2148 ITM 2019-11-01 15:00:00
2020年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2020年3月期 第2四半期
決算説明資料
2019年 11月 1日
Copyright © 2019 ITmedia Inc. 証券コード:2148 東証第一部
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、資料作成時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であり、不確実
な要素を含んでいます。実際の業績は、様々な要因及び業況の変化により、記載されている予想とは大きく異なる可能性があることをご
了承ください。
当社の業績に影響を与えうる事項は「2019年3月期 有価証券報告書」の「事業等のリスク」に記載されておりますので、ご参照くださ
い。ただし、業績に影響を与えうる要素は「事業等のリスク」に記載されている事項に限定されるものではないことをご留意ください。リス
クや不確実な要素には、将来の出来事から発生する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。
本資料の掲載内容については細心の注意を払っておりますが、その内容の正確性及び確実性を保証するものではないことをあらかじめ
ご了承ください。
この資料は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われるようお願いいたします。
本資料及びデータの無断転用はご遠慮ください。
当社は、2016年度第1四半期決算より、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用いたしました。
本資料の業績数値は、比較年度である2015年度よりIFRS基準、2014年度は日本基準に基づき記載しております。
当第2四半期連結累計期間において、ナレッジオンデマンド株式会社の株式譲渡を実行したことに伴い、同社を非継続事業に分類して
おります。これにより非継続事業からの損益は、要約四半期損益計算書上、継続事業と区分して表示しております。これに伴い、売上収
益および営業利益は、継続事業の金額を表示しております。なお、前期についても同様に組み替えて表示しております。
2
エグゼクティブサマリー
売上収益 12.5% 増 上期として過去最高
・リードジェン事業 主力のIT系メディアが成長
・メディア広告事業 ねとらぼを中心に非IT系メディアの成長が継続
営業利益 50.9% 増 上期として過去最高
・リードジェン事業 増収により、利益率が大きく改善
・メディア広告事業 事業拡大を見据えた投資を強化も、増収により利益率は改善
上期の業績を反映し通期業績予想を上方修正
3
2020年3月期 第2四半期業績概況
4
第2四半期累計(4-9月)の業績
売上収益 営業利益 (百万円)
(+12.5%) (+50.9%)
2,440 650 営業利益率
22.0%
600 20.1%
550 17.0%
500
15.0%
490
450 12.0%
400
2,169 350 324 7.0%
300
250 2.0%
200
150 -3.0%
1 2 1 2 5
連結損益計算書 (累計)
(百万円)
’18Q2 ’19Q2
増減率
金額 売上比 金額 売上比
売上収益 2,169 100.0% 2,440 100.0% +12.5%
総コスト 1,844 85.0% 1,950 79.9% +5.7%
(うち人件費) 1,048 48.3% 1,109 45.5% +5.9%
EBITDA ※1 384 17.7% 652 26.8% +69.7%
営業利益 324 15.0% 490 20.1% +50.9%
四半期利益 175 8.1% 319 13.1% +82.0%
親会社の所有者に帰属する
四半期利益 181 8.4% 318 13.0% +75.0%
四半期包括利益 ※2 312 14.4% 233 9.6% ▲25.3%
※1 当期からの新リース会計基準(IFRS16)適用により、当期EBITDAが増加 (本社オフィスの不動産賃借に関わる費用が償却費化)
※2 資本性金融資産の評価損益の反映による差異 6
売上収益 (四半期別)
(百万円)
5,000 +150百万円を上方修正
(業績予想)
4,608 4,703
4,376 4,451 4,850
(前回予想) 上期 2,440 百万円
1,310 1,393
1,208 1,269
3,163 前年同期比 +270 百万円 (+12.5 %)
Q4 899 1,014 1,201 1,140
1,165
上期、Q2として過去最高
Q3 828 1,310
1,147 1,126 1,121
1,086
Q2 794 業績予想に対する進捗率
916 1,020 970 1,048 1,129 2 48.8%
Q1 640
1 46.1%
1 2 3 4 5 6 0% 25% 50% 75% 100%
