2180 サニーサイドアップ 2021-08-13 17:00:00
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月13日
上場会社名 株式会社サニーサイドアップグループ 上場取引所 東
コード番号 2180 URL http://www.ssug.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)次原 悦子
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 コーポレート本部本部長 (氏名)相田 俊充 TEL 03-6894-3233
定時株主総会開催予定日 2021年9月28日 配当支払開始予定日 2021年9月29日
有価証券報告書提出予定日 2021年9月29日
決算補足説明資料作成の有無: 有
決算説明会開催の有無 : 無
百万円未満切捨て
1.2021年6月期の連結業績(2020年7月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期 15,356 9.0 519 23.4 666 141.7 298 -
2020年6月期 14,094 △3.7 420 △31.0 275 △61.6 △210 -
(注)包括利益 2021年6月期 278百万円( -%) 2020年6月期 △288百万円 (-%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年6月期 19.83 - 13.8 10.6 3.4
2020年6月期 △13.97 - △9.7 4.9 3.0
(参考)持分法投資損益 2021年6月期 18百万円 2020年6月期 △48百万円
※当社は2019年7月11日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分
割が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」を算定しておりま
す。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年6月期 7,163 2,340 31.8 151.30
2020年6月期 5,462 2,087 37.3 135.17
(参考)自己資本 2021年6月期 2,279百万円 2020年6月期 2,036百万円
※当社は2019年7月11日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分
割が行われたと仮定して、「1株当たり純資産」を算定しております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年6月期 339 △311 423 2,587
2020年6月期 549 △685 705 2,135
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年6月期 - 0.00 - 2.00 2.00 30 - 1.4
2021年6月期 - 0.00 - 6.00 6.00 90 30.3 4.0
2022年6月期 - 0.00 - 9.00 9.00 32.3
3.2022年6月期の連結業績予想(2021年7月1日~2022年6月30日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 13,900 - 650 - 680 - 420 - 27.88
※2022年6月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用するため、
上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期 15,191,600株 2020年6月期 15,191,600株
② 期末自己株式数 2021年6月期 128,668株 2020年6月期 128,668株
③ 期中平均株式数 2021年6月期 15,062,932株 2020年6月期 15,056,790株
※当社は2019年7月11日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該
株式分割が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均株式数」を算定し
ております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注
意事項については、添付資料P.2「1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況」をご覧ください。
(決算補足説明資料の入手方法)
当資料は当社ウェブサイトに掲載する予定です。
㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 5
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………………………… 7
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 9
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 10
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 10
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 12
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 12
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 13
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 14
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 16
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 18
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 18
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 21
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 22
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2020年7月1日~2021年6月30日)の業績は、感染拡大と収束を繰り返す新型コロナウイルス
の影響をフードブランディング事業が強く受けながらも、基幹事業であるマーケティング&コミュニケーション事
業を中心としたその他の事業がコロナ禍における社会的なニーズや価値観の変化に伴う需要を的確にとらえたこと
で、過去最高業績を達成した2019年6月期に迫る水準となりました。
基幹事業のマーケティング&コミュニケーション事業は、毎年開催していた大型イベントの開催延期・中止等の
影響を受けたものの、グループの総合提案力を活かし、幅広いソリューションを提供することで変容する顧客ニー
ズに適応しながら、既存顧客の深堀はもとより新規顧客の獲得を進めたことで連結業績を牽引しております。
セールスアクティベーション事業は、新規の大口顧客の獲得および新規サービス開発に取り組む一方、大手ハン
バーガーチェーンやコンビニチェーン等、コロナ禍の変化に適応した既存顧客層への提案を強化したことで安定的
に案件を獲得したことで好調を維持しております。
オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」を国内外で手掛けるフードブランディング事業
は、時間短縮営業や臨時休業に伴う来店客数の減少、酒類提供の一時的な中止という厳しい状況が続く中、固定費
圧縮やテイクアウトサービスの導入等、店舗収益力維持に取り組むと同時に、新型コロナウイルス感染症に係る各
種助成金を受けながら、従業員の雇用維持をはじめとする事業基盤の維持に努めております。
新たな収益源の創出を担う「ビジネスディベロップメント事業」は、流動的な社会情勢を慎重に予測しながらも
コロナ禍を機に変化が加速する社会的ニーズを捉えたビジネス創出に取り組んでおります。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高は15,356百万円(前期比9.0%増)、営業利益は519百万円
(前期比23.4%増)となりました。
営業外収益では、フードブランディング事業(国内店)において、雇用調整助成金107百万円をはじめとする新
型コロナウイルス感染症に係る助成金等を助成金収入として155百万円を計上したことで、経常利益は666百万円
(前期比141.7%増)となりました。
特別利益では、フードブランディング事業(ハワイ店)において、「米国 コロナウイルス支援・救済・経済安
全保障(CARES)法」に基づく給与保護プログラム「Paycheck Protection Program(通称PPP)」に係る債務免除
益46百万円を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は298百万円(前期の親会社株主に帰属する当期
純損失は210百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。当社グループは、2020年1月より持株会社体制に移行し、事業領域の拡充
を進める中、各事業の状況を把握しやすくするため、「4.(5)連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情
報)」に記載のとおり、当連結会計年度より報告セグメントを変更しました。
以下の前期比については、前期の数値を変更後の新セグメントに組み替えて表示しております。
各セグメントにおける子会社の構成は下記の通りです。
構成子会社 セグメント変更前 セグメント変更後
㈱サニーサイドアップ(※1・※2を除く)
㈱クムナムエンターテインメント
マーケティング・コミュニケーション事業
㈱スクランブル
マーケティング&コミュニケーション事業
㈱ステディスタディ
※1 ㈱サニーサイドアップ(スポーツ関連部署) スポーツ事業
㈱エアサイド 開発事業
※2 ㈱サニーサイドアップ(コンテンツ関連部署) マーケティング・コミュニケーション事業
セールスアクティベーション事業
㈱ワイズインテグレーション SP・MD事業
㈱フライパン
SUNNY SIDE UP INTERNATIONAL, INC.
