2183 リニカル 2020-05-29 09:00:00
2020年3月期 決算説明会資料 [pdf]
2020年3月期 決算説明会
日本から世界へ。
グローバルで新薬開発に貢献する
2020年3月期 決算説明会
証券コード:2183
1
目次
1. 2020年3月期 決算概要 P. 2
2. 経営戦略 P. 18
3. 各地域の状況 P. 37
4. (ご参考)リニカルについて P. 66
2
1. 2020年3月期 決算概要
3
連結
単位:百万円、% 2019/3期 2020/3期
金 額 百分比 金 額 百分比 増減率
売 上 高 11,313 100.0 10,935 100.0 △ 3.3
売 上 原 価 7,500 66.3 7,404 67.7 △ 1.3
販 管 費 2,600 23.0 2,525 23.1 △ 2.9
営 業 利 益 1,212 10.7 1,005 9.2 △ 17.1
経 常 利 益 1,253 11.1 918 8.4 △ 26.7
当 期 純 利 益 568 5.0 482 4.4 △ 15.0
• 当第4四半期に世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、医療機関への訪問規制などにより一部治験業務の
実施が困難となったことや新規獲得案件の治験開始時期に遅延があったことにより売上の計上に期ズレが生じた他、製薬
会社で新規開発案件の一時凍結が発生。
• 新規案件獲得で受注は積み上がるも、売上・利益の貢献はこれから
• 為替差損の発生により経常減益
• 海外子会社で仲裁提訴に関連する弁護士費用及び欧州再編に関連する費用が特別損失に発生
4
各国単体
単位:百万円、% 2019/3期 2020/3期
売上高 営業利益 経常利益 売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率
JAPAN 7,686 1,611 1,708 7,406 △ 3.6 953 △ 40.8 923 △ 46.0
US連結 1,512 △ 451 △ 502 1,622 7.3 △ 71 - △ 133 -
EU連結 2,516 281 277 2,543 1.0 266 △ 5.3 270 △2.5
KOREA 420 45 44 526 25.2 132 193.3 147 234.1
TAIWAN 244 53 56 222 △ 9.0 18 △ 66.0 25 △ 55.4
CHINA - - - 35 - △3 - △2 -
*連結調整 △1,065 △ 327 △ 330 △ 1,419 - △ 290 - △ 313 -
Total 11,313 1,212 1,253 10,935 △ 3.3 1,005 △ 17.2 918 △ 26.7
*のれんの償却費用は連結調整に含めております
5
各国単体(現地通貨ベース)
2019/3期 2020/3期
売上高 営業利益 経常利益 売上高 増減率 営業利益 増減率 経常利益 増減率
JAPAN
(百万円)
7,686 1,611 1,708 7,406 △ 3.6 953 △ 40.8 923 △ 46.0
*US連結 13,641 14,921 9.4
(千米ドル)
△4,068 △4,529 △ 655 - △ 1,226 -
*EU連結 19,607 2,195 2,162 21,047 7.3 2,209 0.6 2,238 3.5
(千ユーロ)
KOREA
(百万ウォン)
4,217 453 449 5,720 35.6 1,441 218.1 1,598 255.9
TAIWAN 67 14 15 62 △ 7.5 5 △ 64.3 7 △ 53.3
(百万台湾ドル)
CHINA
(千中国元) - - - 2,285 - △ 255 - △ 187 -
*のれんの償却費用は含めておりません
6
のれんの残高と残存償却期間(2020.3期末)
(単位:百万円)
残存 年間
金 額
償却期間 償却額
KOREA 2019年3月期で償却終了
EUROPE 1,370 13-14年 102
※1※4
USA 2,471 14年 176
※1※2※3※4
※1 Linical Accelovance America, Inc.(以下、LAA)買収により発生したのれんについて、
その欧州子会社分をEUROREに按分 しております。
※2 のれん以外にPurchase Price Allocation により認識された無形固定資産の2020.3期末残高は92百万円です。
これらの残存償却期間1~11年です。
※3 のれん以外にPurchase Price Allocation により認識された無形固定資産の2020.3期末残高は64百万円です。
これらの残存償却期間1~7年です。
※4 LAA買収後における価格調整が完了しておらず、
現時点ではのれんの金額は暫定的に算定された金額であります。
7
売上高推移
(百万円)
12,000 11,313
10,935
10,000
9,113 その他
8,355
5,567
8,000 5,626 塩野義製薬
3,733
3,500
武田薬品工業
6,000
306
187 180
550 235
293 小野薬品工業
935
4,000 2,188 1,513
401
2,006
中外製薬
2,051 1,469
2,000
1,631
1,685
エーザイ
1,090 1,912
1,434
846
0 379
2017/3 4Q 2018/3 4Q 2019/3 4Q 2020/3 4Q
8
受注残高推移:前期末比22%増
(百万円)
19,900
20,000
その他
16,282
塩野義製薬
15,000 13,457 11,163
12,692
6,472
武田薬品工業
5,067 3,892
10,000 177
273 228 145
234 小野薬品工業
350 2,477
731 1,328
713
2,818
2,724 3,227
5,000 3,579 中外製薬
3,675
3,143
3,350 3,803 エーザイ
1,080 1,685
0
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
9
国別受注残高
(百万円)
19,900
20,000
2,023
16,282 Asia
700 3,630
15,000
3,198
EU
3,382
1,750
10,000
US
5,000 10,635 10,865
Japan
0
2019/3 2020/3
10
領域別受注残高
(百万円)
19,900
20,000
16,282
8,042 その他
15,000
