2148 ITM 2020-07-31 17:00:00
2021年3月期 第1四半期 決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第1四半期
決算説明資料
2020年 7月 31日
Copyright © 2020 ITmedia Inc. 証券コード:2148 東証第一部
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、資料作成時点で入手可能な情報に基づき判断した予想であり、不確実
な要素を含んでいます。実際の業績は、様々な要因及び業況の変化により、記載されている予想とは大きく異なる可能性があることをご
了承ください。
当社の業績に影響を与えうる事項は「2020年3月期 有価証券報告書」の「事業等のリスク」に記載されておりますので、ご参照くださ
い。ただし、業績に影響を与えうる要素は「事業等のリスク」に記載されている事項に限定されるものではないことをご留意ください。リス
クや不確実な要素には、将来の出来事から発生する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。
本資料の掲載内容については細心の注意を払っておりますが、その内容の正確性及び確実性を保証するものではないことをあらかじめ
ご了承ください。
この資料は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われるようお願いいたします。
本資料及びデータの無断転用はご遠慮ください。
当社は、2016年度第1四半期決算より、国際財務報告基準(IFRS)を任意適用いたしました。
本資料の業績数値は、比較年度である2015年度よりIFRS基準、2014年度は日本基準に基づき記載しております。
2020年3月期において、ナレッジオンデマンド株式会社の株式譲渡を実行したことに伴い、同社を非継続事業に分類しております。これ
により非継続事業からの損益は、要約四半期損益計算書上、継続事業と区分して表示しております。これに伴い、売上収益および営業
利益は、継続事業の金額を表示しております。なお、2019年3月期についても同様に組み替えて表示しております。
2
2021年3月期 第1四半期業績概況
3
エグゼクティブサマリー
第1四半期として過去最高を更新
テクノロジー市場は好況 + 企業のマーケティング活動の
オンラインシフト
売上収益 26.2% 増
・リードジェン事業 新システムが効果を発揮し、市場の需要拡大に対応
好調な既存事業に加え、バーチャルイベントが急成長
・メディア広告事業 メディア力好調。業務システム等ビジネス領域中心に広告拡大
営業利益 82.5% 増
・リードジェン事業 バーチャルイベント強化によりコスト増加も利益率改善
・メディア広告事業 増収に伴い利益率が向上
4
Q1業績 (売上収益、営業利益)
売上収益 営業利益 (百万円)
(+26.2%)1,425 400
(+82.5%) 28.0%
350
350 26.0%
24.6%
24.0%
300
22.0%
250
1,129
200
192 20.0%
17.0% 18.0%
150
16.0%
100
14.0%
50 12.0%
0 10.0%
FY19Q1 FY20Q1 FY19Q1 FY20Q1 5
連結損益計算書
(百万円)
FY19Q1 FY20Q1
増減率
金額 売上比 金額 売上比
売上収益 1,129 100.0% 1,425 100.0% +26.2%
総コスト 937 83.0% 1,075 75.4% +14.7%
(うち人件費) 535 47.4% 604 42.4% +13.0%
EBITDA 273 24.2% 432 30.4% +58.2%
営業利益 192 17.0% 350 24.6% +82.5%
四半期利益 146 12.9% 218 15.4% +49.9%
親会社の所有者に帰属する
四半期利益 144 12.8% 218 15.4% +51.8%
四半期包括利益 75 6.7% 239 16.8% +216.9%
6
売上収益 (四半期別)
(百万円)
5,278
Q1 1,425 百万円
4,608 4,703
4,376 4,451 1,501
1,310 1,393
前期比 +296 百万円 (+26.2 %)
1,208 1,269
3,163
1,336
Q4 899
1,165 1,014 1,201 1,140 Q1過去最高を更新
Q3 828 1,310
1,147 1,126 1,121
1,086
Q2 794
1,425
916 1,020 970 1,048 1,129
Q1 640
FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