bills事業 フードブランディング事業
bills waikiki LLC
SUNNY SIDE UP KOREA, INC
㈱サニーサイドアップパートナーズ
開発事業
㈱サニーサイドアップキャリア ビジネスディベロップメント事業
㈱アジャイル ―
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
①マーケティング&コミュニケーション事業
当連結会計年度より「スポーツ事業」を当事業に統合し、㈱エアサイドを当事業に区分変更しました。㈱サニー
サイドアップにおいてコンテンツ関連事業を担っていた部署をセールスアクティベーション事業に区分変更しまし
た。セグメント名称をマーケティング・コミュニケーション事業から変更しました。
当社グループの基幹事業であるマーケティング&コミュニケーション事業では、PRを軸としながら、プロモーシ
ョン、スポーツマーケティング、ブランディング、コンテンツ開発等、時代のニーズに合ったマーケティングおよ
びコミュニケーションサービスを提供しており、コロナ禍が続く中においても業績は堅調に推移しております。
当社グループの中核事業会社である㈱サニーサイドアップは、「大きな話題を創出する企画力」と「強力なメデ
ィアリレーション力」を駆使しつつ、顧客層を戦略的にターゲティングすることで特定の業種・業界にとらわれな
い広範囲かつ強固な顧客基盤を構築しております。
また、ジョイントベンチャー(㈱AnyUp、㈱Grill)設立等を通じて重点的に強化してきたデジタル領域のコミュ
ニケーションサービスや近年注力してきたSDGs等の社会課題の解決に向けたコミュニケーションサポートは、コロ
ナ禍において大きく変容している社会のニーズに適応し、高い企画力やメディアリレーション力との相乗効果で当
事業の強みのひとつになりつつあります。
㈱クムナムエンターテインメントでは、その強力なキャスティングネットワークとプランニング力を基盤に、日
本および韓国の人気アーティストやポップグループ等を起用した多数の企業ブランディング活動およびコンテンツ
開発を手掛けており、順調な業績の伸長を見せています。
クリエイティブな発想に基づくプランニングを得意とするPRブティック(少数精鋭のPRエージェンシー)である
㈱エアサイドは、日本を代表するエンターテインメント企業等、固定顧客からの安定継続的な受注関係を構築して
おり、コロナ禍においても順調な業績を残しています。
㈱スクランブルでは、YouTubeやInstagram等のSNSを駆使したインフルエンサー・マーケティングサービスを中
心としたPRコミュニケーションを手掛けております。
㈱ステディスタディは、海外ハイブランドとのビジネスの比重が高く、そのビジネス上の特性から、コロナ禍の
影響を受けたものの、グループ内の連携を推進し、新たなデジタルソリューションの開発や国内の新規顧客開発に
おいて着実な成果を出し始めております。
その結果、当連結会計年度の売上高は9,119百万円(前期比56.7%増)、セグメント利益は1,284百万円(前期比
32.7%増)となりました。
②セールスアクティベーション事業
当連結会計年度より、㈱サニーサイドアップにおいてコンテンツ関連事業を担っていた部署を当事業に区分変更
しました。当事業の内容をより適切に表すため、セグメント名称をSP・MD(セールスプロモーション・マーチ
ャンダイジング)事業から変更しました。
当事業では、店頭等の消費者とのコンタクトポイントにおける購買・成約の意思決定を促すためのノウハウ・ソ
リューションを提供しております。
㈱サニーサイドアップのコンテンツ関連事業では、タレントやキャラクターなどIP(知的財産)を活用したコン
テンツ制作及び販売施策を手掛けております。
当連結会計年度においては、当初の見込みを大幅に上回る規模になるプロジェクトの獲得があった前期実績には
及ばなかったものの、IP(知的財産)を活用したヒット企画を多数手掛け、コロナ禍の中で高まりを見せた消費者
のいわゆる巣ごもり系のエンタメ需要をとらえることで好調な業績水準を維持しております。
㈱ワイズインテグレーションでは、商品キャンペーンの企画からグッズ制作、雑貨の商品企画およびOEM、国際
支援団体のマーケティングサポート等を展開するとともに、自社商材・サービスの開発にも注力しております。
当連結会計年度においては、大手テーマパークにおける企画商品の採用、コロナ禍の中でも好調を維持する大手
ハンバーガーチェーンにおける大型グッズキャンペーンの獲得等に加えて、プログラミング教育の必修化に伴うこ
ども用プログラミング学習教材「ソビーゴ」の小学校導入等、これまで取り組んできた新たな試みが着実に成果を
出し、前期の実績を上回る業績の進捗を見せました。
その結果、当連結会計年度の売上高は3,644百万円(前期比26.8%減)、セグメント利益は310百万円(前期比
39.6%減)となりました。
なお、当事業においては、特殊要因があった前期実績に及ばなかったものの、2019年6月期の水準を超え、コロ
ナ禍の中でも着実な成長を遂げております。
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
③フードブランディング事業
当連結会計年度より、セグメント名称をbills事業から変更しました。
当事業では、オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」のブランディングおよびライセン
シングビジネスならびに海外店舗(米国ハワイおよび韓国ソウル)の管理・運営を行っています。
当連結会計年度における各エリアの状況は下記の通りです。
各エリアの状況
新型コロナウイルス感染症の流行拡大防止の観点から全店舗において臨時休業した前期終
盤における最悪期は脱したものの、依然として厳しい事業環境が続いております。
感染症の流行の一時的な収束に伴って集客は回復の兆しを見せるものの、感染症の流行の
再拡大による外出自粛ムードの高まりや、緊急事態宣言の発令および自治体からの断続的な
日本 要請に応じて、店舗の営業時間を短縮したことで通常時と比べて、来客数が大きく減少しま
した。
国内店におきましては、賃料減額交渉や店舗維持経費の削減に努めることに加え、雇用調
整助成金をはじめとする新型コロナウイルス感染症に関する政府の財政支援策を活用するこ
とで事業基盤の維持に努めております。
新型コロナウイルス感染症の流行の影響による外出禁止令等や渡航制限による観光客激減
の影響を踏まえ、「bills Waikiki」は2020年9月より臨時休業としました。
ハワイ 店舗の維持経費の削減に努めつつも、足元では、米国本土からの富裕層の移住、観光需要
の回復の状況も踏まえ、新たな営業スタイルへの転換等を含めた営業再開を引き続き検討し
ております。
新型コロナウイルス感染症の影響があるなか、各店はいずれも概ね当初の想定の通り堅調
