株式会社ジーエヌアイグループ
2019年12月期 決算説明会資料
2020年2月18日
患者の皆様に新たな希望をお届けします
Securities Code: 2160
将来の予想・見通し等についての免責事項
本資料に記載されている当社の現在の計画、見通し、戦略などのうち、歴
史的事実でないものは、将来の業績に関する見通しです。
将来の業績に関する見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報から
得られた当社経営者の判断に基づいています。実際の業績は、さまざまな
リスクや不確実な要素により、これら業績見通しとは大きく異なる結果と
なりうるため、これら業績見通しに依拠して投資判断を決定することはお
控え下さいますよう、お願いいたします。
実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、当社の事業領域を取り巻く
経済情勢、市場の動向、世界情勢などが含まれます。
本資料と2019年12月期 決算短信〔IFRS〕（連結）の内容に相違があっ
た場合、短信の内容が優先されます。
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当第4四半期連結累計期間のハイライト
2019年度通期の黒字化達成
中国市場におけるアイスーリュイの堅調な売上増加とBerkeley Advanced Biomaterials
LLC（BAB）の収益性の向上により、2019年度は、売上収益、営業利益、当期利益
いずれも過去最高を達成。
F351第２相臨床試験
第２相臨床試験の解析が終了。臨床試験センターの内部監査完了後臨床試験データを
公開予定。尚、この監査は、新型コロナウイルスへの対応が優先されるため、通常より
時間を要するものと推測される。
Cullgen Inc.
すべてのがんプログラムについて進捗があり、2020年初旬に最初の治験化合物名を
決定予定。上海では、スタッフの増員及び研究室、オフィススペースの拡大を実施。
北京コンチネント薬業有限公司(BC)
BCは香港証券取引所の上場を取り下げ、上海証券取引所に新設されたSTAR MARKET
(科創板)市場への上場を検討。
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2019年度連結決算比較(前年同期比) (百万円)
損益計算書 FY2018 FY2019 増減 コメント
中国市場でのアイスーリュイの売上が引き続き
売上収益 5,018 7,446 48.4% 堅調に推移。
売上総利益 4,170 6,395 53.3%
アイスーリュイの売上増加に伴う販売関連費用の
販売費及び一般管理費 △2,998 △4,334 44.5% 増加とCullgenの事業拡大による増加。
進行中の臨床試験活動の増加及び創薬開発パイプ
研究開発費 △530 △758 43.0% ラインの拡大に伴う増加。
BCおよびBAB営業単位での収益性の向上による
営業利益 568 1,302 129.0% 増加。
金融収益 21 39 -
現金支出を伴わない為替差損の減少による。
金融費用 △225 △144 -
税引前利益 364 1,197 228.4% 全般的な収益性の改善による。
当期利益 192 837 335.9%
前年比の増加は、収益性の向上と親会社と子会社
親会社の所有者に帰属する当期利益 △200 389 - 間の販売管理費修正を反映。
2018年12月31 2019年12月
財政状態に関する陳述書 日現在 31日現在
増減 コメント
現金及び現金同等物 4,869 7,674 57.6% 非支配持分による新株の発行と資金調達
* 四捨五入で表記しております。
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アイスーリュイの3年間の売上収益と当期利益の比較
売上収益 当期利益
百万人民元 百万人民元
350 80
300 89%↑ 87%↑
250 60
200
40 237%↑
152%↑
150
100
20
50
0 0
FY2017 FY2018 FY2019 FY2017 FY2018 FY2019
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現金支出を伴わない為替差損のP/Lに与える影響
百万円 FY2018 FY2019
200
180 その他の資産から生じた 当社グループは、2019年度の
為替差損:２３百万円 現金支出を伴わない為替差損
160 を低減させるため、資産・負債
の構造を変更し、2018年度比
140 人民元建資産から生じた 59%近く削減。
為替差損:６０百万円
120
100
80
その他の資産から生じた
60 米ドル建資産から生じた 為替差損:２７百万円
為替差損:１０４百万円
40 人民元建資産から生じた
為替差損:３０百万円
20
米ドル建資産から生じた
為替差損:２０百万円
0
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医薬品臨床開発パイプライン
品目 - 適応 開発 前臨床 第１相 第２相 第３相 進捗状況 治験実施会社
Etuary®ー中国
- 結合組織病関連間質性 自社
2018年6月に第3相臨床試験を開始。
肺疾患(CTD-ILD)
- 放射線肺臓炎(RP) 自社 治験プロトコル変更に伴い治験参加病院を追加。2020 Continent
年3Qに終了予定。 Pharmaceutica
ls Inc.(CPI)
- 糖尿病性腎症(DN) 自社 進行中の第2相臨床の被験者登録中。
2019年5月にじん肺症の適応症でIND承認を取得。第3
- じん肺症 自社
相臨床試験の準備中。
F351ー中国、米国
第２相臨床試験の解析が終了。臨床試験センターの内 GNI Tianjin/
- 肝線維症(中国) 自社
部監査完了後、臨床試験データを公開予定。 SG
- 肝線維症(米国) 自社 中国フェーズ2試験データは結果発表まで一時保留。 GNI USA
F573ー中国
-急性/急性-慢性肝不全 他社 治験実施施設の選定を含む第1相臨床試験を準備中。 CPI
タミバロテンー中国
- 急性前骨髄球性白血病
他社 2020年1Qにおける追加CMC*データ申請待ち。 GNI HK
(APL)
* CMC : Chemistry, Manufacturing and Controlの略で、薬剤の承認審査に必要な申請書類に記載される、原薬や医薬品製剤の化学・製造・
品質管理に関する情報。
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当社グループの投資先について
IriSys LLC
- 2019年度、過去最大の収益改善を成し遂げ、純利益を計上
Reveal Bioscience,Inc.
- 2019年度、病理学の線維症診断用の新製品を米国市場におい
て販売開始
Shanghai Hanyu Biotechnology Co., Ltd.
- 富士フィルム（中国）社とAI診断用製品販売に関する協業を
開始
SHANGHAI RUI FU INTERNATIONAL TRADE CO.,LTD.
- 2019年度黒字化、2020年度大幅拡販の予定
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新型コロナウイルス流行の影響について
アイスーリュイはもともと新型コロナウイルスの別種であるSARS後に
開発されたため、BCは患者治療を積極的に行っている湖北省の間質性
肺疾患協会に当薬を寄付いたしました。
当社グループは一般社団法人日本浙江総商会より、日本湖北総商会、
日本武漢大学校友会を通じ、マスクや他の製品を湖北省に寄付いたし
ました。
当社グループの北京と上海のオフィス、工場は、2020年2月10日に運営
再開しておりますが、中国の多くの地域において、新型コロナウイルス
流行の影響を大きく受けています。
今後、中国がこの状況に注目し、支援や資源を、特に呼吸器疾患に関わ
る創薬に投入されることを期待しております。
中国の状況を十分注視していきますが、当社グループの2020年度の業績
予想と経営陣の中期計画は現時点で変更しておりません。
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2020年度業績予想 ― 継続的な成⾧
売上収益 営業利益 税引前 当期利益 親会社の所有者
(損失) 純利益(損失) (損失) に帰属する当期
利益(損失)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
2020年度予測 9,672 1,516 1,463 951 533
2019年度実績 7,446 1,302 1,197 837 389
2018年度実績 5,018 568 364 192 △200
2017年度実績 2,648 154 137 28 △175
2016年度実績 1,306 △276 △385 △465 △513
2015年度実績 1,016 △633 △669 △668 △623
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連 絡 先
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