株 式 会 社 パソナグループ
東証第１部 証券コード 2168
2021 年 1 月 13 日
2021 年 5 月期 第 2 四半期 決算概要
● 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、人材派遣事業と人材紹介事業は前年同期に比べ
需要が減少した一方、業務を受託する BPO サービスが伸長したことから、
売上高は 164,906 百万円（前年同期比＋2.3%）と増収
● 売上総利益は、BPO サービスでの収益力が高まったことから 41,991 百万円（同＋12.3%）と
増加。営業関連費用等が抑制されたことから販管費は減少し、
結果、営業利益は 10,802 百万円（同＋176.9%）
● 当四半期は、前年同期に発生した子会社株式の一部売却に伴う支払手数料がないことから、
経常利益は 10,854 百万円（同＋201.0%）、親会社株主に帰属する四半期純利益は
4,278 百万円（前年は 392 百万円）
1. 第２四半期連結業績（2020 年 6 月 1 日～2020 年 11 月 30 日） （百万円）
2020 年 5 月期 2Q 2021 年 5 月期 2Q 増減 増減率
売 上 高 161,229 164,906 +3,677 +2.3%
売 上 総 利 益 37,397 41,991 +4,594 +12.3%
（売上比） 23.2% 25.5% +2.3pt
販 売 費 及 び一 般 管 理 費 33,496 31,189 △2,306 △6.9%
（売上比） 20.8% 18.9% △1.9pt
営 業 利 益 3,901 10,802 +6,900 +176.9%
（売上比） 2.4% 6.6% +4.2pt
経 常 利 益 3,606 10,854 +7,248 +201.0%
（売上比） 2.2% 6.6% +4.4pt
親会社株主に帰属する四半期純利益 392 4,278 +3,885 +989.1%
純 損 益
（売上比） 0.2% 2.6% +2.4pt
損 益 益
2. セグメント別連結業績（セグメント間取引消去前） （百万円）
売上高 前年同期比 営業損益 前年同期比
エキスパートサービス（人材派遣） 75,439 △1,020 △1.3%
BPO サービス 56,917 +8,468 +17.5% 10,438 +6,533 +167.3%
HR コンサルティング、教育・研修、その他 3,210 △1,427 △30.8%
グローバルソーシング（海外人材サービス） 3,341 △696 △17.3% △19 △270 －
キャリアソリューション（人材紹介、再就職支援） 6,286 △465 △6.9% 1,381 △52 △3.7%
アウトソーシング 17,190 △767 △4.3% 4,469 +706 +18.8%
ライフソリューション 3,238 +133 +4.3% 158 +105 +197.0%
地方創生ソリューション 1,360 △278 △17.0% △1,087 △225 －
消去又は全社 △2,077 △268 － △4,539 +103 －
合 計 164,906 +3,677 +2.3% 10,802 +6,900 +176.9%
＊第 1 四半期連結会計期間より、子会社再編に伴い、一部子会社のセグメント区分を変更。また、「グローバルソーシング」の営業損益を個別開示。
前年同期比については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
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主要セグメントの増減理由
派遣需要は第１四半期からは回復しつつあるが前年同期からは減少した状態が続く。
エキスパートサービス
派遣スタッフの処遇改善に伴う料金改定により請求単価は上昇。
第１四半期に受注した案件の一部は終了したが新たな受注も獲得。企業からの業務効率化や
BPOサービス
生産性向上を目的とした受注を獲得することにより BPO サービス全体で伸長。
人材紹介事業では、企業の採用控えや採用基準の高まりにより、求人数の減少が続く。
キャリアソリューション
再就職支援事業では、早期・希望退職者を募る企業が増加。
福利厚生事業では、会員数は前年同期比で増加。外出自粛等により利用が減少した結果、
アウトソーシング
補助金支出は減少。
緊急事態宣言下の休業から、観光客が戻りはじめる。淡路島では感染予防に努めながら、8月に
地方創生
レストラン「青海波-SEIKAIHA-」、10月に“ゴジラ”のアトラクションを新たにオープン。
3. 財政・投資の状況
●財政の状況
（百万円）
2021 年 5 月期 前期末比
増減要因
2Q 末 増減 増減率 （百万円）
流 動 資 産 97,864 △3,113 △3.1%
現金及び預金の減少 1,606 百万円
固 定 資 産 39,714 +438 +1.1% 受取手形及び売掛金の減少 2,628 百万円
たな卸資産の増加 1,063 百万円等
資 産 合 計 137,757 △2,684 △1.9%
流 動 負 債 59,400 △5,081 △7.9%
買掛金の減少 2,176 百万円
固 定 負 債 33,155 △486 △1.4%
未払費用の減少 2,014 百万円等
負 債 合 計 92,556 △5,568 △5.7%
純資産合計 45,200 +2,884 +6.8% 親会社株主に帰属する四半期純利益 4,278 百万円
配当金の支払 758 百万円
自己資本比率 25.8% +3.1pt － 非支配株主持分の減少 837 百万円等
●キャッシュ・フローの状況 現金及び現金同等物の当四半期末残高47,033百万円
（百万円）
2021 年 5 月期 前年同期比
資金増減の主な内訳
2Q 増減
（単位：百万円／未満切
【増加】 税金等調整前当期純利益 9,639 百万円 捨）
営業活動 売上債権の減少 2,647 百万円
4,899 +3,404
による CF 【減少】 営業債務の減少 3,825 百万円
法人税等の支払額 4,136 百万円等
投資活動 【減少】 有形固定資産の取得による支出 2,580 百万円
△2,818 +163
による CF 無形固定資産の取得による支出 681 百万円等
【増加】 長期借入による収入 4,500 百万円
財務活動
△3,193 +938 【減少】 長期借入金の返済による支出 4,418 百万円
による CF
配当金の支払額 2,796 百万円等
フリーCF 2,081 +3,567
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4. 2021 年 5 月期（2020 年 6 月 1 日～2021 年 5 月 31 日）連結業績予想
新型コロナウイルス感染症拡大の収束時期はいまだ不透明感が続いており、引き続き新規人材需要は低調に推移
する見込みであるものの、BPO サービスの需要は堅調に推移していることから、2020 年 7 月 17 日に公表した
2021 年 5 月期の通期連結業績予想を修正いたします。
（百万円）
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
前回発表予想（Ａ） 310,000 10,000 10,000 2,500
今回修正予想（Ｂ） 326,000 15,000 15,000 4,700
増減額（Ｂ－Ａ） +16,000 +5,000 +5,000 +2,200
増減率 +5.2% +50.0% +50.0% +88.0%
（参考）前期連結実績 324,984 10,577 10,236 594
前期比増減率 +0.3% +41.8% +46.5% +690.1%
四半期ごとの連結業績およびセグメント別業績データは https://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載します。
本資料記載の将来に関する記述の部分は資料作成時において当社が各種情報により判断した将来情報であり、その内容を当社として保証するもので
はありません。予想数字等は今後の経済情勢、市場動向等の変化による不確実性を含有しております。本資料は投資勧誘を目的に作成されたもので
はありません。投資を行う際は、投資家ご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。
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