2162 J-nms HD 2020-05-15 15:00:00
2020年3月期 決算概要 [pdf]

1. 2020年3月期 通期業績ハイライト


                                                                       2020年3月期
              2019年3月期
 (単位:百万円)        実 績
                                           実 績                    前年同期比             主なポイント

                                                                               【売上高】
                                                                               全事業セグメントにおいて増収
 売上高             57,759                     62,611                      8.4%   【営業利益】
                                                                               HS事業、PS事業:増益
                                                                               EMS事業:工作機械関連需要
                                                                               減やベトナム・メキシコ拠点立ち上
                                                                               げコスト等あり前年同期比では減
 営業利益                   548                         920              67.8%     益だが、想定どおりで推移

                                                                               【経常利益】
                                                                               営業外収益 274百万円
                                                                                (前年同期比 268百万円減)
                                                                               営業外費用 653百万円
 経常利益                   569                         541             △4.8%       (前年同期比 131百万円増)

                                                                               【特別利益】   193百万円
                                                                                  (前年同期比 79百万円減)
 親会社株主に帰属する
                        415                         280 △32.5%                 【特別損失】   48百万円
 当期純利益                                                                           (前年同期比 99百万円減)




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2. セグメント別業績ハイライト

                                                                                     2020年3月期
  (単位:百万円)              2019年3月期
                           実 績                                                                       主なポイント
                                                   実 績                  前年同期比

            売上高              19,331                  21,685                        12.2%      需要は堅調に推移、前年度立ち上げた
                                                                                              物流3PL受託・テクニカル流通加工事
HS事業                                                                                          業や技術者派遣専門会社、海外事業
            セグメント利益              196                       693                   253.2%       の収益改善が進み、大幅増益

            売上高              25,819                  27,046                         4.8%      工作機械関連需要減影響や、海外白物
                                                                                              家電部品増産対応による生産性悪化、
EMS事業                                                                                         ベトナム・メキシコ拠点の立ち上げコストが
            セグメント利益              436                          33                △92.3%        あったが計画に対しては想定どおりで推移

            売上高              12,608                  13,879                        10.1%      抜本的コスト構造改革の継続実行や
PS事業                                                                                          部材価格高騰による製品売価是正に加え
            セグメント利益              443                       698                     57.6%      需要堅調による販売増加あり、増収増益

                                                                                              当社(持株会社)に係る全社費用
調整額         セグメント利益           △527                      △505                              ―   *持株会社化に伴い、当費用は
                                                                                               各セグメントに配分せず「調整額」に区分

            売上高              57,759                  62,611                         8.4%
合 計
            セグメント利益              548                       920                     67.8%

*HS事業:ヒューマンソリューション事業   EMS事業:エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業                       PS事業:パワーサプライ事業



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3. 業績ハイライト(B/S)
  (単位:百万円)   2019年3月期                   2020年3月期                           増減            主なポイント
                                                                                       現預金 △69
 流動資産               22,082                         23,115                   +1,033     売上債権 +1,051
                                                                                       在庫   △71

 固定資産                  7,380                       10,288                   +2,908

  有形固定資産               5,612                          8,060                 +2,447

  無形固定資産                  540                         1,095                     +555

  投資その他の資産             1,227                          1,133                     △94

 繰延資産                         ー                             66                  +66    社債発行費


 資産合計               29,462                         33,470                   +4,007

 負債合計               23,717                         27,620                   +3,902

  流動負債              21,744                         16,290                   △5,454     【借入金残高】
                                                                                       20/3末 13,776
  固定負債                 1,973                       11,330                   +9,356     19/3末 14,286


 純資産合計                 5,744                          5,849                     +104

 負債・純資産合計           29,462                         33,470                   +4,007

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4. 業績ハイライト(C/F)
 (単位:百万円)                2019年3月期                          2020年3月期                      主なポイント
  税金等調整前当期純利益                               694                                686

  減価償却費                                     828                               1,169
                                                                                      売上債権 △1,062
  運転資金の増減                            △1,852                                   △861    在庫   245
                                                                                      仕入債務 △45

  そ   の   他                             △942                                   822

  営業キャッシュ・フロー                        △1,272                                   1,816
                                                                                      売却収入 72
  固定資産の取得・売却                         △1,943                            △2,002         取得支出 △2,075

  そ   の   他                             △156                                  △830    事業譲受 △845

  投資キャッシュ・フロー                        △2,100                            △2,833

 フリーキャッシュ・フロー                        △3,372                            △1,016

  借入金の増減                                3,676                                 △484

  配当金支払 他                               △521                                  1,461   配当金 △85

