2168 パソナグループ 2021-04-13 15:30:00
2021年5月期 第3四半期 決算概要 [pdf]
株 式 会 社 パソナグループ
東証第1部 証券コード 2168
2021 年 4 月 13 日
2021 年 5 ⽉期 第 3 四半期 決算概要
● ⼈材派遣事業、⼈材紹介事業は前年同期⽐で下回っているものの、期初からは減少幅は緩やかに
回復。BPO サービスが引き続き伸⻑し、全体売上を押し上げたことから、売上⾼は 244,670 百万円
(前年同期⽐+2.2%)と増収
● 売上総利益は、BPO サービス、アウトソーシングサービスの増収に加え、再就職⽀援事業が拡⼤した
ことにより、61,029 百万円(同+9.7%)と増加。また、販管費が減少した結果、営業利益は
14,512 百万円(同+147.8%)
● 経常利益は 14,622 百万円(同+163.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は
5,582 百万円(前年は 568 百万円)
● 業績動向を踏まえて、通期連結業績予想の修正及び期末配当予想を修正
1. 第3四半期連結業績(2020 年 6 ⽉ 1 ⽇〜2021 年 2 ⽉ 28 ⽇) (百万円)
2020 年 5 ⽉期 3Q 2021 年 5 ⽉期 3Q 増減 増減率
売 上 ⾼ 239,348 244,670 +5,322 +2.2%
売 上 総 利 益 55,631 61,029 +5,398 +9.7%
(売上⽐) 23.2% 24.9% +1.7pt
販 売 費 及 び⼀ 般 管 理 費 49,774 46,517 △3,257 △6.5%
(売上⽐) 20.8% 19.0% △1.8pt
営 業 利 益 5,856 14,512 +8,656 +147.8%
(売上⽐) 2.4% 5.9% +3.5pt
経 常 利 益 5,554 14,622 +9,068 +163.3%
(売上⽐) 2.3% 6.0% +3.7pt
親会社株主に帰属する四半期純利益 568 5,582 +5,014 +882.9%
(売上⽐) 0.2% 2.3% +2.1pt
2. セグメント別連結業績(セグメント間取引消去前) (百万円)
売上⾼ 前年同期⽐ 営業損益 前年同期⽐
エキスパートサービス(⼈材派遣) 111,186 △1,345 △1.2%
BPO サービス 82,403 +10,190 +14.1% 13,241 +7,916 +148.7%
HR コンサルティング、教育・研修、その他 5,326 △1,878 △26.1%
グローバルソーシング(海外⼈材サービス) 5,062 △853 △14.4% 32 △227 △87.4%
キャリアソリューション(⼈材紹介、再就職⽀援) 9,777 △506 △4.9% 2,297 +80 +3.6%
アウトソーシング 27,077 +14 +0.1% 6,919 +964 +16.2%
ライフソリューション 4,882 +190 +4.1% 224 +75 +50.6%
地⽅創⽣ソリューション 2,173 △79 △3.5% △1,555 △253 −
消去⼜は全社 △3,221 △409 − △6,647 +100 −
合 計 244,670 +5,322 +2.2% 14,512 +8,656 +147.8%
*第 1 四半期連結会計期間より、⼦会社再編に伴い、⼀部⼦会社のセグメント区分を変更。また、「グローバルソーシング」の営業損益を個別開⽰。
前年同期⽐については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で⽐較しています。
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主要セグメントの増減理由
派遣需要は、前年同期からは減少した状態が続くが期初からは改善。
エキスパートサービス
派遣スタッフの処遇向上に伴う料⾦改定により企業への請求単価は上昇。
パブリックセクターからの受託のほか、企業の事業再編等に伴う業務の効率化や⽣産性向上を
BPOサービス
⽬的としたニーズが引き続き拡⼤。
⼈材紹介事業の新規求⼈数は、前年同期から減少した状態が続いているが、
キャリアソリューション 減少幅は緩やかに回復。専⾨スキル⼈材や経験者の需要は⾼い。
再就職⽀援事業は、早期・希望退職者を募る企業が引き続き増加し、利⽤者が拡⼤。
福利厚⽣事業の新規会員獲得は⼤⼿・中堅企業で堅調に推移。会員向けサービスは在宅利⽤
