2130 メンバーズ 2021-07-30 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算説明資料 [pdf]
2022年3月期 第1四半期
決算説明資料
株式会社メンバーズ
(東京証券取引所市場第一部 証券コード2130)
株式会社メンバーズ
TEL: 03-5144-0660
URL: https://www.members.co.jp/
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
経営方針/事業紹介/
成長ストーリー
2
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
当社グループの経営方針及び事業紹介
急速に拡大するデジタル経済における価値創出の主役である
デジタルクリエイター(DC)の幸せを実現し、
心豊かな社会の実現に向け、社会ニーズに合わせた最適な
デジタルビジネス運用サービスを開発・提供していく。
マーケティングの 大 デジタルビジネス運用支援 EMC
変革 企
専任チーム(EMC) 事業
CSV(※1)経営・企業価値軸の 業
マーケティング普及
技術特化型DC人材提供
DC人材提供
中 データ
総合サービス
堅 サイエンティ UXデザイン DX
P
・ スト
社会課題解決 G
ベ
ベンチャー ン T
デジタルクリエイター 創造支援 チ 事
ャ 地方中堅企業向けデジタルビジネス支援
グループ1万人構想 ー
業
※2
企
業
デジタルビジネス プロダクト開発支援
デジタルクリエイターの幸せ追求 社会的価値の創造 提供サービスの最適化
※1 CSV(Creating Shared Value…経済価値と社会的価値を同時実現する経営手法)
※2 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。
3
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
当社グループの経営方針及び事業紹介
EMC事業 PGT事業 (※)
事業概要 事業概要
デジタルビジネス運用支援サービス 顧客のデジタルプロダクトのグロース支援人材提供
Webサイト、EC、SNS、アプリ、マーケティング DXプロデューサー、UXデザイナー、データサイエンティ
オートメーション(MA)、デジタルトランスフォー スト、マーケティングプランナー、データエンジニア、
Webサイトディレクター、Webデザイナー、エンジニア 他
メーション(DX) 他
特徴 特徴
• 顧客企業専任チーム • 自律型チームの提供
顧客企業の経営戦略や目標および商品・サービス • 先端技術領域におけるグロース支援
を理解した専属チームがデジタルビジネスを支援 付加価値の高い先端技術領域のスキルを用いて
• 専任チームの運営ノウハウをメソッド化 顧客のデジタルプロダクトのグロースを支援
①成果向上 ②生産性向上 ③品質・セキュリティ • クリエイターファースト
④CSVマーケティング推進 ⑤チームビルディン クリエイター執行役員制度、リモートワーク、
グ ⑥アカウントプラン ⑦先端技術領域シフト 健全な就労環境づくり
• 大企業向け、大口案件、継続案件に特化
主なお取引先(五十音順) 主なお取引先
(株)資生堂、スカパーJSAT(株)、 (株)大京、トレン • 成長性の高いインターネット系企業
ドマイクロ(株) 、パナソニック(株)、(株)ベネッセ • 社会課題を解決するソーシャルイノベーション
コーポレーション、 (株)みずほ銀行、三井住友カー ベンチャー
ド(株) 他多数
• 地方中堅企業
※ 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。
4
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
外部環境:急拡大するDX市場
国内DX市場の市場規模
2019年度7,912億円実績から2030年度には3兆425億円に拡大する見通し
(単位:百万円)
3,500,000
3,042,500
3,000,000
2,500,000
2,000,000
1,500,000
1,000,000 791,200
500,000
0
2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2030年度
(実績) (見込) (予測) (予測) (予測) (予測)
富士キメラ総研『2020 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望』
5
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
外部環境:DX推進を阻む人材不足
2030年のIT人材は最大79万人不足。企業の人材確保は難航
経済産業省IT人材需給に関する調査(概要)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
6
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
外部環境:新型コロナウィルスの影響でよりDXは加速
88.4%の企業が、ITやデジタルを活用したビジネスモデルの
見直し、新事業検討の必要性が高まったと回答。
