2020年３月期決算
(2019年４月～2020年３月)
決算説明
株式会社 博展
(東証JASDAQグロース：2173）
要旨
＜2020年３月期 通期＞
対前期で増収・増益、受注高・受注残高も増加
➢売上高 129億21百万円 （前期比 0.4%の増加）
➢営業利益 6億45百万円 （前期比 23.4%の増加）
➢受注高 136億73百万円 （前期比 7.1％の増加）
➢受注残高 35億76百万円 （前期比 26.6%の増加）
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損益計算書（連結）の概要
売上総利益率が3.1ポイント上昇し、対前期で増益
2020年
2019年 2020年
3月期 【売上高：前期比0.4％増】
3月期 3月期
［単位:百万円］ (予想)
• 商環境で大型プロジェクトの納品
増減率 達成率
通期 通期 増減額 通期
（%） （％） とグループIT会社の業績が順調に
売 上 高 12,873 12,921 ＋47 ＋0.4 13,500 95.7 伸長し、前期と同等水準を確保
【売上総利益：前期比13.0％増】
売 上 総 利 益 3,220 3,638 ＋417 +13.0 ― ―
• 売上総利益率が3.1ポイント上昇
（ 売 上 総 利 益 率 ） (25.0%) (28.2%) （+3.1) ― ― ―
収益性を重視した施策が功を奏す
営 業 利 益 523 645 ＋122 ＋23.4 600 107.7
【営業利益：前期比23.4％増】
（ 営 業 利 益 率 ） (4.1%) (5.0%) (＋0.9) ― ― ― • 人的リソース、IT活用、ブラン
経 常 利 益 513 649 ＋136 ＋26.6 580 112.0 ディング活動等へ積極投資負担を
吸収して増益を達成
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益 77 409 ＋332 ＋431.4 400 102.5
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商材別売上高構成
商環境を中心に売上高が伸長し、前期同等の売上高を確保
2019年 2020年
3月期 3月期 【概要】
［単位:百万円］
構成比 構成比 増減率 • 商環境分野で、大規模公共施設の
通期 通期 増減額
（％） （％） （％） 内装工事や大手企業の大型ショー
展 示 会 出 展 3,643 28.3 3,558 27.5 △85 △2.4 ルームを請け負う
イ ベ ン ト
3,299 25.6 2,910 22.5 △388 △11.8 • 年間を通じて高採算案件の受注を
プ ロ モ ー シ ョ ン
商 談 会 ・ 重視した営業活動を推進
2,875 22.3 2,863 22.2 △12 △0.4
プ ラ イ ベ ー ト シ ョ ー
カ ン フ ァ レ ン ス
662 690 28 4.2 • グループＩＴ会社の業績が順調に
・ セ ミ ナ ー 5.1 5.3
伸長
商 環 境 1,207 9.4 1,705 13.2 498 41.3
• 新型コロナウイルスの感染拡大に
デジタル・コンテンツ
1,051 8.2 1,104 8.6 53 5.1 伴い、2020年２月中旬以降に開
＆ マ ー ケ テ ィ ン グ
催予定であった一部の展示会・イ
そ の 他 132 1.0 87 0.7 △45 △34.0
ベント等が中止や延期となるもの
合 計 12,873 100.0 12,921 100.0 47 0.4 の、当事業年度への影響は軽微
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各種指標（単体）
採算性を重視した受注活動を推進 プロジェクト単価が増加
1000万以上の案件数(件) プロジェクト単価（千円） 顧客単価（千円）
19,195 19,399
5,190 16,676
282 267 4,679
255
4,141
18年3月期 19年3月期 20年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
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各種指標（単体）
リピート顧客・指名受注売上高は若干減少なるも、
新規顧客による売上が増加し、安定した売上高を確保
取引社数（社） リピート顧客売上高（百万円） 指名受注売上高（百万円）
8,059 7,789
657 9,172 8,912
626 617 6,792
7,584
売上高（単体）に占める割合（％） 売上高（単体）に占める割合（％）
69.2 76.3 74.5 61.9 67.1 65.1
18年3月期 19年3月期 20年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期 通期
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貸借対照表（連結）の概要
単位：百万円
前期末との増減額
