2164 J-地域新聞社 2021-07-01 15:00:00
2021年8月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年8月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年7月1日
上場会社名 株式会社地域新聞社 上場取引所 東
コード番号 2164 URL http://www.chiikinews.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)山田 旬
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部本部長 (氏名)松川 真士 TEL 047-485-1107
四半期報告書提出予定日 2021年7月9日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年8月期第3四半期の連結業績(2020年9月1日~2021年5月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年8月期第3四半期 2,360 △8.7 △97 - △96 - △79 -
2020年8月期第3四半期 2,585 △14.4 △161 - △154 - △137 -
(注)包括利益 2021年8月期第3四半期 △79百万円 (-%) 2020年8月期第3四半期 △137百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年8月期第3四半期 △42.72 -
2020年8月期第3四半期 △74.37 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年8月期第3四半期 1,446 92 6.2
2020年8月期 1,366 118 8.6
(参考)自己資本 2021年8月期第3四半期 89百万円 2020年8月期 118百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年8月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年8月期 - 0.00 -
2021年8月期
0.00 0.00
(予想)
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年8月期の連結業績予想(2020年9月1日~2021年8月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 3,058 2.4 △121 - △125 - △112 - △60.86
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 除外 -社
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年8月期3Q 1,907,500株 2020年8月期 1,843,800株
② 期末自己株式数 2021年8月期3Q 467株 2020年8月期 467株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年8月期3Q 1,849,400株 2020年8月期3Q 1,843,364株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料3ページ「1.
当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」)をご覧ください。
株式会社地域新聞社(2164) 2021年8月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
(4)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表 …………………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
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株式会社地域新聞社(2164) 2021年8月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長期化している一方
で、政府・自治体による各種施策の実施やワクチン接種の加速を受け、徐々に持ち直しの動きがみられました。し
かしながら、緊急事態宣言、蔓延防止措置の延長が続き、飲食店を中心に経済活動の停滞がみられ、回復速度が上
がっておりません。また、個人消費におきましても、引き続き外出自粛ムードが続いており、消費活動の回復は限
定的なものとなっております。
当社グループ(当社及び子会社のショッパー社をいう。以下同じ)の属するフリーペーパー・フリーマガジン市
場は、WEBやSNSをはじめとした広告媒体の多様化により、顧客の獲得や価格競争など、依然として厳しい経営環境
が続いております。また、主要クライアントである地元の中小店舗は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大き
く受け、販促需要が減少しております。このような状況の下、当社グループの基盤事業である新聞等発行事業は、
2021年5月末現在で、3県49エリアで49版を発行、週間の発行部数は約205万部となりました。
地域新聞社の新聞等発行事業におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による出稿減は徐々に解消
していましたが、緊急事態宣言、蔓延防止措置の延長を受けて出稿のキャンセルが発生しており、売上が伸び悩ん
でおります。対策として、ターゲットを絞った企画特集の実施により店舗の販促需要を高めるよう努めております
が、2021年3月~5月の売上は予算比91%に留まっております。今後は2021年6月より埼玉県発行エリアを再編
し、収益性の向上を図るとともに、ブランディング・顧客ポートフォリオなど広告効果を高める仕組みを構築する
ことにより媒体価値を高め広告効果を最大化し収益力を高めてまいります。
