2162 J-nms HD 2020-02-14 12:30:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ………………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 9
- 1 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国の保護主義的な動きとその影響、それらも含めた中国を始
めとする新興国・資源国経済の動向も加わり、全体としては景気の減速傾向が強まりつつ推移しました。
わが国経済においても、雇用情勢の改善傾向は続いているものの、消費税率引き上げや自然災害などの影響、外
需の弱さを背景に停滞感が強まりました。
このような状況のもと、当社グループにおいては、変化を好機に攻めの施策で成長基盤を構築すべく、アクショ
ンプランの確実な実行と投資効果の刈り取りに向けた取り組みを進めています。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高46,593百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益
607百万円(前年同期比102.1%増)と、増収増益となりました。また、経常利益は369百万円(前年同期比18.1%
増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は257百万円(前年同期比22.1%増)と、それぞれ増益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
① HS事業(ヒューマンソリューション事業)
国内HS事業の製造派遣・製造請負事業は、新卒採用や外国人技能実習生の活用に力を注ぎ、採用力の強化と共
に定着率の向上を図ることができました。また、今後の拡大に向けた施策実行を進めている技術者派遣事業(*
1)や物流3PL(*2)受託・テクニカル流通加工事業会社(nmsロジスティクス&テクニカルソリューション
株式会社)は堅調に推移しました。
海外HS事業は、インドネシア及びラオスにおける、事業立ち上げに伴うコストの発生があったものの、ベトナ
ム拠点(NMS VIETNAM CO.,LTD.)での労働生産性が改善傾向となり、ASEAN及び中国ともに概ね堅調に推移し
ました。
この結果、当セグメントの売上高は、16,196百万円(前年同期比13.7%増)、セグメント利益は466百万円(前
年同期比307.1%増)となりました。
*1:2020年1月に技術者派遣事業の強化を目的に、日本マニュファクチャリングサービス株式会社のエンジニア派
遣事業を切り出し、同社傘下の技術者派遣事業会社neoテクノロジー株式会社と事業統合を行いました。併せ
て、neoテクノロジー株式会社はnmsエンジニアリング株式会社に社名変更しております。
*2:3PL:サードパーティー・ロジスティクス
② EMS事業(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス事業)
国内EMS事業は、米中貿易摩擦や、これに起因した各国経済の先行き不透明感が続いたことに加え、工作機械
関連の需要減少等の影響がありました。
海外EMS事業は、白物家電関連を中心にASEAN及び中国における需要は引き続き堅調に推移しました。利
益面では、重点施策として進めているベトナム・米国・メキシコ拠点の事業立ち上げに係る先行投資コスト等の利
益圧迫要因があり、前年同期対比では減益となったものの、全体としては計画どおりに推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は、20,316百万円(前年同期比6.6%増)、セグメント利益は68百万円(前年
同期比78.6%減)となりました。
③ PS事業(パワーサプライ事業)
PS事業は、前事業年度に生じた既存製品の需要調整および新規分野への製品投入までの端境期を脱したことも
あり、売上は堅調に推移しました。
利益面につきましても、事業基盤の再構築に向けた抜本的コスト構造改革の実行に加え、前事業年度に発生した
急激な部材調達価格の上昇に対する売価是正もあり、前年同期に対しては増益となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、10,080百万円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益は438百万円(前
年同期比66.7%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、22,666百万円となり、前連結会計年度末に比べ584百万
円増加いたしました。これは主に現金及び預金が637百万円、その他流動資産が232百万円、それぞれ増加した一方
で、原材料及び貯蔵品が212百万円減少したことによるものです。
固定資産合計は、9,425百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,044百万円増加いたしました。これは主に有形
固定資産が1,549百万円、無形固定資産が447百万円増加したことによるものです。
この結果、総資産は、32,092百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,629百万円増加いたしました。
- 2 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、22,619百万円となり、前連結会計年度末に比べ875百万
円増加いたしました。これは主に、短期借入金が1,269百万円、未払消費税等が403百万円増加する一方で、支払手
形及び買掛金が818百万円減少したことによるものです。
固定負債合計は、3,883百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,909百万円増加いたしました。これは主に長期
借入金が337百万円、その他固定負債が1,612百万円増加したことによるものです。
この結果、負債合計は、26,502百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,785百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、5,589百万円となり、前連結会計年度末に比べ155百万円減
少いたしました。これは主に、利益剰余金が166百万円増加した一方で、為替換算調整勘定が321百万円減少したこ
とによるものです。
この結果、自己資本比率は17.4%(前連結会計年度末は19.5%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の通期連結業績予想につきましては、2019年5月10日公表の「2019年3月期決算短信〔日本基準〕
(連結)」のとおりであります。
今後の事業動向によって、業績予想を見直す必要が生じた場合は速やかに開示いたします。
- 3 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,246,966 4,884,155
受取手形及び売掛金 10,761,029 10,824,505
製品 1,324,952 1,222,330
仕掛品 589,589 565,619
原材料及び貯蔵品 4,181,589 3,969,216
その他 978,784 1,211,341
貸倒引当金 △681 △10,346
流動資産合計 22,082,231 22,666,822
固定資産
有形固定資産
土地 1,174,187 1,166,687
その他(純額) 4,438,310 5,995,036
有形固定資産合計 5,612,497 7,161,724
無形固定資産
その他 540,104 987,985
無形固定資産合計 540,104 987,985
投資その他の資産
その他 1,233,958 1,281,756
貸倒引当金 △6,119 △6,119
投資その他の資産合計 1,227,838 1,275,636
固定資産合計 7,380,441 9,425,345
資産合計 29,462,672 32,092,168
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,486,367 3,668,059
短期借入金 13,073,800 14,343,360
未払金 1,914,296 1,994,942
未払法人税等 193,065 114,477
未払消費税等 269,845 673,808
賞与引当金 477,113 513,936
その他 1,329,616 1,311,148
流動負債合計 21,744,105 22,619,734
固定負債
長期借入金 1,212,540 1,549,741
繰延税金負債 140,636 93,122
退職給付に係る負債 263,325 270,759