ITやデジタルを活用したビジネスモデルの見直しや新事業検討の
必要性
1.4%
88.4%
10.1%
必要性が大きく高まった
必要性が高まった
33.3%
あまり変化していない
必要性が低下した
必要性が大きく低下した
55.1%
わからない
NRI「新型コロナウイルス影響に関するCIO調査」をもとに当社作成
https://www.nri.com/jp/news/info/cc/lst/2020/0604_1
7
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
メンバーズグループの成長ストーリー
メンバーズの事業モデルは、顧客に高い価値を提供し社会への貢献を目指す
デジタルクリエイター(DC)が成長・活躍するプラットフォーム。
「社会への貢献」と「社員の幸せ」、「会社の発展」を同時に実現することを目指
す『超会社』コンセプトに従い企業を経営し、DCが最も活躍する会社を作ることで
長期的な企業成長を実現する。
成長モデル
デジタル 一人あたり 営業利益
クリエイター(DC)数 × 付加価値売上高 ⇒ 最大化
超会社コンセプト 2030年目標値
DC数
社会貢献 DC数
10,000名
1,133名 営業利益
社員の 世界一の
営業利益
12億円 100億円
幸せ サービス
2020年 2030年 8
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
メンバーズグループの成長ストーリー:DC数、業績推移実績
<2012年3月期~2020年3月期>
DC数 付加価値売上高 営業利益
(単位:人) (単位:百万円) (単位:百万円)
1,200 12,000 2,000
付加価値 1,133
DC数 営業利益
売上高
増加 増
1,000 増加 9,515 10,000
913 1,500
800 7,786 8,000
739
1,249
541 6,182
600 6,000 1,000
5,186
396 968
400
317 3,822 4,000
287 3,195
231 658 667
200 2,709 500
2,177
200
1,944 448 2,000
303
239 263
195
0 0 0
12/03 13/03 14/03 15/03 16/03 17/03 18/03 19/03 20/03
DC数 付加価値売上高 営業利益
9
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
メンバーズグループの成長ストーリー:DC数、業績推移計画
<2020年3月期~2030年3月期>
DC数 付加価値売上高 営業利益
(単位:人)
10,000
今後もDC数拡大、付加価値売上高向上に拘り、 (単位:百万円) (単位:百万円)
120,000 20,000
10,000
営業利益100億円を目指す
9,000
100,000
8,000
CAGR(※) 15,000
7,000
6,000
25% 80,000
5,000 60,000 10,000
10,000
4,000
40,000
3,000 2,500
5,000
2,000
20,000
1,133
1,000
2,500
1,249
0 0 0
20/03 21/03 22/03 23/03 24/03 25/03 26/03 27/03 28/03 29/03 30/03
DC数 付加価値売上高 営業利益
※ CAGR…年平均成長率
10
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
成長戦略と主要KPI
成長戦略 主要KPI
E
M
C EMC社数 Web
事
業
運
用
DC1万名体制 新 教 以
卒 離 育 稼
採 職 投 外 働
一人あたり付加価 売
用 率 資 率
値売上高の拡大 数 額 上
P カ
G ン 取 比
T パ 引 率
事 ニ 社
業 ー 数
(※)
数
※ 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。
11
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
成長ストーリー:EMC事業
EMC事業 2030年目標値
DX領域を中心とした高付加価値領域へ EMC社数 DC数
進出し、取引社数とDC数を大幅に
増加させる 200社 4,500名
<2016年3月期~2020年3月期> <2020年3月期~2030年3月期>
(単位:社) (単位:人) (単位:社) (単位:人)
60 800 250 5,000
693 4,500
700
50 606 200
200 4,000
525 600
40
422 500
150 3,000
30 333 400
100 2,000
300
20 75
200 47
50 1,295 1,000
10
100
775
0 0 0 0
16/03 17/03 18/03 19/03 20/03
EMC社数 DC数 EMC社数 DC数
12
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
EMC事業 売上拡大方針
Web制作運用での顧客接点、フロント領域の強みを起点に、
伸びしろの大きいDX領域にサービスを拡張していく。