6,366
育薬
1,145
10,000
878
5,045 CNS
4,514
5,000
がん
5,669
4,526
0
2019/3 2020/3
11
今期連結業績予想
2020/3期 実績 2021/3期 予想
金額(百万円) 百分比% 金額(百万円) 百分比% 増減率%
売 上 高 10,935 100.0
営 業 利 益 1,005 9.2
未定
経 常 利 益 918 8.4
当期純利益 482 4.4
金額(円) 配当性向(%) 金額(円) 配当性向(%)
1株配当金 14*1 65.5 14*2 -
*1 普通配当13円、売上高100億円突破記念1円
*2 普通配当14円
12
新型コロナウイルス感染拡大の影響
13
新型コロナウイルス感染拡大の影響
各国で外出禁止令等の移動制限が拡大
・日本 原則在宅勤務、一部対象者は時差出勤、隔日勤務
・欧州 全社で原則在宅勤務
・米国 原則在宅勤務
・韓国 時短又は在宅勤務
・台湾 オフィスと在宅のローテーション勤務
・中国 LC、LACともに在宅勤務
医療機関への訪問停止などで治験業務の一部が実施できないなど
により業務に影響が発生
14
新型コロナウイルス感染拡大の今後の影響
【短期】
感染被害の大きい欧米を中心に、
・医療機関への訪問規制などにより、
一部治験業務の実施ができない
・新規獲得案件の治験開始時期に遅延
・製薬会社で新規開発案件の一時凍結
など2021年3月期の業績に大きな影響を及ぼす可能性
→各国の規制当局、CRO団体等の指針に対応し契約変更等で
影響軽減を探るが特に2021年3月期上期への影響大きい
15
新型コロナウイルス感染拡大の今後の影響
【中長期】
病という人類の脅威に対する新薬開発は止まらない
新型コロナウイルス感染症の
ワクチンや治療薬の開発が加速し、
当社サービスを通じた社会への貢献機会が増加
既に、韓国子会社が2020年3月に現地製薬会社から新型コロナ
ウイルス感染症治療薬の韓国内での治験業務を受託した他、
米国でワクチン、治療薬開発の治験業務の打診を受けるなどしている
2009年の新型インフルエンザ
16
発生後の新薬開発状況
• 2010年 ラピアクタ(塩野義)
イナビル(第一三共)
• 2014年 アビガン(富山科学)
• 2018年 ゾフルーザ(塩野義)
新型コロナウイルス感染症 17
治療薬・ワクチンの開発動向(ご参考)
【治療薬】
・中国政府は3月17日にCOVID-19に対するアビガンの臨床試験で良好な結果を得たとして、
診療指針に正式に採用すると発表
・富山化学がアビガンの日本国内での第3相臨床治験を実施中
・米ギリアドのレムデシビル(エボラ出血熱薬)が、
米国FDAから5月1日にCOVID-19の重症入院患者を対象に緊急時使用許可を取得。
日本でもFDAの使用許可を受けて特例承認がなされた。
・複数の製薬会社が治療薬を開発中
【ワクチン】
• 米国立保健研究所(NIH)の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)と
米バイオテクノロジー会社モデルナが共同で開発しているワクチンが臨床試験の
第1段階を終了し、接種するワクチンの分量などを検証する第2相試験へと進むための
承認を得ており、7月には最終的に効果や安全性を確認する第3相試験に進む見通し。
• 複数の製薬会社がワクチン開発を実施中
18
2. 経営戦略
19
当社グループの事業ドメイン
CRO
グローバル1,000名体制に向け営業力の強化、質の向上、
新たなプリファード獲得 / Oncology、CNS、Immunologyに加え、
再生医療も強化 / 皮膚科、眼科領域への進出本格化/高稼働率維持
グローバル体制強化による国際共同治験のワンストップ受託の促進
育薬(CMA:Contract Medical Affairs)
拡大する企業主導臨床研究関連業務の外注ニーズへの対応
創薬支援
開発・薬事戦略立案からパートナリングまで幅広いサービスを提供
創薬ファンドも活用
20
世界の医薬品市場(130兆円)
EU* 中国
14.7% 10.9% USA
40.2%
日本
7.1%
日本は世界第3位の医薬品消費市場国
*EU:ドイツ、フランス、イタリア、英国、スペイン 2018年売上ランキング
21
日本の製薬会社の成長戦略
• 画期的新薬の継続的創出
• グローバル市場での承認取得・販売
様々な障壁を乗り越え、
自社でグローバル開発・承認取得する必要性
これまで:新薬の権利を外資系メーカーに売却
選択肢① M&Aを活用し米国、欧州、中国市場へ進出
選択肢② 日本発グローバルCROを活用し新薬の世界同時開発
22
主力であるCRO事業の拡充
国内 新たなプリファード獲得 / Oncology、CNS、Immunologyに加え、
再生医療も強化 /皮膚科、眼科領域への進出本格化/高稼働率維持
グローバル グローバル1,000名体制に向け営業力の強化、質の向上、
グローバル体制強化による国際共同治験のワンストップ受託の促進
米国
2008年 7月 LINICAL USA, INC. 設立
2018年 4月 Accelovance, Inc.を買収
2018年 4月 Linical Accelovance America, Inc.(以下LAA社)に社名変更
アジア
2013年 5月 LINICAL TAIWAN CO., LTD.設立
2013年 5月 LINICAL KOREA CO., LTD.設立
2014年 4月 LINICAL KOREA、P-PRO. KOREAを統合
2015年 11月 Linical Singapore Pte. Ltd.設立
2019年 5月 LINICAL CHINA設立
2020年 2月 北京支店開設
欧州
2014年 11月 Nuvisan CDD Holding GmbHを買収
Germany、Spain、France、Netherlandの子会社を傘下に
2014年 12月 Linical Europe Holding GmbHに社名変更
2016年 3月 LINICAL U.K. 設立
2016年 10月 LINICAL POLAND設立
2017年 9月 LINICAL Czech設立
2019年 3月 LINICAL Hungary設立
2019年 12月 LINICAL Europe GmbH に LAA社の欧州子会社を統合
23
受託試験実績 2020年5月1日現在
Oncology CNS Primary CMA※
Protocol 60 45 101 41
On-going 30 11 32 22
Global Study 24 12 20 4
J/K/T 3 -- 2 1
(NSCLC/固形がん/食道がん) (強直性脊椎炎/関節リウマチ) (関節リウマチ)
