2134 J-サンキャピタル 2020-02-18 15:00:00
当社子会社設立に関するお知らせ [pdf]
令和2年2月 18 日
各位
会 社 名 燦キャピタルマネージメント株式会社
代表者名 代表取締役社長 前田 健司
(コード番号:東証 JASDAQ2134)
問 合 先 取締役 経営企画室長 松本 一郎
(TEL.03-6452-9626)
U R L http://www.sun-capitalmanagement.co.jp
当社子会社設立に関するお知らせ
当社は、
「国際 MANGA カンファレンス(仮称) 事業を行うために、
」 当社子会社として HOKUSAI. 260
株式会社(以下、「H.260 社」といいます。詳細は下記参照)を設立することといたしましたので、下記
のとおりお知らせいたします。
記
1.子会社設立の目的及び事業内容
当社は、国内不動産事業及び国内外のクリーンエネルギー関連事業を中心に投資事業を行って参りま
したが、いまだ継続的且つ十分な安定収益を確保するまでには至っていないことから、新たな投資事業
による収益の獲得を目指すために、これまでの当社グループによる事業活動により獲得してきた国内外
における投資情報や人的ネットワークを活用し、投資会社として、インバウンド関連の投資事業及び投
資マネジメント事業、今後、発展・成長が見込まれるアジアにおける投資事業及び投資マネジメント事
業等を展開させることで、当社の収益性の向上を図る必要があると考え、令和元年 12 月 27 日付「第三
者割当による新株式の発行及び第 11 回新株予約権の発行並びにコミットメント条項付第三者割当契約締
結、主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、令和2年1月 21 日に、
新たな投資のための必要資金を調達いたしました。
今回、当該調達資金の使途として予定しておりました、マンガ関連のプロジェクト事業を行うために、
当社 100%出資による連結子会社として H.260 社を設立することとし、以下の事業を展開・推進してい
きたいと思います。
当社においてインバウンド関連事業は、主に宿泊施設の開発に関する取組として行って参りましたが、
それと並行して、外国人観光客の促進のみならず、当社が日本の技術やコンテンツ、そして、それを保
有する企業等を海外に繋ぐビジネスプラットフォームの役割を果たすことが、当社の事業収益を生み出
す新たなビジネスモデルになると考えております。
このような考えのもと、当社は、日本政府が発表した「クールジャパン戦略」の動向、訪日外国人の
旅行者数の増加傾向、アニメや漫画を始めとする日本のコンテンツ産業の魅力が世界中のファンを引き
つけている実態等を踏まえ、日本のコンテンツに関する情報収集活動において、日本が世界に誇る代表
的なコンテンツとしての「漫画」に関する事業を計画している一般財団法人メディア芸術振興財団(所
1
在地:東京都墨田区大平一丁目 15 番 16 号、代表者:横山裕康、以下、
「メディア芸術振興財団」という。)
と情報交換するようになりました。
メディア芸術振興財団は、日本の文化である「漫画」と「墨田区で生まれ過ごした葛飾北斎」が融合
する「まんが浮世絵」というコンテンツを創出し、国技館、江戸東京博物館、東京スカイツリー、江戸
のれん、すみだ北斎美術館や刀剣博物館等、官民が一体になって多くの文化・芸術を担う観光名所が揃
う墨田区を、「北斎と漫画の聖地」として、世界に発信しようという取組を行っております。
その取組の一つが、
「漫画北斎浮世絵プロジェクト」であり、当社が、今回、投資を予定している事業
です。
「漫画北斎浮世絵プロジェクト」事業は、一般社団法人マンガジャパン(所在地:東京都豊島区南池
袋二丁目 41 番 12 号、代表理事:里中満智子、以下「マンガジャパン」という。
)が本事業の趣旨に賛同
する漫画家から原画の著作権を利用することの許諾を得る作業を行うという形で、メディア芸術振興財
団に協力しております。
当社は、当該プロジェクトの一環として「国際 MANGA カンファレンス(仮称)
」事業を H.260 社に
て行って参りたいと思います。
「国際 MANGA カンファレンス(仮称)
」事業は、漫画北斎浮世絵をメインに据え、H.260 社と共に業
務委託先のメディア芸術振興財団が、一般社団法人墨田区観光協会(所在地:東京都墨田区押上一丁目
1番1号 東京スカイツリータウン ソラマチ5F、理事長:森山育子)と打ち合わせをしながら、版画絵
の販売促進用のアプリケーションを制作するイベント企画会社のトライアンフブリッジ株式会社(所在
地:東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目5番1号、代表者:澤口欣也、以下、
「トライアンフブリッジ社」とい
う。
)とともに、メインイベントの他に多くの動員が期待できるアニソンライブやコスプレショー等の併
設イベントを企画するというものです。
なお、当該イベントは、北斎の生誕 260 年にあたる本年 11 月に実施する予定です
当社は、H.260 社に対し、現在未行使である当社の発行した第 11 回新株予約権が行使された際に払い
込まれる資金のうちの 170 百万円をイベント費用及びイベント用アプリケーション開発費用等の資金と
