2148 ITM 2020-10-30 15:00:00
2021年3月期 第2四半期 決算説明資料 [pdf]

2021年3月期 第2四半期
 決算説明資料
    2020年 10月 30日




      Copyright © 2020 ITmedia Inc.   証券コード:2148 東証第一部
 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、資料作成時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であり、不確実
 な要素を含んでいます。実際の業績は、様々な要因及び業況の変化により、記載されている予想とは大きく異なる可能性があることをご
 了承ください。

 当社の業績に影響を与えうる事項は「2020年3月期 有価証券報告書」の「事業等のリスク」に記載されておりますので、ご参照くださ
 い。ただし、業績に影響を与えうる要素は「事業等のリスク」に記載されている事項に限定されるものではないことをご留意ください。リス
 クや不確実な要素には、将来の出来事から発生する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。

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 この資料は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われるようお願いいたします。

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 当社は、2016年度第1四半期決算より、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用いたしました。

 本資料の業績数値は、比較年度である2015年度よりIFRS基準、2014年度は日本基準に基づき記載しております。

 2020年3月期において、ナレッジオンデマンド株式会社の株式譲渡を実行したことに伴い、同社を非継続事業に分類しております。これ
 により非継続事業からの損益は、要約四半期損益計算書上、継続事業と区分して表示しております。これに伴い、売上収益および営業
 利益は、継続事業の金額を表示しております。なお、2019年3月期についても同様に組み替えて表示しております。

                                                                    2
2021年3月期 第2四半期業績概況




                     3
上期業績予想と実績


    • 新型コロナ影響はQ2も引き続き追い風に
    • 上期業績予想を上回って着地


                                       親会社の所有者に帰属する
       (百万円)   売上収益        営業利益         当期利益
      実績       3,103         869            555
      前年同期比     (+27.2%)    (+77.4%)       (+74.8%)

      業績予想     3,050         800            510
                                                      4
エグゼクティブサマリー

               過去最高の半期業績
 テクノロジー市場は好況 + 企業のマーケティング活動の
                   オンラインシフト
 売上収益    27.2% 増
   ・リードジェン事業   好調な既存事業に加え、デジタルイベントが急成長
               Q2開催のバーチャル展示会が過去最大規模に拡大
   ・メディア広告事業   メディア力好調。業務システム等ビジネス領域中心に広告拡大

 営業利益         77.4% 増
   ・リードジェン事業   デジタルイベント強化によりコスト増加も利益率向上
   ・メディア広告事業   増収に伴い利益率が向上

                                              5
Q2累計(4-9月)の業績
    売上収益                             営業利益                   (百万円)




  (+27.2%)            1000
                               (+77.4%)
            3,103                           869
                       900
                                                           30.0%
                       800                              営業利益率
                                                28.0%
   2,440               700
                                                            25.0%
                       600
                              490
                       500
                             20.1%
                       400                                  20.0%

                       300

                       200                                  15.0%

                       100

                         0                                  10.0%
   FY19Q2    FY20Q2          FY19Q2         FY20Q2                  6
連結損益計算書
                                                     (百万円)

                  FY19Q2            FY20Q2
                                                   増減率
                金額      売上比       金額      売上比

 売上収益           2,440   100.0%    3,103   100.0%   +27.2%

 総コスト           1,950    79.9%    2,233    72.0%   +14.6%
  (うち人件費)       1,109    45.5%    1,249    40.3%   +12.6%
 EBITDA          652     26.8%    1,033    33.3%   +58.4%

 営業利益            490     20.1%     869     28.0%   +77.4%

 四半期利益           319     13.1%     555     17.9%   +73.7%
 親会社の所有者に帰属する
 四半期利益           318     13.0%     555     17.9%   +74.8%

 四半期包括利益         233       9.6%   1,042    33.6% +346.5%

                                                             7
売上収益 (四半期別)
(百万円)

                                           5,278
                                                            Q2   1,677   百万円
                         4,608 4,703
         4,376 4,451                       1,501

