株式会社 パソナグループ
東証第１部 証券コード 2168
2020 年 10 月 15 日
2021 年 5 月期 第 1 四半期 決算概要
● アウトソーシングサービスを活用する民間企業からの需要やパブリックセクターからの一時的な需要が
あり、BPO サービスが大きく伸長し、売上高は 85,751 百万円（前年同期比 ＋7.7%）と増収
● 売上総利益は、BPO サービスの増収効果に加え、効率的な運営を図った結果、22,332 百万円
（同＋22.2%）と増加。販管費は、一部人件費が原価計上されたことに加え、全体コストが抑制され
たことで 15,044 百万円（同 △11.6％）と減少
● 当四半期は、前年同期に発生した子会社株式の一部売却に伴う支払手数料がないことから、
経常利益は 7,357 百万円（同＋691.0%）、
親会社株主に帰属する四半期純利益は 4,064 百万円（前年は 46 百万円）
1. 第 1 四半期連結業績（2020 年 6 月 1 日～2020 年 8 月 31 日） （百万円）
2020 年 5 月期 1Q 2021 年 5 月期 1Q 増減 増減率
売 上 高 79,626 85,751 +6,125 +7.7%
売 上 総 利 益 18,270 22,332 +4,062 +22.2%
(売上比） 22. 9% 26.0% +3.1pt
販 売 費 及 び一 般 管 理 費 17,026 15,044 △1,981 △11.6%
(売上比） 21.4% 17.5% △3.8pt
営 業 利 益 1,243 7,287 +6,044 +486.1%
(売上比） 1.6% 8.5% +6.9pt
経 常 利 益 930 7,357 +6,427 +691.0%
(売上比） 1.2% 8.6% +7.4pt
親会社株主に帰属する四半期純利益 46 4,064 +4,018 +8650.2%
純 損 益
(売上比） 0.1% 4.7% +4.7pt
損 益 益
2. セグメント別連結業績（セグメント間取引消去前） （百万円）
売上高 前年同期比 営業損益 前年同期比
エキスパートサービス（人材派遣） 38,008 △3 △0.0%
BPO サービス 32,140 +8,374 +35.2% 7,197 +5,669 +371.0%
HR コンサルティング、教育・研修、その他 1,504 △835 △35.7%
グローバルソーシング（海外人材サービス） 1,658 △401 △19.5% △83 △208 －
キャリアソリューション（人材紹介、再就職支援） 3,061 △247 △7.5% 625 △48 △7.2%
アウトソーシング 8,248 △430 △5.0% 2,181 +264 +13.8%
ライフソリューション 1,563 +36 +2.4% 41 +53 －
地方創生ソリューション 479 △336 △41.2% △575 △57 －
消去又は全社 △913 △31 － △2,099 +371 －
合 計 85,751 +6,125 +7.7% 7,287 +6,044 +486.1%
＊第 1 四半期連結会計期間より、子会社再編に伴い、一部子会社のセグメント区分を変更。また、「グローバルソーシング」の営業損益を個別開示。
前年同期比については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しています。
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主要セグメントの増減理由
企業活動は平常に戻りつつあるも新規の派遣需要の回復は鈍く厳しい状態が続く。
エキスパートサービス 派遣スタッフの処遇改善に伴う料金改定や同一労働同一賃金対応により請求単価が上昇し、
売上高は前年同期比でほぼ横ばい。今後は新型コロナウイルスの影響もあり不透明。
民間企業からの需要増加のほか、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴うパブリックセクター
BPOサービス
からの一時的な需要が増加。
多くの国で日本国内以上に経済活動の停滞は深刻。コロナ禍でも活発な物流系の派遣が
グローバルソーシング
増加したインドネシア（DGS※１）を除き、ほとんどの国・地域で減収減益。為替も影響。
人材紹介事業では、企業の採用控えや採用基準の高まりにより、求人数が大きく減少。引き続き
キャリアソリューション 厳しい状態が続く見込み。再就職支援事業では、雇用調整を検討する企業が増加しており、
今後も増加する見込み。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、業績への影響は限定的。ヘルスケア事業で
アウトソーシング
はICT面談比率を引き上げるなど様々な改善努力を行った結果、減収ながら増益を確保。
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PT. Dutagriya Sarana（デュータグリヤ サラナ）
3. 財政の状況
（百万円）
2021 年 5 月期 前期末比
増減要因
1Q 末 増減 増減率 （百万円）
流動資産 93,072 △7,905 △7.8%
現金及び預金の減少 3,509 百万円、
固定資産 39,958 +682 +1.7% 受取手形及び売掛金の減少 4,469 百万円、
有形固定資産の増加 1,272 百万円等
資産合計 133,213 △7,227 △5.1%
流動負債 55,943 △8,538 △13.2% 買掛金の減少 2,662 百万円、
未払費用の減少 1,875 百万円、
固定負債 32,765 △877 △2.6% 未払法人税等の減少 1,653 百万円、
賞与引当金の減少 936 百万円、
負債合計 88,708 △9,415 △9.6% 長期借入金の減少 602 百万円等
純資産合計 44,505 +2,188 +5.2% 親会社株主に帰属する四半期純利益 4,064 百万円、
配当金の支払 758 百万円、
自己資本比率 26.5% +3.8pt 非支配株主持分の減少 1,237 百万円等
4. 2021 年 5 月期（2020 年 6 月 1 日～2021 年 5 月 31 日）連結業績予想
新型コロナウイルス感染拡大の終息はいまだ見通せず。企業活動や人の移動を伴う社会活動は徐々に改善しているが、雇
用情勢を含む国内経済の先行きは不透明感が強く、業績予想は据え置きます。今後、業績予想の修正が必要になった場
合には速やかにお知らせします。
（百万円）
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2021 年 5 月期 業績予想 310,000 10,000 10,000 2,500
2020 年 5 月期 実績 324,984 10,577 10,236 594
前期比増減率 △4.6% △5.5% △2.3% +320.3%
四半期ごとの連結業績およびセグメント別業績データは https://www.pasonagroup.co.jp/ir/data/quarter.html に掲載します。
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