  財務キャッシュ・フロー                           3,154                                  976

  現金及び現金同等物期末残高                         4,195                                 4,156

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5.資金の状況

 当連結会計年度末の手元流動性残高は、現金及び現金同等物4,156百万円

 これに加え、当連結会計年度において、当社グループの所要資金及びリファイナンス等
  に充当するため、金融機関より6,426百万円の資金調達を実行、
  2020年3月31日に第1回無担保社債を発行し、2,000百万円の資金調達を
  行っており、十分な資金を確保できる体制を整えている

 また、当社グループは2019年3月期から戦略投資を実行しているが、2021年3月期
  においては需要動向を勘案し、追加となる投資計画については見極めを行っている

 グループにおける資金調達は当社(持株会社)に一元化し効率を高めるとともに、
  グループにおける資金還流のしくみも強化し、資金の確保に努めていく




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6.2021年3月期 業績予想・配当予想
 当社グループの国内事業においては、自動車関連分野は世界各地域における減産の影響が国内生産へ
  波及する一方で、半導体・電子部品関連は生産計画を維持、繁忙な業種では人手不足が続いており
  当社グループが提供する技術者派遣においては計画を維持しながら推移する見込み
 海外事業は、中国、マレーシアをはじめとする当社グループすべての拠点が順次稼働を再開しており、
  部材や物流等、サプライチェーンの停滞は解消されつつあるが、国境を越えた人の移動制限による、
  お客様との新製品立ち上げや生産開始スケジュールの遅れ、物流コスト上昇などによる影響が見込まれる
 以上のことから、2021年3月期は第2四半期累計期間(4月-9月)は世界経済の停滞による需要低迷
  や、各国・地域における顧客の生産調整や稼働停止による影響があるものの、第3四半期、第4四半期
  においては、各国・地域における景気刺激策の効果もあらわれ、下期は当社グループ拠点の稼働水準も
  正常化するものと見ている
 しかしながら、業績予想及び配当予想については、新型コロナウイルスによる各国・地域の経済動向や、
  これに関連する国内生産動向への影響及びこれらが当社グループ業績に与える影響を現段階で見通す
  ことが難しいため、今後影響等を慎重に精査し、予想を合理的に算出することが可能となった時点で
  配当予想と併せ、速やかに開示する
 厳しい事業環境が続く様相だが、グループ全体で、間接コストの引き下げを進めるとともに、業務の見直し
  による生産性改善も行い、売上減による利益影響を最小限に留めていくとともに、生産が繁忙な業界・
  お客様への人材ソリューションの提供を拡大させ、売上・利益の確保に努めていく
 また、世界経済の停滞を背景に、製造業のファブレス化はますます加速していくと見ており、グループ内
  ノウハウも活用した請負・受託の拡大を図り、経営環境改善時に備えた施策を実行し、次につながる
  取り組みを展開していく
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7.新型コロナウイルス感染拡大の影響による各事業の状況
   (2020年5月15日時点)
セグメント                                                    概 況
国内事業     自動車関連は世界的減産の影響が国内にも波及しており、お客様の減産影響が今後でてくる見込みだが、車載系を
         除く半導体・電子部品関連は生産計画を維持している。通信系製造や一部物流など繁忙な業種では人手不足が続
         いており、開発系の技術者派遣も現状計画線で推移する見込みだが、世界的な需要減速による先行き不透明感が
         強い状況。売上減による影響は固定費削減等の緊急施策を実行し最小限に留めていく
海外事業     各国・地域の拠点はすべて稼働を再開、上期に売上減による影響がある見込み
 HS事業    中国      上海・深圳・広州・無錫拠点のいずれも業務再開、お客様の動向を見ながら水準回復中
         タイ・ベトナム他 政府方針に則り業務推進、お客様の生産動向を見ながら稼働対応
 EMS事業   中国      2月10日より通常稼働、部材や物流などサプライチェーンの停滞は解消されているが、国境を越え
                 た人の移動制限による、お客様との新製品立ち上げや生産開始スケジュールの遅れ、物流コストの
                 上昇などによる影響が見込まれるため固定費の見直しなどの対応を実施
         マレーシア   政府方針に則り3月18日より稼働を停止、5月4日から徐々に稼働を再開しているが約1か月半
                 の稼働停止及びお客様の生産調整・需要減速による売上減の影響がある見込
         ベトナム    生産は継続しているが、国境を越えた人の移動制限による、お客様との新製品立ち上げや生産
                 スケジュールの遅れなどにより低水準の稼働となっており、新規受注の生産立ち上げに加え
                 投資計画の見直しも行い影響を抑えていく
         米国      オフィス、ロジスティクス機能とも問題なく稼働、間接人員は在宅勤務を推奨
         メキシコ    政府方針に則り4月2日より稼働を停止していたが、5月11日より稼働再開が承認された分野(カ
                 テゴリー)から順次生産を再開、20年度は先行投資時期であり業績寄与は21年度からのため、
                 売上減等による影響はない見込
 PS事業    中国      2月10日より通常稼働、お客様の稼働停止により売上減による影響がある見込み
                 固定費の見直しなどの緊急施策を行い、影響は最小限に抑制する