                         1,310     1,393
                                                            前期比   +366    百万円 (+28.0 %)
         1,208   1,269
 3,163
                                           1,336
Q4 899
         1,165   1,014   1,201     1,140                    過去最高の四半期業績
                                                   1,677
Q3 828                                     1,310
                 1,147   1,126     1,121
         1,086
Q2 794
                                                   1,425
          916    1,020    970      1,048   1,129
Q1 640

  FY14    FY15   FY16     FY17      FY18   FY19    FY20
                                 IFRS                                                     8
営業利益 (四半期別)
(百万円)
                                           1,172
                                                           Q2   518   百万円
                                            347

                                                                 +220
                                    881
            819                                            前期比          百万円 (+74.2 %)
                          746
                   709
            206

                   264
                          242       366     334
                                                   518     過去最高の四半期業績
     488
            261
Q4   171                            190
                   117    248
                                            297

Q3   166    217    208              194
                          174                      350
Q2   118                                    192
            134    119              129
Q1   31                   79
     FY14   FY15   FY16   FY17      FY18    FY19   FY20
                                 IFRS                                                   9
営業利益 増減分析
 増収による増益
 デジタルイベント等成長領域への投入を継続                     前期比

                                           +    379百万円
(百万円)                  メディア広告
                        売上増加
                                ▲139
              リードジェン   +276
              売上増加              人件費    ▲144
                                の増加
                                       その他
              +387                     コストの増加


                                                  869
        490

   FY19Q2累計                                      FY20Q2累計   10
コストの内訳 四半期推移
                                                                                                 Q2会計期間    前期比     構成比
 (百万円)
                                                         1,154           1,158                    合計      +14.4%   100%
                                                                 1,075                           ■ 外注費 +30.0%
                         1,027                                                                                     16.5%
                                         1,012 1,001      176             191
                 950             937                              157                            ■ その他    +10.8%   27.8%
918      926
                          169             147    156                                             ■ 人件費 +12.2%      55.7%
                 150             138
143      142                                                              322
                                                          364     312
                          297             290    286
         252     261             263                                             [主な前年同期比増加要素]
257
                                                                                 〇 人件費+70
                                                                                  ・人員増加
                                                                                  ・賞与増加

                                                                          644    〇 外注費+44、その他+31
                                          574             613     604
517      530     538      560    535             559                              ・売上連動 (デジタルイベント含む)
                                                                                  ・コンテンツ
                                                                                  ・業務環境・システム


'18Q1    '18Q2   '18Q3   '18Q4   '19Q1   '19Q2   '19Q3   '19Q4   '20Q1   '20Q2   '20Q3   '20Q4                           11
 従業員数の内訳 四半期推移                                                            *契約、派遣、アルバイトを含む




 (人)                                                                325          100%
                                                             319
                                                                                        Q2 会計期間        前年同期比     構成比
                                                288 296              32          90%
273 271 277 273 280 278
                                                             31
                                                 27    29    18      18          80%     合計           +13.9%     100%
 22      23      24     25       26      24            15
                                 16      16      15
 12      13      15                                                              70%
                                                                                      ■管理系・その他
                        16                                                                             +33.3%     9.8%
                                                             126    122          60%
                                                      117                             ■技術系              +12.5%    5.5%
                116             113      112    117
119     115             111                                                      50%
49.4%                                                                                 ■営業系               +8.9%   37.5%
        47.3%   47.2%           47.4%
                                        43.8%                                    40%
                        40.2%                   41.8% 40.9% 42.4%
                                                                    38.4%             ■編集系             +21.4%    47.1%
                                                                                 30%

