2109 DM三井製糖HD 2020-03-25 14:40:00
三井製糖株式会社と大日本明治製糖株式会社との経営統合、及び日本甜菜製糖株式会社との資本業務提携に向けた協議開始について [pdf]
2020 年3月 25 日
各 位
会 社 名 三 井 製 糖 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 雑賀 大介
(コード番号 2109 東証第1部)
問合せ先 経営企画部長 鈴木 康史
( TEL. 03-3663-3111)
会 社 名 大日本明治製糖株式会社
代表者名 代表取締役社長 佐藤 裕
問合せ先 コ ポ ー 本 長
ー レ ト 部 小高 浩樹
( TEL. 03-3271-0107)
会 社 名 日本甜菜製糖株式会社
代表者名 取締役社長 惠本 司
(コード番号 2108 東証第1部)
問合せ先 取締役管理部長 八巻 唯史
( TEL. 03-6414-5522)
三井製糖株式会社と大日本明治製糖株式会社との経営統合、
及び日本甜菜製糖株式会社との資本業務提携に向けた協議開始について
三井製糖株式会社(本社:東京都中央区日本橋箱崎町 36 番2号、社長:雑賀大介、 「三井製糖」
以下
といいます。
)及び大日本明治製糖株式会社(本社:東京都中央区日本橋1-5-3日本橋西川ビル、社
長:佐藤裕、以下「大日本明治」といいます。
)は、本日開催された両社の取締役会において、三井製
糖と大日本明治との経営統合(以下「本経営統合」といいます。
)及び本経営統合後の本持株会社(以
下3.
(1)に定義します。以下同じです。
)と日本甜菜製糖株式会社(本社:東京都港区三田3-12-
14 ニッテン三田ビル、社長:惠本司、以下「日甜」といいます。)との資本業務提携(以下「本資本業
務提携」といいます。)に関し協議を開始することをそれぞれ決議し、また、日甜は、本日開催された
同社の取締役会において、本資本業務提携に関し協議を開始することを決議いたしましたので、お知
らせいたします。
1. 本経営統合及び本資本業務提携の狙い
三井製糖、大日本明治及び日甜の3社は、その前身となる製糖会社を含め、我が国の近代製糖業の
草分けとして設立され、以来、長年に亘り砂糖を中心とした食品素材を提供し、豊かな暮らしと食文
化の形成に努めてまいりました。また、北海道においては甜菜、沖縄・鹿児島においてはさとうきび
を原料とし、いずれも大自然の恵みを受けながら、基幹作物としての甜菜及びさとうきびの栽培から
製糖まで一貫して関わることで、地域農業・経済の活性化にも貢献してまいりました。
その一方で、各社を取り巻く事業環境は、人口の減少、甘味需要の多様化等に加え、TPP や多数の
国との経済連携協定の進展もあり、今まで以上に国際的な競争にもさらされるなどの厳しさも増して
1
いることから、各社において事業基盤の更なる強化が課題となっております。
このような状況下、我が国の製糖業界において長年の実績を有する3社は、本経営統合及び本資本
業務提携により、これまで培ってきた生産技術、品質やコスト管理手法、物流・原料調達をはじめと
する広範な経営ノウハウを結集し、安定的国内供給体制の基盤を一層強固なものとすると同時に、国
際競争力を強化して企業としての成長を図るものです。
2. 本経営統合及び本資本業務提携の趣旨
三井製糖と大日本明治は、
「対等の精神」に則り、本経営統合を通じて、両社の人材や資金等の経営
資源を集中し再配分することで、サプライチェーンや業務管理の効率化、グループ経営の深化を推進
すると共に、研究開発や成長分野へのポートフォリオ配分の強化を図り、堅固な収益基盤と成長性を
併せ持つ企業に飛躍することを目指します。
また、日甜は、本資本業務提携を通じて、生産原料資源の確保、我が国の砂糖産業全体の安定的運
営への貢献を図り、本持株会社と共に、技術者の交流による生産技術の伝承や向上を果たし、引き続
き地域経済に貢献し、我が国砂糖産業の健全な発展に貢献してまいります。
上記の趣旨に則り、各社の持つ得意領域を融合し相乗効果を創出することで、将来の我が国の砂糖
産業と各々の企業価値の発展向上につなげることが、原料生産者、お客様、地域社会、株主、従業員
を含めた全てのステークホルダーにとって最善の方策であると判断いたしました。