J/K -- 1 1 --
(てんかん) (血友病A)
J/C/K/SG -- 1 -- --
(アルツハイマー型認知症)
J/US/EU 1 -- 1 --
(肝細胞がん) (副甲状腺機能低下症)
J/EU -- -- 1 --
(クローン病)
Sponsor 14 14 24 13
※CMA実績はOncology, CNS, PrimaryからCMA案件を抽出した実績をお示ししております
Global 24
LINICAL Global Structure in May 2020
LINICAL HQs
LINICAL HQs
Branch Office
(Osaka, Japan)
(Tokyo, Japan)
LINICAL USA LINICAL Eupore
LINICAL CHINA LINICAL TAIWAN LINICAL KOREA LINICAL USA
Branch Office Holding
(Shanghai, China) (Taipei, Taiwan) (Seoul, Korea) (New York, USA) (San Diego, USA) (Frankfurt, Germany)
Linical Accelovance
LINICAL CHINA LAA Branch Office
LINICAL Singapore America
Branch Office ・Florida
[LAA]
・ Massachusetts
(Beijing, China) (Singapore) (Rockville MD, USA)
Linical Accelovance Linical Accelovance
China Europe Holding
(Beijing, China) (Bury St Edmunds, UK)
LINICAL Linical Accelovance LINICAL Netherlands
LINICAL Europe LINICAL Spain LINICAL France LINICAL Poland LINICAL Hungary LINICAL UK
Czech Republic Romania (JG's-Hertogenbosch,
(Frankfurt, Germany) (Madrid, Spain) (Paris, France) (Warsaw, Poland) (Prague, Czech) (Budapest, Hungary) (Bury St Edmunds, UK) (Timisoara, Romania) Netherlands)
欧州のグループ再編により、グループ管理の実効性と意思決定の迅速性を強化
Global 25
LINICAL Global 拠点と直接サービス提供可能国
LINICAL Europe (Germany)
Netherlands Czech Republic
UK Poland Canada
France Hungary Linical Accelovance China
Romania Massachusetts Office
Spain Beijing Office
Italy Linical Korea Tokyo Office San Diego Office Linical USA (New York)
Linical China Linical Osaka HQ Florida Office
India
Hong Kong Linical Taiwan Mexico
Philippines
Linical Singapore
Brazil
Indonesia
Chile Argentina
South Africa Australia
直接サービスを提供できる国:
日本、米国、韓国、台湾、シンガポール、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、ポルトガル、
イギリス、ベルギー、スイス、イタリア、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、ポーランド、
チェコ、ルーマニア、中国、カナダ
Global 26
Global Headcounts in Apr 2020
Asia:97 USA: 91 1
15
1 1
Europe:200 11
7 12
52
37 7
Japan: 541 9
2
86 70 1
25 2 44 9
PM/CRA/CTA/PRS
50 97 QC/QA
2
DM/BS
388 MA/MW/PV
BD/ADM/BOARD
Total: 929 Innovative Drug
Development
PM/CRA/CTA/PRS: over 590 PRS: Pharma Resourcing Solutions
Global 27
Our performance (World wide : past 5 years)
0 20 40 60 80 100
Oncology
CNS
Immunology
Vaccine
Regenerative medical
Device
Digestive system
Cardiovascular system
Respiratory system
Endocrine / Metabolic system
PHASE
Musculoskeletal system Phase1
Urinary system
Phase1/2
Infection
Phase2
Hematology
Phase2/3
Ophthalmology
Phase3
Dermatology
Phase4*
Others
Phase1 Phase1/2 Phase2 Phase2/3 Phase3 Phase4*
Global 28
今後の展開
利益の確保
全体 従業員1,000名体制確立
日本 ①Oncology、CNS、Immunologyに加え、再生医療にも特化
②皮膚科、眼科領域への進出本格化
③Linical Australia、Linical South Africaなどの設立検討
欧州 競争力強化により利益率向上を目指す
韓国 ①早急に100名規模まで拡大
②4期連続の最終利益黒字を土台に高収益体質を確立する
積極的に投資拡大
日本 中国への進出(上海に子会社設立完了)、日本からも人材派遣
米国 ①ビジネスの中心と位置づけ育成
②Linical CANADAの設立検討
③ラテンアメリカへの進出を検討
台湾 ①シンガポール子会社を含めた新規案件の獲得
②香港、フィリピンへの進出を検討
欧州 ①Linical Italy設立検討、UKのCRA採用強化、さらなる増員と拠点拡大検討
