2160 M-GNI 2019-05-15 15:00:00
有価証券報告書等及び決算短信等の訂正に関するお知らせ [pdf]
2019 年5月 15 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ジ ー エ ヌ ア イ グ ル ー プ
代 表 者 名 取締役代表執行役社長兼CEO イ ン ・ ル オ
(コード番号: 2160 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役代表執行役CFO トーマス・イーストリング
(TEL. 03-6214-3600)
有価証券報告書等及び決算短信等の訂正に関するお知らせ
当社は、過去に提出した下記の有価証券報告書等の訂正報告書を関東財務局に提出するとともに、決
算短信等につきましても訂正しましたので、お知らせいたします。
株主・投資家の皆様をはじめお取引先および関係者の皆様には、多大なご迷惑とご心配をおかけしま
すことを深くお詫び申し上げます。
記
1. 訂正の経緯及び理由
当社は 2015 年 12 月期の有価証券報告書より国際財務報告基準(以下 IFRS)に準拠した連結財
務諸表を作成しており、決算短信につきましても IFRS に準拠した決算短信を公表しております。
IFRS に準拠した会計処理については、監査法人と通常の監査の過程で相談を行っており、これま
で、当社の連結財務諸表に対して無限定適正意見の監査意見を受領しておりました。
2017 年 7 月に当社の 100%子会社である GNI USA, Inc (以下、GNI USA)は米国法人 Berkeley
Advanced Biomaterials LLC(以下、BAB)の持分の 70%を取得し、BAB を子会社化しました。
その際に、BAB の残り 30%の持分保有者に、当該持分(非支配持分)を GNI USA に対して買取請
求できる権利(売建プット・オプション)として「非支配持分プット・オプション(以下、NCI プ
ット・オプション) 」を付与しました。その結果、非支配持分保有者は、一定の条件、価格(変動価
格)に基づき、当該 NCI プット・オプションを行使することにより、GNI USA に対し持分の買取
を請求できることになりました。
当社は、2017 年 12 月期第 3 四半期の決算手続を進める過程で、NCI プットオプションの会計処
理について、国際会計基準第 32 号第 23 項(以下 IAS32.23 という。企業自身の資本性金融商品に
よる決済に関する規定の1つ。企業が自らの資本性金融商品を現金その他の金融資産で購入する義
務を含んだ契約は、その償還金額の現在価値に基づいて金融負債を計上し、その金額相当額を資本
から差引く等の会計処理)の適用について社内で検討し、監査法人とも検討結果についてのコミュ
ニケーションを実施したものの、最終的に IAS32.23 を適用しませんでした。
その後 2019 年 12 月期第 1 四半期の決算手続を進める中で、当社の会計監査人より、当該 NCI
プット・オプションは IAS32.23 に従った処理をすべきであり、2017 年 12 月期第 3 四半期以降の
IFRS における会計処理に誤りがある旨の連絡を受け、当該 NCI プット・オプションの会計処理に
ついて再検討した結果、 IAS32.23 の定めに従い NCI プット・オプションに係る金融負債を計上し、
その金額相当を資本から差引くという会計処理が適切な処理であったことを認識しました。したが
って、 2017 年 12 月期第 3 四半期以降 2018 年 12 月期までの期間の決算において、 当該 NCI プット ・
オプションに係る金融負債の計上及び同額を資本から差し引くという会計処理に過年度に遡って修
正することにいたしました。
当該修正は過年度の連結財政状態計算書を訂正するものではありますが、連結損益計算書(たと
えば、売上収益、営業利益、当期純利益および親会社の所有者に帰属する当期利益などの損益項目)
には影響はありません。当該過年度遡及修正の内容を確認する過程で、連結財政状態計算書に影響
のあるその他の誤謬も含めて連結財務諸表に反映しております。なお、NCI プット・オプションの
計上から生じる負債は、潜在的債務を保守的に見積り、当該オプションの特定条件、各期間の BAB
財務成績及び為替換算影響を反映するように四半期ごとに訂正いたしました。
なお、当該訂正報告書の対象期の内部統制報告書について訂正は行いません。
2. 訂正報告書を提出する有価証券報告書及び四半期報告書
(1)有価証券報告書
第17期(自 2017年1月1日 至 2017年12月31日)
第18期(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
(2)四半期報告書
第17期第3四半期(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)
第18期第1四半期(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
第18期第2四半期(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)
第18期第3四半期(自 2018年7月1日 至 2018年9月30日)
3. 訂正を行う決算短信及び四半期決算短信
(1)決算短信
2017年12月期決算短信〔IFRS〕(連結)
2018年12月期決算短信〔IFRS〕(連結)
(2)四半期決算短信
2017年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕
(連結)
2018年12月期第1四半期決算短信〔IFRS〕
(連結)
2018年12月期第2四半期決算短信〔IFRS〕
(連結)
2018年12月期第3四半期決算短信〔IFRS〕
(連結)
以上
(別紙)
訂正による過去の業績への影響(連結財政状態計算書) (単位:千円)
会計年度 項目 訂正前 訂正後 影響額
第17期(2017年12月期) 負債 合計 1,858,861 5,230,486 3,371,624
第3四半期 資本 合計 12,812,431 9,441,924 △3,370,507
資産 合計 14,671,293 14,672,410 1,117
第17期(2017年12月期) 負債 合計 2,397,474 5,764,941 3,367,467
通期 資本 合計 13,481,864 9,911,805 △3,570,059
資産 合計 15,879,339 15,676,746 △202,593
第18期(2018年12月期) 負債 合計 2,439,019 5,599,970 3,160,951
第1四半期 資本 合計 13,122,695 9,591,531 △3,531,164
資産 合計 15,561,714 15,191,501 △370,213
第18期(2018年12月期) 負債 合計 2,418,296 5,746,154 3,327,858
第2四半期 資本 合計 13,430,870 9,755,917 △3,674,953
資産 合計 15,849,166 15,502,072 △347,094
第18期(2018年12月期) 負債 合計 2,398,366 5,859,527 3,461,161
第3四半期 資本 合計 13,677,273 9,981,354 △3,695,919
資産 合計 16,075,640 15,840,881 △234,759
第18期(2018年12月期) 負債 合計 3,612,142 7,092,869 3,480,727
通期 資本 合計 13,719,331 10,007,936 △3,711,395
資産 合計 17,331,473 17,100,806 △230,667
訂正による過去の業績への影響(連結包括利益計算書) (単位:千円)
会計年度 項目 訂正前 訂正後 影響額
第17期(2017年12月期) 包括利益合計 △104,193 △114,781 △10,588
第3四半期
第17期(2017年12月期) 包括利益合計 118,578 105,522 △13,056
通期
第18期(2018年12月期) 包括利益合計 △375,438 △521,403 △145,965
第1四半期
第18期(2018年12月期) 包括利益合計 13,752 △88,564 △102,316
第2四半期
第18期(2018年12月期) 包括利益合計 201,586 240,506 38,920
第3四半期
第18期(2018年12月期) 包括利益合計 112,664 81,265 △31,399
通期
※連結持分変動計算書および連結キャッシュ・フロー計算書につきましても変更しておりますが、
詳細は本日開示しております「(訂正・数値データ訂正)「2018年12月期 決算短信〔IFRS〕
(連結)
」
の一部訂正について」等をご参照ください。なお、連結損益計算書への影響はございません。