2183 リニカル 2020-02-14 16:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月14日
上場会社名 株式会社リニカル 上場取引所 東
コード番号 2183 URL https://www.linical.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)秦野 和浩
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理本部長 (氏名)高橋 明宏 TEL 06-6150-2582
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 8,205 △4.3 870 △12.4 776 △23.8 398 △12.1
2019年3月期第3四半期 8,574 27.7 993 △26.3 1,019 △23.9 453 △49.6
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 375百万円 (△20.4%) 2019年3月期第3四半期 471百万円 (△56.2%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 17.66 -
2019年3月期第3四半期 20.01 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第3四半期 14,108 5,355 38.0 237.10
2019年3月期 13,259 5,250 39.6 232.48
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 5,355百万円 2019年3月期 5,250百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 12.00 12.00
2020年3月期 - 0.00 -
2020年3月期(予
想)
14.00 14.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
2020年3月期 期末配当金(予想)の内訳 普通配当13円00銭 記念配当1円00銭(売上高100億円突破記念)
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 11,700 3.4 1,560 28.6 1,538 22.8 971 70.9 43.02
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事
項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 24,740,000株 2019年3月期 24,740,000株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 2,153,445株 2019年3月期 2,153,445株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 22,586,555株 2019年3月期3Q 22,678,897株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
上記資料には、本資料発表日現在の将来に関する見通し、計画に基づく予想が含まれています。当該予想と実績の間
には、今後様々な要因によって大きく差異が発生する可能性があります。
㈱リニカル(2183) 2020年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 7
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 9
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 9
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 9
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㈱リニカル(2183) 2020年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国の保護主義的な通商政策により米国と中国を始めとする主
要国間で貿易摩擦問題等がある中、欧州や中国で景気の減速が見られました。一方、我が国経済につきましては、
政府の経済政策や日本銀行による金融緩和策などを背景に、雇用・所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基調を
保ってきましたが、消費税増税の影響などもあり一部で景気の減速が見え始めました。このような経済情勢の中、
特に米国と中国との間の貿易摩擦が長期化することによる世界経済の先行きへの懸念が一層高まっており、経済見
通しに対する不透明感は深まっております。
医薬品業界におきましては、増大する医療費の抑制は各国共通の課題となっており、保険者の影響力の高まりや
後発医薬品の使用促進などの動きが加速しております。日本においては、2018年度から実施された抜本的薬価制度
改革では、新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度の抜本的見直しや長期収載品の薬価等の見直しなど、新薬創出
を目指す製薬会社に経営的側面から大きなインパクトを与えており、手持ちのパイプライン品目の見直しを迫られ
るなど、新薬開発の生産性や効率性の向上が求められております。他方、治療満足度の低い疾患や希少疾病用医薬
品へのニーズは依然として数多く存在しており、革新性の高い医薬品は待ち望まれております。日本では、希少疾
病用医薬品指定制度、先駆け審査指定制度、条件付き早期承認制度も運用されるに至っており、米国、欧州の規制
当局も同様に優遇政策を導入しております。このような環境下において、製薬会社は主力製品の特許切れ問題への
対応も含め、革新的新薬の創出に向け、ビジネスモデルや研究開発活動の転換を加速するものと思われます。
当社グループが属する医薬品開発業務受託(CRO;Contract Research Organization)業界及び医薬品販売支
援(CSO;Contract Sales Organization)業界は、医薬品開発・販売のアウトソーシング化及び国際共同治験
(注)の増加を背景として、市場規模は緩やかに拡大しております。また、上述の医薬品業界の状況を踏まえる
と、製薬会社は革新的新薬の創出並びにその生産性や効率性を更に向上させるため、医薬品開発・販売のアウトソ
ーシングを一層加速させることが見込まれます。
以上のような事業環境の下、米国のLinical Accelovance America, Inc.(以下、LAA社)において、前期からの
マネジメント強化、営業力の増強、リストラクチャリングの成果が発現を始め、単月決算で営業黒字化を達成し今
後に期待が持てる状況となりました。また、当社グループ全体の営業面でも日本、アジア、米国、欧州における当
社グループのグローバル受託体制確立によるシナジー効果が発現しており、日本企業のグローバル試験、台湾企業
の米台試験、米国企業の大型試験等を受注するなど各国単独試験の受注を含め好調な受注状況を保っております。
しかしながら、円高により海外子会社の売上高が日本円換算で目減りした他、日本で前期から当期にかけて複数の