②Linical EuropeとLinical Accelovance Europeの統合によるシナジーの強化
育薬(CMA) 29
製販後市場は育薬事業でカバー
医薬品開発の段階 期 間 リニカルの事業
研 1 基 礎 研 究 2~3年
究
非臨床試験
2 (動物実験) 3~5年
治 験
創薬支援
3 3~7年 CRO
開 フェーズⅠ~Ⅲ 事業
発 事業 市場分析
薬事対応
モニタリング 開発戦略立案
4 申請・承認・販売 2~3年 品質管理 パートナリング支援
販
売
製造販売後調査および
育薬 臨床研究サポート
後 5 4~10年
臨床試験 フェーズⅣ 事業
育薬(CMA) 30
臨床研究中心に外注ニーズが増加
CRO事業で蓄積した人材教育・マネジメントノウハウを活用
<臨床研究のサポート業務受託>
エビデンス創出のための臨床研究は質の確保が課題
手順書作成などの体制構築サポート
モニタリング、監査などの実施
育薬(CMA) 37
育薬(CMA)事業の業績推移
千円
1,200,000
1,032,353
1,000,000 954,438
売上高 908,810
営業利益 806,764
800,000
600,000 553,399
427,600
400,000 364,918
288,205 293,028 288,121 313,911
208,284
200,000 138,400 169,226 111,006
97,827 68,010
(15,834)(21,016) 19,504
0
(200,000)
創薬支援 32
創薬支援事業(IDDB)を第3の事業へ
基礎 非臨床 臨床試験 承認 上市後
申請 承認 上市
研究 試験 Phase I Phase II Phase III Phase IV
創薬支援事業部(IDDB)
CRO事業部 育薬事業部
【IDDBのミッション】
①従来のCRO事業や育薬事業だけでは契約を獲得できない、IDDBサービスも必要とする案件/顧客へ拡大
②ワンストップサービスのトップランナーとして、最適な薬事/開発/ライセンス戦略を初期設定し、その
後の開発成功確率を上げ、顧客満足度を高める
創薬支援 33
リニカルの創薬支援事業 -3種のコンサルティング-
• 対象疾患の疫学調査
• 市場価値と動向予測
• 現行治療アルゴリズムとガイドライン調査
市場分析 • 承認薬と開発パイプライン調査
• 目標とする製品性能 (TPP)立案
• 公定薬価とピークセールス予測、収益性評価
• 開発/薬事戦略の立案と提案
薬事 • PMDA相談のための資料作成、申し込み、会議出席、照会事項対応
開発戦略 • 治験薬概要書、プロトコル、同意文書等の作成
• 治験届と照会事項対応
PMDA相談 • 治験国内管理人業務
• オーファン薬の登録申請
MW • マスターファイルの登録申請
対面助言
• 提携候補会社/ライセンシーの調査と分析
• 提携候補会社/ライセンシーとの面談、製品/技術の説明
戦略的提携/ • パートナリング目的のカンファレンスへの参加
ライセンス • Due Diligenceのサポート
• 契約交渉のサポート
創薬支援 34
2020年3月期創薬支援事業の業績推移(累計)
千円
100,000
81,667
80,000
売上高 67,393
60,000
営業利益 47,941
40,000
20,000 12,555
6,954
3,641 -2,877
-10,498
0
1Q 2Q 3Q 4Q
-20,000
創薬支援 35
IDDB契約実績(2016年10月~2020年5月)
契約相手会社 最も先行する国
契約サービス内容
製品/技術 疾患領域 薬事/開発戦 戦略的提携/
の国籍 での開発段階 市場分析
略 ライセンス
核酸 呼吸器疾患 A国* Phase I ● ●
間葉系幹細胞 免疫疾患 B国 Phase II ● ● ●
モノクローナル抗体 感染症 C国 非臨床 ● ●
モノクローナル抗体 悪性腫瘍 A国* 非臨床 ● ●
イメージジング トレーサー 神経変性疾患 C国* Phase I ●
低分子化合物 眼疾患 A国 Phase I ●
治療デジタルアプリ 心療内科領域 A国 Phase Ⅲ ●
免疫療法 アレルギー疾患 D国 Phase I/II ●
モノクローナル抗体 悪性腫瘍 E国 Phase Ⅲ ● ● ●
外用剤 神経痛 A国 非臨床 ● ●
外用剤 皮膚疾患 A国 申請準備中 ●
核酸 炎症/感染症/眼科 A国* 非臨床 ●
低分子化合物 神経痛 A国 Phase I ●
遺伝子組換え生物学的製剤 炎症性神経疾患 A国 申請準備中 ●
低分子化合物 消化器疾患 F国 Phase II/III ● (ICCC)
低分子化合物 神経変性疾患 G国 Phase I/II ●
低分子化合物 神経内科 H国 Phase I ● ●
角膜内碑皮細胞 眼疾患 E国 Phase II/III ● ●
ICCC: In-Country Clinical Caretaker (治験国内管理人)
✓: サービス提供終了, ✓: サービス提供中
36
まとめ
CRO
グローバル1,000名体制に向け営業力の強化、質の向上、
新たなプリファード獲得 / Oncology、CNS、Immunologyに加え、
再生医療も強化 / 皮膚科、眼科領域への進出本格化/高稼働率維持
グローバル体制強化による国際共同治験のワンストップ受託の促進
育薬(CMA:Contract Medical Affairs)
拡大する企業主導臨床研究関連業務の外注ニーズへの対応
創薬支援
開発・薬事戦略立案からパートナリングまで幅広いサービスを提供
創薬ファンドも活用
37
3.各地域の状況
38
Japan
Japan 39
Sales, Income
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Million Yen
Sales
4,446 6,115 6,786 7,099 7,686 7,406
Operating
Income
976 1,981 1,977 1,724 1,611 953
Number of
Employees
340 401 449 487 498 503
Japan 40
顧客・疾患領域・サービスの拡大
顧 客 疾患領域 サービス
初
国内大手製薬会社 がん領域 モニタリング
期
CNS領域
免疫領域
フルサービス
国内大手製薬会社 がん領域 モニタリング
海外大手製薬会社 CNS領域 プロジェクトマネジメント
現
国内外のバイオベンチャー 免疫領域 品質管理 / 監査
在 眼科領域 データマネージメント
皮膚科領域 メディカルライティング
再生医療 ファーマコビジランス etc..