に推移しました。
韓国 なお、韓国2号店については、定期建物賃貸借契約の更新条件が施設オーナー側と折り合
わず、当社グループが期待する収益性を確保することが難しくなったことから、その契約を
更新せずに契約期間の満了に伴い2021年2月に閉店しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は2,355百万円(前期比27.7%減)、セグメント損失は293百万円(前期のセ
グメント損失は210百万円)となりました。
④ビジネスディベロップメント事業
当連結会計年度より、㈱エアサイドをマーケティング&コミュニケーション事業に区分変更しました。
セグメント名称を開発事業から変更しました
当事業は、基幹事業が安定的な収益基盤の拡大を進める中で、新規事業の創出による当社グループの事業領域の
拡充による新たな収益基盤の構築を目指しており、その目的から投資を含めコストが先行するモデルを形成してお
ります。
当連結会計年度に設立した㈱アジャイルでは、各企業が有するIP(知的財産)を中心とする資産を組み合わせる
ノウハウを軸とした新業態・新商品の開発支援およびコンサルティングサービスを提供しております。
㈱サニーサイドアップパートナーズでは、事業シーズおよびパートナーの発掘、事業スキームの策定および事業
化、新規事業の立ち上げ後における管理業務に加え、マイノリティ投資およびそのソーシング活動を通じたアーリ
ーステージのベンチャー企業とリレーションを構築しながら基幹事業における潜在顧客を獲得しております。当連
結会計年度においては、SDGsの観点で注目が集まるフェムテック( Female + Technology )関連企業である㈱
WRAYおよび㈱Cradleの2社に対して出資いたしました。
㈱サニーサイドアップキャリアでは、「働き方の多様化」と「雇用の流動化」に応じたリクルーティングサービ
スを提供しております。
その結果、当連結会計年度の売上高は236百万円(前期比651.4%増)、セグメント利益は110百万円(前期のセ
グメント損失は40百万円)となりました。
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(2)次期の見通し
当社グループは、中長期的な企業価値向上を目指し、「既存事業における収益基盤の強化」と「新規事業による
新たな収益源の創出」に引き続き取り組んでまいります。
マーケティング&コミュニケーション事業およびセールスアクティベーション事業では、新規顧客の開拓に加
え、今まで以上にグループ会社間の連携を推進しグループとしての総合提案力を活かして、アップセルとクロスセ
ルの実現をすることで継続的な成長を見込んでおります。またコロナ禍を機に変化が加速した社会的ニーズを応え
るべく、新規サービス・ソリューションの開発をより強化してまいります。
フードブランディング事業の国内および韓国の店舗に関しては、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接
種が進むことで緩やかに集客が回復していくと見込んでおります。臨時休業中のハワイ店については、業態変更を
含めた具体的な営業再開に向けた準備を進めてまいります。
ビジネスディベロップメント事業では、新たな収益源の創出に向けた取り組みをより一層強化してまいります。
特にSDGs/ソーシャルグッドに関連するさまざまな社会テーマに向けた多角的な取り組みを行っていく中で、当社
の成長と社会課題の解決を両立する事業の創出を目指してまいります。
2022年6月期の通期業績予想につきましては、売上高は13,900百万円、営業利益は650百万円、経常利益680百万
円親会社株主に帰属する当期純利益では420百万円を見込んでおります。
前期と比較し減収増益の見込みとなりますが、減収の主な要因は2022年6月期の期初より「収益認識に関する会
計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額と
なっていることによるものです。増益の主な要因は、フードブランディング事業におけるセグメント損失の軽減と
その他のセグメント事業の安定的な成長によるものです。
なお、上記の連結業績予想につきましては現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は
様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
(3)当期の財政状態の概況
①資産・負債及び純資産の状況
当連結会計年度末における資産合計は、7,163百万円(前連結会計年度末比1,701万円増)となり、資産の内訳
につきましては、流動資産が5,644百万円(同1,630百万円増)、固定資産が1,519百万円(同70百万円増)であ
ります。また、負債合計は、4,823百万円(同1,449百万円増)となり、負債の内訳につきましては、流動負債が
3,399百万円(同1,478百万円増)、固定負債が1,424百万円(同29百万円減)であります。純資産合計は、2,340
百万円(同252百万円増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、2,587百万円(前連結
会計年度末比451百万円増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により取得した資金は339百万円(前連結会計年度より209百万円の取得減)
となりました。主な要因としましては、売上債権の増加額1,019百万円、仕入債務の増加額698百万円、法人税等
の支払額377百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動により支出した資金は311百万円(前連結会計年度より373百万円の支出
減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出168百万円、出資金の払込による支出115百万円、有
価証券及び投資有価証券の取得による支出38百万円が主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動により取得した資金は423百万円(前連結会計年度より282百万円の取得
減)となりました。これは、短期借入金の純増額138百万円、長期借入れによる収入539百万円、長期借入金の返
済による支出215百万円が主な要因であります。
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(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2019年6月期 2020年6月期 2021年6月期
自己資本比率(%) 39.7 37.3 31.8
