2134 J-サンキャピタル 2021-04-30 15:50:00
(訂正)「資金使途の変更に関するお知らせ」の一部訂正について [pdf]

                                                          令和3年4月 30 日
各位
                              会 社 名 燦キャピタルマネージメント株式会社
                              代表者名 代表取締役社長               前田 健司
                                       (コード番号:東証 JASDAQ2134)
                              問 合 先 取締役 経営企画室長 松本 一郎
                                        (TEL.03-6452-9626)
                              U R L https://sun-capitalmanagement.co.jp


       (訂正)「資金使途の変更に関するお知らせ」の一部訂正について

 当社が、令和2年9月 30 日に開示いたしました「資金使途の変更に関するお知らせ」に関しまして、
記載に一部誤りがあることが判明しましたので、下記のとおりお知らせいたします。


                          記
1.訂正に至った経緯及び理由
 今回の訂正につきましては、当社が令和2年9月 30 日に開示いたしました「資金使途の変更に関する
お知らせ」について、その対象となった、令和元年 12 月 27 日付「第三者割当による新株式の発行及び
第 11 回新株予約権の発行並びにコミットメント条項付第三者割当契約締結、主要株主である筆頭株主の
異動に関するお知らせ」にて開示した新株式及び新株予約権(第 11 回新株予約権)の資金使途について、
社外から指摘を受けたため、当社において再検証した結果、誤りを認識いたしました。
 当社は、令和元年 12 月 27 日付「第三者割当による新株式の発行及び第 11 回新株予約権の発行並びに
コミットメント条項付第三者割当契約締結、主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」及び令
和2年9月 30 日付「資金使途の変更に関するお知らせ」を開示した当時、鰻養殖販売事業及び北投石製
品関連事業に関する貸付金、カザフスタンにおける浄水事業に係る投資資金等、第三者割当増資による
調達資金にかかる資金使途以外の目的で支出した資金につきましては、当社グループにおける手許自己
資金からの支出で賄えているものと認識しておりました。しかしながら、再検証の結果、支出当時にお
ける手許自己資金が当該貸付金を含むその他の支出に対して不足しており、結果的に第三者割当増資に
よる調達資金の一部がこれに充当されていたことが判明したため、各資金使途について、より詳細かつ
具体的な実態に則した記載に改めて、訂正することといたしました。このような事態が生じた原因は、
当社の自己資金と新株式及び新株予約権の発行によって調達された資金を同一の銀行口座で管理してい
たためであります。
 また、現在当社の株価が、第 11 回新株予約権の行使価格(70 円)より大きく下回っており、当該新株
予約権の行使が進まない状況が続いているため、当該新株予約権の行使による資金使途のうち一部で未
充当が生じている資金使途については、支出予定時期を当初予定の令和2年 11 月から当該新株予約権の
行使期間の期限である令和4年 11 月までに変更し、併せて令和2年9月 30 日開示から現時点までの支
出状況の進捗につきましても反映して開示いたします。
 以下、調達資金の使途における訂正の内容についてご説明いたします。



