2183 リニカル 2019-02-14 16:45:00
通期連結業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
平成31年2月14日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ ニ カ ル
代表者名 代表取締役社長 秦野 和浩
(コード番号 : 2183 東証第一部)
問合せ先 専務取締役管理本部長 髙橋 明宏
(TEL.06-6150-2582)
通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
最近の業績の動向等を踏まえ、平成31年2月14日開催の取締役会において、平成30年11月14日に公
表いたしました平成31年3月期通期(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の連結業績予想を下記
のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.平成31年3月期通期の連結業績予想数値の修正
(平成30年4月1日~平成31年3月31日)
(単位:百万円)
親会社株主に
1株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
前 回 発 表 予 想 (A) 11,894 1,645 1,722 1,023 45円12銭
今 回 修 正 予 想 (B) 11,350 1,268 1,243 539 23円78銭
増 減 額 (B-A) △544 △377 △479 △484
増 減 率 (%) △4.6 △22.9 △27.8 △47.3
(ご参考)前期実績
9,113 1,846 1,826 1,295 57円02銭
( 平 成 3 0 年 3 月 期 )
2.修正の理由
当社は、製薬会社の北米を含むグローバル開発ニーズへの対応力の強化等のために、平成30年4月
16日(米国東部標準時)にLINICAL USA,INC.(本社:ニューヨーク州)を通じて米国を本拠にCRO
事業を営むAccelovance,Inc.(本社:メリーランド州、現Linical Accelovance America,Inc. 以下、
「LAA社」)の発行済株式の100%を取得して完全子会社化し、平成31年3月期から連結業績に含め
ております。
当社では、LAA社の買収後、当社取締役をLAA社の責任者として派遣するなど経営体制の掌握
に努めるとともに、上場企業のグループ会社にふさわしい管理体制の整備として、当社既存の米国部
門、欧州部門との重複機能の整理・統廃合、米国内拠点の整理、管理部門のマネジャークラスを中心
とした余剰人員の整理やシステムの統合などLAA社の今後の事業展開を見据えた積極的なポスト・
マージャー・インテグレーション(当初計画した買収後の統合効果を最大化するための統合プロセス)
を進めております。
しかしながら、LAA社において、買収当初に契約締結直前での発注の見合わせがあったことや複
数件の受託プロジェクトの開発中止などが発生し、その後も新規受託が計画を大きく下回る状況が続
いており、平成31年3月期の業績について、売上高が予想を下回る状況となりました。一方、拠点の
整理、余剰人員の削減やシステムの統合など積極的なリストラクチャリングを進めておりますが、コ
スト削減効果の発現時期に遅れが生じていることや、リストラクチャリングの進展を加速させるため
の拠点整理、人員削減に伴う一時的な事業構造改善費用を計上することから利益面でも予想を下回る
状況となりました。また、LAA社で当期に発生した税務上の繰越欠損金の将来における節税効果を
現時点では繰延税金資産として認識できないことから税金等調整後の利益である親会社株主に帰属す
る当期純利益の減少が大きくなっております。
一方、日本においても、期初に受託が内定していたものの開発の開始が遅れていた案件で開発の中
止が決定した他、当第3四半期から第4四半期に開始予定であった複数案件において、製薬会社の開
発計画の見直しにより来期に延期となったこと等から期初に想定していなかった新規案件を深耕し、
複数案件を受託したものの挽回するには及ばず、売上高、利益ともに予想を下回ることとなりました。
現在の受注状況については、日本、韓国及び中国の3カ国で実施する大型の国際共同治験を獲得(一
部契約締結手続き中)した他、米国やアジア、欧州を含めた国際共同治験案件など多くの新規案件の
打診を受けて来期以降の業績に寄与する案件の営業活動が活発化しており、受注残高が大幅に積みあ
がり始めています。このことはLAA社の買収によって日本、アジア、米国、欧州で一定規模のグロ
ーバル受託体制が整ったことによる営業面での効果が発現し始めたものと考えています。
以上の結果、平成31年3月期通期の連結業績予想を修正いたします。
(注)上記の業績予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提
に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
以 上