                                                             144    153          20%
120     120     122     121     125      126    129   135
                                                                                                  【販管費】人件費 + 【原価】労務費
                                                                                 10%
                                                                                   売上収益人件費率=                           ×100
                                                                                                        売上収益
                                                                                 0%
'18Q1 '18Q2 '18Q3 '18Q4 '19Q1 '19Q2 '19Q3 '19Q4 '20Q1 '20Q2 '20Q3 '20Q4                                                 12
連結キャッシュ・フロー計算書
                                  (百万円)
             FY19Q2    FY20Q2    差異       営業CF 主な内訳
                                          継続事業からの
営業活動による                                                    +827
                 504       967    +462    税引前利益の計上
キャッシュ・フロー
                                          減価償却費及び償却費       +164
投資活動による
                ▲59       ▲95      ▲36    営業債権及びその他の債権の
キャッシュ・フロー                                                  ▲74
                                          増減額
財務活動による                                   法人所得税の支払額        ▲199
               ▲178      ▲236      ▲58
キャッシュ・フロー
                                          投資CF 主な内訳
現金及び現金同等物の
                 267       634    +367    無形資産の取得による支出     ▲23
増減額
                                          関係会社株式の取得による支出   ▲72
現金及び現金同等物の
               3,383     4,302    +919
期首残高                                      財務CF 主な内訳

現金及び現金同等物の                                配当金の支払           ▲118
               3,650     4,936   +1,286
期末残高                                      リース負債の支払額        ▲117



                                                                  13
連結財政状態計算書
                                               (百万円)
                   2020年3月末     2020年9月末      差異         資産合計

資   流動資産                5,698        6,375      +676     現金及び現金同等物    +634
産
の   非流動資産               1,536        2,002      +465     使用権資産        ▲114
部     資産合計              7,235        8,377     +1,142
                                                         その他の金融資産     +710
負   流動負債                1,273        1,394      +120
債
の   非流動負債                 74          172        +97
部     負債合計              1,347        1,566      +218     負債合計

    資本金/資本剰余金           3,559        3,559         ▲0    リース負債        ▲117
    利益剰余金               2,612        3,049      +436     繰延税金負債       +102
資   自己株式                ▲344        ▲344           ▲0
本
の   他包括利益累計額              59          547       +487
部                                                        資本合計
     親会社の所有者に
                        5,887        6,811      +924     利益剰余金        +436
     帰属する持分
      資本合計              5,887        6,811      +924     うち、当期利益      (+555)

    1株当たり親会社の                                            うち、剰余金の配当    (▲118)
    所有者に帰属する持分
                      297.05円     343.67円    + 46.62円
    親会社所有者帰属持分比率        81.4%        81.3%     ▲ 0.1pt   その他包括利益累計額   +487
                                                                               14
 セグメント別売上収益 (累計)
        リードジェン事業                         メディア広告事業          (百万円)




1,800
        (+37.2%)          0.4    1,800
                                         (+19.7%)            0.4
                                                  1,675
1,600                            1,600
                          0.35                               0.35
                 1,427                   1,399
1,400                            1,400
                          0.3                                0.3

1,200                            1,200
        1,040             0.25                               0.25
1,000                            1,000

                          0.2                                0.2
 800                              800

                          0.15                               0.15
 600                              600


 400                      0.1     400                        0.1
        FY19Q2   FY20Q2                  FY19Q2   FY20Q2           15
売上収益 セグメント別 (累計)
 (百万円)


                                                        リードジェン事業
                                                        前期比 +37.2 % 半期過去最高

                                                1,427   - 既存事業は成長継続
                                                        - 加えてデジタルイベントが急成長
                                        1,040
                                                          Q2開催のバーチャル展示会が過去最大規模に拡大
                986              910
         854           894

377                                                     メディア広告事業
                                                1,675   前期比 +19.7 % 半期過去最高
                                1,258 1,399
1,057 1,148 1,144 1,124                                 - メディア力好調
                                                        - 業務システム等ビジネス領域中心に広告拡大
FY14     FY15   FY16   FY17      FY18   FY19    FY20
                              IFRS                                             16
セグメント別営業利益 (累計)
      リードジェン事業                               メディア広告事業                (百万円)



600
      (+87.6%)                 40.0%
                                       600   (+70.7%)                  40.0%


500                            35.0%
                                                         502
                                       500                             35.0%


400              367           30.0% 400
                                                             30.0%     30.0%