IFRS 7
営業利益 (四半期別)
(百万円)
1,172
Q1 350 百万円
347
+158
881
819 前期比 百万円 (+82.5 %)
746
709
206
Q1過去最高を更新
366 334
242
264
488
261
Q4 171 190
117 248
297
Q3 166 217 208 194
174 350
Q2 118 192
134 119 129
Q1 31 79
FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
IFRS 8
営業利益 増減分析
増収による増益
バーチャルイベント等成長領域への投入を継続 前期比
+ 158百万円
(百万円) メディア広告
売上増加
リードジェン +110 ▲69
売上増加 人件費 ▲68
の増加
その他
+186 コストの増加
350
192
FY19Q1 FY20Q1
9
コストの内訳 四半期推移
Q1会計期間 前期比 構成比
(百万円)
1,154 合計 +14.7% 100.0%
1,075 ■ 外注費 +14.1%
1,027 14.7%
1,012 1,001 176
950 937 157 ■ その他 +18.6% 29.1%
918 926
169 147 156 ■ 人件費 +13.0% 56.2%
150 138
143 142
364 312
297 290 286
252 261 263 [主な前年同期比増加要素]
257
〇 人件費+69
・人員増加
・賞与増加
〇 外注費+19、その他+49
574 613 604
517 530 538 560 535 559 ・売上連動(バーチャルイベント含む)
・コンテンツ
・業務環境・システム
'18Q1 '18Q2 '18Q3 '18Q4 '19Q1 '19Q2 '19Q3 '19Q4 '20Q1 '20Q2 '20Q3 '20Q4 10
従業員数の内訳 四半期推移 *契約、派遣、アルバイトを含む
(人) 100%
319
Q1 会計期間 前年同期比 構成比
288 296 90%
273 271 277 273 280 278
31
27 29 18 80% 合計 +13.9% 100%
22 23 24 25 26 24 15
16 16 15
12 13 15 70%
■管理系・その他
16 +19.2% 9.7%
126 60%
117 ■技術系 +12.5% 5.6%
116 113 112 117
119 115 111 50%
49.4% ■営業系 +11.5% 39.5%
47.3% 47.2% 47.4%
43.8% 40%
40.2% 41.8% 40.9% 42.4%
■編集系 +15.2% 45.1%
30%
129 135 144 20%
120 120 122 121 125 126
【販管費】人件費 + 【原価】労務費
10%
売上収益人件費率= ×100
売上収益
0%
'18Q1 '18Q2 '18Q3 '18Q4 '19Q1 '19Q2 '19Q3 '19Q4 '20Q1 '20Q2 '20Q3 '20Q4 11
連結キャッシュ・フロー計算書
(百万円)
FY19Q1 FY20Q1 差異 営業CF 主な内訳
継続事業からの
営業活動による +327
337 321 ▲16 税引前利益の計上
キャッシュ・フロー
減価償却費及び償却費 +82
投資活動による
▲16 ▲88 ▲72 営業債権及びその他の債権の
キャッシュ・フロー +60
増減額
財務活動による 法人所得税の支払額 ▲203
▲134 ▲174 ▲39
キャッシュ・フロー
投資CF 主な内訳
現金及び現金同等物の
186 58 ▲128 無形資産の取得による支出 ▲16
増減額
関係会社株式の取得による支出 ▲72
現金及び現金同等物の
3,383 4,302 +919
期首残高 財務CF 主な内訳
現金及び現金同等物の 配当金の支払 ▲115
3,569 4,360 +790
期末残高 リース負債の支払額 ▲58
12
連結財政状態計算書
(百万円)
2020年3月末 2020年6月末 差異 資産合計
流動資産 5,698 5,671 ▲27 現金及び現金同等物 +58
資
産 営業債権及びその他の
の 非流動資産 1,536 1,527 ▲8 ▲60
債権
部 資産合計 7,235 7,198 ▲36
使用権資産 ▲57
負 流動負債 1,273 1,118 ▲154
債 持分法投資 +49
の 非流動負債 74 72 ▲2
部 負債合計 1,347 1,191 ▲156 負債合計
資本金/資本剰余金 3,559 3,559 - リース負債 ▲58
利益剰余金 2,612 2,712 +99 未払法人所得税 ▲91
