2191 J-テラ 2020-08-11 20:45:00
国立大学法人旭川医科大学と新規がん抗原「ステルスがん抗原」におけるライセンス契約を締結 [pdf]
2020 年8月 11 日
各 位
会 社 名 テ ラ 株 式 会 社
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 平 智 之
(コード番号: 2191)
問合せ先 執行役員 / 管理本部長 玉 村 陽 一
(電話:03-5937-2111)
国立大学法人旭川医科大学と新規がん抗原「ステルスがん抗原」におけるライセンス契約を締結
当社は、国立大学法人の旭川医科大学との間で、日本・欧米・アジアにおける「新規がん抗原」の開発と販
売を目的としたライセンス契約(独占的通常実施権) 「本契約」 ※1を締結し、本日の取締役会でその
(以下、 )
承認が行われたため、これをお知らせ致します。当社は次世代のがん抗原の開発を今後の主要な研究開発の一
つとしており、世界で唯一独占ライセンスを保有している「WT1 ペプチド」※2に続く、がん抗原の開発を進め
てまいります。
※1
当社の主事業である樹状細胞ワクチン療法に用いるがん抗原として使用するための独占的通常実施権を
取得いたします。
※2
WT1 は、ほぼすべての固形がん・血液がんに発現していることが明らかにされているがん抗原であり、
2009 年に米国の学会誌(Cheever MA, et al.: Clin Cancer Res 2009; 15: 5323-5337)において、がん治療
に用いる有力な目印の候補の第 1 位として紹介されました。
現在のがん抗原開発の市場は、これまでの、過剰発現・高発現がん抗原の探索から、変異したがん抗原(ネ
、あるいは、がんの免疫逃避機構※3により隠されたがん抗原の探索へとシフトしてきていま
オアンチゲン等)
す。旭川医科大学では、兼ねてより、後者の、がんの免疫逃避機構を標的とした、がんペプチド製剤の開発研
究を行っており、この度、その研究成果として新しいがん抗原が発見されました。この抗原は普段はがんに隠
されていることから、
「ステルスがん抗原」と命名されました。このステルスがん抗原は、うまく発現させて
やると、強い抗原抗体反応を示すので、がん免疫療法の優良なターゲットになりえます。実際にマウスモデル
を用いた実験において、ステルスがん抗原の発現誘導によって、がん細胞が除去されることがわかり、新しい
免疫療法の開発が可能であることを証明しました。そして、旭川医科大学では現在、この特許申請を行ってい
ます。当社は、本ステルスがん抗原を含め、引き続き、次世代がん抗原の開発を行うことで、当社樹状細胞ワ
クチン療法のがんに対する治療効果を高めるように努力してまいります。
※3
がん細胞を免疫で除去するためには、がんの目印が免疫によって認識され、がんを攻撃するキラーT 細胞
やヘルパーT 細胞が出現することが必須です。一方で、がん細胞は、免疫ががん細胞を認識できないようにす
る様々な方法を駆使してきます。それを免疫逃避機構と呼んでいます。がん細胞は、免疫を抑制する物質を分
泌したり、免疫を抑制する細胞表面タンパク質を発現したり(免疫チェックポイント等)
、がん細胞の目印を
引っ込めたりします(ステルスがん抗原等)
。
当社は、本契約に基づき、この特許出願の費用等を負担いたします。当社は、ホームページで 2019 年 8
月 27 日及び 9 月 24 日付で公表の「中期経営計画(2019 年~2021 年)※4」に基づき、次世代技術の研究開発
を推進し、より優れたがん治療の開発に繋げることで、がん患者の皆様への貢献と、企業価値の向上を実現し
てまいります。
1
なお、本件が 2020 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微であり、本共同研究の進展について公表すべき
事項が生じた場合には、速やかにそれを開示いたします。
※4
以下 URL よりご覧いただけます
■中期経営計画 テラリバイバルプラン-企業価値向上へ向けた事業戦略-
https://www.tella.jp/pdf/management_plan.pdf
以上
2