大型案件が完了し新規案件が開始する狭間となったことに加え、欧州のフランス子会社でデモの影響から試験の進
捗が遅れ売上高にマイナスの影響があったことや、日本、欧州で当第3四半期連結会計期間に売上高として計上さ
れる受注の獲得が当初想定通りに進まなかったこと等から当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は
8,205百万円(前年同四半期比4.3%減)となりました。営業利益は売上高が上記理由により前年同四半期比で減少
したことに加え、米国子会社買収に伴う売主とのクロージング価格調整交渉等のための弁護士報酬が発生したこと
等により870百万円(前年同四半期比12.4%減)となりました。経常利益は前年同四半期は円安により外貨預金等
に45百万円の為替差益が発生したのに対して、当期は円高により外貨預金等に為替差損62百万円等が発生したため
776百万円(前年同四半期比23.8%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、2019年10月18日に
「当社海外子会社に対する仲裁の申立に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、米国での仲裁対応のための弁
護士報酬等の費用が発生したことやグループ管理の実効性強化と意思決定の迅速化のため、LAA社の欧州子会社を
LINICAL Europe Holding GmbHに統合するグループ内組織再編に関連する費用が発生したことから398百万円(前年
同四半期比12.1%減)となりました。
なお、2018年4月16日に行われたLAA社との企業結合について前第3四半期連結累計期間において暫定的な会計
処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に資産・負債へ取得原価の配分が完了しております。これに伴い、
遡及修正後の数値を用いて比較分析を行っております。
(注)「国際共同治験」とは、主要市場国における早期・同時上市を図るため、臨床試験を複数の国または地域に
おいて同時並行的に行うことをいいます。
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㈱リニカル(2183) 2020年3月期第3四半期決算短信
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①CRO事業
当社グループのCRO事業につきましては、米国において前期からのマネジメント強化、営業力の増強、リス
トラクチャリングの成果が発現を始めました。しかし、円高により海外子会社の売上高が日本円換算で目減りし
た他、日本で前期から当期にかけて複数の大型案件が完了し新規案件が開始する狭間となったことに加え、欧州
のフランス子会社でデモの影響から試験の進捗が遅れ売上高にマイナスの影響があったことや、日本、欧州で当
第3四半期連結会計期間に売上高として計上される受注の獲得が当初想定通りに進まなかったことから売上高及
び利益は減収減益となりました。この結果、売上高は7,471百万円(前年同四半期比4.5%減)、営業利益は
1,738百万円(前年同四半期比10.3%減)となりました。
②育薬事業
当社グループの育薬事業につきましては、新薬発売後の臨床研究を中心とした案件の受注により人員の稼働率
が上昇した結果、売上は減収となったものの、利益に貢献することとなりました。この結果、売上高は733百万
円(前年同四半期比2.9%減)、営業利益は301百万円(前年同四半期比12.1%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ849百万円(6.4%)増加し、14,108百
万円となりました。これは、主に売掛金や立替金の増加によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べ744百万円(9.3%)増加し、8,753百
万円となりました。これは、主に前受金、預り金及び未払金の増加によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べ104百万円(2.0%)増加し、5,355
百万円となりました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
① 概要
当第3四半期連結累計期間において、当社の経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。引き続
き、当社グループは受託業務の選択と集中を推し進め、既存のCRO、CSOとの差別化を図って参ります。
2020年3月期通期の業績予想につきましては、2019年5月15日に発表いたしました内容に変更はございません。
② 受注残高の推移
当社グループのCRO事業において受託する治験業務では、1年から3年程度の治験実施期間において、症例数や
対象疾患に起因する治験の難易度などにより受託総額が決定します。この実施期間についてクライアントと委受託契
約を締結し、契約に従い毎月売上が発生します。育薬事業においても、同程度の期間についてクライアントと委受託
契約を締結し、契約に従い毎月売上が発生します。
受注残高は、既に契約を締結済みの受託業務の受注金額の残高であります。これは、今後1年から5年程度の期間
で発生する売上高を示しており、当社グループの今後の業績予想の根拠となる指標であります。
下表のとおり、2019年3月期末の受注残高に比べ2020年2月14日時点の受注残高は22.4%増加しておりますが、こ
れは、既存の委受託契約を順調に消化し受注残高の金額が売上高として計上されたものの、これを上回る受託案件の
新規契約があったことによるものです。具体的には、海外バイオベンチャーから当社が日本で治験国内管理人も務め
る大型治験案件を受注した他、海外大手製薬会社から複数の日本での治験案件を新たに受注等しております。また、
日本、米国等で複数の製薬会社、バイオベンチャーから受託案件の内諾を受けており、現在契約書締結作業中の案件
を加味した実質的な受注残高は200億円を超える水準となっております。
上記のとおり、アウトソーシング化及び国際共同治験の増加を背景に足下の受注環境は良好であり、営業活動の結
果、既存・新規の顧客から受託案件の打診を受けていることから、CRA(注)の増員などにより、受託体制の強化
に努めてまいります。
(注)CRA(Clinical Research Associate)とは、臨床開発モニターと訳されます。医薬品開発段階での治験
が、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)その他の関連法令及び治験実施計
画書を遵守して行われているかどうかを監視(モニタリング)する担当者のことをいいます。
表.受注残高の推移
(単位:百万円)
2019年 2020年3月期
増減率%
3月期末 2020年2月
第3四半期末 (B-A)/A
(A) 14日時点(B)
受注残高 16,282 19,039 19,929 22.4
エーザイ 3,350 3,995 3,911 16.8
中外製薬 3,579 3,509 3,446 △3.7
内訳
小野薬品工業 2,476 1,471 1,369 △44.7
その他 6,876 10,063 11,201 62.9
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,055,547 4,800,388
