2183 リニカル 2019-08-14 16:00:00
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月14日
上場会社名 株式会社リニカル 上場取引所 東
コード番号 2183 URL https://www.linical.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)秦野 和浩
問合せ先責任者 (役職名) 専務取締役管理本部長 (氏名)高橋 明宏 TEL 06-6150-2582
四半期報告書提出予定日 2019年8月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第1四半期 2,680 △2.9 129 56.9 48 △67.5 15 △60.7
2019年3月期第1四半期 2,759 29.1 82 △67.5 147 △42.9 39 △75.3
(注)包括利益 2020年3月期第1四半期 △64百万円 (-%) 2019年3月期第1四半期 94百万円 (△61.7%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第1四半期 0.69 -
2019年3月期第1四半期 1.74 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第1四半期 13,669 4,915 36.0 217.63
2019年3月期 13,259 5,250 39.6 232.48
(参考)自己資本 2020年3月期第1四半期 4,915百万円 2019年3月期 5,250百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 12.00 12.00
2020年3月期 -
2020年3月期(予
想)
0.00 - 14.00 14.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
2020年3月期 期末配当金(予想)の内訳 普通配当13円00銭 記念配当1円00銭(売上高100億円突破記念)
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 11,700 3.4 1,560 28.6 1,538 22.8 971 70.9 43.02
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.9「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事
項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期1Q 24,740,000株 2019年3月期 24,740,000株
② 期末自己株式数 2020年3月期1Q 2,153,445株 2019年3月期 2,153,445株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期1Q 22,586,555株 2019年3月期1Q 22,720,129株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
上記資料には、本資料発表日現在の将来に関する見通し、計画に基づく予想が含まれています。当該予想と実績の間
には、今後様々な要因によって大きく差異が発生する可能性があります。
㈱リニカル(2183) 2020年3月期第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 7
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………… 9
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 9
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 9
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国の保護主義的な通商政策により米国と中国を始めとする主
要国間で貿易摩擦問題等がある中、欧州や中国で景気の減速感が見られました。一方、我が国経済につきまして
は、政府の経済政策や日本銀行による金融緩和策などを背景に、雇用・所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基
調を保ちました。このような経済情勢の中、特に米国と中国との間の貿易摩擦が長期化することよる世界経済の先
行きへの懸念が一層高まっており、経済見通しに対する不透明感は深まっております。
医薬品業界におきましては、増大する医療費の抑制は各国共通の課題となっており、保険者の影響力の高まりや
後発医薬品の使用促進などの動きが加速しております。日本においては、2018年度から実施された抜本的薬価制
度改革では、新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度の抜本的見直しや長期収載品の薬価等の見直しなど、新薬創
出を目指す製薬会社に経営的側面から大きなインパクトを与えており、手持ちのパイプライン品目の見直しを迫ら
れるなど、新薬開発の生産性や効率性の向上が求められております。他方、治療満足度の低い疾患や希少疾病用医
薬品へのニーズは依然として数多く存在しており、革新性の高い医薬品は待ち望まれております。日本では、希少
疾病用医薬品指定制度、先駆け審査指定制度、条件付き早期承認制度も運用されるに至っており、米国、欧州の規
制当局も同様に優遇政策を導入しております。このような環境下において、製薬会社は主力製品の特許切れ問題へ
の対応も含め、革新的新薬の創出に向け、ビジネスモデルや研究開発活動の転換を加速するものと思われます。
当社グループが属する医薬品開発業務受託(CRO;Contract Research Organization)業界及び医薬品販売支
援(CSO;Contract Sales Organization)業界は、医薬品開発・販売のアウトソーシング化及び国際共同治験
(注)の増加を背景として、市場規模は緩やかに拡大しております。また、上述の医薬品業界の状況を踏まえる
と、製薬会社は革新的新薬の創出並びにその生産性や効率性を更に向上させるため、医薬品開発・販売のアウトソ
ーシングを一層加速させることが見込まれます。
以上のような事業環境の下、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、欧州、韓国、台湾子会社の業績が好調に
推移するとともに、米国子会社の業績も改善を始めました。しかしながら、日本ではマイルストーン契約の売上発
生が一部遅れたことに加え、円高の進行により好調な海外子会社の業績が日本円換算で目減りしたことなどもあ
り、売上高は2,680百万円(前年同期比2.9%減)となりました。なお、日本、アジア、米国、欧州における当社グ
ループのグローバル受託体制の拡大と営業活動により、外資系大手グローバルCROとの競争環境においても国際
共同治験を含む複数の新規案件を獲得し、当第1四半期末における受注残高は順調に増加しております。営業利益
は先行的な人材投資や昇格・昇給による人件費の増加、家賃の増加等があったものの、前期のAccelovance,Inc.