資 自己株式 ▲344 ▲344 -
本
の 他包括利益累計額 59 80 +20 資本合計
部
親会社の所有者に 利益剰余金 +99
5,887 6,007 +120
帰属する持分
資本合計 5,887 6,007 +120 うち、当期利益 (+218)
1株当たり親会社の うち、剰余金の配当 (▲118)
所有者に帰属する持分
297.05円 303.12円 + 6.08円
その他包括利益累計額 +20
親会社所有者帰属持分比率 81.4% 83.5% + 2.1pt
13
セグメント別売上収益
リードジェン事業 メディア広告事業 (百万円)
(+39.6%) (+16.7%)
800 0.4 800
769 0.4
750 750
0.35 0.35
700 700
656 0.3
658 0.3
650 650
600 0.25 600 0.25
550 550
0.2 0.2
500 470 500
0.15 0.15
450 450
400 0.1 400 0.1
FY19Q1 FY20Q1 FY19Q1 FY20Q1 14
セグメント別営業利益
リードジェン事業 メディア広告事業 (百万円)
250
(+129.1%) 250 (+57.5%)
32.0%
32.0%
200 197
200
27.0%
27.0%
153 25.6%
150 23.4% 150
22.0%
営業利益率
125 22.0%
100 100
17.0% 19.0%
17.0%
67
14.3%
50 12.0% 50 12.0%
0 7.0% 0 7.0%
FY19Q1 FY20Q1 FY19Q1 FY20Q1 15
売上収益 セグメント別 (Q1比較)
(百万円)
リードジェン事業
前期比 +39.6 % Q1過去最高を更新
656 - 新システムが効果を発揮。需要拡大に対応
470
- 加えてバーチャルイベントが急成長
461 452
385 424
173
メディア広告事業
769
531 558 595 658 前期比 +16.7 % Q1過去最高を更新
466 511
- メディア力好調
FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 - 業務システム等ビジネス領域中心に広告拡大
IFRS 16
営業利益 セグメント別 (Q1比較)
(百万円) メディア広告事業 営業利益率
25.6%
19.7% 19.0%23.4% リードジェン事業 営業利益率
13.0% 13.5%
11.1%
14.3%
14.7%
10.9% 10.7% 10.2% 11.0% リードジェン事業
153 前期比 +129.1 % Q1過去最高を更新
1.4%
- バーチャルイベント強化によりコスト増加も
利益率改善
67
76 60
49 197 メディア広告事業
43
125 前期比 +57.5 % Q1過去最高を更新
80
25
58 59 56 - 増収に伴い利益率が向上
6
FY14 FY15 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20
IFRS 17
KPIの状況
直近5四半期の推移 (万人) (百万PV)
96 418
■ リードジェン会員数 (+19.1%) ■ PV数 (月平均) (+44.0%)
多くのメディアで
PVが増加
対象メディア拡張
290
により増加
そ
の
他
80
318
ね
と
ら 230 (+38.5%)
ぼ
'19Q1 '19Q2 '19Q3 '19Q4 '20Q1 '19Q1 '19Q2 '19Q3 '19Q4 '20Q1
※共通会員基盤「アイティメディア ID」上でリードジェンサービスの対象となっている会員数 18
ねとらぼの状況
3.5億PV 20/5月
サブブランドの継続的拡充により
国内有数の巨大メディアに成長
サブブランド計
11/4月開設 ねとらぼ
19
第1四半期のトピックス
20
新型コロナウイルス感染拡大に伴う対応
感染拡大抑制、ステークホルダーの健康と安全を最優先
早急な対応 継続的な対応
在宅勤務への切替 スマートワーク制度導入
(2020年6月25日プレスリリース)
従業員向け準備金支給 業務環境改善の継続
21
新型コロナがもたらす変化
世の中で起こっている変化
医療 教育 エンタメ 飲食・小売 公共
オンライン診療 オンライン授業 オンラインコンテ 店舗が苦境 窓口手続き
容認 導入 ンツ利用急増 EC・デリバリー 電子化加速
活路
キーワードは「オンライン」
22
新型コロナがもたらす変化
当社に関わる影響
ITツール ネットメディア マーケティング
・リモートワークの急速な普及 ・ネットメディアの利用急増 ・展示会、セミナー開催の中止
・Web会議や電子契約等の活用 ・家庭のネット回線が増強 ・オンラインでの代替ニーズ拡大