3. 本経営統合(株式交換、会社分割)及び本資本業務提携の要旨
(1)本経営統合の形態
現時点で想定される本経営統合の形態は以下の通りです。なお、今後の協議の進展に伴い、変更さ
れる可能性がございます。
三井製糖及び大日本明治は、三井製糖を株式交換完全親会社とし、大日本明治を株式交換完全子会
社とする株式交換を行います。さらに、当該株式交換と同時に、三井製糖は、三井製糖の事業を承継
する会社(以下「事業承継会社」といいます。
)との間で会社分割を行うことにより、三井製糖の事業
に関する権利義務等を事業承継会社に承継させ、グループ経営管理及び資産管理事業を行う持株会社
(以下「本持株会社」といいます。)となります。本経営統合に伴い、事業承継会社は、商号を「三井
製糖株式会社」に変更します。なお、本持株会社は、三井製糖の現在の証券コード(2109)で上場を
継続する予定です。
本持株会社の名称、本店所在地、代表者氏名、役員構成その他の基本事項及び本経営統合の統合比
率については、今後、三井製糖と大日本明治にて協議のうえ決定する予定です。なお、三井製糖と大
日本明治は、今後、
「統合検討委員会」を設置し、本経営統合の検討を開始する予定です。
(2)本資本業務提携の形態
本経営統合後、本持株会社は日甜の総議決権の約 10%にあたる株式を取得する一方、日甜は同等価
値の本持株会社株式を取得する方向です。取得方法を含め、詳細は未定であり、今後具体的な検討を
進めてまいります。
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(3)日程
(ⅰ)本経営統合
2020 年9月末(予定) 最終契約の締結
2020 年 10 月~2021 年3月(予定) 三井製糖及び大日本明治の臨時株主総会の開催
2021 年4月1日(予定) 本経営統合の効力発生日
(ⅱ)本資本業務提携
本資本業務提携については、三井製糖、大日本明治及び日甜が今後協議し、別途合意する時期に実
施する予定です。
4. 当事会社の概要(2019 年3月 31 日時点)
(1) 名 称 三井製糖株式会社 大日本明治製糖株式会社 日本甜菜製糖株式会社
東京都中央区日本橋一丁
東京都中央区日本橋箱崎 東京都港区三田三丁目 12
(2) 所 在 地 目5番3号日本橋西川ビ
町 36 番2号 番 14 号
ル
代表者役職・ 代表取締役社長 代表取締役社長 取締役社長
(3)
氏名 雑賀 大介 佐藤 裕 惠本 司
ビート糖、 精糖、 イースト、
砂糖 その他糖類及びその
・
精製糖及び砂糖関連商品 オリゴ糖等食品素材、 配合
副産物の製造 加工 販売、
・ ・
の製造、販売並びにフード 飼料、 紙筒 (移植栽培用育
(4) 事 業 内 容 並びに調味料の輸入・製
サイエンス事業及び不動 苗鉢) 、種子、農業用機械
造・加工・販売及びギムネ
産事業 機器等の製造販売及び不
マ・キヌア等の輸入・販売
動産事業
(5) 資 本 金 7,083 百万円 2,000 百万円 8,279 百万円
創業 1895 年(明治 28 年)
1947 年(昭和 22 年)9 設立 1984 年(昭和 59 年) 1919 年(大正8年)6月
(6) 設立年月日
月4日 *1996 年(平成8年)7 11 日
月合併により社名を変更
(7) 発行済株式数 28,333,480 株 40,000 株 15,325,642 株
(8) 決 算 期 3月 31 日 3月 31 日 3月 31 日
(9) 従 業 員 数 1,201 人(連結) 327 人(連結) 707 人(連結)
三井物産株式会社
大株主及び (常任代理人 資 明治ホールディン
(10) 32.24% 三菱商事株式会社 100% 10.36%
持 株 比 率 産管理サービス信 グス株式会社
託銀行株式会社)
日本マスタートラ ニッテン共栄会 6.12%
スト信託銀行株式 5.47%
会社(信託口)
株式会社みずほ銀 4.97%
行(常任代理人
豊田通商株式会社 3.75% 資産管理サービス
信託銀行株式会
社)
日本トラスティ・ 日本トラスティ・ 4.58%
サービス信託銀行 サービス信託銀行
2.37%
株式会社(信託 株式会社(信託
口) 口)
双日株式会社 1.87% 農林中央金庫 3.63%
当事会社間の
(11)
関 係