IFRS 7
営業利益 (四半期別)
1,000
(百万円)
(業績予想) +130百万円を上方修正
881
819 870
上期 490 百万円
746 (前回予想)
709
前年同期比 +165 百万円
206
366 (+50.9 %)
242
264
488
261
190
上期、Q2として過去最高
Q4 171 117 248
297
Q3 166 217 208 194 業績予想に対する進捗率
174
Q2 118 192 2 49.0%
134 119 129
Q1 79 1 36.8%
31
1 2 3 4 5 6 0% 25% 50% 75% 100%
IFRS 8
セグメント別売上収益 (累計)
リードジェン事業 メディア広告事業 (百万円)
1,300
(+14.2%) 0.4 1,500
(+11.2%) 0.4
1,399
1,400
1,200 0.35 0.35
1,300 1,258
1,100 0.3 0.3
1,040 1,200
1,000 0.25 1,100 0.25
910 1,000
900 0.2 0.2
900
800 0.15 0.15
800
700 0.1 700 0.1
1 2 1 2 9
セグメント別営業利益 (累計)
リードジェン事業 メディア広告事業 (百万円)
300 (+112.0%) 40.0% 350 (+26.7%) 40.0%
35.0% 294 35.0%
300
250
30.0% 30.0%
195 250 232
200
25.0% 25.0%
200
営業利益率 21.0%
150 20.0% 20.0%
18.8%
150 18.5%
100
92 15.0% 15.0%
100
10.0% 10.0%
10.1%
50
5.0% 50 5.0%
0 0.0% 0 0.0%
1 2 1 2 10
売上収益 セグメント別 (累計)
(百万円)
リードジェン事業
1,040 前年同期比 +14.2 % 上期として過去最高
910 - 主力のIT系メディアが成長
986
854 894
- 良好な市場環境 : 中堅・中小顧客が堅調
377 - 新システム「LBP」 : リード生成能力が向上
1,258
1,399 メディア広告事業
1,148 1,144 1,124
1,057
前年同期比 +11.2 % 上期として過去最高
- ねとらぼを中心に非IT系メディアが成長を
1 2 3 4 5 6
けん引
IFRS 11
営業利益 セグメント別 (累計)
(百万円) メディア広告事業 営業利益率
21.0%
24.0% 17.0% 18.5%
15.3%
18.8%
リードジェン事業 営業利益率
18.7%
14.1%
13.8%
7.5%
12.8% 10.1% リードジェン事業
195 前年同期比 +112.0 %
- システム移行にかかる投資負担は、
前期比較でピークアウト
92
204 167 123 - 増収により利益率が大きく改善
294 メディア広告事業
70 232
161 172 前年同期比 +26.7 % 上期として過去最高
146
79 - 成長投資を強化も、
1 2 3 4 5 6 増収により利益率が改善
IFRS 12
顧客の動向 (単体)
中堅・中小顧客が堅調で増収
大手顧客も改善基調
プラス
成長
その他顧客
全体
マイナス
成長 大手顧客
1 2 3 4 5 6 7 8 9
13
売上収益 メディア領域別の状況 (累計)
+22.8 % ■ 非IT系メディア ねとらぼ、ビジネス領域、
産業テクノロジー領域が成長
+8.4 % ■ IT系メディア リードジェンが成長
1 2 14
第2四半期累計 営業利益 増減分析
増収による増益 前年同期比
上期として過去最高
+165.3百万円
▲58.2
(百万円) 売上収益
の増加 ▲34.5 +13.1
+244.9 人件費の増加 その他 子会社の
コストの増加 利益改善・
他調整
490.0
324.6 子会社
単体
+152.2 +13.1
1 2 3 4 5 6
15
コストの内訳 四半期推移
前年
(百万円) 構成比
同期比
1,067
1,027 1,012 合計 +9.3% 100.0%
951 952 950 937
231
918 926
891 169 147 ■ 外注費 +3.3% 14.6%
161 179 150 138
143 142
142 ■ その他 +15.1% 28.7%
297 290 ■ 人件費 +8.2% 56.7%
297 261
277 252 263
254 257
274
オフィス賃料の増加等
539 538 560 574
513 518 517 530 535
474
成長を見据えた投資強化等
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
16
従業員数の内訳 四半期推移 *契約、派遣、アルバイトを含む
100%
277 273 280 278
(人)
267 264 260 269 273 271 前年同期比 構成比
26 24 90%