Japan 41
再生医療、眼科、皮膚科領域の治験数増加
年別治験開始数(再生医療)
2019 684
2018 604
2017 473 縦軸:年
2016 323 横軸:治験開始数
2015 206
2014 146
2013 114
2012 72
2011 48
2010 36
0 100 200 300 400 500 600 700 800
年別治験開始数(皮膚科領域) 年別治験開始数(眼科領域)
2019 335 2019 219
2018 217 2018 180
2017 97 2017 91
2016 42 2016 62
2015 25 2015 45
2014 10 2014 21
2013 12 2013 14
2012 6 2012 13
2011 11 2011 3
2010 5 2010 5
0 50 100 150 200 250 300 350 400 0 50 100 150 200 250
出所:Trialtrove ®, Nov 2019
Japan 42
Capability
Direct Services Total 72
• Project management
• Monitoring
• QC/QA
• Innovative Drug
Development/ICCC/RA/MW
• PV
• MM
Indirect Services (via subsidiary)
• DM/STAT/PV/MW/MM
*Post-Approval Studies (PAS)
43
USA
USA 44
LAA社の現況と今後①
【収益面・営業面】
• LAA社の米国や中国での治験実績と
日本、アジア、米国、欧州で一定規模のグローバル受託
体制が整ったことを武器として営業活動を推進
・米国や中国を含め国際共同治験について多くの打診を
受けており、営業面での効果が発現
・日本の大手製薬会社から、日本が統括し、米国及び欧州
で行う国際共同治験を新たに獲得
・米国上場の親会社傘下の米国バイオベンチャーから
大口受注を獲得するなど現地受注状況も大幅に良化
USA 45
LAA社の現況と今後②
【コスト面】
① 余剰人員の整理
第2四半期で人員整理はいったん完了。
受注状況の良化により、
今後は計画的に必要人員の増員等を行い、新規受注に対応
② 拠点の整理
前期で完了
③ 既存の米国、欧州部門等との重複機能統合による
意思決定の迅速化、業務効率化を図る
LAA欧州子会社は2019年12月に当社欧州部門の傘下へ
名実ともに移行完了。引き続きグループ内の組織再編を検討
USA 46
Sales, Income, Headcount
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
※1※2 ※1※2
Million Yen
Sales 31 46 54 73 1,512 1,622
Operating Income
(のれん償却費控除前)
5 △14 △72 △144 △451 △71
Operating Income
(上記利益から
5 △14 △72 △144 △326 1
M&A関連費用を除く)
Number of
Employees(Max) 3 5 7 8 129 103
Number of
Employees(Min) 3 3 4 7 109 88
Number of
Employees(Ave) 3 4 6 7 119 96
※1 Linical USAの損益に2018年4月に買収したLinical Accelovance America(以下LAA)の連結損益を加えLAAの欧州子会社の損益を控除した上で
内部取引を調整した数値を記載しております。
※2 LAA買収により発生したのれんに関する償却費は含めておりません。
USA 47
Sales, Income, Headcount
Sales & Income
Sales Operating Income
1,800 100
1,600
0
1,400
1,200 (100)
1,000
(200)
800
600 (300)
400
(400)
200
0 (500)
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Headcount
Max:3 Max:5 Max:7 Max:8 Max:129 Max:103
1 CRM/CRA/CTA
1 14 QC/QA
2 2 2 34 DM/BS
13
2 3 5 6 16 67
61
MA/MW/PV
12
8 BD/ADM/BOARD
4
2 REGULATORY
USA 48
Capability
Direct Services Total 153
• Project management
• Monitoring
• QA
• DM/STAT
• RA
• PV
• MW
• MM
*Post-Approval Studies (PAS)
49
Europe
Europe 50
Sales, Income, Headcount
2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
※1※2 ※1※2
Million Yen
Sales 1,499 1,492 1,909 2,516 2,543
Operating Income
(のれん償却費控除前)
141 167 288 281 266
Number of Employees(Max) 129 136 156 172 205
Number of Employees(Min) 114 127 134 153 195
Number of Employees(Ave) 120 131 145 163 200
※1 Linical Europeの損益に2018年4月に買収したLinical Accelovance Americaの欧州子会社の損益を加え、内部取引を調整した数値を
記載しております。
※2 LAA買収により発生したのれんに関する償却費は含まれておりません。
Europe 51
Sales, Income, Headcount
Sales & Income
Sales Operating Income
3,000 500
450
2,500
400
350
2,000
