2160 M-GNI 2020-03-31 18:45:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]

                                                 2020 年 3 月 31 日

各   位

                 会   社   名       株 式 会 社 ジ ー エ ヌ ア イ グ ル ー プ
                 代 表 者 名         取締役代表執行役 イ     ン    ・   ル    オ
                                 社長兼CEO
                                      (コード番号:2160   東証マザーズ)
                 問 合 せ 先         取締役代表執行役 トーマス・イーストリング
                                 CFO
                                             (TEL. 03-6214-3600)

        財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ

 当社は、第 19 期の内部統制報告書に開示すべき重要な不備があり、当社の財務報告に係
る内部統制は有効ではない旨を記載いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

                             記

1.開示すべき重要な不備の内容
  当社の米国連結子会社である GNI USA, Inc.(以下「USA 社」)におきまして、監査法人
 の監査の過程で、税務上の繰越欠損金が過大に計上されていることが判明しました。          当該
 繰越欠損金を修正した結果、 当事業年度における課税所得が発生し、         法人所得税費用が計
 上されたほか、税効果会計の適用により繰延税金費用及び繰延税金負債が計上されました。
  当社は、米国連結子会社の法人税等にかかる会計処理を高度な専門知識が要求される分
 野であると考え、専門家の意見を参考にしながら会計処理を行っておりました。          しかし、
 上記の誤りは、USA 社の税務申告資料に関して当社の検証が不十分であったことから、
 適正な連結財務諸表を作成するために必要な情報の収集や会計処理の検討が不足していた
 ことに起因しており、当社の決算・財務報告プロセスに関連する内部統制において、開示
 すべき重要な不備に該当すると判断しました。

2.事業年度末に是正できなかった理由
  開示すべき重要な不備が事業年度の末日までに是正されなかった理由は、当該重要な不
 備の判明が事業年度末日以後になったためであります。

3.開示すべき重要な不備の是正方針
  当社は、 財務報告に係る内部統制の重要性を認識しており、 財務報告に係る内部統制の
 開示すべき重要な不備を是正するため、  実効性のある再発防止策を策定の上、内部統制の
 改善、強化を実施してまいります。具体的には以下のとおりです。
 (1)米国税務・会計処理における専門知識を有した人員の強化。
 (2)USA 社からの適時な情報収集及び、入手した関連文書に基づく会計処理の指導を
    実施する。
 (3)財務経理部門に社内外の教育研修を通じて専門知識を習得させる。

4.付記事項
  該当事項はありません。
5.特記事項
  該当事項はありません。

6.連結財務諸表等に与える影響
  上記の開示すべき重要な不備に起因する必要な修正は、     すべて連結財務諸表に反映して
  おり、2019 年 12 月期の連結財務諸表に与える影響はありません。

7.連結財務諸表の監査報告における監査意見
  無限定適正意見であります。

                                         以   上




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