時価ベースの自己資本比率(%) 284.5 204.3 156.2
キャッシュ・フロー対有利子負債比
1.4 2.7 5.6
率(年)
インタレスト・カバレッジ・レシオ
124.6 106.3 53.6
(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としており
ます。
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、中長期的な企業価値向上および配当を通じた株主への直接的な利益還元を経営上の重要課題と認識して
おります。
当社は、中間配当を行うことができる旨を定款で定めており、期末配当による年1回の剰余金の配当を行うこと
を基本方針としながらも、健全な財務体質の維持や積極的な事業展開のための内部留保の充実等を勘案した上で、
配当性向30%程度を意識した安定的な配当の実施に加えて、機動的な利益還元を実施したいと考えております。
さらに当社は、株主の皆様への利益還元の一環として、毎年6月末日現在の株主名簿に記載又は記録された当社
株主様を対象とする株主優待制度を設けております。
以上を踏まえ、当期の業績等も勘案し、当期における剰余金の配当につきましては1株当たり6円を予定してお
ります。
また、次期の配当につきましても、基本方針に基づき1株当たり9円を予定しております。
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2.企業集団の状況
当社グループは、当社および連結子会社13社(㈱サニーサイドアップ、㈱ワイズインテグレーション、㈱フライパ
ン、㈱クムナムエンターテインメント、SUNNY SIDE UP INTERNATIONAL, INC.、bills waikiki LLC、SUNNY SIDE UP
KOREA, INC、㈱エアサイド、㈱サニーサイドアップキャリア、㈱スクランブル、㈱サニーサイドアップパートナー
ズ、㈱ステディスタディ、㈱アジャイル)ならびに関連会社2社(㈱AnyUp、㈱Grill)で構成され、「PR発想」を軸
としたあらゆるコミュニケーション手法を用いて様々な課題を解決する「PRコミュニケーショングループ」です。
PR会社として創業した当社グループは、現在では、マーケティング&コミュニケーション事業、セールスアクティ
ベーション事業、フードブランディング事業、ビジネスディベロップメント事業の4事業を展開しております。
マーケティング&コミュニケーション事業、セールスアクティベーション事業、フードブランディング事業の3つ
の既存事業が安定的な収益基盤の拡大を図りながら当社グループの持続的成長を担い、ビジネスディベロップメント
事業が当社グループの飛躍的成長に向けた新たな収益基盤の構築を担います。
「PR発想」をもとに生まれた各事業は、事業間およびグループ会社間連携によるシナジーを発揮することで、グル
ープ全体の企業価値向上を目指しております。
当社グループにおける各事業の内容は以下の通りです。
・マーケティング&コミュニケーション事業
グループの基幹事業である当事業では、PRを軸に、プロモーション、スポーツマーケティング、IPを活用したコン
テンツマーケティング、ブランディング、自社コンテンツ開発等、時代のニーズに合ったマーケティングおよびコミ
ュニケーションサービスを提供しております。
大きな話題を創出する企画力、強力なメディアリレーション力、契約アスリートおよび文化人の肖像権を活用した
自社コンテンツが他社への優位性となっております。
・セールスアクティベーション事業
店頭等の消費者とのコンタクトポイントにおける購買・成約の意思決定を促すためのノウハウ・ソリューションを
提供しております。タレントやキャラクター等のIP(知的財産)を活用したコンテンツ制作・販売施策を手掛けるほ
か、企業等が実施するキャンペーンの企画提案・景品調達、国際支援団体のマーケティング支援、雑貨商品のOEM製
造、自社商材の開発等を展開しております。
・フードブランディング事業
オーストラリア・シドニー発のオールデイダイニング「bills」のブランディングおよびライセンシングビジネス
ならびに海外店舗の管理・運営を手掛けております。レストランプロデューサーのビル・グレンジャーのマネジメン
トビジネスが原点となった当事業では、PR発想を活用することで、パンケーキブームを創出しながら事業を拡大し、
現在では、国内8店舗(ライセンス店舗含む)、海外3店舗の「bills」を展開しております。
・ビジネスディベロップメント事業
新規事業の開発・創出による当社グループの事業領域の拡充による新たな収益基盤の構築を行います。
各事業セグメントにおける子会社構成は以下の通りです。
㈱サニーサイドアップグループ(持株会社)
マーケティング&コミュニケー セールスアクティベーション事 ビジネスディベロップメント事
フードブランディング事業
ション事業 業 業
1 1
㈱サニーサイドアップ(※ を除 ㈱サニーサイドアップ(※ ) SUNNY SIDE UP INTERNATIONAL, ㈱サニーサイドアップパートナ
く) ㈱ワイズインテグレーション INC. ーズ
㈱クムナムエンターテインメン ㈱フライパン ㈱アジャイル
ト bills waikiki LLC ㈱サニーサイドアップキャリア
㈱スクランブル SUNNY SIDE UP KOREA, INC
㈱エアサイド
㈱ステディスタディ
1
※ コンテンツ関連部署
- 7 -
㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
当社グループにおける会社構成図は以下の通りです。
※2021年1月22日付開示の「AnyMind Group社への子会社株式譲渡のお知らせ」の通り、当社の関連会社(持分法
適用会社)であったENGAWA㈱の当社保有全株式をAnyMind Group㈱へ2021年1月29日付で譲渡しました。
(用語の説明)
PRとは、Public Relations(パブリック・リレーションズ)の略称であり、企業、社会の間の双方向のコミュニケ
ーション活動全般を指します。広告がメディア等の媒体の所定の広告枠(紙面等のスペースやCM放送の時間枠)を
金銭で購入し、広告主が広告主の意図的な表現と手法で消費者に訴求するのに対し、PRは企業活動や商品・サービス
の価値(利便性や社会的意義、新奇性等)についての情報をメディアへ向けて発信することで、新聞・雑誌の記事や
テレビ番組のニュース等として、第三者の視点と評価を通じた形で消費者に届けられます。このため、PRによる情報
は、広告と比して、一般的に信頼性が高い情報として消費者及び社会に浸透させることができます。
SPとは、Sales Promotion(セールス・プロモーション=販売促進)の略称であり、店頭や街頭におけるキャンペ
ーン等を利用して消費者の購買意欲や流通業者等の販売意欲を引き出す販売促進活動全般を指します。流通業者を介
