2168 パソナグループ 2020-01-10 15:30:00
2020年5月期 第2四半期 決算概要 [pdf]
株式会社 パソナグループ
東証第1部 証券コード 2168
2020 年 1 月 10 日
2020 年 5 月期 第 2 四半期 決算概要
BPO サービスやアウトソーシングなどで売上が伸⾧するも、エキスパートサービスの減収により
連結売上高は、161,229 百万円(前年同期比△2.1%)と減収
BPO サービスとアウトソーシングの増収に加え、エキスパートサービスの粗利率の改善と
オペレーションのデジタル化によるコスト低減が進んだことから、
連結営業利益は 3,901 百万円(同+4.5%)と増益
第 1 四半期に子会社株式の一部売却に伴う支払手数料を営業外費用に計上し
連結経常利益は 3,606 百万円(同+1.9%)
当第 2 四半期には子会社の固定資産の一部について減損損失を計上したことから、
親会社株主に帰属する四半期純利益は 392 百万円(同△37.8%)
1. 第 2 四半期連結業績(2019 年 6 月 1 日~11 月 30 日) (百万円)
2019 年 5 月期 2Q 2020 年 5 月期 2Q 増減 増減率
売 上 高 164,692 161,229 △3,462 △2.1%
売 上 総 利 益 36,158 37,397 +1,239 +3.4%
(売上比) 22.0% 23.2% +1.2pt
販 売 費 及 び一 般 管 理 費 32,425 33,496 +1,070 +3.3%
(売上比) 19.7% 20.8% +1.1pt
営 業 利 益 3,732 3,901 +168 +4.5%
(売上比) 2.3% 2.4% +0.2pt
経 常 利 益 3,538 3,606 +67 +1.9%
(売上比) 2.1% 2.2% +0.1pt
親会社株主に帰属する四半期純利益 631 392 △238 △37.8%
純 損 益
(売上比) 0.4% 0.2% △0.1pt
2. セグメント別連結業績(セグメント間取引消去前) (百万円)
売上高 前年同期比 営業損益 前年同期比
エキスパートサービス(人材派遣) 76,459 △7,355 △8.8%
BPO サービス(委託・請負) 48,456 +1,927 +4.1% 3,853 +1,356 +54.3%
HR コンサルティング、教育・研修、その他 4,005 △318 △7.4%
グローバルソーシング(海外人材サービス) 4,038 +114 +2.9% 251 △123 △33.0%
キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援) 7,384 △248 △3.3% 1,485 △407 △21.5%
アウトソーシング 17,957 +1,550 +9.4% 3,762 +416 +12.5%
ライフソリューション 3,104 +361 +13.2% 53 △11 △18.1%
地方創生ソリューション 1,638 +443 +37.1% △861 △196 -
消去又は全社 △1,815 +63 - △4,642 △865 -
合 計 161,229 △3,462 △2.1% 3,901 +168 +4.5%
*第 1 四半期連結会計期間より、「インソーシング」 を 「BPO サービス」 に、「パブリックソリューション」 を 「地方創生ソリューション」 にセグメント名称を変更。
あわせて一部子会社のセグメント区分を変更。また 「グローバルソーシング」 の営業利益を個別開示。
前年同期比については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
1
主要セグメントの増減理由
派遣稼働者数は改善基調にあるものの、前期の改正派遣法等の影響で、前年の稼働者数を
エキスパートサービス 下回る状況で当期はスタート。また前期は一部子会社で決算期変更により 2 ヶ月多い業績計上
もあり減収。
BPOサービス 企業ニーズは拡大し増収。コンタクトセンターを運営するビーウィズ㈱は AI を活用し競争力強化。
(旧インソーシング) BPO サービス全体の更なる事業拡大に向け、一部子会社で人員増強や体制強化も。
政治・経済情勢の影響もあるが全体では増収。営業力を強化したインドネシアの DGS※1 や、現地
グローバルソーシング
大学との産学連携でエンジニアを育成するベトナムが引き続き好調。タイも増収。
人材紹介事業は地方での展開進む。㈱パソナ顧問ネットワークは順調に伸⾧。再就職支援は
キャリアソリューション
夏場以降受注が前年同月を上回って推移するも、前期下期の受注低迷影響で減収。
福利厚生事業とヘルスケア事業、インセンティブ事業などが拡大。パーソナル事業は新規会員獲得
アウトソーシング
に遅れ。新商品のリリースや営業体制の再編も。
※1
PT. Dutagriya Sarana(デュータグリヤ サラナ)
3. 財政の状況
(百万円)
2020 年 5 月期 前期末比
増減要因
2Q 末 増減 増減率
流動資産 77,154 △3,163 △3.9% 現金及び預金の減少 5,728 百万円、
受取手形及び売掛金の増加 1,275 百万円、
固定資産 39,775 +633 +1.6%
投資有価証券の増加 591 百万円、
資産合計 116,930 △2,529 △2.1% 有形固定資産の増加 637 百万円等
流動負債 56,957 △2,159 △3.7% 買掛金の減少 1,828 百万円、
短期借入金の減少 3,729 百万円、
固定負債 17,631 △2,457 △12.2% 未払費用の増加 1,708 百万円、
未払法人税等の増加 1,310 百万円、
負債合計 74,589 △4,617 △5.8% ⾧期借入金の減少 2,407 百万円等
親会社株主に帰属する四半期純利益 392 百万円、
純資産合計 42,341 +2,087 +5.2% 子会社株式の一部売却による増加 5,956 百万円、
子会社の自己株式の取得による減少 1,694 百万円、
自己資本比率 27.7% +4.0pt 非支配株主持分の減少 2,003 百万円、
配当金の支払 712 百万円等
4. キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物の当四半期末残高 25,972 百万円
(百万円)
2020 年 5 月期 前年同期比
資金増減の主な内訳
2Q 増減
増加は税金等調整前四半期純利益 3,160 百万円、
営業活動による 減価償却費 1,979 百万円等
+1,495 +1,537
CF 減少は売上債権の増加 1,462 百万円、
法人税等の支払額 2,981 百万円等
投資活動による
△2,981 +668 減少は固定資産の取得による支出 2,849 百万円等
CF
増加は子会社株式の売却による収入 8,658 百万円等
減少は短期借入金の返済による支出 2,997 百万円、
財務活動による
△4,132 △9,337 ⾧期借入金の返済による支出 3,154 百万円、
CF
配当金の支払額 2,760 百万円、
子会社の自己株式の取得による支出 3,526 百万円等
フリーCF △1,486 +2,205
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5. 2020 年 5 月期(2019 年 6 月 1 日~2020 年 5 月 31 日)連結業績予想
当第2四半期の業績は概ね計画通りに推移していることから、通期連結業績予想については、2019 年 7 月 12 日に公表
した業績予想を据え置きます。
親会社株主に帰属
(百万円)
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2020 年 5 月期 業績予想 344,000 11,000 10,700 2,300
2019 年 5 月期 実績 326,984 9,465 9,237 1,975
前期比増減率 +5.2% +16.2% +15.8% +16.4%
四半期ごとの連結業績およびセグメント別業績データは https://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載します。
本資料記載の将来に関する記述の部分は資料作成時において当社が各種情報により判断した将来情報であり、その内容を当社として保証する
ものではありません。予想数字等は今後の経済情勢、市場動向等の変化による不確実性を含有しております。本資料は投資勧誘を目的に作成
されたものではありません。投資を行う際は、投資家ご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
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