売掛金 1,602,463 2,110,816
前払費用 150,281 153,501
立替金 663,686 852,252
その他 290,012 380,995
貸倒引当金 △38,361 △34,323
流動資産合計 7,723,630 8,263,630
固定資産
有形固定資産 134,251 756,217
無形固定資産
のれん 4,234,818 3,938,102
その他 226,547 216,942
無形固定資産合計 4,461,365 4,155,044
投資その他の資産
差入保証金 444,925 451,556
その他 495,059 482,098
投資その他の資産合計 939,985 933,654
固定資産合計 5,535,602 5,844,917
資産合計 13,259,233 14,108,547
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
短期借入金 1,200,000 1,305,000
1年内返済予定の長期借入金 419,976 419,976
未払金 580,406 739,655
未払費用 383,168 382,163
未払法人税等 395,292 30,183
未払消費税等 93,127 57,305
前受金 690,252 1,094,653
預り金 339,447 612,765
賞与引当金 177,028 105,365
その他 67,114 92,265
流動負債合計 4,345,814 4,839,333
固定負債
長期借入金 3,103,494 2,788,512
リース債務 2,103 514,715
退職給付に係る負債 501,424 556,892
その他 55,564 53,734
固定負債合計 3,662,586 3,913,854
負債合計 8,008,400 8,753,187
純資産の部
株主資本
資本金 214,043 214,043
資本剰余金 73,000 73,000
利益剰余金 5,715,150 5,842,931
自己株式 △657,371 △657,371
株主資本合計 5,344,822 5,472,603
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △722 32,406
為替換算調整勘定 △73,446 △133,554
退職給付に係る調整累計額 △19,820 △16,094
その他の包括利益累計額合計 △93,989 △117,242
純資産合計 5,250,832 5,355,360
負債純資産合計 13,259,233 14,108,547
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 8,574,892 8,205,034
売上原価 5,566,400 5,452,543
売上総利益 3,008,491 2,752,490
販売費及び一般管理費 2,015,258 1,882,321
営業利益 993,233 870,168
営業外収益
受取利息 1,059 910
為替差益 45,428 -
営業外収益合計 46,487 910
営業外費用
支払利息 10,482 10,980
為替差損 - 62,648
投資有価証券評価損 7,621 13,269
その他 2,548 7,369
営業外費用合計 20,653 94,267
経常利益 1,019,068 776,811
特別損失
事業構造改善費用 72,094 31,924
仲裁関連費用 - 55,407
特別損失合計 72,094 87,332
税金等調整前四半期純利益 946,973 689,478
法人税、住民税及び事業税 492,396 271,276
法人税等調整額 882 19,382
法人税等合計 493,279 290,659
四半期純利益 453,694 398,819
親会社株主に帰属する四半期純利益 453,694 398,819
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㈱リニカル(2183) 2020年3月期第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 453,694 398,819
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 230 33,128
繰延ヘッジ損益 5,228 -
為替換算調整勘定 9,321 △60,107
退職給付に係る調整額 3,106 3,726
その他の包括利益合計 17,887 △23,253
四半期包括利益 471,582 375,566
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 471,582 375,566
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㈱リニカル(2183) 2020年3月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社グループのIFRS適用子会社は、第1四半期連結会計期間の期首からIFRS第16号「リース」を適用しています。
これに伴い、借手のリース取引については、原則すべてのリースについて使用権資産及びリース負債を認識すると
ともに、使用権資産の減価償却費とリース負債に係る支払利息を計上しています。
この結果、当第3四半期連結会計期間における四半期連結貸借対照表は、有形固定資産が558,861千円、流動負債
のその他が64,037千円、固定負債のリース債務が506,558千円それぞれ増加しています。
また、当第3四半期連結累計期間の営業利益が2,190千円増加し、経常利益及び税金等調整前四半期純利益が948千
円減少しております。
(企業結合等関係)
(比較情報における取得原価の当初配分額の重要な見直し)
2018年4月16日に行われたAccelovance,Inc.(現Linical Accelovance America,Inc.)との企業結合について、
前第3四半期連結累計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に資産・負債への
取得原価の配分が完了しております。
この資産・負債への取得原価の配分の完了に伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる
比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、主として無形固定資産である受注残関
係資産に16,082千円、顧客関係資産に92,740千円を配分するとともに、未払金を64,164千円認識した結果、暫定的
に算定されたのれんの金額は3,356,005千円から62,374千円増加し、3,418,379千円となりました。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
純利益がそれぞれ8,368千円減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益が4,961千円減少しております。
なお、株式取得後における価格調整が完了しておらず、価格調整の結果によりのれんの金額が変動する場合があ
ります。
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