して潜在顧客に試用を促したり、景品を付けたりするなどの手段を講じることで購入を促す消費者向けSPや、売上数
量に応じた報奨金や報奨旅行、陳列コンテストや各流通限定での消費者キャンペーンや商品開発等を行う流通チャネ
ル向けSP、営業部隊の販売意欲を高めることやスキルの向上を狙って行う社内向けSP等があります。近年はインター
ネット等のメディアの細分化と購買チャネルの多様化により、SP事業における業務領域も広がりをみせております。
MDとは、Merchandising(マーチャンダイジング=商品計画・商品化計画)の略称です。顧客に商品購入を促すた
めに、商品の企画・開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などを、戦略的に行なう活
動のことを指します。
- 8 -
㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国内の同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を適用しており
ます。
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,151,364 2,603,072
受取手形及び売掛金 1,219,691 2,211,815
商品及び製品 14,762 11,280
未成業務支出金 162,960 291,148
原材料及び貯蔵品 44,657 32,944
その他 420,550 494,148
貸倒引当金 △689 △213
流動資産合計 4,013,297 5,644,197
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 918,263 885,720
減価償却累計額 △570,110 △531,410
建物及び構築物(純額) 348,152 354,310
機械装置及び運搬具 40,275 40,275
減価償却累計額 △31,963 △35,192
機械装置及び運搬具(純額) 8,312 5,082
リース資産 134,925 134,925
減価償却累計額 △122,902 △131,116
リース資産(純額) 12,023 3,809
建設仮勘定 - 3,235
その他 289,115 229,118
減価償却累計額 △253,099 △184,571
その他(純額) 36,015 44,546
有形固定資産合計 404,503 410,984
無形固定資産
のれん 400,375 358,957
その他 17,662 15,996
無形固定資産合計 418,038 374,953
投資その他の資産
投資有価証券 76,391 116,786
長期貸付金 14,638 10,630
繰延税金資産 19,886 23,601
敷金及び保証金 457,239 463,397
その他 101,764 193,610
貸倒引当金 △43,600 △74,275
投資その他の資産合計 626,321 733,750
固定資産合計 1,448,863 1,519,688
資産合計 5,462,160 7,163,886
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 738,068 1,437,118
短期借入金 161,061 300,000
1年内返済予定の長期借入金 231,724 529,483
リース債務 14,288 8,112
未払法人税等 149,228 292,919
役員賞与引当金 3,900 230,029
未払費用 225,979 196,067
その他 396,476 405,532
流動負債合計 1,920,727 3,399,264
固定負債
長期借入金 1,089,265 1,075,683
リース債務 9,998 1,917
繰延税金負債 25,621 4,903
資産除去債務 122,697 123,717
その他 206,154 218,330
固定負債合計 1,453,736 1,424,552
負債合計 3,374,464 4,823,816
純資産の部
株主資本
資本金 547,764 547,764
資本剰余金 696,127 696,127
利益剰余金 784,389 1,052,963
自己株式 △30,423 △30,423
株主資本合計 1,997,859 2,266,432
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 6,276 5,882
為替換算調整勘定 31,986 6,788
その他の包括利益累計額合計 38,263 12,670
新株予約権 51,574 50,639
非支配株主持分 - 10,326
純資産合計 2,087,696 2,340,069
負債純資産合計 5,462,160 7,163,886
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 14,094,205 15,356,434
売上原価 11,806,247 12,386,270
売上総利益 2,287,958 2,970,164
販売費及び一般管理費 1,867,128 2,450,737
営業利益 420,829 519,426
営業外収益
受取利息 432 154
受取配当金 444 592
持分法による投資利益 - 18,648
為替差益 - 20,969
助成金収入 15,524 155,933
その他 2,713 10,868
営業外収益合計 19,114 207,165
営業外費用
支払利息 4,989 12,903
持分法による投資損失 48,756 -
組合損益分配額 88,121 43,487
その他 22,235 3,537
営業外費用合計 164,102 59,929
経常利益 275,841 666,662
特別利益
固定資産売却益 - 869
新株予約権戻入益 577 58,010
関係会社株式売却益 0 6,093
債務免除益 18,346 46,175
特別利益合計 18,924 111,148
特別損失
固定資産除却損 1,319 45,097
固定資産売却損 - 234
投資有価証券評価損 89,330 16,037
投資有価証券売却損 38,999 -
減損損失 229,643 10,576
特別損失合計 359,293 71,945
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
△64,528 705,865
失(△)
法人税、住民税及び事業税 224,295 426,020
法人税等調整額 4,139 △24,280
法人税等合計 228,435 401,739
当期純利益又は当期純損失(△) △292,964 304,126