資 本 関 係 該当事項はありません。
人 的 関 係 該当事項はありません。
取 引 関 係 該当事項はありません。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
※株主には自己株式は含めておりません。また、持株比率は自己株式を控除して算出しております。
3
(12)最近3年間の経営成績及び財政状態(単位:百万円。特記しているものを除く。
)
三井製糖株式会社(連結)
決 算 期 2017 年3月期 2018 年3月期 2019 年3月期
連 結 純 資 産 83,682 89,871 95,063
連 結 総 資 産 121,549 131,852 139,867
1株当たり連結純資産 2,872.96 3,083.61 3,201.11
( 円 )
連 結 売 上 高 103,177 105,291 105,274
連 結 営 業 利 益 5,215 6,354 3,742
連 結 経 常 利 益 12,494 13,609 10,314
親会社株主に帰属する 7,482 8,313 6,862
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純 280.19 311.33 257.00
利 益 ( 円 )
1 株 当 た り 配当金 100 110 110
( 円 )
※三井製糖は、2016 年 10 月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施しております。
これに伴い、1株当たり連結純資産及び1株当たり連結当期純利益は、2017 年3月期の期首に当該
株式併合を実施したと仮定し、算定しております。また、2017 年3月期の1株当たり配当金は株式
併合後の数値に換算し記載しております。
大日本明治製糖株式会社(単体)
決 算 期 2017 年3月期 2018 年3月期 2019 年3月期
純 資 産 19,035 20,443 22,529
総 資 産 24,202 25,441 27,429
1 株当たり 純資 産 475,877.28 511,076.31 563,232.92
( 円 )
売 上 高 35,045 35,001 33,446
営 業 利 益 1,541 1,967 2,550
経 常 利 益 1,606 2,032 2,619
当 期 純 利 益 838 1,404 2,092
1株当たり当期純利益 20,955.82 35,108.95 52,301.28
( 円 )
日本甜菜製糖株式会社(連結)
決 算 期 2017 年3月期 2018 年3月期 2019 年3月期
連 結 純 資 産 68,817 68,260 69,438
連 結 総 資 産 98,946 99,106 98,302
1株当たり連結純資産 4,866.59 4,821.55 4,892.67
( 円 )
連 結 売 上 高 58,133 58,895 57,997
連 結 営 業 利 益 2,178 1,584 1,577
連 結 経 常 利 益 2,518 1,983 2,037
親会社株主に帰属する 1,513 1,223 1,324
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純 107.12 86.47 93.37
利 益 ( 円 )
1 株 当 た り 配当金 50 50 80
( 円 )
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※日甜は、2016 年 10 月1日付で普通株式 10 株につき1株の割合で株式併合を実施しております。こ
れに伴い、1株当たり連結純資産及び1株当たり連結当期純利益は、2017 年3月期の期首に当該株
式併合を実施したと仮定し、算定しております。また、2017 年3月期の1株当たり配当金は株式併
合後の数値に換算し記載しております。
5. 今後の見通し
本経営統合及び本資本業務提携が三井製糖、大日本明治及び日甜の 2020 年3月期業績予想に与え
る影響は軽微である見通しです。
なお、今後、本経営統合及び本資本業務提携に向けた協議の進捗に応じて公表すべき事項が生じた
場合には速やかに公表いたします。
以 上
5