300
                     25.7%   営業利益率
                               25.0% 300
                                             294
                                                                       25.0%

      195
200                            20.0% 200         21.0%                 20.0%
         18.8%

100                            15.0% 100                               15.0%


 0                             10.0%    0                              10.0%
      FY19Q2     FY20Q2                      FY19Q2      FY20Q2           17
営業利益 セグメント別 (累計)
(百万円)                                                                     メディア広告事業 営業利益率
                                                              30.0%
             24.0%                         21.0%
                                                              25.7%       リードジェン事業 営業利益率
                   17.0%              18.5%
                            15.3%
                                                      18.8%
  18.7%
                    14.1%
                            13.8%
                                                                      リードジェン事業
           12.8%
                                                                      前期比 +87.6 % 半期過去最高
                                           10.1%
  7.5%

                                                          367          - デジタルイベント強化によりコスト増加も
                                                                         利益率向上

                                                   195

                                          92
                                                                      メディア広告事業
          204      167      123                           502
                                                                      前期比 +70.7 % 半期過去最高
                                                   294
  70                                      232
          146      161      172                                        - 増収に伴い利益率が向上
  79
 FY14     FY15     FY16     FY17          FY18     FY19   FY20
                                   IFRS                                                        18
環境変化と成長に向けた取組み




                 19
環境の変化および当社の状況・取組み

  外部環境の変化           当社の状況・取組み
  社会・経済活動へのダメージ     1.コロナ禍への当社の対応

  ・企業活動の制限          2.読者・メディア力の動向
  ・景況の悪化リスク
                    2-1.ねとらぼ
  デジタルシフトの加速        3.顧客・B2B領域の動向
  ・テクノロジーニーズの高まり    3-1.リードジェン
  ・読者、顧客のオンラインシフト
  ・イベント市場の激変        3-2.デジタルイベント
                                    20
【1. コロナ禍への当社の対応】 急激な環境変化に即応
         パンデミック                       ニューノーマル (with コロナ)
          新型コロナウィルス

          世界的な感染拡大



                                           Smart Work
     3月~                   7月~                今後~
  緊急在宅勤務シフト           「スマートワーク制度」導入      スマートワーク環境最適化

                                        ・ICT環境整備
・企業活動への支障、コスト増加は最小限に
                                        ・業務改革の推進 (BPR)
                                        ・オフィス環境の最適化 等

                                                           21
 【2. 読者・メディア力の動向】 外部環境~ネット利用の増加~
         インターネット利用時間の変化
 (時間)
  4.0
                     2020年1月       2020年5月        平日
                                                          巣ごもり・在宅勤務の急増
  3.0

  2.0

  1.0
        10代        20代    30代    40代     50代
出典:野村総合研究所「NRIグループ 新型コロナウイルス対策緊急提言 第26回」を基に当社作成
                                               60代
                                                         インターネット利用時間が増加
                                                             高水準を継続
                     通信量推移
              平日         土日   (コロナ前 2/25週を100%とした比率推移)
 160%
                                                  昼間
 140%

 120%

 100%                                                    ネットメディアの利用が増加
  80%
        2/25週 4/27週 5/25週 6/29週 7/27週 8/31週 9/28週
出典:NTTコミュニケーションズ コーポレートサイト開示の数値を基に当社作成                                    22
【2. 読者・メディア力の動向】 当社KPIの状況
直近5四半期の推移                               (万人)                                          (百万PV)

                                        97                           多くのメディアで   431
■ リードジェン会員数                           (+11.3%)       ■ PV数 (月平均)        PVが増加 (+34.0%)

           対象メディア拡張
              により増加
                                                     321
                                                 そ
    87                                           の
                                                 他



                                                                                       351
                                                 ね
                                                 と   263
                                                 ら                                   (+33.6%)
                                                 ぼ




  '19Q2     '19Q3    '19Q4    '20Q1     '20Q2        '19Q2   '19Q3   '19Q4   '20Q1     '20Q2
※共通会員基盤「アイティメディア ID」上でリードジェンサービスの対象となっている会員数                                                   23
【2-1. ねとらぼ】 成長の軌跡