                          1
 まず、新株式及び新株予約権の発行により調達する資金の使途についてですが、カザフスタンにおけ
る航空券発券事業及びエア貨物受け入れ事業に係る投資資金につきましては、当初は投資資金としてい
たものを、後述のとおり、借入金の返済資金としておりますが、この理由は次のとおりです。当社は、
カザフスタンにおける航空券発券事業及びエア貨物受け入れ事業に参入するため、当該事業の権利を持
つエアートランサヴィア株式会社(東京都港区新橋二丁目 16 番1号、代表取締役 山口雅弘)に対して、
権利の譲渡代金 50 百万円を支払う必要がありました。後述のとおり、当社は同社に対して令和元年 11
月1日及び9日に合計 60 百万円の貸付けを行っており、その原資として、当社は合同会社ブラインドト
ラスト(愛知県岡崎市羽根町貴登野 41 番地8、代表社員 志波邦明)より 60 百万円の借入(借入日:令
和元年 10 月 31 日(30 百万円)及び 11 月8日(30 百万円)、利率:6%、無担保)を行っていたところ、
当該借入の返済日である令和2年1月 29 日に、上記の権利の譲渡代金 50 百万円とエアートランサヴィ
ア株式会社に対する貸付金 60 百万円の返済資金を相殺処理し、合同会社ブラインドトラストへの返済を
行っておりました。この点、権利の譲渡代金 50 百万円を支払予定であったことから投資資金として開示
しておりましたが、相殺処理のうえその後に借入金返済を行ったことを踏まえて、借入金の返済資金と
改めております。加えて、主に出張経費として3百万円の支出がなされたため、投資資金ではなく経費
として訂正いたしました。
 国内におけるマンガ関連の販売事業及びプロジェクト事業に係る投資資金につきましては、版画絵の
販売やイベント事業を行う子会社 HOKUSAI.260 株式会社を令和2年2月 20 日に設立したため、資本金
等の設立費用1百万円を追加訂正いたしました。
 ハワイにおける農園事業に対するリース事業に係る農地取得資金につきましては、取得農地の登記費
用等の2百万円を追加訂正いたしました。
 ウイルス感染及び災害等危機対応関連事業に係る投資資金につきましては、令和2年4月に除菌水ス
プレー容器購入等の支出した費用5百万円を算出し、訂正いたしました。
 鰻養殖事業に係る投資資金及び北投石製品関連事業に係る投資資金につきましては、当初貸付金であ
ったため融資資金とし、支出時期も貸付した令和2年1月に訂正いたしました。
 カザフスタンにおける浄水事業に係る投資資金につきましては、当該事業にかかるテストプラント製
造費用として 15 百万円を令和2年3月から4月までに支出したため、訂正いたしました。
 運転資金につきましては、当社及び当社子会社の人件費等の運転資金の一部が、令和2年1月から手
許自己資金では賄えていなかったことが判明したため訂正いたしました。
 借入金の返済資金につきましては、カザフスタンにおける航空券発券事業及びエア貨物受け入れ事業
に参入するために、当該事業の権利を持つエアートランサヴィア株式会社に対し、同社の債務を返済す
るために令和元年 11 月1日及び9日に合計 60 百万円の貸付を行いましたが、
                                       その貸付金の原資として、
当社は合同会社ブラインドトラストより 60 百万円の借入を行い、令和2年1月に当該借入金を返済した
ため、当該支出を借入金の返済として訂正いたしました。なお、エアートランサヴィア株式会社への貸
付金 60 百万円は、同社の持つ権利を取得するための権利金等と相殺処理しており、その経緯は前述のと
おりです。また、ウイルス感染及び災害等危機対応関連事業において、当該事業に関連する商品仕入資
金として、株式会社 Isystem(東京都中央区銀座八丁目 10 番5号、代表取締役 豊岡真和)から 39 百万
円の借入(借入日:令和2年4月 13 日、利率:5%、無担保)を行いましたが、令和2年4月 28 日に
当該借入金の一部を返済したため、当該支出額 14 百万円を借入金の返済として訂正いたしました。



                             2
 次に、新株予約権の行使により調達する資金の使途についてですが、国内におけるマンガ関連の販売
事業及びプロジェクト事業に係る投資資金につきましては、令和2年9月までに支出したマンガ関連の
イベント費用を算出し、支出済みの額を訂正いたしました。
 カザフスタンにおける浄水事業に係る投資資金につきましては、令和2年 12 月までに当該事業にかか
るテストプラント設置関連費用を算出し、訂正いたしました。
 鰻養殖事業に係る投資資金につきましては、当該事業における鰻養殖設備購入代金 80 百万円のうち、
鰻養殖事業会社への融資 50 百万円相殺後の残額 30 百万円及び鰻養殖業の許可を所有する法人の株式購
入代金 10 百万円を令和2年9月までに支出いたしましたので訂正いたしました。
 北投石製品関連事業に係る投資資金につきましては、北投石製品関連事業会社への融資計 33 百万円に
ついて返済が滞ったため、同社所有の温霧浴カプセル及び北投石 2000kg を 80 百万円で譲り受けること
になったため、当該融資計 33 百万円相殺後の残額計 47 百万円を支出し、また、令和2年 10 月までに当
該製品の運搬費用等の支出を算出し、支出済みの額を訂正いたしました。
 運転資金につきましては、令和2年4月から令和2年 12 月までの当社及び当社子会社の人件費等の運
転資金のうち、手許自己資金では賄えず支出した額を算出し、支出済みの額を訂正いたしました。
 ウイルス感染及び災害等危機対応関連事業に係る投資資金につきましては、令和2年7月に支出した
「どこでも denchi」製造資金前渡金 47 百万円及び令和2年 12 月に支出した紫外線空気清浄機の開発・
製造資金の前渡目的での融資 50 百万円等、また、令和2年5月から令和2年 12 月までに支出した除菌
水スプレー容器購入費用及び除菌水充填委託業務費等の費用等を算出し、訂正いたしました。
 借入金の返済資金につきましては、ウイルス感染及び災害等危機対応関連事業において、前述のとお
り当該事業に関連する商品仕入資金として、株式会社 Isystem から 39 百万円の借入を行いましたが、令
和2年4月 28 日に当該借入金の一部を返済したため、当該支出額6百万円を借入金の返済として訂正い
たしました。