・SaaS型ツールの有用性発揮 (巣ごもり・リモートワークが背景)
オンラインシフトが加速
23
新型コロナウイルスの業績影響
テクノロジー専門 オンライン専業 だからこそ、多くの貢献が可能に
B2B 広告+LG バーチャルイベント ねとらぼ
アナログ的手法が全面停止 ⊕ PV増加
[巣ごもりが背景]
⊕
テクノロジー市場活況 ⊕ 特需化 ⊖ 広告単価下落
[フィジカルイベント
[コンシューマー系広告は
代替ニーズ急拡大]
一時的に手控えムード]
⊕
企業のマーケティング ⊕ 新市場確立必至
活動のオンラインシフト [展示会市場は年間4千億] → 成長継続
24
新たな成長軸 バーチャルイベント
既存事業の成長加速に加え、バーチャルイベントが新たな成長軸に
バーチャルイベント
リードジェン
+39.6%
顧客市場 メディア・マーケ市場 +23.2 %
656
マーケティングの
オンラインシフト加速 470
メディア広告
テクノロジー市場 活況
+16.7%
+27.5 %
769
オンラインメディアの 658
利用拡大
消費者向け運用型
広告市場 やや鈍化
FY19Q1 FY20Q1 25
バーチャルイベントとは
展示会やセミナーなどのイベントをオンラインでバーチャル化
B2B領域での強力な動画活用ビジネス
26
当社の強み
システム・プラットフォームの提供に限らず、
メディア企業ならではの総合サービスを提供
メディア企業ならではの総合力 プラットフォーム面での優位性
〇 企画から集客、実行までフルレンジ 〇 2009年から当分野で事業を展開する
・コンテンツ・企画 ・集客 国内バーチャルイベントのパイオニア
・運営・制作 ・プラットフォーム
〇 米国ON24
バーチャルイベントプラットフォームの
〇 リードジェンプラットフォームとの連携
グローバルでのパイオニア
米国ON24社と提携
〇 強力なB2B領域の営業力
B2Bの展示会やカンファレンス等
複雑・重厚なイベントへの対応に強み
緻密な来場者管理・トラッキングが可能
27
バーチャルイベントを第三の成長軸に
BEFORE WITH AFTER
市場確立前 特需化 市場確立を確実視
展示会市場 ニューノーマル化
フィジカルイベント
年間4千億 代替ニーズ急騰
“オンラインでもオフライン
でも同じように参加できる
(=ポテンシャル) イベント”
2009年から開発 問い合わせは5倍に
キャンセル待ち発生 リソースを整え、
コロナ前に黒字化 第三の成長軸に育成
28
2021年3月期 業績予想・配当予想
29
業績予想
上期 下期
• 新型コロナ影響は追い風に • 以下は現時点では不明瞭
• 新型コロナ収束時期
• 業績は過去最高水準 + • 経済情勢の先行き
• 短期的需要変動
上期予想を開示 保守的に前期同水準
※ 修正が必要となった場合には速やかに開示いたします。
短期見通しは不明瞭ながら、長期的オンラインシフトの加速は確実
30
業績予想
上期、通期での業績予想を開示
親会社の所有者に帰属する
(百万円) 売上収益 営業利益 当期利益
上
今回発表予想 3,050 800 510
前期比 (+25.0%) (+63.3%) (+60.3%)
期
2019年度実績 2,440 490 318
今回発表予想 2,838 682 440
(
下
期 前期比 (-) (-) (-4.9%)
)
2019年度実績 2,838 682 462
通
今回発表予想 5,888 1,482 950
前期比 (+11.5%) (+26.4%) (+21.7%)
期
2019年度実績 5,278 1,172 780
※上記の業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、
当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。 31
配当金の推移と予想 56.9%
(%:配当性向)
41.2% 39.3% 14.0
(円)
+1円
30.4%
30.6%
24.9% 24.6%
11.0 12.0 29.2%
配当予想修正
10.0 10.0 市場変更
記念配当 2円増配
0.0%
6.67 期末配当7円
+1円
20周年
4.67
15周年
記念配当 中間
中間配当7円
記念配当
2.66
0円
'12 '13 2.67円 '15 '16 '17 '18
'14 4.67円 6.67円 10円
'19 '20
※ 当社は2015年12月1日付で株式の3分割を実施しており、上記では過去の数値も含め分割後の基準に統一しています。 32
コロナ後を見据え成長を継続
Online Centric
法人営業 メディア イベント
のオンライン化 のオンライン化
のオンライン化
33
企業理念