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
△82,481 5,426
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
△210,482 298,699
帰属する当期純損失(△)
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
当期純利益又は当期純損失(△) △292,964 304,126
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,971 △394
為替換算調整勘定 2,247 △25,198
その他の包括利益合計 4,219 △25,592
包括利益 △288,744 278,533
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △206,263 273,107
非支配株主に係る包括利益 △82,481 5,426
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自2019年7月1日 至2020年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 538,400 686,763 1,069,927 △30,373 2,264,718
当期変動額
新株の発行
9,363 9,363 18,727
(新株予約権の行使)
剰余金の配当 △75,054 △75,054
親会社株主に帰属する当期
△210,482 △210,482
純損失(△)
自己株式の取得 △49 △49
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 9,363 9,363 △285,537 △49 △266,859
当期末残高 547,764 696,127 784,389 △30,423 1,997,859
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利
為替換算調整勘定
評価差額金 益累計額合計
当期首残高 4,304 29,738 34,043 16,307 82,481 2,397,551
当期変動額
新株の発行
18,727
(新株予約権の行使)
剰余金の配当 △75,054
親会社株主に帰属する当期
△210,482
純損失(△)
自己株式の取得 △49
株主資本以外の項目の当期
1,971 2,247 4,219 35,266 △82,481 △42,995
変動額(純額)
当期変動額合計 1,971 2,247 4,219 35,266 △82,481 △309,855
当期末残高 6,276 31,986 38,263 51,574 - 2,087,696
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
当連結会計年度(自2020年7月1日 至2021年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 547,764 696,127 784,389 △30,423 1,997,859
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
剰余金の配当 △30,125 △30,125
親会社株主に帰属する当期
298,699 298,699
純利益
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 268,573 - 268,573
当期末残高 547,764 696,127 1,052,963 △30,423 2,266,432
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 その他の包括利
為替換算調整勘定
評価差額金 益累計額合計
当期首残高 6,276 31,986 38,263 51,574 - 2,087,696
当期変動額
新株の発行
(新株予約権の行使)
剰余金の配当 △30,125
親会社株主に帰属する当期
298,699
純利益
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期
△394 △25,198 △25,592 △934 10,326 △16,200
変動額(純額)
当期変動額合計 △394 △25,198 △25,592 △934 10,326 252,373
当期末残高 5,882 6,788 12,670 50,639 10,326 2,340,069
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純
△64,528 705,865
損失(△)
減価償却費 143,191 106,893
減損損失 229,643 10,576
のれん償却額 13,806 41,418
貸倒引当金の増減額(△は減少) 1,391 30,198
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △66,575 226,129
受取利息及び受取配当金 △876 △746
支払利息 4,989 12,903
持分法による投資損益(△は益) 48,756 △18,648
関係会社株式売却損益(△は益) - △6,093
為替差損益(△は益) △781 △18,233
助成金収入 △15,524 △155,933
債務免除益 △18,346 △46,175
組合損益分配額 88,121 43,487
匿名組合損益分配額 2,768 275
固定資産除売却損益(△は益) 1,319 44,462
投資有価証券売却損益(△は益) 38,999 -
投資有価証券評価損益(△は益) 89,330 16,037
新株予約権戻入益 △577 △58,010
株式報酬費用 41,207 57,076
売上債権の増減額(△は増加) 1,140,937 △1,019,470
たな卸資産の増減額(△は増加) 98,437 △112,524
前渡金の増減額(△は増加) △213,847 30,857
その他の資産の増減額(△は増加) 10,405 △49,262
仕入債務の増減額(△は減少) △778,710 698,001
未払金の増減額(△は減少) △25,679 79,630
未払消費税等の増減額(△は減少) 36,069 88,057
前受金の増減額(△は減少) 163,144 △193,025
その他の負債の増減額(△は減少) △217,154 14,121
小計 749,916 527,868
利息及び配当金の受取額 576 273
利息の支払額 △5,813 △12,597
法人税等の支払額 △213,893 △377,341