ブランドサイト
運用
EC運用
構築
SNS運用
Web運用
GLOBAL
広告運用
サービ 広告運用
ス開発
DX領域
アプリ開発運用
MA運用
UX/UI改善
13
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
成長ストーリー:PGT事業
PGT(Product Growth Team)事業(※) 2030年目標値
付加価値の高い先端技術領域のスキルを用いて DC数 取引社数
顧客のデジタルプロダクトのグロースを
チーム型で支援し、DC数と取引社数を拡大する
5,500名 2,000社
<2016年3月期~2020年3月期> <2020年3月期~2030年3月期>
(単位:社) (単位:人) (単位:社) (単位:人)
2,000
120 437 500 2,000 6,000
98 450
100 5,500 5,000
400
1,500
350 4,000
80
300
1,000 3,000
60 250
200 2,000
40
150 500
14 100
176 1,000
20
50 0 529 0
48
0 0
16/03 17/03 18/03 19/03 20/03
総合派遣 プロダクト開発 専門派遣
総合派遣 プロダクト開発 専門派遣 地方 取引社数
地方 取引社数
※ 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。
14
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
PGT事業 売上拡大方針
2030年目標値
カンパニー数
UXデザイン
50社
総合DC派遣事業
総合DCチーム • 高付加価値の先端技術領域特化型
マーケティング
提供事業 カンパニーを引き続き立ち上げる。
• 総合デジタルクリエイターチーム
提供カンパニーで育成し、先端技術
データサイエンス DX 領域特化型カンパニーにキャリア
アップ、単価向上を図る。
プロダクト開発
地方中堅企業 ※2021年4月よりPGT事業に名称変更
(本資料21ページ)
15
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
DC数の拡大
新卒採用を継続強化。離職率5%以内を実現し、DC拡大を図る
(単位:人)
新卒採用数
1,500
1,000 • ミッション、ビジョン採用強化
481
628 • 地方人材、クリエイティブ人材、
500
236
364
女性採用強化
160 173
• リモートワークの推進/
0
18/04 19/04 20/04 21/04 22/04
(予定)
23/04
(予定)
29/04
(予定)
働き方改革
20.0%
離職率
• 教育体制の充実化
15.0% • MEMBERSWAY委員会など
全員参加型経営の推進
10.0%
• CV1.6プロジェクト(※)の推進
5.0%
0.0%
17/03 18/03 19/03 20/03 21/03 30/03
EMC事業 7.8% 5.8% 10.8% 8.3% 6.9% 6.0% 5.0%
PGT事業 5.7% 6.7% 12.6% 13.9% 7.5% 6.3% 5.0% ※ CV1.6(Creator’s Value 1.6)プロジェクト…IT人材の正当な評価・報酬を実現
するため、2030年までに基準年収を欧米並みの1.6倍に引き上げるプロジェクト。
連結 7.5% 5.9% 11.1% 10.2% 6.5% 5.8% 5.0%
16
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
一人あたり付加価値売上高拡大
育成強化/高付加価値領域進出、稼働率向上により一人あたり付加価値
売上高を拡大させていく。
(単位:円)
EMC事業:一人あたり付加価値売上高
1,200,000 1,116,538 95%
1,000,000 975,712 稼働率目標 90%
907,093 90%
800,000
86.8% 85% • 連結付加価値売上高の2%を毎期教
600,000
80% 育に投資
400,000
75%
200,000
• Web運用以外売上比率8割
0 70%
17/0318/0319/0320/0321/03 23/03 30/03
PGT事業(※):一人あたり付加価値売上高
(単位:円)
800,000 95%
• グループ間異動活性化による稼働
700,000
602,676
730,692
稼働率目標 90%
率向上
90%
600,000 535,578
500,000 85%
86.3%
400,000
300,000 80%
200,000
75%
100,000
0 70%
17/0318/0319/0320/0321/03 23/03 30/03
※ 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。 17
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
第27期(2022年3月期)
方針/業績予想
18
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期方針/施策
グループ経営方針
DXの推進
