2176 J-イナリサーチ 2021-04-12 15:50:00
信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター(CARS)の機能増強についてのお知らせ [pdf]

                                               2021 年(令和 3 年)4 月 12 日
各     位
                           長 野 県 伊 那 市 西 箕 輪 2 1 4 8 番 地 1 8 8
                           株   式   会       社    イ   ナ       リ   サ   ー   チ
                           代 表 取 締 役 社 長                中       川   賢   司
                                                     (コード番号:2176)
                           問い合わせ先: 執行役員             管理部門担当 野竹文彦
                           電   話   番   号       0 2 6 5 ( 7 2 ) 6 6 1 6



          信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター(CARS)

                 の機能増強についてのお知らせ

    2019 年(令和元年)10 月 31 日付の「信州大学との包括連携協定締結および遺伝子・細胞治療
研究開発センター開設についてのお知らせ」にて報告いたしました通り、株式会社イナリサーチ
(以下「当社」という)と国立大学法人信州大学(以下「信州大学」という)は、同日付で包括
連携協定を締結し、当社内には「信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター(CARS)」が開設さ
れました。この度、以下の通り具体的な進展がありましたので、お知らせいたします。

1.信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター(CARS)の機能増強について
 「信州大学遺伝子・細胞治療研究開発センター(CARS)」は、国立研究開発法人日本医療研究開
発機構(AMED)
        「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(遺伝子治療製造技術
開発) の補助金を活用し、
   」         遺伝子改変細胞等の実用化に向けた日本初の霊長類を用いた非臨床安
全性試験を行うためのオープンラボ(イナリサーチラボ)として、令和元年 11 月より運用を開始
しております。
 この度、信州大学より、令和 3 年度における当該事業において、特別に追加予算が措置され、
イナリサーチラボをウイルス等を使用した遺伝子組換動物実験に対応できるよう設備を増強する
運びとなった旨の発表がありましたので、お知らせいたします。
 遺伝子治療用ウイルスベクターや腫瘍溶解性ウイルスの非臨床試験に対応できるように、遺伝
子組換動物実験の拡散防止措置としてのカルタヘナ 2 種対応(注 1)清浄試験環境維持装置の整
備を行い、令和 4 年 1 月には完成する予定で、この整備により、国内企業やアカデミアによる
CAR-T 細胞(注 2)および iPS 細胞の実用化研究が加速され、国際競争力を持った医薬品化が期
待される、とのことです。

2.今後の業績への影響
 本件により、当社にはカルタヘナ対応施設による先端医療研究に関するノウハウの蓄積と研究
人脈の拡大が見込まれ、将来的には受託研究の獲得及び受託研究から派生する特許等の知財の獲
得といった成果が期待されます。
 2022 年 3 月期において本件が当社の業績に与える影響は軽微でありますが、今後の業績に影
響を与えることが判明した場合は、速やかにお知らせいたします。
用語の説明
(注 1)カルタヘナ 2 種対応
 研究開発等に係る遺伝子組換え生物等の第二種使用等に当たって執るべき拡散防止措置等
を定める省令(平成 16 年文部科学・環境省令第 1 号)に基づいた遺伝子組換え実験の動物使
用実験における拡散防止処置の区分 P2A レベルの実験  (哺乳動物等に対する病原性の低いも
のであって,文部大臣が定めるクラス2の核酸供与体を用いた動物実験)に対応した組換え
動物の飼育が可能な施設

(注 2)CAR-T 細胞(遺伝子改変 T 細胞)
 がん細胞の抗原蛋白に結合する人工受容体(キメラ抗原受容体:CAR)を、遺伝子導入技術によ
って発現させたリンパ球の総称。がん患者の血液から作られた CAR-T 細胞を患者の体内に戻すが
ん免疫療法は、CAR-T 療法と呼ばれ、白血病などの難治性がんに対する次世代治療法として期待
されている。

                                           以   上