アウトソーシング 可能なeラーニングやECメニューの拡充により回復傾向にあるものの、外出⾃粛等により利⽤が減
少。結果、補助⾦の⽀出は減少。
緊急事態宣⾔の解除及びGo To トラベルキャンペーンによって⼀部で⼈の動きが回復したものの、
地⽅創⽣ 再発令により再び停滞。淡路島ではシェフの新たなチャレンジを応援する「Awaji Chefʼs
Garden」の募集を始めるなど、感染症拡⼤収束後に備えた事業の準備を開始。
3. 財政・投資の状況
(百万円)
2021 年 5 ⽉期 前期末⽐
増減要因
3Q 末 増減 増減率
流 動 資 産 122,297 +21,320 +21.1%
現⾦及び預⾦の増加 19,597 百万円
固 定 資 産 39,815 +539 +1.4% たな卸資産の増加 1,202 百万円
有形固定資産の増加 1,251 百万円等
資 産 合 計 162,286 +21,845 +15.6%
流 動 負 債 82,366 +17,884 +27.7%
預り⾦の増加 21,158 百万円
固 定 負 債 32,594 △1,048 △3.1% 買掛⾦の減少 1,776 百万円
賞与引当⾦の減少 1,545 百万円等
負 債 合 計 114,960 +16,836 +17.2%
純資産合計 47,325 +5,009 +11.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益 5,582 百万円
配当⾦の⽀払 758 百万円等
⾃⼰資本⽐率 22.7% +0.0pt -
4. 2021 年 5 ⽉期(2020 年 6 ⽉ 1 ⽇〜2021 年 5 ⽉ 31 ⽇)連結業績予想
新型コロナウイルス感染症への懸念は続いたものの、企業やパブリックセクターからの BPO サービスのニーズが伸⻑した
ほか、再就職⽀援事業の利⽤も拡⼤。今後の先⾏きに不透明感はあるが、引き続き BPO サービス及び再就職⽀援
事業の需要が堅調に推移していることから、2021 年1⽉ 13 ⽇に公表した 2021 年5⽉期の通期連結業績予想
を修正いたします。
親会社株主に帰属
売上⾼ 営業利益 経常利益
する当期純利益
前回発表予想(A) 326,000 15,000 15,000 4,700
今回修正予想(B) 330,000 17,500 17,500 6,200
増減額(B-A) +4,000 +2,500 +2,500 +1,500
増減率 +1.2% +16.7% +16.7% +31.9%
(参考)前期連結実績 324,984 10,577 10,236 594
前期⽐増減率 +1.5% +65.4% +71.0% +942.3%
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5. 2021 年 5 ⽉期(2020 年 6 ⽉ 1 ⽇〜2021 年 5 ⽉ 31 ⽇)配当予想
当社は、新規事業投資や設備投資などの成⻑資⾦を確保しつつ、経営基盤と収益⼒の強化に努め、企業価値の向
上による株主利益の増⼤を⽬指しております。
通期業績予想を上⽅修正したことに伴い、当期の配当予想を⼀株当たり30円に修正いたします。
年間配当⾦
第 2 四半期末 期末 合計
前回発表予想(2020 年7⽉ 17 ⽇公表) - 19 円 00 銭 19 円 00 銭
今回修正予想 - 30 円 00 銭 30 円 00 銭
当期実績 0円 00 銭
(参考)前期実績(2020 年5⽉期) 0円 00 銭 19 円 00 銭 19 円 00 銭
(注) 上記の予想は、本資料の発表⽇現在において⼊⼿可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の
予想数値と異なる可能性があります。
四半期ごとの連結業績及びセグメント別業績データは https://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載します。
本資料記載の将来に関する記述の部分は資料作成時において当社が各種情報により判断した将来情報であり、その内容を当社として保証するもので
はありません。予想数字等は今後の経済情勢、市場動向等の変化による不確実性を含有しております。本資料は投資勧誘を⽬的に作成されたもので
はありません。投資を⾏う際は、投資家ご⾃⾝の判断で⾏っていただきますようお願いいたします。
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