脱炭素社会における企業の持続的成長と、心豊かな社会の実現を両立させるためにDXを推進する。
1 Webサイトの制作運用領域に留まらず、デジタルを用いて行う事業やサービスの企画・構築・
運用を担うことで、「業務プロセス」「企業と顧客の関係性」「ビジネスモデル」を変革していく。
PGT事業へ転換・エンジニア領域拡大
2 デジタル人材事業は「PGT事業」へ名称変更。先端技術領域のスキルを用いて顧客企業の
デジタルプロダクトのグロースを自律型チームで支援する。
DXを実現するために肝となるプロダクト開発などのエンジニアリング領域を拡大していく。
高単価化の推進、新卒モデルの確立
3 DXの推進に伴ってWeb運用領域からデジタルビジネス運用、DX支援に領域を拡大。先端技術領域
や新しいグロース支援領域の職種を創造することで高単価を実現。サービス領域の拡充及び新卒の
早期育成/早期稼働を通して収益性を高め、採用・育成を中心とした投資を強化していく。
19
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期方針①DXの推進
DXの推進
メンバーズは、これまでデジタルビジネス運用支援で培ってきたスキルやノウハウ
をもとに、顧客企業のデジタル事業・デジタルサービスにおいて「業務プロセス」
「企業と顧客の関係性」「ビジネスモデル」に変革を起こす。
エンゲージメント プロダクト開発/
運用高度化
マーケティング サービスデザイン
企業の業務プロセスを 企業と顧客の関係性を 企業のビジネスモデルを
低生産性から高生産性へ 消費者から共創パートナーへ 低収益高炭素型から高収益低炭素型へ
Webサイト運用やアプリ開発等、企業の情報発信のためのマーケティング領域の
デジタル化から、企業のプロダクト(製品やサービス)のデジタル化支援領域へ
進出し、デジタル人材の専任チームによる自律型グロース支援サービスを提供する。
20
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期方針②PGT事業へ転換・エンジニア領域拡大
PGT事業始動
デジタル人材事業は、PGT(Product Growth Team)事業へと名称を変更。従来
のデジタルクリエイター人材の提供から、先端技術領域のスキルを有するデジタル
クリエイターチームによる顧客企業のプロダクトグロース支援サービスの提供へ転
換する。先端技術領域として、今期はエンジニア領域を強化・拡大させていく。
(旧) EMC事業 デジタル人材事業
クライアント 大企業 ベンチャー
支援領域 マーケティング プロダクト、マーケティング
支援方法 自律型グロース支援 人材提供
(新) EMC事業 PGT事業
クライアント 大企業 ベンチャー
支援領域 マーケティング、プロダクト プロダクト、マーケティング
支援方法 自律型グロース支援 自律型グロース支援
21
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期方針③高単価化の推進、新卒モデルの確立
高単価、新卒早期稼働
・人材提供型のデジタル人材事業から、プロダクトのグロースを
支援する高付加価値チーム型支援へ転換
・DX推進、先端技術領域や新しいグロース支援領域の職種を創造
高付加価値サービスの提供
・エンジニア、クリエイターのスキルを高めることで単価を上げ
より付加価値の高いサービスを提供
・2021年4月に364名の新卒が入社。
・例年以上に受け入れ態勢を強化。早期稼働を実現し、新卒育成
新卒早期育成/早期稼働強化 モデルを昇華させていく。
収益性を高め、採用・育成・営業を中心に
将来の成長に向けた投資を強化
22
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期 連結業績予想/配当予想
2022年3月期は、グループ経営方針に基づき積極的にDX領域を拡大し、売上25%増を計画。高付
加価値サービスの展開/新卒364名の早期稼働により通期営業利益は前期比42.6%増を見込む。
2021/通期 実績(IFRS) 2022/通期 予想(IFRS)
対前年同期 対前年同四半期 対前年同期
通期 2Q累計 通期
増減率 増減率 増減率
売上収益 (百万円) 12,087 13.9% 7,000 29.4% 15,200 25.8%
営業利益(百万円) 1,261 1.0% 504 242.9% 1,800 42.6%
税引前利益(百万円) 1,248 0.6% 490 244.9% 1,790 43.4%
当期利益(百万円) 896 2.6% 328 174.3% 1,199 33.8%
親会社の所有者に帰属する
896 4.0% 328 174.3% 1,199 33.8%
当期利益(百万円)
配当 配当・DOE(※) 配当性向
記念配当 30.0%
5.9% 25.1% 25.2%
23.6% 24.5%
6.0% DOE(日本基準)
30 23.5%
5.2% 25.0%
DOE(IFRS) 20.8%
4.6% 4.8% 19.9% 19.1% 26.4%
4.3% 25
4.0% 20.0%
23.5 20.1%
4.0% 20
4.2% 15.0%
3.9% 17.5 15
14.0 10.0%
2.0% 10
11.5
2.2% 9.5
1.9% 1.5 5 5.0%
1.7% 7.5 配当性向(日本基準) 配当性向(IFRS)