                    3.7億PV        20年8月
サブブランドの継続的拡充により
国内有数の巨大メディアに成長



                             サブブランド計




11年4月開設                       ねとらぼ
                                          24
【2-1. ねとらぼ】 足元の状況

       PV成長継続

    ・+30%超を継続 (前年同期比)      業績成長継続
    ・間もなく4億PVを超過           (一時的単価減<PV増)

     広告単価の鈍化
    ・経済活動鈍化が影響          ほぼ唯一
                        の悪影響

    ・B2C広告市場が悪化
                                          25
【2-1. ねとらぼ】 成長戦略
           さらなる巨大メディアへ
     継続的なリソースの投入              テクノロジーの活用

  サブブランド
  拡充による
   PVの拡大

 ノウハウの横展開                   ねとらぼの目利き×AIの
  による新たな                    アプローチにより、
          ・コンテンツの拡充         コンテンツの生産性を向上
   収益の確立
           ・収益性の高い領域を開拓


前提     広告単価鈍化は一時的         運用型広告市場は今後も成長
                                           26
【3. 顧客・B2B領域の動向】 外部環境~社会の劇的な変化~

     企業の               B2Bマーケティングの
  デジタルシフト加速             デジタルシフト加速
 ・デジタル化(DX)が死活問題化      ・マーケティング予算のデジタル傾斜
 ・リモートワーク特需            ・対面を伴う広告・販促手法に制限
 ・クラウド・SaaS、IoTの普及加速   ・デジタルイベントが一般化



 テクノロジー市場活況            オンラインメディア優位

「テクノロジー専門・オンライン専業」 は大きな強み                  27
【3. 顧客・B2B領域の動向】 外部環境~デジタルシフトの進行~

 新型コロナウイルスによる予算の増減方針                                         新型コロナウイルスの感染拡大に伴う
                                                                   企業の対策
                   -10.0%           0.0%            10.0%
                                                                               0.0%                        50.0%
  IT/テクノロジー(n=265)                                  6.9%

  企業合併・買収(n=250)                             3.3%            デジタルマーケティング強化                                 41.6%

      企業再編(n=258)                           2.6%
                                                              マーケティング予算削減                            34.1%
   プロダクト開発(n=261)                           2.4%

      研究開発(n=257)                          1.5%                      新事業の開始                    24.3%
          財務(n=262)         -2.0%

   マーケティング(n=263)           -2.2%                                        特になし                20.0%

          人事(n=262)         -2.5%
                                                                          その他         7.6%
                                                                                                           (n=185)
        販管費(n=263)      -4.3%
                                                    デジタル系                                                  複数回答

                                                    へ予算シフト
出典:ガートナープレスリリース(2020年10月5日)のデータを基に当社作成                         出典:PR TIMESプレスリリース(2020年4月24日)のデータを基に当社作成
                                                                                                                   28
【3. 顧客・B2B領域の動向】 当社の動向

     企業の                B2Bマーケティングの
  デジタルシフト加速              デジタルシフト加速
・B2B領域:全般堅調            ・デジタルマーケティングの主力商品
 (IT・産業テクノロジー領域)        「リードジェン」が堅調
・DXがテーマとなるビジネス領域:急成長   ・デジタルイベント事業:3倍超の成長
                       ・メディア広告にも恩恵



    クラウド、SaaS、            リードジェン、
   産業DX領域を強化            デジタルイベントを強化
                                            29
【3-1. リードジェン】
      デジタルマーケティングの当社主力商品
一般的なB2Bマーケティングの流れ
                                 当社サービスは、
1. 「見込み顧客情報」の生成・収集              • 専門ネットメディアならではのモデル
  【生成・収集ルート】            デ
                                • 高品質なデジタルデータを提供
                            (
  展示会出展、セミナー開催、         ジ   マ   • コロナ禍で需給ともに向上
                        タ   ー
  自社Webサイト、メディアサービスなど   ル   ケ
                            テ
      顧客接点のデジタル化        ツ   ィ
                        ー   ン      当社が提供する支援サービス
2. 営業アプローチ              ル   グ
                        に   オ
                        よ   ー
  継続的コミュニケーションの実施           ト
                        る   メ
  ⇒商談へ                  統   ー
    コミュニケーションのデジタル化     合   シ
                        管   ョ
                            ン
         受注             理   )
                                        デジタルイベント