22 23 24 25
21 19 21
19 12 15 16 16
12 13 13
12 13 16 合計
80% +2.6% 100%
70%
■管理 +4.3% 8.6%
115 119 115 116 111 113 112 60%
117 117 ■技術
114 +23.1% 5.8%
47.2%
50%
41.1%
48.9% 49.4% 47.3%
■営業 ▲2.6% 40.3%
47.4%
45.6% 43.8% 40%
43.2%
40.2% ■編集・記者・その他 +5.0% 45.3%
30%
117 115 114 121 120 120 122 121 125 126 20%
【販管費】人件費 + 【原価】労務費
10%
売上収益人件費率= ×100
売上収益
0%
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 17
連結キャッシュ・フロー計算書
(百万円)
’18Q2 ’19Q2 差異 営業CF 主な内訳
営業活動による 継続事業からの
+354
188 504 +316 税引前四半期利益の計上
キャッシュ・フロー
減価償却費及び償却費 +162
投資活動による
▲43 ▲59 ▲15
キャッシュ・フロー
投資CF 主な内訳
財務活動による
▲99 ▲178 ▲79 子会社の支配喪失による支出 ▲15
キャッシュ・フロー
関係会社株式の取得による支出 ▲44
現金及び現金同等物の
+45 +267 +222
増減額 財務CF 主な内訳
現金及び現金同等物の 新株の発行による収入 +52
3,111 3,383 +271
期首残高
配当金の支払 ▲116
現金及び現金同等物の
3,156 3,650 +493 リース負債の支払額 ▲114
期末残高
18
連結財政状態計算書
(百万円)
2019年3月末 2019年9月末 差異 資産合計
流動資産 4,814 5,009 +194 現金及び現金同等物 +267
資
産 営業債権及びその他の
の 非流動資産 1,537 1,790 +253 ▲56
債権
部 資産合計 6,351 6,799 +448
使用権資産 +343
負 流動負債 909 1,048 +138
債 その他の金融資産 ▲101
の 非流動負債 74 168 +93
部 負債合計 984 1,216 +232
負債合計
資本金/資本剰余金 3,507 3,559 +52
営業債務及びその他の
利益剰余金 2,054 2,268 +214 ▲87
債務
資 自己株式 ▲344 ▲344 -
本 その他の金融負債
+325
の 他包括利益累計額 185 99 ▲86 (リース負債)
部
親会社の所有者に
5,402 5,582 +180 資本合計
帰属する持分
資本合計 5,367 5,582 +215 利益剰余金 +214
1株当たり親会社の
277.11円 281.69円 +4.57 円 内、四半期利益 +318
所有者に帰属する持分
親会社所有者帰属持分比率 85.1% 82.1% ▲3.0 pt 内、剰余金の配当 ▲116
19
KPIの状況
直近5四半期の推移 (百万PV) (万人)
321 87
■ PV数 (月平均) (+27.8%) ■ リードジェン会員数 (+15.6%)
対象メディアの拡張
により増加
251
そ
の
他
75
263
ね
と 185
ら (+42.1%)
ぼ
1 2 3 4 5 1 2 3 4 5
※共通会員基盤「アイティメディア ID」上でリードジェンサービスの対象となっている会員数 20
成長に向けた取り組み
21
今、あらゆる企業がテクノロジーを必要としている
ロボット AI IoT
自動運転 通貨革命
スマート工場 VR / AR
クリーンエネルギー ゲノム
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22
当社のポジショニング
「テクノロジー」と「インターネット」のクロスポイント
「テクノロジー」という 「インターネット」という
変化の激しい領域 変化の激しい領域
マーケティングの スマート&ソーシャルの
デジタル化 拡大
当社
変化に対応したビジネスを展開
23
成長へのエンジン
リードジェン、メディア広告の2つのビジネスモデルを
両輪として成長
24
リードジェネレーション/リードジェンとは
リード=Sales leads :見込み顧客情報
一般的なB2Bマーケティングの流れ 当社が提供する支援サービス
1. 「見込み顧客情報」の生成・収集 米国大手(TechTarget Inc.)と提携
先進ノウハウを活用
展示会出展、セミナー開催、自社
最大の競合を2015年譲受
Webサイト、メディアサービスなどを 国内最大規模のシェア獲得
利用し、営業母集団(見込み顧客
産業テクノロジー分野にも
リスト)を形成する メディアを展開
バーチャル 展示会をオンラインで実現
2. 営業アプローチ イベント 米国ON24社と提携
見込み顧客との継続的コミュニ 当社のオンラインサービスを利用することで、
ケーションを行い商談に持ち込む 必要な時に必要なだけ、オンデマンドで、