4.5
0.0% 2.0 2.5 3.0 0 0.0%
13/03 14/03 15/03 16/03 17/03 18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 13/03 14/03 15/03 16/03 17/03 18/03 19/03 20/03 21/03 22/03
予想 予想
※ DOE=連結親会社所有者帰属持分配当率
23
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
第27期(2022年3月期)
第1四半期 連結業績
24
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期 第1四半期 累計 業績ハイライト
企業のデジタルシフトやDXの活況を受け、売上収益は前年同期比24.9%増と好調に
推移。営業利益は主にPGT事業における稼働率改善による収益性向上を要因として、
6期ぶりの1Q黒字化を達成。
連結業績
売上収益 営業利益 付加価値売上高
3,108 百万円
前年同期比
+24.9% 9 百万円 前年同期比
+67百万円 2,927 百万円
前年同期比
+28.6%
事業状況
EMC事業 PGT事業 EMCモデル 前期末比
売上収益 売上収益 提供社数 44 社 -3社
2,129 百万円 1,132 百万円
前年同期比 前年同期比
+15.1% +42.4%
デジタル
EMC
事業 950名 前期末比
+175人
クリエイター数
事業 697名
PGT 前期末比
+168人
前年同期比 Web運用以外 前年同期比 期末配当予想
教育投資額 11百万円縮小 売上比率 4.7ポイント上昇 1株あたり 前期比6.0円増
73 百万円 25.1 % 23.5 円
25
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
2022年3月期 第1四半期 連結業績ハイライト
売上収益は前年同期比24.9%増と高い成長率を実現。例年より新卒を早期に現場に
配属したが、売上総利益率は前年同期比並みを維持。2Q以降、新卒の早期稼働を
加速させ、収益性を強化していく。
2022年 2022年
2021年 2022年 2022年 2022年
3月期 3月期
3月期 3月期 前年同期比 3月期 3月期
1H計画 通期計画
1Q単独実績 1Q単独実績 1H計画 通期計画
(単位:百万円) 達成率 達成率
売上収益 2,489 3,108 +24.9% 7,000 44.4% 15,200 20.5%
付加価値売上高 2,277 2,927 +28.6% ― ― ―
売上総利益 721 892 +23.8% ― ― ―
(売上総利益率) 29.0% 28.7% ― ― ― ―
販管費 801 890 +11.2% ― ― ―
営業利益 ▲58 9 +67 504 1.8% 1,800 0.5%
(営業利益率) ― 0.3% ― ― ― ―
税引前当期利益 ▲59 7 +67 490 1.5% 1,790 0.4%
当期利益 ▲11 17 +29 328 5.5% 1,199 1.5%
※ 付加価値売上高=売上収益ー外注・仕入=社内リソースによる売上
26
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-連結
売上収益は3,108百万円(前年同期比+24.9%) と順調に拡大、営業利益は9百万円(前年同期
比+67百万円)と6期ぶりの1Q黒字化を達成。DX市場の盛況を背景に、データサイエン
スやUX等の専門領域人材提供サービスやエンジニア領域が好調。
連結 売上収益 連結 営業利益
(単位:百万円) (単位:百万円)
14,000 1,400 20.0%
1,249 1,261
12,087
18.0%
12,000
10,607
1,100 16.0%
968
10,000 3,650
8,857 616 697 14.0%
3,143
7,403
8,000 800
667 440 11.8% 12.0%
2,707
3,025 10.9% 10.4%
2,219 314 10.0%
6,000 2,564
9.0%
2,209 500 282 8.0%
4,000 1,789 417
2,921 313
2,700 161 6.0%
2,162
1,940
2,000 200 370 4.0%
2,489 3,108 261 243
1,767 2,199 205 9
1,491 2.0%
0 (28) (19) (58)
(70)
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q (100) 0.0%
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 営業利益率
27
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-連結
連結DC数は1,647名(前期末比+341人、26.1%)。一人当たり付加価値売上高は、新卒を
早期に配属したが、前年同四半期と比較し1.2%上昇。
連結 デジタルクリエイター数・
連結 離職率
(単位:人)
月額一人あたり付加価値売上高 (単位:円)
20.0%
1,800 1,000,000
