2168 パソナグループ 2020-04-10 15:30:00
2020年5月期 第3四半期 決算概要 [pdf]
株式会社 パソナグループ
東証第1部 証券コード 2168
2020 年 4 月 10 日
2020 年 5 月期 第 3 四半期 決算概要
● 売上高は、エキスパートサービスは減収となったが、BPO サービスやアウトソーシングが伸長し、
239,348 百万円(前年同期比 △1.6%)
● 売上総利益は、BPO サービスやアウトソーシング、人材紹介事業の増収効果に加え、
エキスパートサービスの粗利率改善もあり 55,631 百万円(同+2.6%)
● 販管費は、東京オリンピック・パラリンピックの関連費用や地方創生事業における新規施設の
初期費用により増加したが、オペレーションの効率化によるコスト抑制を進めた結果、
営業利益は 5,856 百万円(同+0.5%)
● 第 1 四半期に子会社株式の一部売却に伴う支払手数料を営業外費用に計上したことから、
経常利益は 5,554 百万円(同△1.1%)
第 2 四半期には、子会社の固定資産の一部について減損損失を計上したこと等から、
親会社株主に帰属する四半期純利益は 568 百万円(同△38.1%)
1. 第 3 四半期連結業績(2019 年 6 月 1 日~2020 年 2 月 29 日) (百万円)
2019 年 5 月期 3Q 2020 年 5 月期 3Q 増減 増減率
売 上 高 243,295 239,348 △3,947 △1.6%
売 上 総 利 益 54,236 55,631 +1,394 +2.6%
(売上比) 22. 3% 23.2% +1.0pt
販 売 費 及 び一 般 管 理 費 48,408 49,774 +1,366 +2.8%
(売上比) 19.9% 20.8% +0.9pt
営 業 利 益 5,827 5,856 +28 +0.5%
(売上比) 2.4% 2.4% +0.1pt
経 常 利 益 5,618 5,554 △64 △1.1%
(売上比) 2.3% 2.3% +0.0pt
親会社株主に帰属する四半期純利益 917 568 △349 △38.1%
純 損 益
(売上比) 0.4% 0.2% △0.1pt
損 益 益
2. セグメント別連結業績(セグメント間取引消去前) (百万円)
売上高 前年同期比 営業損益 前年同期比
エキスパートサービス(人材派遣) 112,532 △8,101 △6.7%
BPO サービス 72,229 +1,691 +2.4% 5,200 +1,176 +29.2%
HR コンサルティング、教育・研修、その他 6,219 △699 △10.1%
グローバルソーシング(海外人材サービス) 5,916 +43 +0.7% 260 △246 △48.7%
キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援) 11,271 +248 +2.3% 2,340 △97 △4.0%
アウトソーシング 27,062 +1,911 +7.6% 5,954 +562 +10.4%
ライフソリューション 4,692 +562 +13.6% 149 +17 +13.5%
地方創生ソリューション 2,253 +486 +27.5% △1,301 △333 -
消去又は全社 △2,828 △90 - △6,746 △1,049 -
合 計 239,348 △3,947 △1.6% 5,856 +28 +0.5%
*第 1 四半期連結会計期間より、「インソーシング」を「BPO サービス」に、「パブリックソリューション」を「地方創生ソリューション」にセグメント名称を変更。
あわせて一部子会社のセグメント区分を変更。また、「グローバルソーシング」の営業利益を個別開示。
前年同期比については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
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主要セグメントの増減理由
主にメーカー等からの受注は減少傾向にあるが、各種施策で登録者数は拡大。派遣稼働者数は
エキスパートサービス 改善基調が続いた。今後は新型コロナウイルスの影響もあり不透明。
前期は一部子会社が決算期変更で 2 ヶ月多く業績計上。
BPOサービス コンタクトセンターを運営するビーウィズ㈱では、AI を活用した高品質なサービス提供で競争力を
(旧インソーシング) 高めるとともに、長崎センターを拡張。パブリック分野では、自治体の行政事務代行等が堅調に拡大。
中国・香港で政治・経済情勢の影響が拡大するも、インドネシア(DGS※1)やタイ、ベトナム等が
グローバルソーシング
引き続き増収。一方、体制強化のための採用・研修等の販管費が増加。為替も影響。
人材紹介事業は経験豊富な専門人材に対する需要は強く、なかでも㈱パソナ顧問ネットワークが
キャリアソリューション
大幅に伸長。再就職支援は、前期の大型案件の終了の影響もあり減収。
福利厚生事業、ヘルスケア事業を中心に拡大。パーソナル事業は既存協業先でのプロモーション
アウトソーシング
展開や新規協業先との取引開始など再成長に向けた基盤づくりに取り組む。
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PT. Dutagriya Sarana(デュータグリヤ サラナ)
3. 財政の状況
(百万円)
2020 年 5 月期 前期末比
増減要因
3Q 末 増減 増減率 (百万円)
流動資産 75,689 △4,628 △5.8%
現金及び預金の減少 5,405 百万円、
固定資産 39,602 +460 +1.2%
有形固定資産の増加 1,048 百万円等
資産合計 115,291 △4,167 △3.5%
流動負債 54,987 △4,129 △7.0%
買掛金の減少 2,780 百万円、
借入金の減少 4,994 百万円、
固定負債 18,331 △1,757 △8.7%
流動負債のその他に含まれる未払消費税等の増加
1,395 百万円等
負債合計 73,319 △5,886 △7.4%
親会社株主に帰属する四半期純利益 568 百万円、
純資産合計 41,972 +1,718 +4.3% 子会社株式の一部売却による増加 5,956 百万円、
子会社による当該子会社自己株式の取得による減少
自己資本比率 27.8% +4.1pt 2,370 百万円、配当金の支払 712 百万円、
非支配株主持分の減少 1,961 百万円等
4. 2020 年 5 月期(2019 年 6 月 1 日~2020 年 5 月 31 日)連結業績予想
新型コロナウイルス感染拡大の収束がいまだ見えないなか、各種イベントの延期や企業活動の自粛など、その影響は広がり
続けております。これらの影響により、今後、業績予想の修正が必要になった場合には速やかにお知らせします。
(百万円)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2020 年 5 月期 業績予想 344,000 11,000 10,700 2,300
2019 年 5 月期 実績 326,984 9,465 9,237 1,975
前期比増減率 +5.2% +16.2% +15.8% +16.4%
四半期ごとの連結業績およびセグメント別業績データは https://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載します。
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