2019年 2020年
増減額
３月期末 ３月期末 【資産】 ＋３億４百万円
現金及び預金 ＋２億９百万円
資産合計 4,067 4,372 ＋304
仕掛品 ＋１億14百万円
流動資産 3,228 3,516 ＋287 受取手形及び売掛金 △１億19百万円
固定資産 839 856 ＋16 【負債】 ＋59百万円
前受金 ＋２億56百万円
負債合計 3,058 3,117 ＋59
借入金合計 ＋１億94百万円
流動負債 2,660 3,055 ＋394 買掛金 △３億12百万円
固定負債 397 62 △334 【純資産】 ＋２億45百万円
純資産合計 1,009 1,254 ＋245 当期純利益 ＋４億９百万円
自己株式の取得 △96百万円
自己資本比率
（％）
24.7 28.3 ＋3.7 配当金の支払 △87百万円
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当期末累計
キャッシュフロー計算書（連結）の概要
【営業CF】 ４億５百万円
単位：百万円
税金等調整前当期純利益 ６億16百万円
2019年 2020年 ２億56百万円
増減額 前受金の増加
3月期末 3月期末
売上債権の回収 １億19百万円
営 業 活 動 に よ る △３億12百万円
キャッシュ・フロー 892 405 △486 仕入債務の支払
法人税等の支払 △２億25百万円
投 資 活 動 に よ る
キャッシュ・フロー △190 △183 +６ 仕掛品の増加 △１億15百万円
財 務 活 動 に よ る
キャッシュ・フロー △1,151 △12 ＋1,139 【投資CF】 △１億83百万円
システム部材・大型機材の購入 △72百万円
現金及び現金同等物の ＡＩ関連開発・ＩＴ関連への投資 △67百万円
期 首 残 高 1,140 627 △512
現金及び現金同等物の 【財務CF】 △12百万円
増減額（△は減少) △449 209 ＋659
短期借入金の増加 ７億76百万円
現金及び現金同等物の 長期借入金の減少 △５億81百万円
期 末 残 高 627 837 ＋209
自己株式の取得 △96百万円
配当金の支払 △86百万円
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受注状況について
商環境を中心に大型プロジェクトを受注したことで、受注残高は前期を上回る
2020年３月期 通期
セグメント名称 受注高 前年同四半期比 受注残高 前年同四半期比
（百万円） （％） （百万円） （％）
リアルエクスペリエンス
＆コミュニケーション事業 12,721 106.3 3,278 129.7
デジタルエクスペリエンス
＆コミュニケーション事業 952 120.1 297 100.2
合 計 13,673 107.1 3,576 126.6
※セグメント間の取引については相殺消去しております。上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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各四半期の売上高・受注高・受注残高の推移
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
受注高（百万円） 受注残高（百万円） 売上高（百万円）
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q
売上高
（百万円）
2,263 2,628 3,651 3,235 2,658 3,346 3,427 3,442 2,352 3,389 3,639 3,541
受注高
（百万円）
2,983 2,699 2,989 3,419 2,782 3,184 3,951 2,848 3,833 3,777 3,680 2,383
受注残高
（百万円）
3,310 3,410 2,748 2,932 3,434 3,372 3,235 2,824 4,304 4,693 4,734 3,576
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配当の推移
ｗ 当期は会社設立50周年の記念配当を実施 次期配当予想は現時点では未定
中間配当金 期末配当金 記念配当金
20
15
10
5
0
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
中間配当金（円） 0.00 0.00 5.00 6.00
期末配当金（円） 7.00 8.00 5.00 6.00
記念配当金（円） 0.00 0.00 0.00 5.00
合計（円） 7.00 8.00 10.00 17.00
※ 当社は、2019年４月１日付で普通株式１株につき２株の割合で株式分割を行っており、2017年3月期、2018年３月期及び2019年３月期についても、
当該株式分割が行われたと仮定し算定した配当金を記載しております。
※定款において「当会社の中間配当の基準日は、毎年９月30日とする。」旨を定めております。