1,647
950,000
1,500 15.0%
900,000
1,339 1,313 1,306
850,000
1,200 1,127 1,133
1,086 1,116
800,000 10.0%
962
900 750,000
690,517
745,784 747,663
727,698 700,000 5.0%
715,894
600 705,967
696,325
682,149 682,151 650,000
600,000
300 0.0%
22/03
550,000
18/03 19/03 20/03 21/03
1Q
0 500,000
EMC事業 5.8% 10.8% 8.3% 6.9% 1.8%
20/03 20/03 20/03 20/03 21/03 21/03 21/03 21/03 22/03 PGT事業 6.7% 12.6% 13.9% 7.5% 2.6%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
連結 5.9% 11.1% 10.2% 6.5% 1.8%
デジタルクリエイター数 月額一人あたり付加価値売上高
※1 デジタルクリエイター数は1Q末時点。
※2 月額一人あたり付加価値売上高=四半期累計付加価値売上高÷期中平均人数
※3 離職率は期中の平均社員数に基づき算出。
28
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-連結
教育投資額・比率
⚫ 連結付加価値売上高の2.5%を教育に投 (単位:百万円)
資。2021年度新卒社員の早期配属に伴 250 5.0%
い、教育投資額は前年同期比13.2%減 3.7%
200 4.0%
少の73百万円。
150 2.5% 3.0%
⚫ 稼働率は前年同期比で同水準を維持。
新卒を除く既存社員の稼働率は86.2% 100 85
73
2.0%
と前年同期比で3.6ポイント上昇。
50 1.0%
⚫ Web運用以外売上比率(※)は、プロダク
0 0.0%
ト開発やデータ関連等が増加し前四半 21/1Q 22/1Q
期比2.9ポイント増の25.1%。
Web運用以外売上 比率推移 連結 稼働率
100%
Web運用売上 Web運用以外売上 新卒1年目を除く全社員 全社員
95%
100%
20.4% 19.2% 89.6% 89.0%
23.2% 22.2% 25.1%
80% 90% 86.4% 86.2% 86.2%
84.2%
60% 80.0% 82.6%
85%
80.4% 81.2%
40%
80% 81.7%
20%
0% 75%
21/1Q 21/2Q 21/3Q 21/4Q 22/1Q 30/4Q目標 20/1Q 20/2Q 20/3Q 20/4Q 21/1Q 21/2Q 21/3Q 21/4Q 22/1Q
※前期までの比率は日本基準に基づき算出しておりましたが、今期よりIFRSに基づいて算出しております。それに伴い、前四半期比率もIFRSに統一しております。
29
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-EMC事業
EMC事業は売上収益(※1)2,129百万円(前年同期比+15.1%)、DC数950名(前期末比+175人)。
デジタルシフト加速を背景に既存顧客の売上が拡大し、堅調に推移。人員増加の一方
で、一人あたり付加価値売上高は前年同四半期と同水準を維持。
EMC事業 デジタルクリエイター数・
EMC事業 売上収益 月額一人あたり付加価値売上高
(単位:百万円) (単位:人) (単位:円)
10,000 9,206 1,000 950 1,000,000
8,524 900 950,000
907,093 826
882,686 795
7,549 775
8,000 800 860,299 900,000
2,814
6,777 678
2,565 700 818,956 850,000
691 693 808,339
681 792,146
2,366 600 863,679
6,000 600 800,000
1,987 748,083 747,524
2,270 500 750,000
1,976
1,842
4,000 1,587 400 700,000
2,196 2,270 300 650,000
1,799 1,847
2,000 200 600,000
1,785 1,850 2,129 100 550,000
1,403 1,493
0 0 500,000
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q 20/03 20/03 20/03 20/03 21/03 21/03 21/03 21/03 22/03
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
1Q 2Q 3Q 4Q
デジタルクリエイター数 月額一人あたり付加価値売上高
※1 売上収益は、IFRS基準を参考に算出しており、概算数値となります(親子間取引は未相殺) 。
※2 デジタルクリエイター数は1Q末時点。
※3 月額一人あたり付加価値売上高=四半期累計付加価値売上高÷期中平均人数
30
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-EMC事業
