ 免疫チェックポイント阻害薬との併用で
① 比較的安全な 抗腫瘍免疫が抑制された環境を改善
自分の樹状細胞や
TILを利用 免疫チェック
ポイント阻害薬
① ③
TILの分離・培養 TIL療法 +
成分採血
樹状細胞ワクチン
① 新規がん抗原を使った
樹状細胞ワクチン療法
Capturing Technology ③ +
Analyzing Technology 免疫チェック
ポイント阻害薬 1
② 新規がん抗原 4
末梢静脈血
7 mL ② 末梢血から、がん抗原を採取
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開発パイプラインの将来図(~2021年)
技術 適応 前臨床 Ph1 Ph2 Ph3 申請 上市
膵臓がん
日本、欧州
二次治療
WT1抗原を 現在進行中
使った
DCワクチン 胸腺がん
(TLP0-001)
XXがん
TIL XXがん
新規抗原を
XXがん
使った
DCワクチン XXがん
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4.子会社の見直し
子会社の課題
◼ 子会社はすべて赤字
◼ ノンコア事業に対する経営資源の負荷
子会社の見直し、改革へ
子会社の改革戦略
◼ 連結子会社タイタンの株式譲渡によって経営資源の選択と集中を図る
◼ 連結子会社テラファーマの製造コストを見直し、低コスト化に向けて
ワークチームを設置(準備中)
◼ 治験進行中の膵臓がんに対する樹状細胞ワクチンの開発予算を見直し、
効率化によるコスト削減を実現
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長期計画
2025年までに実現を目指す
◼ 細胞医療事業の売上:20億円以上
◼ 開発品:
➢ 膵臓がんを適応とした品目は製薬企業へライセンスアウト
➢ 胸腺がんを適応とした品目はPIII入り
➢ 樹状細胞を使った第3の開発品のPIII入り
➢ 次世代開発品のPII/PIII入り
◼ 樹状細胞+チェックポイント阻害剤の併用療法の開発
(製薬企業との共同開発)
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最後に
テラのDNA(=ミッション)
革新的な医療技術・サービスを創造し、
みなさまの未来に貢献すること
この使命を果たすために、
新経営陣はスピード感を重視し
責任を持って
リバイバルプランに取り組みます
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問い合わせ先
テラ株式会社 IR担当
PHONE: 03-5937-2111
https://www.tella.jp/
本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的としておりません。
投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われるようお願いします。本資料に掲載されている業
績見通し、その他今後の予測・戦略等に関わる情報は、現時点で入手可能な情報と合理的であると判断
する一定の前提に基づき当社が予測したものです。実際の業績は、様々なリスク要因や不確実な要素に
より、業績見通しと大きく異なる可能性があります。 証券コード:2191