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新型コロナウイルス感染症の影響について
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新型コロナウイルスに対する当社の対応基本方針
1. 従業員等および家族の生命・健康維持を優先する。
2. 社会的影響を慎重に配慮し、行政機関の要請に従い感染者増加を防止する。
3. イベント、展示会等を通し、商業活動の促進、感動や笑顔を創造し、
社会に貢献する役割を継続的に提供するための努力をする。
4. 経営基盤・事業継続の維持に努める。
当社では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うリスクに対して、危機管理委員会を設置し、
標記の対応方針の下、在宅勤務を基本としながら、適宜必要な対応を行っております。
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新型コロナウイルス感染症拡大による事業環境への影響について
事業活動への影響
イベント関連
・展示会・イベント等の開催自粛や延期の影響
（展示会出展、イベントプ
・東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に伴う東京ビッグサイトの
ロモーション、商談会・プ
一部使用制限の延長による大型展示会開催への影響
ライベートショー、カン
・景気悪化による企業の広告宣伝費の抑制継続
ファレンス・セミナー）
・大手企業のショールームを請け負う等、現時点での影響は軽微
商環境 ※現場スタッフの検温、マスク着用、手洗いの徹底、換気等の感染症予防対策を
講じながら施工を実施。
・グループＩＴ会社の業務への影響は軽微
デジタル・コンテンツ＆
マーケティング ・オンラインでのイベントプロモーションサービスを提供
新型コロナウイルス感染症の影響の収束が長期化する場合、今後も様々な影響が顕在化することが懸念され
ますが、グループ全体として連携し、この難局を乗り越えてまいります。
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2021年３月期の注力課題
1. リアルとデジタルのハイブリッド型のコミュニケーションデザインの確立
➢ 新たな生活様式に適応した統合型のコミュニケーションデザインの提供によるサービス領域の拡大
➢ オンライン上でのイベントプロモーションサービスの開発や自社ライブ配信スタジオの開設、
Experience Marketing Labの設立、感染症予防の観点でのリアルイベント開催の規格の策定・実施運営等
2. 業務プロセス改善と戦略的IT活用による新たな働き方の推進
➢ リモートワークの活用による時間と場所に捉われない新たな働き方の更なる推進
➢ 業務プロセスの見直しと戦略的IT活用による全社の労働生産性の向上
3. コスト管理の徹底と財務基盤の強化
➢ 販売費及び一般管理費など固定費の見直し、各プロジェクトのコスト管理の徹底
➢ 金融機関との交渉により当面の資金繰りを担保し、運転資本の改善にも取り組む
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今後の見通し
現時点で合理的に算定することが困難なため、業績予想・中期経営計画は未定
新型コロナウイルス感染症拡大による企業活動の停滞の影響や、企業の事業環境の変化に伴うマーケティン
グ活動の投資への影響が不確定であるため、現時点で合理的に算定することが困難な状況であることから公
表を延期。今後、連結業績予想・中期経営計画の合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示します。
▼前回発表予想の達成状況（連結）等
2020年3月期
2021年３月期 2022年３月期 2023年３月期
前回発表予想 （予想） （目標） （目標）
実績
（2020年２月７日）
売 上 高 13,500 12,921 未定 未定 未定
営 業 利 益 600 645
（ ％ ） 未定 未定 未定
（4.4） (5.0)
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将来の見通しに関する注意事項
本資料に記載された株式会社博展の計画・見通し・方針・戦略・意見などのうち、歴史的事実ではないものは将来に関する見通しであり、これらは現在入手
可能な情報から得られた内容に基いて作成しております。実際の業績に影響を与え得る要素には、事業領域を取り巻く経済情勢、市況、為替の動向など、
潜在的リスクや不確実性があるものを含んでおります。そのため、実際の業績はこれらの重要な要素の変動により、見通しとは大きく異る結果となり得ることを
ご承知おきください。
本資料に掲載されたコンテンツの正確性については、万全を期しておりますが、その内容に関してはいかなる保証もするものではなく、万一、これにより貴方に
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