EMC事業の付加価値売上高(※)は1,829百万円(前年同期比+20.7%)と、2期ぶりに20%を
超える成長を実現。一部案件がPGT事業に移行したことによりEMCモデル提供社数
は▲3社の44社。
EMC事業 付加価値売上高 EMCモデル提供社数
(単位:百万円)
(単位:百万円) 7,881 (単位:社) 50
8,000 50 47
7,208
44
7,000
6,177 2,402
40
6,000 2,170
5,252 33
1,910
5,000
30
2,013
4,000 1,695
1,547 20
3,000 20
15
1,867 1,949
2,000 1,517
10
1,000 1,829
1,201 1,474 1,516
0 0
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q 17/03 18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q
1Q 2Q 3Q 4Q
※ 付加価値売上高=売上収益ー外注・仕入=社内リソースによる売上
31
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-PGT事業 (※1)
PGT事業の売上収益(※2)は1,132百万円(前年同期比+42.4%)、DC数は697名(前期末比+168
人)。高単価領域であるデータ領域、UX、プロダクト/サービス開発等の専門領域
サービスが引き続き順調に拡大し、一人あたり付加価値売上高は前年同四半期比
4.7%増。
PGT事業 デジタルクリエイター数・
PGT事業 売上収益
(単位:百万円) (単位:人)
月額一人あたり付加価値売上高 (単位:円)
4,000 800 800,000
3,469 697
3,500 700 750,000
3,000 1,013 600 700,000
2,617 529
511 516
2,500 500 650,000
429 437 437
791 398 616,695
2,000 1,701 878 400 355 600,000
588,902
1,500 489 714 300 572,906 550,000
1,057
782 551,902551,002
1,000 200 535,578 500,000
327 461
599 515,572
268 494,483
500 387 1,132 100 450,000
795 473,018
242
364 512
0
220 0 400,000
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q 20/03 20/03 20/03 20/03 21/03 21/03 21/03 21/03 22/03
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
1Q 2Q 3Q 4Q
デジタルクリエイター数 月額一人あたり付加価値売上高
※1 2021年4月に「デジタル人材事業」から「PGT(Product Growth Team)事業」に名称を変更しております。
※2 売上収益は、IFRS基準を参考に算出しており、概算数値となります(親子間取引は未相殺) 。
※3 デジタルクリエイター数は1Q末時点。
※4 月額一人あたり付加価値売上高=四半期累計付加価値売上高÷期中平均人数
32
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
業績と主要指標-PGT事業
SaaS領域の人材提供カンパニーを新規に設立。事業の選択と集中により当四半期末
時点のカンパニー数は9社(前期末比-1社)。PGT事業の今期1Q段階における累計取引社
数は138社となり、前年同四半期比で31社増加。
PGT事業
PGT事業 カンパニー数
(単位:社) (単位:社) 各期累計取引社数
12 200
176
10
10 9
150 138
8
98
6 5 5 100
75
4 55
2 50
2
0 0
18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q 18/03 19/03 20/03 21/03 22/03 1Q
33
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
VISION2030の進捗
34
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
メンバーズグループ ミッション
メンバーズグループ ミッション
“MEMBERSHIP”で、心豊かな社会を創る
着目する社会課題
地球温暖化および 人口減少による年金医療制度破綻
気候変動による環境変化 地方衰退による自治体の消滅/財政破綻
⚫ 経済活動が地球環境に及ぼす負荷は確実に増加 ⚫ 日本は環境問題や少子高齢化、地域の過疎化、年
⚫ このままの経済活動を続けた場合には、100年後 金医療費、エネルギー問題など、他の国がまだ直
に最大4.8度の気温上昇が予測され、過去類を見 面していないレベルの問題をいくつも持つ課題先
ない深刻な問題が起きると想定される。 進国