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(参考)会社概要

                                                          http://www.n-ms.co.jp/
          〒163-1445
本社所在地
          東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー45階

代表者       代表取締役社長 小野 文明


資本金       5億69万円(2020年3月31日現在)


上場証券取引所   東京証券取引所(JASDAQ市場) 証券コード 2162


グループ社員数   12,945名(2020年3月31日現在)

          ヒューマンソリューション(HS)事業
事業内容      エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス(EMS)事業
          パワーサプライ(PS)事業 におけるグループ事業統括および経営管理等

連結子会社数    海外18社含む26社(海外10カ国にグローバル展開)

          日本マニュファクチャリングサービス株式会社(HS事業)
          株式会社志摩電子工業(EMS事業)
主な連結子会社
          株式会社テーケィアール (EMS事業)
          パワーサプライテクノロジー株式会社(PS事業)

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(参考)nms HDグループ 事業セグメント概要
                主なグループ会社                           進出国・地域                                            主な事業内容

 ヒューマンソリューション事業(HS事業)
 ・日本マニュファクチャリングサービス株式会社                           日本                国内/海外におけるマニュファクチャリングサービス全般
 ・株式会社日本技能教育機構                                    中国                ・製造受託事業(請負[構内受託]、受託製造派遣・紹介)
 ・nmsロジスティクス&テクニカルソリューション株式会社                     ベトナム              ・IT生産系エンジニアリング事業(派遣・紹介)
 ・中基縦合(上海)人力資源服務有限公司                              タイ、ラオス            ・IT・設計開発エンジニアリング事業(派遣・紹介・受託)
 ・NMS VIETNAM CO., LTD.
                                                  インドネシア            ・テクニカルサービス事業(各種リペア・リワーク・解析等/カスタマーサービス
 ・nms(Thailand)Co., Ltd.
                                                  カンボジア              全般)
 ・PT. NMS CONSULTING INDONESIA 他
                                                                    ・ロジスティクスサービス事業(物流3PL/流面加工/派遣)
                                                                    ・外国人技能実習制度に関わる入国後教育研修の受託及び実習生
                                                                     受け入れ先への業務支援

 エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービス(EMS事業)
 ・株式会社志摩電子工業                                      日本               ・電子機器製造受託サービス
 ・株式会社テーケィアール                                     中国               (基板実装、基板組立、簡易プレス、樹脂成型、組立 等)
 ・株式会社テーケィアールマニュファクチャリングジャパン                      マレーシア            ・電子機器修理サービス
 ・中宝華南電子(東莞)有限公司                                  ベトナム             ・車載関連機器・部品の設計・開発・製造
 ・TKR MANUFACTURING (MALAYSIA) SDN.BHD.
                                                  米国               ・省力化関連装置・機器の設計・開発・製造
 ・TKR PRECISION (MALAYSIA) SDN. BHD.
                                                  メキシコ
 ・TKR MANUFACTURING VIETNAM CO.,LTD.
 ・TKR USA, Inc.
 ・TKR DE MEXICO S.A. de C.V. 他

 パワーサプライ事業(PS事業)
 ・パワーサプライテクノロジー株式会社                               日本               ・カスタム電源(低圧電源、高圧電源)の開発・設計・製造・販売
 ・中宝華南電子(佛山)有限公司                                  中国               ・マグネットロールの開発・設計・製造・販売
 ・株式会社テーケイアール                                     香港(中国)           ・各種トランス(スイッチングトランス、高圧トランス)開発・設計・製造・販売
 ・TKR HONG KONG LIMITED                           タイ               ・電池マネジメントシステム関連製品の開発・設計・製造・販売
 ・Power Supply Technology (Thailand) Co., Ltd.

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