(現Linical Accelovance America,Inc.(以下、LAA社))買収に関連して一時的に発生した取得関連費用の負担
がなくなったことや、LAA社のコスト削減策の効果が発現し始めたことから129百万円(同56.9%増)となりまし
た。経常利益は円高により外貨預金等に為替差損71百万円が発生したため48百万円(同67.5%減)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は15百万円(同60.7%減)となりました。
なお、2018年4月16日に行われたLAA社との企業結合について前第1四半期連結会計期間において暫定的な会計
処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に資産・負債へ取得原価の配分が完了しております。これに伴い、
遡及修正後の数値を用いて比較分析を行っております。
(注)「国際共同治験」とは、主要市場国における早期・同時上市を図るため、臨床試験を複数の国または地域に
おいて同時並行的に行うことをいいます。
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㈱リニカル(2183) 2020年3月期第1四半期決算短信
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①CRO事業
当社グループのCRO事業につきましては、日本、アジア、米国、欧州におけるグローバル受託体制の構築を
引き続き強力に推し進めた結果、国際共同治験を中心とした受託案件が増加したことから売上の増加に貢献いた
しました。また、利益面においては前期のLAA社買収に関連して一時的に発生した取得関連費用の負担がなくな
ったことや、LAA社のコスト削減策の効果が発現し始めたこと等から、増収となりました。この結果、売上高は
2,498百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は494百万円(同33.9%増)となりました。
②育薬事業
当社グループの育薬事業につきましては、既存案件の終了と新規案件の開始の狭間の時期となったことに加え、
前第1四半期は大型案件が開始し、比較的大きな売上が計上されていたこと等から売上高は181百万円(前年同期
比31.9%減)、営業利益は30百万円(同63.8%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比べ410百万円(3.1%)増加し、13,669百
万円となりました。これは、主に現金及び預金、のれんが減少した一方、売掛金、立替金、有形固定資産等が増加し
たことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比べ745百万円(9.3%)増加し、8,754百
万円となりました。これは、主に短期借入金、未払金、前受金等が増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比べ335百万円(6.4%)減少し、4,915
百万円となりました。これは、主に為替換算調整勘定が減少したことに加え、剰余金の配当等により利益剰余金が減
少したことによるものであります。
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
① 概要
当第1四半期連結累計期間において、当社の経営戦略の現状と見通しについて重要な変更はありません。引き続
き、当社グループは受託業務の選択と集中を推し進め、既存のCRO、CSOとの差別化を図ることにより、順調に
推移すると予測しております。
2020年3月期通期の業績予想につきましては、本年5月15日に発表いたしました内容に変更はありません。
② 受注残高の推移
当社グループのCRO事業において受託する治験業務では、1年から3年程度の治験実施期間において、症例数や
対象疾患に起因する治験の難易度などにより受託総額が決定します。この実施期間についてクライアントと委受託契
約を締結し、契約に従い毎月売上が発生します。育薬事業においても、同程度の期間についてクライアントと委受託
契約を締結し、契約に従い毎月売上が発生します。
受注残高は、既に契約を締結済みの受託業務の受注金額の残高であります。これは、今後1年から5年程度の期間
で発生する売上高を示しており、当社グループの今後の業績予想の根拠となる指標であります。
下表のとおり、2019年3月期末の受注残高に比べ2019年8月14日時点の受注残高は15.0%増加しておりますが、こ
れは、既存の委受託契約を順調に消化し受注残高の金額が売上高として計上されたものの、これを上回る受託案件の
新規契約があったことによるものです。具体的には、海外バイオベンチャーから当社が日本で治験国内管理人も務め
る大型治験案件等を新たに受注しております。上記のとおり、アウトソーシング化及び国際共同治験の増加を背景に
足下の受注環境は良好であり、営業活動の結果、既存・新規の顧客から受託案件の打診を受けていることから、CR
A(注)の増員などにより、受託体制の強化に努めてまいります。
(注)CRA(Clinical Research Associate)とは、臨床開発モニターと訳されます。医薬品開発段階での治験
が、薬機法その他の関連法令及び治験実施計画書を遵守して行われているかどうかを監視(モニタリング)する担当
者のことをいいます。
表.受注残高の推移
(単位:百万円)
2019年 2020年3月期
増減率%
3月期末 2019年8月
第1四半期末 (B-A)/A
(A) 14日時点(B)
受注残高 16,282 16,364 18,730 15.0
エーザイ 3,350 4,709 4,236 26.5
中外製薬 3,579 3,153 3,056 △14.6
内訳
小野薬品工業 2,476 2,000 1,829 △26.1
その他 6,876 6,500 9,608 39.7
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,055,547 4,428,930
売掛金 1,602,463 2,226,902
前払費用 150,281 154,003
立替金 663,686 925,284
その他 290,012 306,096
貸倒引当金 △38,361 △32,838
流動資産合計 7,723,630 8,008,378
固定資産
有形固定資産 134,251 474,048
無形固定資産
のれん 4,234,818 4,048,790
その他 226,547 227,463
無形固定資産合計 4,461,365 4,276,254
投資その他の資産