⚫ 持続可能で心豊かな社会の実現をミッションに掲 ⚫ 地方での雇用創出、多様な働き方の実現を経営戦
げるメンバーズにとって、すべての生態系と社 略の中心に据えているメンバーズにとって、特に
会・経済・人々の生活に多大な影響を及ぼす地球 「年金医療制度破綻」と「地方衰退による自治体
温暖化および気候変動の問題は、最も重要な社会 の消滅/財政破綻」は、強い危機意識をもって取
課題として取り組むべきだと判断。 り組むべき社会課題
35
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
VISION2030・達成に向けた目標値
VISION2030
日本中のクリエイターの力で、
気候変動・人口減少を中心とした社会課題解決へ
貢献し、持続可能社会への変革をリードする
VISION2030達成に向けた目標値
ソーシャルクリエイター(※1) 10万人
ソーシャルエンゲージメント(※2) 総量
100億
社員数 1万人
営業利益 100億円 ソーシャルクリエイター 2,832人
現在進捗:
ソーシャルエンゲージメント総量 76,033,011
VISION2030達成に向けた2つのシナリオ
1. 1万人のデジタルクリエイターがデジタルの知見と社会課題解決能力を兼ね備え、同じ価値観を持つ
10万人のソーシャルクリエイターを育成・輩出する。
2. クリエイターの共創により企業のマーケティングを変革。CSV経営への転換を推進し、
ソーシャルエンゲージメントを100億創出する。
※1 デザイン思考を持ち、ビジネスの推進や制度設計、アウトプットを通じて社会課題の解決を図ろうとするクリエイ
ター(職人)志向性の高い人材のこと
※2 社会課題解決施策としてメンバーズグループが手がけたコンテンツ・プロダクト・サービスに対する接触回数
36
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
定款変更
2021年6月18日開催の第26期定時株主総会において、定款変更を決議。社会課題
解決に正面から取り組むことを表明するため、会社の存在意義・社会的使命を示す
「ミッション」を定款に明記した。
当社グループ長期ビジョン「VISION2030」
心豊かな社会を創るために、気候変動・
人口減少を中心とした社会課題解決に正面から
取り組むことを示す
↓
定款に「気候変動・人口減少等の社会課題
への取り組み」を明記
↓
当社が牽引役として
社会の本質的な課題解決を推進し、
持続可能な社会実現への貢献を世の中へ強力に
コミットし、その実現を加速させる
37
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
発電事業を行う子会社の設立・再エネ100%を達成
発電事業を行う子会社メンバーズエナジーを設立し、非FIT太陽光発電所を建設。
事業活動における全ての使用電力を自社発電所の再生可能エネルギーでまかなう
ことを目指す。
また、J-クレジット制度の活用を通じて2020年度使用電力の再エネ100%を実現し、
「再エネ100宣言 RE Action」の目標を2年前倒しで達成。
非FITの太陽光発電所である「メンバーズ
ソーラー発電所」は、農地での再生可能エ
ネルギーの生産と農業を両立させる取り組
みとして期待されるソーラーシェアリング
(営農型太陽光発電)を採用。
https://www.members.co.jp/company/news/2021/0610.html
38
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD
トピックス
DX推進 採用・人材育成
メンバーズ、SaaSサービス領域のプロフェッ メンバーズ、全社員約1,500名を対象にベー
ショナル人材による内製型ローコード開発 スアップの実施と決算賞与の支給を決定
チームの提供を行う社内カンパニー「SaaS
賃上げ率は最大で年7.1%。2021年3月期決算は売上収益・営
PLUSカンパニー」を設立 業利益ともに過去最高。新しい働き方で生産性向上と報酬
アップの好循環。2030年までに年収1.6倍の実現へ。
https://www.members.co.jp/company/news/2021/
0407.html https://www.members.co.jp/company/news/2021/
0511.html
女性取締役の就任 その他
社外取締役に武田 雅子氏、安岡 美佳氏が就任 新市場区分「プライム市場」の上場維持基準
に適合
長年にわたる人事・労務における経験と幅広い見識を有して
いる武田 雅子氏と、北欧のデザイン手法およびITやIoTなど 新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次
の先端技術をベースとした社会イノベーションを支援するプ 判定結果を受領、新市場区分「プライム市場」の上場維持基
ロジェクトについて多数の実績を持つ安岡 美佳氏を選任。 準に適合していることを確認。今後、新市場区分の選択につ
いて取締役会で審議・決議の上、株式会社東京証券取引所が
https://www.members.co.jp/company/news/2021/ 定めるスケジュールに基づき手続きを進める。
0318_2.html
39
Proprietary and Confidential to Members Co.,LTD