                                                      30
【3-2. デジタルイベント】 急速普及の背景
  来場者                出展社



  ・感染リスクを警戒         ・感染リスクを警戒
  ・一方で、情報収集機会が減少    ・一方で、顧客との接点が不足
  ⇒感染リスクを抑えつつ        ⇒感染リスクを抑えつつ
   情報収集ニーズ急増          マーケティング活動継続ニーズ急増




     オンラインメディア、      マーケティングのデジタルシフト
  デジタルイベントの利用が拡大     デジタルイベントが急速に普及
                                         31
【3-2. デジタルイベント】 デジタル化が進むイベント市場の規模
                               販促イベント,
                                                                 単位:億円
                                 1,631       博覧会, 14
                    見本市・展示会,
                      2,190

               会議イベント,
                 3,991


B2B・デジタル化の中心となる市場                                興行イベント,
                                                   12,271

  7,826億円                         3兆3,623億円
                       文化イベント,
                         3,478




                           スポーツイベン
                               ト, 3,719   フェスティバル,
                                            6,329



                     出典:一般社団法人日本イベント産業振興協会「2019年イベント消費規模推計報告書」           32
【3-2. デジタルイベント】

展示会やセミナーなどのイベントをオンラインでバーチャル化
B2B領域での強力な動画活用ビジネス




                               33
【3-2. デジタルイベント】 用語・コンセプトの整理

                       デジタルイベント
           統合的なデジタルマーケティングの場として機能

  ■ バーチャルイベント               ■ ハイブリッドイベント
   展示会やセミナーなどのイベントを          オンラインでもオフラインでも参加できる
   オンラインでバーチャル化するもの          イベント

     ウェブセミナー/ウェブキャスト
                            ■ デジタルなフィジカルイベント
      バーチャルカンファレンス
                             会場にて開催されるイベントを
                             オンラインメディアと連携し、
        バーチャル展示会
                             デジタルデータとして管理するもの


                                                   34
【3-2. デジタルイベント】 当社の強み
 システム・プラットフォームの提供に限らず、
 メディア企業ならではの総合サービスを提供

 メディア企業ならではの総合力           プラットフォーム面での優位性
 〇 2009年から当分野で事業を展開する     〇 米国ON24社と提携
  国内デジタルイベントのパイオニア         デジタルイベントプラットフォームの
                           グローバルでのパイオニア
 〇 企画から集客、実行までフルレンジ
                          B2Bの展示会やカンファレンス等
   ・コンテンツ・企画 ・集客
                          複雑・重厚なイベントへの対応に強み
   ・運営・制作    ・プラットフォーム
                          緻密な来場者管理・トラッキングが可能
 〇   リードジェンプラットフォームとの連携     バーチャル               Webcast
                                    Webcast
                             イベント                SaaS
 〇 強力なB2B領域の営業力             (大規模)
                                    (中・小規模)
                                              (Webcast Elite)

                                                                35
【3-2. デジタルイベント】 ITmedia Virtual EXPO 2020 秋

                             会期会期:   2020年9月1日~9月30日
                             会場会場:   オンライン
  出展、来場ともにニーズ拡大              出展社数:     116社
  過去最大規模で開催                  来場者数:    1.2万人

                           〇プラットフォームから企画・運営まで当社で完結
                           〇8つのテーマEXPOで構成
                           ・メカ設計 EXPO
                           ・スマートファクトリー EXPO
                           ・組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO
                           ・Building × IT EXPO
                           ・リテール&ロジスティクス サプライチェーン EXPO
                           ・製造業向けICT基盤 EXPO
                           ・設計・製造ソリューション EXPO
                           ・スマート&コネクテッド製品 EXPO       36
【3-2. デジタルイベント】 新たな成長軸
    既存事業の成長加速に加え、デジタルイベントが新たな成長軸に
                                      デジタルイベント
                                                   リードジェン
                                                       +37.2%
   顧客市場       メディア・マーケ市場              +23.2    %