折込チラシ配布事業におきましては、それぞれの地域にカスタマイズされた独自の地図情報システム(GIS)を活
用することにより、広告主の顧客ターゲットが明確となり、効率的かつ広告効果の最大化を図るサービスを実現す
ることができております。また、新型コロナウイルスの感染再拡大の影響による取引量の減少が続いておりました
が、市場環境は徐々に改善してきており、2021年3月~5月の売上は予算比104%と見込みを上回りました。今後
は回復速度の速い業種を中心に大口顧客の獲得を目指し、さらに業績の改善を図ってまいります。
その他事業につきましては、新規事業開発や、WEB事業、業者紹介サービス事業、求人媒体事業といったノンコ
ア事業に経営資源を投下し、育成を図っております。WEB事業につきましては2020年10月に実施したコミュニティ
サイト「チイコミ!」のリニューアルにより、取引単価の向上を図っております。また、人員体制を整備し、店舗
のホームページ制作受託も増えてきております。求人媒体事業につきましては求人媒体「Happiness」が堅調に売
上を伸ばしております。業者紹介サービスにつきましては、現在8ジャンルの展開で順調に成長をしており、2021
年5月より千葉県内の農家で採れた有機野菜セットを定期的に届ける「ちいき新聞の直送おやさい」を展開してお
ります。「ちいき新聞の直送おやさい」は当該事業で初の月額サービスとなっており、事業展開の幅が広がってお
ります。同サービスにつきましては今後、更にサービスの質を向上させつつ、対象ジャンルを広げていく方針であ
ります。また、2021年5月に新規事業として千葉県内の中学校2年生向けのキャリア教育副教材「発見たんけん千
葉県」の発行を実施し、多くの取引先に賛同をいただきました。当該事業は引き続き対象の自治体を拡大し、小学
生向けの副教材を含め事業の拡大を目指しております。
ショッパー社におきましては、これまで業績の立て直しを図り、配布エリアの見直しや人員体制の強化といった
施策を実施してきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響があり収益改善が困難であると判断したため、
2月の発行号を最後にショッパー社の解散を決定しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による事業全
体の伸び悩みから、2,360,386千円(前期比8.7%減)と減少いたしました。また、販売費及び一般管理費の圧縮及
び助成金収入があったものの売上高の減少が影響し経常損失は96,462千円(前期は経常損失154,107千円)、親会
社株主に帰属する四半期純損失は79,006千円(前期は親会社株主に帰属する四半期純損失137,106千円)となりま
した。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
A.資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ79,805千円増加し1,446,464千円となりまし
た。これは、主に流動資産のその他に含まれている未収還付法人税等が36,689千円減少し、敷金及び保証金が
27,736千円減少しましたが、現金及び預金が127,467千円増加したほか、流動資産のその他に含まれている未収入
金が18,109千円増加したことによります。
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B.負債
当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べ31,866千円減少し711,320千円となりまし
た。これは、主に流動負債のその他に含まれている未払消費税が20,888千円増加し、1年内返済予定の長期借入金
が16,616千円増加しましたが、流動負債のその他に含まれている預り金が23,786千円減少したほか、未払金が
19,256千円減少し、買掛金が15,666千円減少したことによります。
当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べ137,329千円増加し642,606千円となりま
した。これは、主に長期借入金が158,390千円増加したことによります。
C.純資産
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ25,657千円減少し92,536千円となりまし
た。これは、資本金が25,002千円増加し、資本準備金が25,002千円増加しましたが、親会社株主に帰属する四半期
純損失79,006千円を計上したことによります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当連結会計年度の連結業績予想につきましては、2021年4月9日に「通期連結業績予想の修正に関するお知ら
せ」で公表いたしました通期の業績予想に変更はございません。今後の経済情勢及び業績の推移により、通期の見
通しについて見直しが必要になった場合には速やかに開示致します。
新型コロナウイルス感染症による影響について、前連結会計年度及び当第3四半期連結累計期間の業績を鑑み
て、当連結会計年度中は新型コロナウイルス感染症による影響が残ると仮定しております。
(4)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、2020年4月以降、月次売上高が前期に比べ著し
く減少しており、前連結会計年度において292,047千円の営業損失及び332,295千円の親会社株主に帰属する当期純
損失を計上しております。また、この影響は今後数年続くと予想しており、当連結会計年度におきましても、営業
損失及び親会社株主に帰属する当期純損失の計上を見込んでおります。当該状況により、引き続き継続企業の前提
に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
当該状況を解消又は改善するため、当社グループは、以下の対応策を実行し、収益改善及び費用削減等を行い財
務状況の安定化を図ります。
①収益獲得が見込めるエリアへの人的資源及び資金を集中
②マーケティング機能の強化及びインサイドセールスチームの発足