見込み顧客情報の供給を受けることが可能
受注
企業のマーケティングプロセスの
一部として、欠かせない存在に 25
リードジェンに取り組む背景
背景 当社の強み
デジタルマーケティングの拡大
テクノロジ―専門メディア ・2005年より先駆的に
マーケティングにおける としてのブランド、人材、 事業を展開
リードジェン活用が加速 圧倒的なコンテンツ力 (米国TechTarget社と提携)
デジタルマーケティングサービス市場規模推移・予測
・米国流ノウハウ蓄積・活用
639
(億円)
顧客ニーズが年々高度化
303 ボリュームでボトルネックが発生
1 2 3 4 5 6 7 課題解決への施策:基盤システム「LBP」の開発
出典:矢野経済研究所
26
リードジェンの再成長に向けた取り組み
新システム「LBP」の開発 成長路線へ転換
(2018年11月より本格稼働)
稼働による主な効果
リード生成能力の向上 需要拡大時にも、十分な在庫で高度なサービスを提供
生産効率の改善 ■ 中堅・中小顧客:継続的に拡大
■ 大手顧客:Q2で上向いた需要を
提供可能リードの増加 取り込み改善
顧客動向 Q2より販売開始
対象メディアの拡張
プラットフォームシステムとしての汎用性
Q3 Q4 Q1 Q2
2018年度 2019年度 27
リードジェンの成長加速
「LBP」の機能により、高度化する顧客ニーズへ対応
既存対象メディア向けの提案強化
LBP メディア共通の
プラットフォーム
IT系メディア 非IT系メディア
リード生成能力の向上
生産効率の改善
提供可能リードの増加
Q3より
対象メディアの拡張
新たな対象メディアの拡張 28
インターネットの変化、さらに“スマート&ソーシャル”へ
■ メディア総接触時間の構成比時系列推移(1日あたり・週平均) :東京地区
テレビ・新聞の時代
インターネットの登場
スマート
&
ソーシャル ※ 博報堂DYメディアパートナーズ 「メディア定点調査2019」時系列分析 2019.5
29
ねとらぼとは
スマート&ソーシャルに最適化
「内容」も「使い心地」も、スマホに最適化されたメディア
話題性の高い記事を配信 → SNSを通じて爆発的に拡散
テーマ特化型サブブランド展開
サブブランドによって領域・コンテンツを次々拡充
将来的には総合ニュースサイトへと育成
ネイティブアドで幅広い顧客層と取引拡大
これから、ネット広告がテレビ広告の需要を取り込む
ネイティブアドでナショナルクライアントを獲得
30
メディア広告 ねとらぼのメディア力の推移
3億PV突破
(億PV)
19/8
3.0 11年4月開設
2.5
開設時に比べて
2.0 200倍超の規模に成長
1.5
1.0
145万PV
0.5
11/4
0.0
FY11 FY12 FY13 FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19
31
ねとらぼの世界を拡大
テーマ特化型のサブブランドを次々に展開
32
ねとらぼ調査隊を開設 ~テクノロジーを活用した新たな取り組み~
ねとらぼの目利き×AI型のアプローチにより、記事の生産性を向上
データをビジュアライズした
記事の実例 取り上げるべきトレンドを発見、
トレンドトピックに対応した記事を制作
API
ビッグ
データ
自動 当初の機能 今後の予定
生成
・分析対象となるデータの拡大
トレンドをビジュアライズ
自動 ・分析・ビジュアライズの高度化
生成 した記事を制作 ・読者参加型機能の追加 など
33
2020年3月期 業績予想・配当予想
34
2019年度 業績予想
1.上期の業績を反映して通期業績予想を上方修正
2.下期は当初の見通しを継続
(1)世界経済の短期先行きは不透明
(2)事業拡大を見据えた投資を強化
(3)前期好調だった第4四半期については保守的に計画
親会社の所有者に帰属する
(百万円) 売上収益 営業利益 当期利益
今回修正予想 5,000 1,000 600
前期比 (+6.3%) (+13.4%) (+59.3%)
期初発表予想 4,850 870 520
前期比 (+3.1%) (▲1.3%) (+38.0%)
2018年度実績 4,703 881 376
※上記の業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。
35
配当金の推移と予想 56.9%
41.2% 39.3% (配当性向)
(円) 36.3%
30.6%
24.9% 24.6%
11.0 11.0
増配
市場変更
10.0 10.0 記念配当
期末
0.0%
5.0 中間配当6円を実施
6.67 1.普通配当:5円
2.20周年記念配当:1円
4.67 1.0
20周年
15周年
記念配当
記念配当
期末配当5円 (予定)
2.66
5.0
配当性向 36.3%
中間
0
0円
1 2.67円 4.67円 6.67円
2 3 4 5 6 7 10円
8
※ 当社は2015年12月1日付で株式の3分割を実施しており、上記では過去の数値も含め分割後の基準に統一しています。 36
企業理念