その他 357,093 1,969,475
固定負債合計 1,973,595 3,883,099
負債合計 23,717,701 26,502,833
- 4 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 500,690 500,690
資本剰余金 527,182 527,182
利益剰余金 6,118,794 6,285,276
自己株式 △909,838 △909,859
株主資本合計 6,236,828 6,403,289
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △51,807 △52,768
為替換算調整勘定 △450,920 △772,406
その他の包括利益累計額合計 △502,728 △825,174
新株予約権 3,056 3,056
非支配株主持分 7,813 8,163
純資産合計 5,744,970 5,589,334
負債純資産合計 29,462,672 32,092,168
- 5 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 42,269,584 46,593,474
売上原価 36,474,874 40,570,841
売上総利益 5,794,710 6,022,632
販売費及び一般管理費
給料及び賞与 1,852,797 2,061,399
賞与引当金繰入額 176,928 154,678
その他 3,464,474 3,199,366
販売費及び一般管理費合計 5,494,200 5,415,445
営業利益 300,509 607,187
営業外収益
受取利息 19,682 14,571
受取配当金 2,331 690
不動産賃貸料 29,106 29,654
消費税差額 296,009 -
助成金収入 - 127,500
その他 57,024 76,016
営業外収益合計 404,153 248,433
営業外費用
支払利息 143,469 161,790
為替差損 164,895 198,522
不動産賃貸原価 22,373 19,690
外国源泉税 4,965 2,736
その他 56,286 103,635
営業外費用合計 391,989 486,375
経常利益 312,673 369,244
特別利益
固定資産売却益 10,414 20,256
投資有価証券売却益 38,794 -
為替換算調整勘定取崩益 91,839 168,663
ゴルフ会員権売却益 15,430 -
特別利益合計 156,478 188,920
特別損失
固定資産売却損 - 190
固定資産除却損 14 2,050
事業構造改革費用 47,904 -
たな卸資産廃棄損 - 41,000
特別損失合計 47,918 43,241
税金等調整前四半期純利益 421,233 514,923
法人税等 207,890 257,189
四半期純利益 213,342 257,733
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
2,133 △93
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 211,208 257,826
- 6 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 213,342 257,733
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △49,073 △961
為替換算調整勘定 △285,799 △321,767
その他の包括利益合計 △334,873 △322,728
四半期包括利益 △121,530 △64,994
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △124,088 △64,620
非支配株主に係る四半期包括利益 2,557 △374
- 7 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
第1四半期連結会計期間より、事業譲受により株式取得した TKR DE MEXICO S.A. de C.V.を連結の範囲に含めて
おります。
当第3四半期連結会計期間において、志摩電子工業(香港)有限公司は、清算結了に伴い連結の範囲から除外して
おります。
なお、 TKR DE MEXICO S.A. de C.V.及び志摩電子工業(香港)有限公司は、当社の特定子会社に該当しておりま
す。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用
後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純損益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
- 8 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自2018年4月1日 至2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
四半期連結
EMS
HS事業 PS事業 合計 調整額 損益計算書
事業
計上額
売上高
(1)外部顧客への
14,239,193 19,051,871 8,978,520 42,269,584 - 42,269,584
売上高
(2)セグメント間
の内部売上高 46,983 530,599 46,346 623,929 △623,929 -
又は振替高
計 14,286,176 19,582,470 9,024,866 42,893,513 △623,929 42,269,584
セグメント利益 114,587 320,705 262,732 698,025 △397,516 300,509
(注)1.セグメント利益の調整額△397,516千円には、セグメント間取引消去290千円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△397,806千円が含まれております。全社費用の主なものは、当社
(持株会社)に係る費用であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行なっております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
該当事項はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
該当事項はありません。
(重要な負ののれん発生益)
該当事項はありません。
- 9 -
nmsホールディングス㈱(2162)2020年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
四半期連結
EMS
HS事業 PS事業 合計 調整額 損益計算書
事業
計上額
売上高
(1)外部顧客への
16,196,427 20,316,565 10,080,480 46,593,474 - 46,593,474
売上高
(2)セグメント間
の内部売上高 33,752 1,252,552 321,538 1,607,843 △1,607,843 -
又は振替高
計 16,230,180 21,569,118 10,402,018 48,201,317 △1,607,843 46,593,474
セグメント利益 466,512 68,503 438,022 973,038 △365,851 607,187
(注)1.セグメント利益の調整額△365,851千円には、セグメント間取引消去5,946千円、各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△371,797千円が含まれております。全社費用の主なものは、当
社(持株会社)に係る費用であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行なっております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
該当事項はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
EMS事業において、Sony Electronics Inc.の事業部門「Sony Service and Operations of
Americas」に関連する事業を譲り受けており、当該事業譲受により TKR DE MEXICO S.A. de C.V.の
株式を取得したため、同社を第1四半期連結会計期間より連結の範囲に含めております。
当該事象によるのれんの増加額は、294,050千円であります。
なお、のれんの金額につきましては、当第3四半期連結会計期間末において取得原価の配分を完了
していないため、暫定的な会計処理によって算定された金額であります。
(重要な負ののれん発生益)
該当事項はありません。
- 10 -