300
1,500 250
200
1,000
150
100
500
50
0 0
2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Headcount
Max:129 Max:136 Max:156 Max:172 Max:205
CRM/CRA/CTA
2
30 31 32 33
38 QC/QA
10 90
6 66 7 68 8 82 90 25
DM/BS
MA/MW/PV
24 27 29 36
3 3 3 3 50 BD/ADM/BOARD
2 REGULATORY
Europe 52
Capability
Direct Services Total 45
• Project management
• Monitoring
• QA
• DM/STAT
• RA
• PV
• MW
• MM
*Post-Approval Studies (PAS)
53
Asia
Asia 54
Headcount
China: 19
2
Korea: 55
CRM/CRA/CTA
17
6 QC/QA
1
Taiwan&Singapore: 23 7 DM/BS
1 MA/MW/PV
3 5 36
BD/ADM/BOARD
2
REGULATORY
17
Total: 97
PM/CRA/CTA/PRS: over 70
Korea 55
Sales, Income, Headcount
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Million Yen
Sales
131 202 287 366 420 526
Operating Income
△83 △14 48 50 45 132
Number of
Employees(Max)
24 28 35 43 50 55
Number of
Employees(Min)
24 23 26 37 42 45
Number of
Employees(Ave)
24 25 30 39 45 49
Korea 56
Sales & Income
Sales & Income
Sales Operating Income
600 200
500 150
400 100
300 50
200 0
100 (50)
0 (100)
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Headcount
Max:24 Max:28 Max:35 Max:43 Max:50 Max:55
CRM/CRA/CTA
1
1 6 QC/QA
12 12 13 5 16
5 4 4 5 7 DM/BS
5 3
3 4 33 5
15 1 19 24 31
MA/MW/PV
1 36
BD/ADM/BOARD
REGULATORY
Korea 57
Capability
Direct Services Total 41
• Project management
• Monitoring
• DM/STAT
• QC/QA
• RA
• MW
• PV
Indirect Services (via EU/US)
• DM/STAT/PV/MW/MM
*Post-Approval Studies (PAS)
Taiwan& Singapore 58
Sales, Income, Headcount
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Million Yen
Sales 30 123 225 190 244 222
Operating Income
△25 19 91 17 53 18
Number of
Employees(Max)
6 17 18 22 20 22
Number of
Employees(Min)
6 7 16 17 17 17
Number of
Employees(Ave)
6 11 17 20 19 20
Taiwan& Singapore 59
Sales, Income, Headcount
Sales & Income
Sales Operating Income
300 200
250
150
200
100
150
50
100
0
50
0 (50)
2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
Headcount
Max:6 Max:17 Max:18 Max:22 Max:20 Max:22
CRM/CRA/CTA
3 3 1 3 1
QC/QA
4
2 2 1 1 1
3 1
DM/BS
1 1 1
1 MA/MW/PV
12 13 16 15
1 1 18 BD/ADM/BOARD
REGULATORY
Taiwan& Singapore 60
Capability
Direct Services Total 17
• Project management
• Monitoring
• QC/QA
• RA
Indirect Services (via EU/US/KR)
• DM/STAT/PV/MW/MM
*Post-Approval Studies (PAS)
China 61
Linical China 上海本店に続き、北京支店を開設
【設立目的】
中国での国際共同治験実施に対する日本の製薬会社の需要に応えるとともに、スピード、
品質及びスポンサーの利便性を更に向上させるため、中国・上海に日本本社直轄の子会社である
「立力科(上海)医薬研発諮詢有限公司」(英語名称:Linical China Co., Ltd.)を設立しました。
新会社の概要
立力科(上海)医薬科技有限公司
名 称
Linical China Co., Ltd
中国 上海市 黄浦区
准海中路222号 力宝広場26階31室
Room 31, 26F Lippo Plaza,222 Middle LINICAL Accelovance China Ltd.
所在地
Huaihai Road, Huangpu District,
Shanghai,200021 people’s republic of Beijing office
China
董事長 河合 順 Linical China Co., Ltd.