 今後につきましては、今回のような誤りの再発防止のために、増資等の調達資金につきましては、専
用の別途預金口座による管理を行う等、資金管理の徹底を行って参ります。


2.訂正箇所及び内容
  訂正箇所には下線を付して表示しております。


  2.変更の内容
  <変更後>


<訂正前>
 【新株式及び新株予約権の発行により調達する資金の使途】
        具体的な使途            支出予定額             支出予定時期
 ① カザフスタンにおける航空券発券事業及
                               50 百万円   令和2年1月(支出済み)
  びエア貨物受け入れ事業に係る投資資金
 ② 国内におけるマンガ関連の販売事業及び
                           230 百万円      令和2年1月(支出済み)
  プロジェクト事業に係る投資資金



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 ③ ハワイにおける農園事業に対するリース
                          200 百万円    令和2年1月(支出済み)
  事業に係る農地取得資金
 ④ ウイルス感染及び災害等危機対応関連事                令和2年4月~令和2年8月
                          140 百万円
  業に係る投資資金                           (支出済み)
 合計                       620 百万円
 【新株予約権の行使により調達する資金の使途】
        具体的な使途          支出予定額               支出予定時期
 ① 国内におけるマンガ関連の販売事業及び                令和2年2月~令和2年 11 月
                            90 百万円
  プロジェクト事業に係る投資資金                    (内、50 百万円支出済み)
 ② カザフスタンにおける浄水事業に係る投                令和2年3月~令和2年8月
                            20 百万円
  資資金                                (支出済み)
                                     令和2年8月~令和2年 11 月
 ③ 鰻養殖事業に係る投資資金           150 百万円
                                     (内、90 百万円支出済み)
                                     令和2年7月~令和2年 11 月
 ④ 北投石製品関連事業に係る投資資金       140 百万円
                                     (内、80 百万円支出済み)
                                     令和2年4月~令和3年8月
 ⑤ 運転資金                   400 百万円
                                     (内、100 百万円支出済み)
 合計                       800 百万円


<訂正後>
 【新株式及び新株予約権の発行により調達する資金の使途】
        具体的な使途          支出予定額             支出予定時期
 ① カザフスタンにおける航空券発券事業及                令和2年1月~令和2年3月
                            3百万円
  びエア貨物受け入れ事業に係る経費                   (支出済み)
 ② 国内におけるマンガ関連の販売事業及び                令和2年1月~令和2年3月
                          231 百万円
  プロジェクト事業に係る投資資金                    (支出済み)
 ③ ハワイにおける農園事業に対するリース                令和2年1月~令和2年3月
                          202 百万円
  事業に係る農地取得資金                        (支出済み)
 ④ ウイルス感染及び災害等危機対応関連事
                            5百万円     令和2年4月(支出済み)
  業に係る投資資金
 ⑤ 鰻養殖事業に係る融資資金             50 百万円   令和2年1月(支出済み)

 ⑥ 北投石製品関連事業に係る融資資金         30 百万円   令和2年1月(支出済み)
 ⑦ カザフスタンにおける浄水事業に係る投                令和2年3月~令和2年4月
                            15 百万円
  資資金                                (支出済み)
                                     令和2年1月~令和2年4月
 ⑧ 運転資金                     55 百万円
                                     (支出済み)
                                     令和2年1月~令和2年4月
 ⑨ 借入金の返済                   74 百万円
                                     (支出済み)
 合計                       665 百万円
 【新株予約権の行使により調達する資金の使途】
        具体的な使途          支出予定額              支出予定時期
 ① 国内におけるマンガ関連の販売事業及び                令和2年2月~令和4年1月
                            90 百万円
  プロジェクト事業に係る投資資金                    (内、60 百万円支出済み)
 ② カザフスタンにおける浄水事業に係る投                令和2年4月~令和2年 12 月
                            8百万円
  資資金                                (支出済み)
                                     令和2年5月~令和4年1月
 ③ 鰻養殖事業に係る投資資金           100 百万円
                                     (内、40 百万円支出済み)


                        4
                                  令和2年6月~令和4年1月
④ 北投石製品関連事業に係る投資資金     110 百万円
                                  (内、52 百万円支出済み)
                                  令和2年4月~令和4年1月
⑤ 運転資金                 270 百万円
                                  (内、69 百万円支出済み)
⑥ ウイルス感染及び災害等危機対応関連事              令和2年5月~令和2年 12 月
                       171 百万円
 業に係る投資資金                         (支出済み)
⑦ 借入金の返済                   6百万円   令和2年4月(支出済み)
合計                     755 百万円


                                                     以上




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