助成金の受取額 15,524 155,933
法人税等の還付額 3,331 45,765
営業活動によるキャッシュ・フロー 549,642 339,902
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △27,311 △168,418
有形固定資産の売却による収入 - 635
無形固定資産の取得による支出 △4,515 △3,147
貸付金の回収による収入 2,964 5,125
敷金及び保証金の差入による支出 △126 △15,213
敷金及び保証金の回収による収入 - 15,895
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△448,334 -
支出
有価証券及び投資有価証券の取得による支出 △137,130 △38,858
有価証券及び投資有価証券の売却による収入 - 1,000
関係会社株式の売却による収入 - 6,093
出資金の払込による支出 △108,000 △115,000
出資金の回収による収入 37,000 -
その他 - △20
投資活動によるキャッシュ・フロー △685,452 △311,907
- 16 -
㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 142,614 138,938
長期借入れによる収入 850,023 539,858
長期借入金の返済による支出 △210,711 △215,881
株式の発行による収入 13,364 -
自己株式の取得による支出 △49 -
配当金の支払額 △75,062 △30,479
非支配株主からの払込みによる収入 - 4,900
リース債務の返済による支出 △14,306 △14,256
財務活動によるキャッシュ・フロー 705,871 423,079
現金及び現金同等物に係る換算差額 5,902 634
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 575,963 451,708
現金及び現金同等物の期首残高 1,559,601 2,135,564
現金及び現金同等物の期末残高 2,135,564 2,587,272
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であ
り、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象とな
っているものであります。
当社グループは、当社及び連結子会社を構成単位とする財務情報に基づき、事業種類別に区分した単位
により事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは事業の種類に基づき、「マーケティング&コミュニケーション事業」「セ
ールスアクティベーション事業」「フードブランディング事業」「ビジネスディベロップメント事業」の
4つを報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方
針に準拠した方法であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
当社グループ内での経営管理区分の見直しを行った結果、従来、「開発事業」に含めていました株式会
社エアサイドの事業、及び「スポーツ事業」を「マーケティング・コミュニケーション事業」の区分に、
「マーケティング・コミュニケーション事業」の一部を「SP・MD事業」に変更しております。また、「マ
ーケティング・コミュニケーション事業」の名称を「マーケティング&コミュニケーション事業」に、
「SP・MD事業」を「セールスアクティベーション事業」に、「bills事業」を「フードブランディング事
業」に、及び「開発事業」を「ビジネスディベロップメント事業」にそれぞれ変更しております。なお、
前連結会計年度のセグメント情報は、経営管理区分の見直し後の報告セグメントの区分に基づき作成して
おり、「4.報告セグメント報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関
する情報」の前連結会計年度に記載しております。
- 18 -
㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
4.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表計
調整額
マーケティング セールスアクテ ビジネスディベ 上額
フードブランデ (注)1・2
&コミュニケー ィベーション事 ロップメント事 計 (注)3
ィング事業
ション事業 業 業
売上高
外部顧客
5,818,398 4,984,842 3,259,544 31,419 14,094,205 - 14,094,205
への売上高
セグメン
ト間の内
70,140 11,000 2,757 92,188 176,086 △176,086 -
部売上高
又は振替高
計 5,888,538 4,995,842 3,262,302 123,607 14,270,292 △176,086 14,094,205
セグメント利
益又は損失 968,142 514,823 △210,582 △40,896 1,231,486 △810,657 420,829
(△)
セグメント資
1,674,060 945,360 1,111,793 140,168 3,871,383 1,590,777 5,462,160
産
その他の項目
のれんの償却
13,806 - - - 13,806 - 13,806
額
減価償却費 6,627 1,126 114,586 3,310 125,650 17,541 143,191
有形固定資産
及び無形固定 2,739 2,354 2,208 11,062 18,365 10,119 28,484
資産の増加額
減損損失 - - 229,643 - 229,643 - 229,643
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表計
調整額
マーケティング セールスアクテ ビジネスディベ 上額
フードブランデ (注)1・2
&コミュニケー ィベーション事 ロップメント事 計 (注)3
ィング事業
ション事業 業 業
売上高
外部顧客
9,119,941 3,644,864 2,355,548 236,079 15,356,434 - 15,356,434
への売上高
セグメン
ト間の内
99,482 2,928 2,744 100,802 205,958 △205,958 -
部売上高
又は振替高
計 9,219,423 3,647,793 2,358,292 336,882 15,562,392 △205,958 15,356,434