代表者
(当社取締役副社長 品質管理本部長)
主な事業の内容 CRO 事業
設立年月日 2019年5月28日
大株主及び持分比率 当社100%出資
従業員数 6名(2020年4月時点)
China 62
中国市場進出を見越した人材採用
【従業員数】
PM/CRA/CTA Admin Total
LC 5 1 6
LAC 11 1 12
【中国人の本社採用数】
CRA QC Total
2017年度 3 1 4
2018年度 4 ― 4
2019年度 10 2 12
2020年度 8 ― 8
Total 25 3 28
China 63
Sales, Income, Headcount
2020.3
Million Yen ※1
Sales 126
(Linical Chinaのみ) (35)
Operating Income 14
(Linical Chinaのみ) (△3)
Number of Employees(Max)
19
Number of Employees(Min)
12
Number of Employees(Ave)
15
※1 Linical Chinaと2018年4月に買収したLinical Accelovance Americaの中国子会社である
Linical Accelovance Chinaの損益及び従業員数を合わせた数値を記載しております。
China 64
Capability
Total 3
Direct Services
• Project management
• Monitoring
• QC/QA
• RA
• MW
• MM
Indirect Services (via EU/US/KR)
• DM/STAT/PV/MW/MM
*Post-Approval Studies (PAS)
65
リニカルの成長イメージ
売上
経常利益
2025-2035
創薬支援事業
サービスの深化・
高付加価値化
2005~2014 2015~2025 今、必要な準備
・リニカルブランドの定着 ・日本発グローバルCRO ・高収益体質の維持
・新薬開発のスピード・質で として成長 ・グローバル体制拡充
顧客の信用を蓄積 ・育薬事業の発展 ・開発全体をマネジメン
・創薬支援事業開始 トする人材の育成
66
4.(ご参考)リニカルについて
67
プロフィール
社 名 株式会社 リ ニ カ ル
本 社 所 在 地 大阪市淀川区宮原1-6-1
設 立 2005年6月7日
代 表 者 名 代表取締役社長 秦 野 和 浩
売 上 高 10,938百万円 (2020年3月期連結)
資 本 金 214百万円 (2020年3月末現在)
従 業 員 数 895名 (2020年3月末現在)
連 結 子 会 社 LINICAL USA, INC. 、LINICAL TAIWAN CO., LTD. 、
LINICAL KOREA CO., LTD.、LINICAL Europe Holding GmbH、
Linical Accelovance America, Inc. 他15社
事 業 内 容 製薬会社の医薬品開発における治験の
一部を受託するCRO事業および育薬事業
68
リニカル誕生の経緯
2004年2月24日
山之内製薬と藤沢薬品が合併の基本合意
2005年3月31日<藤沢薬品の消滅>
午後6時を以って退職
2005年4月1日
山之内製薬と藤沢薬品が合併し、アステラス製薬が発足
2005年6月7日
藤沢薬品で医薬品開発経験を有するメンバーが中心に、
大阪発 理想の医薬品開発受託(CRO)事業を
目的として、株式会社リニカルを設立
69
沿革
6月
大阪市(西中島)にて創業
2005 10月
VCより1億円資金調達、増資
6月
2006 東京オフィス開設
3月
創業から
1億9千万円に増資、株式分割 マザーズ上場まで
7月 3年4ヵ月
2008 LINICAL USA, INC.設立
10月
東京証券取引所マザーズ市場上場
マザーズ上場から
3月
東京証券取引所第一部市場に市場変更
一部市場まで
5月 4年4ヵ月
2013 LINICAL TAIWAN CO., LTD. 設立
LINICAL KOREA CO., LTD.設立
4月
LINICAL KOREA がP-PRO. KOREA CO., LTD.を統合
2014 11月
Nuvisan CDD Holding GmbHを買収
Germany,Spain,France,Netherlandの子会社を傘下に
12月
LINICAL Europe Holding GmbHに名称変更
70
沿革
11月
2015 3月
LINICAL Singapore Pte.Ltd.設立
LINICAL U.K. LIMITED設立
10月
2016 LINICAL POLAND sp. z o.o.設立
7月
LINICAL Czech Republic s.r.o. 設立
2017
4月
Accelovance, Inc.を買収
Linical Accelovance America, Inc.(以下LAA社)に社名変更
2018 3月
Linical Hungary Kft.を設立
5月
2019 Linical China Co.,Ltd. 設立
12月
LINICAL Europe に LAA社の欧州子会社を統合
4月
2020 Linical Benelux B.V.とLinical Accelovance Europe B.V.を合併し、Linical Netherlands B.V.発足
71
売上高・経常利益の推移
12,000
10,000 経常利益 売上高
8,000
東証一部
市場変更
6,000
東証マザーズ
4,000 上場
2,000
0
2006/3 2007/3 2008/3 2009/3 2010/3 2011/3 2012/3 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
72
新薬が誕生するまで
医薬品開発の段階 期 間 目 的
研 1 基 礎 研 究 2~3年 新規物質の創製・医薬品候補物質の選別
究
非臨床試験 実験動物を用いた生体への作用・安全性の検
2 (動物実験)
3~5年
討
ヒトを対象とした有効性、安全性、
開 3 治 験 3~7年
用法・用量の検討と決定
発
4 申請・承認・販売 2~3年 国(厚生労働省)が審査
販
売 製造販売後調査および 治験で未検出の副作用・有効性を広範囲に追
後 5 4~10年
跡
臨床試験 フェーズⅣ
73
リニカル誕生の経緯
2004年2月24日
山之内製薬と藤沢薬品が合併の基本合意
2005年3月31日<藤沢薬品の消滅>
午後6時を以って退職
2005年4月1日
山之内製薬と藤沢薬品が合併し、アステラス製薬が発足
2005年6月7日
藤沢薬品で医薬品開発経験を有するメンバーが中心に、
大阪発 理想の医薬品開発受託(CRO)事業を
目的として、株式会社リニカルを設立
74
事業内容
製薬会社の医薬品開発における
治験業務の一部を受託するCRO事業を主に展開
治験実施契約
医 被
治験業務委託契約 療
顧 モニタリング
治験薬投薬 験
治験結果報告 機
客 関 者
コンサルティング 品質管理 治験参加
(製
薬 販売業務委託契約 株式会社
会 リニカル
社 販売に係る
) コンサルティング 出資100%
(連結子会社)
LINICAL USA, INC. LINICAL TAIWAN CO., LTD. Linical Singapore Pte. Ltd.