               マーケティングの                1,427
              オンラインシフト加速   1,040
                                                   メディア広告
テクノロジー市場 活況
                                                       +19.7%
                                      +27.5    %
                                       1,675
              オンラインメディアの   1,399
                 利用拡大
消費者向け運用型
広告市場 やや鈍化
                           FY19Q2累計   FY20Q2累計
                                                           37
【3-2. デジタルイベント】 イベント市場の「ニューノーマル」

「オンラインでも参加できること」 がイベントのニューノーマル
  来場者                   出展社



 ・オフラインかオンラインか、        ・オンライン:検討段階の幅広い層
 多くのイベントで参加方法が選択可能に    ・オフライン:既に購買意向の固まった層
 ・オフラインはプレミアムな体験にシフト   → 統合的なデジタルマーケティングの場に
 ベースはオンラインが形成



これまでにないデジタルイベント市場が新たに確立                       38
【3-2. デジタルイベント】 成長戦略
事業規模

       既存営業力を行使                デジタルイベント市場
       先行企業として事業拡大に注力            の成長を享受

   展開中 (テクノロジー産業中心)
                                 領域の拡大
                    IT
                             イベント支援事業者等、パートナー
                             との連携を通じた市場開拓・拡大
                   製造

                エレクトロニクス        様々な産業領域

                建設、流通 etc.      金融、官公庁 etc.

       ・リソースの強化を継続                       展開領域
       ・独立事業部体制へ移行 ⇒ スピードアップ                    39
2021年3月期 業績予想・配当予想




                     40
業績予想の修正

        上期
• 新型コロナ影響は追い風に         通期業績予想
• Virtual EXPO 過去最大
                        上方修正
   上期予想を上回って着地


    (前回下期予想)              下期修正予想
• 以下は現時点では不明瞭
  • 新型コロナ収束時期         • 良好なトレンドは継続
  • 経済情勢の先行き
  • 短期的需要変動
    保守的に前期同水準            上期より保守的に想定
                                      41
業績予想の修正

                                                                親会社の所有者に帰属する
      (百万円)            売上収益                 営業利益                  当期利益
  修正予想                     6,380                 1,730               1,120
  前期比                        (+20.9%)             (+47.6%)            (+43.5%)
  前回予想                        5,888                 1,482                950
  修正増減                        (+492)                (+248)             (+170)
  前期実績                        5,278                 1,172                780
      修正予想                 3,276                    860                564
  (




       前期比                   (+15.4%)             (+26.1%)            (+22.0%)
  下
  期 前回予想                      2,838                   682                440
  )




       修正増減                   (+438)                (+178)             (+124)
      前期実績                    2,838                   682                462
 ※上記の業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
  当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。                     42
配当金の推移と予想                                    56.9%
 (%:配当性向)
                               41.2% 39.3%                  14.0
 (円)

               30.6%                                  30.4%
       24.9%           24.6%
                                             11.0 12.0
                                                                     配当予想
                               10.0 10.0     市場変更
                                             記念配当
                                                            24.8%
                                                                    前期比2円増配
0.0%


                        6.67                                        期末配当7円
                                                     20周年
               4.67
               15周年
                                                     記念配当   中間
                                                                    中間配当7円
               記念配当
       2.66



0円
 '12    '13 2.67円 '15 '16 '17 '18
               '14  4.67円 6.67円                         10円
                                                      '19 '20
※ 当社は2015年12月1日付で株式の3分割を実施しており、上記では過去の数値も含め分割後の基準に統一しています。                    43
コロナ後を見据え成長を継続
            Online Centric
 法人営業           メディア         イベント
                のオンライン化      のオンライン化
  のオンライン化




                                       44
企業理念