セグメント利
益又は損失 1,284,278 310,733 △293,905 110,703 1,411,810 △892,383 519,426
(△)
セグメント資
2,896,452 1,083,367 1,025,334 279,655 5,284,809 1,879,076 7,163,886
産
その他の項目
のれんの償却
41,418 - - - 41,418 - 41,418
額
減価償却費 7,233 2,518 68,391 6,047 84,191 22,702 106,893
有形固定資産
及び無形固定 5,056 5,269 12,120 1,120 23,565 140,448 164,014
資産の増加額
減損損失 - - 10,576 - 10,576 - 10,576
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(注)1.セグメント利益又は損失の調整額の内容は以下のとおりであります。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △37,157 953,078
全社費用(※) △773,499 △1,845,461
合計 △810,657 △892,383
※全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント資産の調整額の内容は以下のとおりであります。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △4,166,036 △2,500,715
全社資産(※) 5,756,814 4,379,791
合計 1,590,777 1,879,076
※全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない運用資金及び管理部門にかかる資産であります。
3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業損益と調整を行っております。
4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自2019年7月1日 至2020年6月30日)
前連結会計年度において、「bills事業」に係る減損損失229,643千円を計上しております。
当連結会計年度(自2020年7月1日 至2021年6月30日)
当連結会計年度において、「bills事業」に係る減損損失10,576千円を計上しております。
5.報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自2019年7月1日 至2020年6月30日)
前連結会計年度において、株式会社ステディスタディの株式を取得したことにより、「マーケティング・コ
ミュニケーション事業」にてのれんが発生しております。なお、当該のれんの償却額は13,806千円、当連結
会計年度末におけるのれんの未償却残高は400,375千円であります。
当連結会計年度(自2020年7月1日 至2021年6月30日)
当連結会計年度ののれんの償却額は41,418千円、当連結会計年度末におけるのれんの未償却残高は358,957
千円であります。
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり純資産額 135円17銭 151円30銭
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純
△13円97銭 19円83銭
損失金額(△)
(注)1.当社は2019年7月11日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期
首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当
期純損失金額を算定しております。
2.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当た
り当期純損失であるため記載しておりません。また、当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益
金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
純資産の部の合計額(千円) 2,087,696 2,340,069
純資産の部の合計から控除する金額(千円) 51,574 60,965
(うち新株予約権分)(千円) (51,574) (50,639)
(うち非支配株主持分)(千円) (-) (10,326)
普通株式に係る期末の純資産額 (千円) 2,036,122 2,279,103
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株
15,062,932 15,062,932
式の数(株)
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㈱サニーサイドアップグループ(2180) 2021年6月期 決算短信
4.1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり当期純利益金額又は1株
当たり当期純損失金額
親会社株主に帰属する当期純利益又
は親会社株主に帰属する当期純損失 △210,482 298,699
(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属す
る当期純利益又は親会社株主に △210,482 298,699
帰属する当期純損失(△)(千円)
期中平均株式数(株) 15,056,790 15,062,932
希薄化効果を有しないため、潜在株 2019年3月22日開催の取締役会決議に 2019年3月22日開催の取締役会決議に
式調整後1株当たり当期純利益金額 よるストック・オプション(会社法第 よるストック・オプション(会社法第
の算定に含めなかった潜在株式の概 236条、第238条及び第239条に基づく 236条、第238条及び第239条に基づく
要 新株予約権) 新株予約権)
新株予約権 1,990個 新株予約権 15個
(目的となる株式の数 398,000株) (目的となる株式の数 3,000株)
2020年8月13日開催の取締役会決議に
よるストック・オプション(会社法第
236条、第238条及び第239条に基づく
新株予約権)
新株予約権 6,810個
(目的となる株式の数 681,000株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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