治験業務委託契約
LINICAL KOREA CO., LTD. LINICAL Europe Holding GmbH LINICAL Europe GmbH
LINICAL Spain, S.L LINICAL France SARL LINICAL Netherlands B.V
コンサルティング Linical Hungary Kft. LINICAL U.K. LIMITED LINICAL POLAND sp. z o.o.
LINICAL Czech Republic s.r.o. Linical China Co.,Ltd. Linical Accelovance America, Inc.
Linical Romania Linical Accelovance China Linical Accelovance Europe
75
当社グループの業務
医療機関 当社グループ
治
験 モ 品質管理担当者
被 同意取得 責 ニ
CRA(治験モニター)
治験薬投与 任 タ
験 データ収集 / リ 品
↓ 分 ン 質
グ 管
者 症例報告書作成 担 モニタリング業務 理 品質管理業務
医
師
治験実施契約
モニタリング報告/手続文書等の提出
進捗確認/品質管理/監査
製薬会社
次の治験の企画・
実施計画書作成
治験の企画 モニタリング データ
マネジメント
統計解析 メディカル
ライティング
実施計画書作成 ⇒当社グループへ委託 新薬製造販売
了承申請
コンサルティング業務 新薬開発のスケジュール作成から治験企画、承認申請までをサポート
76
当社が目指すCROとは
製薬業界 CRO業界
医薬品開発スピードの加速 参入企業の増加
医薬品開発の効率化 CROへの委託増によるCRA不足
海外展開、海外治験の拡大 受注競争・人材獲得競争の激化
〈求められるCRO〉
迅速に治験を進め新薬開発のスピードアップのため、
製薬会社の開発部門と同等の能力を有し、同等の立場で
医薬品開発を実行・サポートできるCRO =
戦略的パートナーとしてのCRO
CDO (Contract Development Organization)
77
CROは成長市場
日本市場の1,600億に対しグローバル市場は約3兆円
製薬会社からCROへの外注率は欧・米が50%以上なのに対し、
日本では20%~25%程度に留まっている
(億円)
CRO市場規模(非臨床除く)
出所:ミック経済研究所 「治験&営業支援アウトソーシング 市場の現状と展望Ⅰ・CRO&CSO編 2012年度版」
※2013年度以降は当社調べ(2017年度は見込)
78
当社グループの特徴
リニカルとは、「事業特化型CRO」
1 特定業務への特化 【ブランド戦略】 経
治験の主要業務であるモニタリング業務、品質管理業務 営
ならびにコンサルティング業務に特化 効
率
受託特化型の事業形態 の
高
2 特定治験段階への特化 【ブランド戦略】 い
業
治験の主たる段階であるフェーズⅡ、フェーズⅢに特化 務
へ
集
3 特定顧客への特化 【クライアント戦略】 中
豊富な医薬品開発情報を有する大手製薬会社に特化
79
モニタリング業務とは?
治験が、法規制や計画に従って実施されていることを確認
しデータ収集を行う業務
※ CRAは、治験を実施する医療機関を訪問し、
治験薬や実施計画書・手順書について説明、
その後、治験が手順通り正確に行われてい
るかをモニタリング(監視)、データの回収ま
で、責任を持って行います 調査
依頼契約
治験薬設置
説明 情報提供
投薬 進捗確認
診断・記録 データ確認
同意 データ提供
参加
被験者(患者様) 治験実施医療機関 CRA(臨床開発モニター)
80
当社グループの強み(差別化ポイント)
高いサービスクオリティ
スケジュール管理
治験標準業務手順書、 データ、症例報告書
GCP遵守 の信頼性
81
CROにとってのQCD
価格 他社との差別化・ブランド化
品質・納期の要求水準を によるリピート受注の獲得
実現するための適正価格 価格競争の回避
品質
計画からの逸脱率が低い
優秀な人材の確保・育成、
納期
待遇水準の維持
症例組入/データ
マネジメントの工夫
回収期間の短縮の実現
82
Clinical Developm ent Partner
リニカルは製薬会社の真のClinical Development Partnerを目指しています
リニカルはCSR(corporate social responsibility)として、医薬品開発業務の一端を担う会社として社会に貢献
したいと考えています。
リニカルは真のパートナーとして依頼者様に貢献できることを目指しています。臨床試験の経験豊富なリーダー
・CRAによりチーム編成し、迅速に質の高いデータを収集することで上市時期の前倒し(TTM短縮化)に貢献
することを目指しています。さらに、治験において治験責任・分担医師より化合物の情報を収集し依頼者様へ伝
達することで、早期の売り上げの最大化(TTP短縮化)に貢献できることを目指しています。
TTM短縮化
販売時期
TTP短縮化
Cash In Life Cycle Management
Cash Out 時間
TTM:Time to Market
開発時期 上市時期 TTP:Time to Peak Sales
83
経営理念
医薬品開発のあらゆる場面で常に
プロフェッショナルとしての質を提供し、
ステークホルダーである製薬会社、医療機関、
患者ならびに株主、従業員の幸せを追求する。
84
注意事項
本資料に掲載されている、計画、予想、戦略等は、歴史的
事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。これら
は、現在入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで
あり、過度の信用を置かれませぬようお願いいたします。
掲載された情報の誤りによって生じた障害等に関しまして、
当社は一切責任を負うものではありませんのでご了承くださ
い。また、本資料は投資勧誘を目的としたものではありませ
ん。投資に関する決定は利用者ご自身のご判断において行
われるようお願いいたします。