③受注窓口の拡大及び他社サービスとの連携
④デジタルトランスフォーメーション(DX)の強化
⑤配送業務の一部内製化等の費用の削減
⑥金融機関からの資金調達及び増資等による資金調達
当社グループは、これらの施策の実行により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し
ております。
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2.四半期連結財務諸表
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年8月31日) (2021年5月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 840,054 967,521
売掛金 269,759 275,066
商品及び製品 38 37
配布品 13,107 9,937
仕掛品 6,954 6,292
貯蔵品 1,142 1,615
前払費用 20,729 23,223
その他 42,235 23,621
貸倒引当金 △1,078 △4,150
流動資産合計 1,192,943 1,303,166
固定資産
有形固定資産 64,002 48,256
無形固定資産 26,197 38,296
投資その他の資産
敷金及び保証金 72,252 44,516
その他 20,183 14,972
貸倒引当金 △8,921 △2,743
投資その他の資産合計 83,515 56,745
固定資産合計 173,715 143,297
資産合計 1,366,658 1,446,464
負債の部
流動負債
買掛金 130,525 114,859
短期借入金 200,000 200,000
1年内返済予定の長期借入金 139,992 156,608
リース債務 7,826 7,196
未払金 208,882 189,625
未払費用 1,495 189
未払法人税等 800 3,214
賞与引当金 165 1,349
ポイント引当金 500 -
資産除去債務 6,510 3,024
その他 46,490 35,254
流動負債合計 743,187 711,320
固定負債
長期借入金 278,362 436,752
リース債務 12,049 6,634
退職給付に係る負債 180,674 175,811
資産除去債務 28,325 21,275
繰延税金負債 2,974 1,858
その他 2,890 275
固定負債合計 505,277 642,606
負債合計 1,248,464 1,353,927
純資産の部
株主資本
資本金 203,112 228,114
資本剰余金 133,112 158,114
利益剰余金 △217,351 △296,357
自己株式 △679 △679
株主資本合計 118,194 89,192
新株予約権 - 3,344
純資産合計 118,194 92,536
負債純資産合計 1,366,658 1,446,464
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年5月31日) 至 2021年5月31日)
売上高 2,585,424 2,360,386
売上原価 747,493 666,994
売上総利益 1,837,930 1,693,391
返品調整引当金戻入額 270 -
差引売上総利益 1,838,200 1,693,391
販売費及び一般管理費 2,000,113 1,791,302
営業損失(△) △161,912 △97,910
営業外収益
受取利息 86 184
助成金収入 1,324 11,605
保険解約益 7,968 -
その他 519 4,088
営業外収益合計 9,898 15,878
営業外費用
支払利息 2,093 3,677
新株予約権発行費 - 9,270
その他 - 1,483
営業外費用合計 2,093 14,431
経常損失(△) △154,107 △96,462
特別利益
固定資産売却益 - 31
事業譲渡益 - 18,000
特別利益合計 - 18,031
特別損失
固定資産除却損 0 -
特別損失合計 0 -
税金等調整前四半期純損失(△) △154,108 △78,431
法人税、住民税及び事業税 2,154 1,692
法人税等還付税額 △22,399 -
法人税等調整額 3,243 △1,116
法人税等合計 △17,001 575
四半期純損失(△) △137,106 △79,006
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △137,106 △79,006
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株式会社地域新聞社(2164) 2021年8月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年9月1日 (自 2020年9月1日
至 2020年5月31日) 至 2021年5月31日)
四半期純損失(△) △137,106 △79,006
四半期包括利益 △137,106 △79,006
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △137,106 △79,006
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
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株式会社地域新聞社(2164) 2021年8月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社はマイルストーン・キャピタル・マネジメント株式会社を割当先とする第三者割当による新株式発行の払込を
受けました。この結果、第3四半期連結累計期間において資本金が25,002千円、資本準備金が25,002千円増加し、当
第3四半期連結会計期間末において資本金が228,114千円、資本準備金が158,114千円となっております。
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