差入保証金 444,925 456,456
その他 495,059 454,828
投資その他の資産合計 939,985 911,284
固定資産合計 5,535,602 5,661,587
資産合計 13,259,233 13,669,965
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
短期借入金 1,200,000 1,500,000
1年内返済予定の長期借入金 419,976 419,976
未払金 580,406 707,888
未払費用 383,168 335,390
未払法人税等 395,292 56,065
未払消費税等 93,127 99,794
前受金 690,252 1,143,278
預り金 339,447 447,083
賞与引当金 177,028 92,960
その他 67,114 80,848
流動負債合計 4,345,814 4,883,285
固定負債
長期借入金 3,103,494 2,998,500
退職給付に係る負債 501,424 515,643
リース債務 2,103 303,098
その他 55,564 53,872
固定負債合計 3,662,586 3,871,115
負債合計 8,008,400 8,754,400
純資産の部
株主資本
資本金 214,043 214,043
資本剰余金 73,000 73,000
利益剰余金 5,715,150 5,459,672
自己株式 △657,371 △657,371
株主資本合計 5,344,822 5,089,343
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △722 △630
為替換算調整勘定 △73,446 △154,569
退職給付に係る調整累計額 △19,820 △18,578
その他の包括利益累計額合計 △93,989 △173,778
純資産合計 5,250,832 4,915,565
負債純資産合計 13,259,233 13,669,965
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 2,759,067 2,680,125
売上原価 1,903,386 1,938,191
売上総利益 855,680 741,933
販売費及び一般管理費 773,124 612,390
営業利益 82,555 129,542
営業外収益
受取利息 624 71
為替差益 72,344 -
その他 86 -
営業外収益合計 73,055 71
営業外費用
支払利息 4,798 2,756
為替差損 - 71,401
投資有価証券評価損 2,512 5,562
その他 454 1,782
営業外費用合計 7,765 81,502
経常利益 147,844 48,111
税金等調整前四半期純利益 147,844 48,111
法人税、住民税及び事業税 86,466 6,581
法人税等調整額 21,762 25,970
法人税等合計 108,228 32,551
四半期純利益 39,615 15,560
親会社株主に帰属する四半期純利益 39,615 15,560
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(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
四半期純利益 39,615 15,560
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 662 92
繰延ヘッジ損益 5,228 -
為替換算調整勘定 47,806 △81,123
退職給付に係る調整額 1,035 1,242
その他の包括利益合計 54,734 △79,788
四半期包括利益 94,350 △64,228
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 94,350 △64,228
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
2019年5月に、全額出資子会社である「立力科(上海)医薬科技有限公司」(英語名称:Linical China Co.,
Ltd.)を設立したため、連結の範囲に含めております。
(会計方針の変更)
当社グループのIFRS適用子会社は、当第1四半期連結会計期間の期首からIFRS第16号「リース」を適用していま
す。
これに伴い、借手のリース取引については、原則すべてのリースについて使用権資産およびリース負債を認識する
とともに、使用権資産の減価償却費とリース負債に係る支払利息を計上しています。
この結果、当第1四半期連結会計期間における四半期連結貸借対照表は、有形固定資産が314,875千円、流動負債
のその他が22,077千円、固定負債のリース債務が301,752千円それぞれ増加しています。
なお、この変更による当第1四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微であります。
(企業結合等関係)
(比較情報における取得原価の当初配分額の重要な見直し)
2018年4月16日に行われたAccelovance,Inc.(現Linical Accelovance America,Inc.)との企業結合について、
前第1四半期連結会計期間において暫定的な会計処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に資産・負債への
取得原価の配分が完了しております。
この資産・負債への取得原価の配分の完了に伴い、当第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる
比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、主として無形固定資産である受注残関
係資産に16,082千円、顧客関係資産に92,740千円を配分するとともに、未払金を64,164千円認識した結果、暫定的
に算定されたのれんの金額は3,356,005千円から62,374千円増加し、3,418,379千円となりました。
この結果、前第1四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期
純利益がそれぞれ4,092千円減少し、親会社株主に帰属する四半期純利益が2,977千円減少しております。
なお、株式取得後における価格調整が完了しておらず、価格調整の結果によりのれんの金額が変動する場合があ
ります。
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