して貸付け、H.260 社は、イベント用のアプリケーションの開発や運営及びプロモーション業務、さら
にイベントの会場設営やタレント起用につき、メディア芸術振興財団を通してトライアンフブリッジ社
に委託します。
なお、当該新株予約権の行使が進んでいない状況ではありますが、当該事業の開始当初は大きな資金
は必要としないことから、当社の自己資金を貸付けて進めることとし、当社の自己資金で賄えない状況
になった際には、別途調達方法を検討し、対応をして参ります。
H.260 社の収益は、上記併設イベントから得られる入場料収入、併設イベントに対してスポンサーが
拠出する協賛金収入、アプリケーションをダウンロードすることに対する課金やアプリケーション内課
金の収入で構成される予定です。
但し、イベントの入場料収入やスポンサー収入は、入場者数が収入金額を決定する一つの要素であり
ますので、入場者数が見込みを下回った場合は、損失が発生する可能性があります。
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【国際 MANGA カンファレンス(仮称)スキーム図】
当社
出資 貸付
H.260 社
協賛金収入 業務委託 委託料支払 イベント収入等
い
スポンサー メディア芸術振興財団 イベント会場
Web 等制作・運営
発注 来場
会場設営・タレント起用
トライアンフブリッジ社 顧客
国内におけるマンガ関連の販売事業及びプロジェクト事業に対する投資事業の詳細につきましては、
令和元年 12 月 27 日に公表いたしました「第三者割当による新株式の発行及び第 11 回新株予約権の発行
並びにコミットメント条項付第三者割当契約締結、主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」
及び令和2年1月 29 日に公表いたしました「漫画北斎浮世絵プロジェクト有限責任事業組合への
追加出資(連結子会社化)に関するお知らせ」をご参照ください。
なお、令和元年 12 月 27 日付「第三者割当による新株式の発行及び第 11 回新株予約権の発行並びにコ
ミットメント条項付第三者割当契約締結、主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」において
公表しておりました「国際 MANGA カンファレンス(仮称)」の想定としては、有限責任事業組合(LLP)
を新設し、当該事業を実施する予定でしたが、今般、当該事業において、今後イベントの PR や協賛金
の募集等で協力して頂く予定の事業者等から、当社が連結子会社を新設し、当該子会社を事業主体者と
してほしいとの要請を受けたため、当該要請に応じて、事業体を有限責任事業組合(LLP)から株式会
社へと変更しております。
2.異動する子会社(H.260 社)の概要
名 称 HOKUSAI. 260 株式会社(英語表記:HOKUSAI. 260 CO.,LTD.)
所 在 地 東京都港区芝公園一丁目3番 10 号
代表者の役職・氏名 代表取締役 前田健司
主な事業の内 容 「漫画北斎浮世絵」関連商品の企画、販売事業
日本及び海外でのイベント企画、運営事業
資 本 金 の 額 1,000,000 円
設 立 年 月 日 令和2年2月 20 日(予定)
大株主及び持株比率 燦キャピタルマネージメント株式会社 100%
当 社 と の 関 係 当社は、当該会社の議決権の 100%を有する親会社に該当
資本関係
いたします。
当社の代表取締役である前田健司及び取締役である松本
人的関係 一郎が、当該会社の代表取締役及び取締役にそれぞれ就任
いたします。
当社は、当該会社に対し、今後、事業における必要資金の
取引関係
貸付を行う予定です。
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関連当事者へ 当該会社は、当社の子会社となるため、当社の関連当事者
の該当状況 に該当いたします。
3.日程
当社取締役会決議 令和2年2月 18 日
H.260 社設立 令和2年2月 20 日(予定)
4.今後の見通し
当社としましては、H.260 社が、設立以降連結子会社となることにより、今後、国内外におけるマン
ガ関連のプロジェクト事業等を展開させることで、当社の収益性の向上を図り、当社の企業価値向上に
大きく寄与するものと考えております。
なお、当該事業の収益の実現は来期以降となり、また事業開始当初は、大きな支出も予定していない
ことから、H.260 社の設立が当社の当期連結業績に与える影響は軽微です。
※今後のスケジュール(予定)
令和2年2月 20 日 H.260 社設立
令和2年2月 20 日以降 イベントの詳細設計の開始
令和2年3月 イベント会場の確定
令和2年3月以降 スポンサー選定及び協賛金の交渉
令和2年 11 月 「国際 MANGA カンファレンス(仮称)」開催
以上
(参考)当期連結業績予想(令和2年2月 14 日公表分)及び前期連結実績 (百万円)
親会社株主に帰属
連結売上高 連結営業利益 連結経常利益
する当期純利益
当期連結業績予想
851 87 81 △281
(令和2年3月期)
前期連結業績
1,069 58 49 △484
(平成 31 年3月期)
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