2139 中広 2021-04-30 16:00:00
特別損失の計上および繰延税金資産の計上ならびに通期個別業績の前期実績との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                                2021 年4月 30 日
各   位
                                 会 社 名       株式会社 中広
                                 代 表 者 名     代表取締役社長     中島 永次
                                 (コード番号      2139:東証第一部・名証第一部)
                                 問 合 せ 先     取締役管理本部長    倉橋 誠一郎
                                                            (TEL 058-247-2511)
                                                  (URL https://www.chuco.co.jp/)


               特別損失の計上および繰延税金資産の計上ならびに
               通期個別業績の前期実績との差異に関するお知らせ

     当社は、本日開催の臨時取締役会において、特別損失の計上および繰延税金資産の計上に関し下記のと
    おり決定いたしました。また、本日公表の「2021 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の個別業績につき
    まして、前期実績値との間に差異が生じましたので、下記の通りお知らせいたします。


                                    記
    1.特別損失の計上
     「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、当社の保有する固定資産についての将来の回収可能性を
     検討した結果、収益性の低下が見込まれる資産と遊休化した資産(土地建物等)について回収可能価額
     まで減額し、当該減少額 131 百万円(連結・個別ともに)を減損損失として計上いたします。

    2.繰延税金資産の計上
     「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」に基づき、繰延税金資産の回収可能性について慎重に
     検討した結果、繰延税金資産の増加額 56 百万円(連結・個別ともに)を法人税等調整額として計上いた
     します。


    3.2021 年3月期個別業績と前年実績との差異(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                                    1株当たり
                   売上高       営業利益       経常利益       当期純利益
                                                                    当期純利益
                      百万円       百万円         百万円           百万円              円   銭

    前期実績(A)          6,936     △54         △22            △19           △2.80
    当期実績(B)          6,061     △293        △275          △368          △54.19
    増減額(B)-(A)       △875      △238        △253          △349

    増減率(%)          △12.6        ―           ―              ―


    前期実績との差異の理由
      2021 年3月期通期個別業績につきましては、前期から続く新型コロナウイルスの感染拡大の影響に
     より地域経済もかつてない厳しい状況となり、多くの広告主が広告などマーケティングに係る経費支出
     を抑制する傾向が強まる中、当社は、感染拡大防止を最優先に、主力のハッピーメディア®『地域みっち
     ゃく生活情報誌®』 (以下、地域フリーマガジン)の一部において合併号による休刊を実施するなど、従
     業員の安全確保と社内外の感染防止に取り組みました。このような中、当社は地域課題に応える新たな
     ハッピーメディア®の拡充や、DX 化など経営ソリューションの提案の積極展開したものの、感染状況に
     応じた感染防止対策休業の実施による営業稼働率の低下をカバーするに至らず、売上高は 6,061 百万円
 (前年同期比 12.6%減)となりました。この結果、上半期における原価率は大幅な悪化となり、前述の
 営業施策と経費抑制を図ったものの取り戻すに及ばず、       通期で営業損失 293 百万円(前年同期は 54 百万
 円の営業損失) 、経常損失 275 百万円(前年同期は 22 百万円の経常損失)となり、減損損失の計上や法
 人税等調整額の計上などから、当期純損失は 368 百万円(前年同期は 19 百万円の当期純損失)となりま
 した。

 (参考)四半期売上額の前年同期比
                    第1四半期      第2四半期     第3四半期     第4四半期
  自社メディア事業             74.0%     88.8%     91.4%     89.6%
  セールスプロモーション事業        80.3%     75.6%     83.5%     90.6%
  EC事業                114.8%    107.2%    147.7%    136.2%
         計             78.3%     86.1%     92.1%     92.5%



4.業績に与える影響
  上記の特別損失および繰延税金資産の計上につきましては、本日公表の「2021 年3月期決算短信〔日
 本基準〕(連結)」に反映しております。
                                                             以上